オーディオ用ミュート基板
0dB HyCAAヘッドホンアンプをプリアンプに使いたいというご要望から生まれたミュート基板です。
HyCAAはもとより、他のアンプの出力を電源ON/OFFに合わせてミュートすることでポップノイズを抑えることができる、オーディオ用ミュート基板に仕上げました。
サイズや基板色は 0dB HyCAAに合わせてあります。
<< 0dB HyCAA ヘッドホンアンプと組み合わせた例 >>
■マニュアル
■特徴と動作のしくみ
PICマイコンを使って電源電圧を監視しています。 PICマイコン内蔵の基準電位と絶対値比較しながら電源電圧を監視してON/OFF検出を行ないます。
絶対値比較なので、ゆっくり電源電圧が落ちていくような場合でも正確に検出が行なえます。 また、検出電圧は半固定抵抗にてアジャストすることができます。
+電源ONタイマーは4secと8secの2種類
+電源電圧は30V~7V、そして5Vで使用可能
+出力ショート型ミュート
+出力オープン型ミュート
+LED表示(電源ONタイマー時点滅、リレーONで点灯)
+DCカット用コンデンサを実装可能
+検出電圧アジャスト機能
<< 基板の表と裏 >>
■動作タイミング検証
電源OFF検出の波形 (100ms/div)
瞬時にリレー駆動をカットしています。
時間軸を拡大して表示 (1ms/div)
電源電圧が落ち始めてから1ms以内でリレー駆動をカットしているのが分かります。
リレー駆動がカットされてから、実際の音声がミュートされるまで (2ms/div)
6msくらいからミュートし始め、8msで音声が完全にミュートされています。 電源電圧低下検出から音声がミュートされるまで合計で9ms以下ということが分かります。 速くも無いけど遅くもないソコソコの速度と思います。
しかしリレー接点が少しチャタリングしている様子が覗えます。 (テストしたリレー:秋月電子 941H-2C-12D) もう少し良いリレーを使う方が良いかもしれません。
※ 電源低下検出からミュートまで約9msかかっているので、それより早いタイミングでポップノイズを発生するアンプ等ではミュートしきれません。 全てのアンプで完全なミュートを保証するものではありません。
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