SSOPのハンダ付け方法
開始する条件として、部品をランドからズレずにぴったりと置いてテープなどで固定します。 ここはとても大事です。 成功・失敗の80%がここで決まると言っても良いくらいです。 また、方向を間違えないようにします。 逆向きにハンダ付けしてしまうと取り返しがつきません。
また、ハンダ付け開始前にピンとランド部へフラックスを塗っておくとブリッジしにくくなります。
1.ランド部でハンダ線を溶かします。
2.ICに向かってコテを動かしてハンダを流し込みます。
3.コテ先を一度、ICの足の先端部分に少しだけ乗り上げるようにします。
4.そのまま、またランド側へとすべらせるようにコテ先を戻します。
時間にして、1~1.5秒で行って帰ってくる。 これを3~5本くらいやったら、一旦、コテ先をクリーニング。 そのタイミングで ICの上を指で押さえて、熱を冷やす。
繰り返すこと、4~5回で、片側の列を付けられます。 ショートした部分は、再度コテを行き来してみます。 それでも取れないときは、ハンダ吸取り線で吸います。
ハンダ付けを開始する直前に、コテ先をよくクリーニングします。 クリーニング後5秒以内に、ハンダ付けを開始します。 そうしないと、コテ先が酸化してきて、付けにくくなってしまうからです。
このようにピン間ショートした時は、慌てずにひと通りハンダ付けした後から、吸取り線で吸います。 吸い過ぎたときには、また少量のハンダを流します。
ハンダが終わったらルーペでしっかりと確認します。
浮いているピンがあったりブリッジしたまま電源を入れると、ICを壊す恐れがありますので注意します。
最近のコメント