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整流・プロテクタ基板 PRT-02

Prt02_rev2_0

整流・プロテクタ基板 PRT-02

基板1枚で2チャンネル分のパワーアンプの保護とミュート回路を搭載。電源の整流回路も統合しました。
電源トランス2次側のAC(50/60Hz)配線を直接入力できます。

リレーよりも低抵抗・低歪・長寿命なMOSFET開閉回路を搭載。
入手しにくいMOSFETドライバ付き。

2022年8月以降 rev II 基板になりました。

Prt02_rev2_1

        < Rev2 製作例 >

 

特徴 

+電源ON時 タイマー・ディレイ

+電源OFF時 即時ミュート

+DCオフセット検出 ±0.7V以上で保護動作

+MOSFET式リレー(超低ON抵抗MOSFET 2mΩ)

+電源電圧アジャスト機能により 完全なポップノイズレスを実現 

+電源整流回路 (TO-220サイズのSiC-SBDも搭載可)

+φ35までの自立型ブロックコンデンサ

+少配線

 

rev2変更点 

+整流ダイオードにブリッジダイオードを使用可能(底板へ放熱できる)になりました

Prt02_rev2_2 ブリッジダイオードを使うと基板固定穴が使用できなくなるため、ダイオードの固定ビスを基板固定兼用としてください。ダイオードは必ず底板に密着させてください。放熱グリスの塗布推奨。

+出力ターミナルにVHコネクタ2極も使用できるようになりました

+裏面に47kΩチップ抵抗を配してパターン最適化

+抵抗値などをシルクにて記載

+PNPトランジスタを白塗りにしました

+スロースタート機能追加(500VA以上のトロイダルトランスを使用するときに有効)

 

 

回路図 

PRT-02_rev2回路図.pdf

 

以下はrev1の資料です。

PRT-02回路図.pdf

PRT-02回路図(トラ技ゼロディストーションアンプ用).pdf

 ↑電源電圧±35Vで使うときの定数です。参考にどうぞ。

 

 

部品表 

PRT-02 rev2部品表_20240212.pdf

大容量コンデンサについて

 

以下はrev1の資料です。

PRT-02部品表.pdf

 

 

推奨トランス 

 共立電子 トロイダルトランス HDB-80(15V) 15V-3A 2回路 (整流後 約20V)

 トヨズミ EI コアトランス HTR-123  12V-3A 2回路 (整流後 約18V)

 トヨズミ EI コアトランス HTR-163 16V-3A 2回路 (15Vタップ使用)

 東栄変成器 J-162W  16V-2A 2回路 (15Vタップ使用)

 Block トロイダルトランス RKD 100/2x15 15V-3.3A 2回路(整流後 約20V)

 

※ 安全のため1次側に必ずヒューズを入れてください。ヒューズ容量はEIコアなら定格の1.3~2倍、Rコア、トロイダルコアなら定格の2~3倍程度が目安です。(スローブロータイプを使って定格の1.5倍程度に抑える手もあります。)

 

 

外形寸法 

Prt02_rev2_gaikei

以下はrev1の資料です。
Prt02_c

 

配線方法 

Rpt02_2

<ALX-03とPRT-02との接続例 >

PRT-02の「J1」と「J2」は対称的な信号アサインにしています。アンプ基板への配線を間違えないように気をつけて下さい。(基板のシルク文字をよく見てください) また、PRT-01でJ1・J2が接続しにくかったのでTOP型のVHコネクタ を採用しました。 秋月電子にてVHコネクタ部品/カシメ工具をご購入ください。

電源入力はトランスの2次側を接続します。独立整流タイプですので2回路必要です。

 

 

調整方法 

この基板にはVB(B電圧)アジャスト機能があります。 ミュート ON/OFFのスレッショルド電圧を適切に調整することで、完全なポップノイズレスにすることができます。 

Prt01_ab

< PRT-01と同じVBアジャスト回路を搭載 >

アンプ出力のDCオフセット調整後にVBアジャストします。
(DC漏れがある場合はミュート解除しません。事前にアンプ出力にDC漏れがないかご確認ください) 

半固定抵抗(R5)をゆっくり右に回していくとLEDが点灯します。この状態がMOSFET-ON(ミュート解除状態)です。 

LEDが点灯したあと、ゆっくり左に戻していくとLEDが消えるポイントがあります。そこが電源電圧の敷居値(スレショルド電圧)になります。 

スレッショルド電圧が見つかったら、そこから約15~20度くらい右に回すと完了です。電源電圧が落ち始めたらすぐにミュートがかかるようになります。あまりシビアに設定すると、わずかな電源電圧変動でミュートがかかってしまいます。電圧変動でミュートがかかるようでしたら、もう少し右に回すと良いでしょう。  

 

※)ゆっくり回す=5~10度回転させて3秒待つ。を繰り返すと良いです。

 

 

スロースタート機能 

Rev II基板で追加した機能です。

トランスの1次側にリレーと抵抗を挿入するタイプのスロースタート(ソフトスタート)回路です。リレーのON信号を提供します。

コンセントの50Hz交流の5~8波ほどをセメント抵抗を介してトランスの励磁電流突入電流を低減しヒューズ切れを防止する機能です。

500VAを超えるトロイダルトランスなどにご利用ください。300VA以下のトロイダルトランスやEIコアトランスでは必要ありません。

 

以下の部品を基板の外で組む必要があります。

・24V 10Aリレー
・10~22Ω 10Wセメント抵抗(使用トランスに合わせて定数を決める)
・リレーコイル駆動制限抵抗(電源電圧に合わせて定数を決める)
・フライホイルダイオード(リレーコイル起電力吸収)

外付け回路は以下のようにします。


Slows_01

      < スロースタート回路例 >

詳しくはこちら。

 

 

関連ブログ記事 

プロテクタ基板PRT-01と整流回路を合体したPRT-02リリース

PRT-02を改版してrev 2になりました。

スロースタート回路(ソフトスタート回路)を追加する方法

 

 

 

 

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