RPiZeroBM83
RPiZeroBM83 Bluetooth Audio受信基板
RaspberryPi ZEROのサイズに合わせた小型Bluetooth Audio受信基板です。 BM83の半田付けと、USB-Cコネクタの半田付けが少々難しいため上級者向きになります。
ラズパイ用DAC基板と組み合わせて使用します。HifiBerryDAC互換の24bit I2S信号を出力します。
SabreberryDAC Zero/Zero2 の操作ボタンを使ってスマホやiPadなどの音楽再生を操作できます。(AVRCP 1.6対応)
BM83の機能を活かすための拡張端子もあります。
特徴
+スマホやiPadなどからお手軽にワイヤレス接続(Bluetooth 5.0)
+RaspberryPi ZEROと同じサイズ、同じピンアサインにてDAC基板を駆動
+USB-C電源入力
+BM83ファームウェア書換え(USB-C、UART)
+HifiBerry DAC互換 24bit I2S 出力
+対応コーデック SBC、AAC、サンプリング周波数48kHz
+AVRCP 1.6 対応 操作ボタンによりプレイヤー側のPLAY操作、音量操作
回路図・部品表
実装しなくていい部品もあるのでよく確認してください。
外形寸法
BM83設定TOOL と ファームウェアデータ
マイクロチップ社の公式webサイトから以下のファイルをダウンロードします。
現時点で最新の「IS2083 Turnkey Software and Tools v1.3.1」を使っていきます。
展開すると、以下が設定TOOLで
IS2083+Turnkey+Software+and+Tools+v1.3.1\IS2083_Turnkey_1.3.1\MSPK2 v1.3.5\Tools\Config Tool\IS208x_Config_GUI_Tool_v1.3.25\IS208x_Config_GUI_Tool v1.3.25\IS208x_Config_GUI_Tool v1.3.25.exe
こちらがファームウェア書込みTOOLです。
IS2083+Turnkey+Software+and+Tools+v1.3.1\IS2083_Turnkey_1.3.1\MSPK2 v1.3.5\Tools\isUpdate Tool\isupdate_v316\isupdate_v316\isupdate.exe
以下のフォルダにファームウェアのデータ(hex)があります。「SSP」の「Embedded Mode」から選択します。
IS2083+Turnkey+Software+and+Tools+v1.3.1\IS2083_Turnkey_1.3.1\MSPK2 v1.3.5\Software\IS2083 Image\MSPK2v1.3.5\SPP\Embedded Mode
config***.hexというのは、自分であれこれ設定して保存した設定データです。解凍直後はありません。
イチから設定すると面倒なので、RPiZeroBM83用に設定したConfigファイルを以下に置いておきます。
これを元に自由に編集していくことができます。RPiZeroBM83用のconfigをそのまま使うときはファームウェア書込み[USB-C編]へ飛びます。
BM83 設定TOOL説明
(設定項目が多いので別ページに分けました)
ファームウェア書込み [USB-C編]
isupdate.exeを開くと以下の画面が出てきます。
RPiZeroBM83とPCをUSBにて接続します。
1.USB HIDを選択
2.imageは3
3.Connect
4.Browseから以下の3つのファイルを選択(Ctrlを押しながら選択)
・MSPK2.0_DSP_FW_V1.04.0412.HEX
・MSPKv2_1.03.0506_SPP.hex
・config_RPiZeroBM83_multi.hex 又はご自身で編集したConfigファイル
自動でHEX内容を見分けてBM83のぞれぞれの特定領域へ書き込んでくれます。
5.Update ボタンで書き込み開始
ざっくり1分くらいかかります。 時折、途中でErrorがでて止まってしまうことがあります。
Connectが切れるので、再度Connectするか、isupdate.exe 自体を再起動してから再び書き込みます。
※ 何度もErrorが出て書込み完了できないときはボーレートを下げるとErrorが減ることがあります。
ファームウェア書込み[UART編]
USB書込みで失敗してBM83内部ファームウェアを壊してしまうとUSB接続できなくなることがあります。その時はUSBシリアル変換を使ってUART書込みします。
USBシリアル変換は秋月電子 AE-FT234X (780円)が便利です。
SW2をリード線などでショートしておいて電源を投入。(書込み中ずっとスイッチを押しておくよりラクです)
1.秋月電子 AE-FT234X を接続したCOMポートを指定
2.ボーレートは115200(Default値)
Connect 以降はUSB編と同じです。 通信速度が遅いので2分くらいかかります。
難しい部分のハンダ付けに際して
BM83は3方向にハンダ端子が並んでいます。注意深く位置出ししてからハンダ付けしてください。
USB-C端子は0.5mmピッチで足が短いため難しいです。端子間ショートしたらハンダ吸い取り網線で余分なハンダを吸い取ってください。また4本の固定足部はしっかりとスルーホールへハンダを流し込んでコネクタを固定します。
電池駆動
< SabreberryDAC Zero2との組み合わせ例 >
ニッケル水素電池4本で駆動も可能です。DAC基板上の5V入力端子から供給します。
BM83の最大入力電圧6V程度、SabreBerryDAC Zero2も6VまでOKです。(アルカリ電池は新品時4本で6Vを超えるので不可。)
電圧が4Vを下回ってくると「サー」というノイズが聞えてくるので電池の交換時期が何となく分ります。
※ ニッケル水素電池3本でも動作しますが、充電直後1.4V x 3=4.2V程度から1.5~2時間くらいで4Vを切ってきます。
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