整流・プロテクタ基板 PRT-02
整流・プロテクタ基板 PRT-02
基板1枚で2チャンネル分のパワーアンプの保護とミュート回路を搭載。電源の整流回路も統合しました。
電源トランス2次側のAC(50/60Hz)配線を直接入力できます。
リレーよりも低抵抗・低歪・長寿命なMOSFET開閉回路を搭載。
入手しにくいMOSFETドライバ付き。
特徴
+電源ON時 タイマー・ディレイ
+電源OFF時 即時ミュート
+DCオフセット検出 ±0.7V以上で保護動作
+MOSFET式リレー (超低ON抵抗MOSFET 2mΩ)
+電源電圧アジャスト機能により 完全なポップノイズレスを実現
+電源整流回路 (SiC-SBDも搭載可能)
+φ35までの自立型ブロックコンデンサ
+少配線
回路図
PRT-02回路図(トラ技ゼロディストーションアンプ用).pdf
↑電源電圧±35Vで使うときの定数です。参考にどうぞ。
部品表
推奨トランス
共立電子 トロイダルトランス HDB-80(15V) 15V-3A 2回路 (整流後 約20V)
トヨズミ EI コアトランス HTR-123 12V-3A 2回路 (整流後 約18V)
トヨズミ EI コアトランス HTR-163 16V-3A 2回路 (15Vタップ使用)
東栄変成器 J-162W 16V-2A 2回路 (15Vタップ使用)
外形寸法
配線方法
<ALX-03とPRT-02との接続例 >
PRT-02の「J1」と「J2」は対称的な信号アサインにしています。アンプ基板への配線を間違えないように気をつけて下さい。(基板のシルク文字をよく見てください) また、PRT-01でJ1・J2が接続しにくかったのでTOP型のVHコネクタ を採用しました。 秋月電子にてVHコネクタ部品/カシメ工具をご購入ください。
電源入力はトランスの2次側を接続します。独立整流タイプですので2回路必要です。
調整方法
この基板にはVB(B電圧)アジャスト機能があります。 ミュート ON/OFFのスレッショルド電圧を適切に調整することで、完全なポップノイズレスにすることができます。
< PRT-01と同じVBアジャスト回路を搭載 >
アンプ出力のDCオフセット調整後にVBアジャストします。
(DC漏れがある場合はミュート解除しません。事前にアンプ出力にDC漏れがないかご確認ください)
半固定抵抗(R5)をゆっくり右に回していくとLEDが点灯します。この状態がMOSFET-ON(ミュート解除状態)です。
LEDが点灯したあと、ゆっくり左に戻していくとLEDが消えるポイントがあります。そこが電源電圧の敷居値(スレショルド電圧)になります。
スレッショルド電圧が見つかったら、そこから約15~20度くらい右に回すと完了です。電源電圧が落ち始めたらすぐにミュートがかかるようになります。あまりシビアに設定すると、わずかな電源電圧変動でミュートがかかってしまいます。電圧変動でミュートがかかるようでしたら、もう少し右に回すと良いでしょう。
※)ゆっくり回す=5~10度回転させて3秒待つ。を繰り返すと良いです。
最近のコメント