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PGA2311 Audio Volume基板

 PGA2311 AudioVolume 

低ノイズ低ひずみのPGA2311を使った電子ボリューム基板です。

Pga2311v2_01
<  製作例  >

できるだけシンプルに使用できるようにしました。ご自身で部品を別途用意して組み立てる半キットです。2020/9/27以降 v2基板になりOUTPUT端子の位置が移動しました。

Pga2311v2_00
< 付録チップ部品の確認にはルーペ必須です >

チップ部品の多くは付録しています。詳細は部品表をご覧ください。2ndロット以降は歪が少ないPGA2311 Aグレードを付録しています。また、v2ではOSコンも付録いたします。
※)PGA2311のグレードがロットにより異なる場合がございます。ご了承ください。

 

組み立てマニュアルPGA2311_初版.pdf

(マルツ・キット用に用意したpdfマニュアルです)

 

 

特徴・スペック

◇ 低ノイズ、低ひずみのPGA2311を使用(現在は より低歪なAグレードを付録中)

◇ オーディオ用シャントレギュレータ(NJM7400

◇ Bカーブ可変抵抗による指示(配線による延長も可)

◇ Aカーブボリュームと同等の操作感

◇ 約3秒間の電源ONミュート後、指示ボリューム位置までRAMP-UP

◇ -95.5dB~0dB全域で0.5dBステップ

◇ +15dBまでのGainUPモードあり

◇ ステータス・インジケータLED

◇ 最大入力信号電圧 3.5Vrms(ピーク電圧±5.0V)

◇ 最大出力信号電圧 2.8Vrms(ピーク電圧±4.0V)

 

 

配線

オーディオ信号の入出力のほか、電源として±10Vから±22Vを供給します。

Pga2311v2_in_out

指示用の可変抵抗を配線で引き延ばすことで「オーディオ信号配線をフロントパネルまで持ってくることなくアンプへと入力」できて信号経路を最短化することもできます。

延長するときの可変抵抗は、10k~20kΩのBカーブを使用します。

 

 

回路図・部品表・外形図

Pga2311v2_gaikei

pga2311v2_外形図.pdf

pga2311v2_部品表と回路図.pdf

(※)電源電圧に応じて抵抗値を選択する箇所があります。ご注意ください。

 

初期基板の資料は下記

pga2311_外形図.pdf

pga2311_部品表と回路図.pdf 2020-7-12改訂 (R3とR7入れ替え)

 

 

ボリュームの位置と実際のボリュームカーブ

指示用のBカーブ可変抵抗の位置が「12時方向で-16.5dB」という一般的なオーディオ用のAカーブボリュームと同等の減衰量にしているため、違和感なく音量操作できます。

Volume02

GainUPモードでは-72dB以上の領域で0.5dBステップとなり+15dBまで増幅できます。ノーマルモード(グラフではLowと表記)では全域で0.5dBステップできめ細かい音量調整ができます。

 

Volume05

GainUp という小さなランドを半田でショートするとGainUPモードになります。この端子は誤動作防止の観点から電源ONのとき1度しか見ません。電源ON中の途中切り換えは出来ません。

 

 

シャントレギュレータの発熱について

電源部に採用したシャントレギュレータは、安定性、高速性、負荷変動なしといった特徴がありますが、電源ラインに直列に挿入された抵抗(シャント抵抗)が発熱するというデメリットもあります。
使用する電源電圧に合わせて抵抗値を選択することで、その発熱を最小限にとどめるようにしてください。

 

最適な抵抗値は、部品表・回路図に記載しています。

Volume04

ケースに入れると70℃程度まで上昇する可能性があります。この手の酸化金属皮膜抵抗は70℃程度では壊れませんが、ビニル電線など熱に弱いものはシャント抵抗に触れないようにしてください。

 

 

9型ボリュームのぐらつき

秋月電子で販売している9型ボリューム(Bカーブ)はアルプス電気製と、海外メーカー製のものがあります。

Vol9mm

どちらでも良いと思っていたのですが、実際に使ってみると、青いSupertech Electronic社のボリュームは軸がぐらぐらで、バックラッシュが大きく、音量操作用のボリュームとしては使い物にならないことが分かりました。緑色のアルプス電気の9型ボリュームは殆どぐらつかず、バックラッシュも極小です。

アルプス電気を強くお薦めします。

余談ですが、9型ボリュームは音楽信号を通すと劣化が目立ちます。電子ボリュームの指示用としては分圧された電圧を読むだけですので特に問題はありません。

 

 

PRT-03から電源を取る方法

電子ボリューム基板への電源供給は電源基板から取ると良いです。参考例としてPRT-03から±電源の取り方の図をあげます。

Haisen

±で揃ったデカップリングコンデンサの足から配線を引き出します。半田が剥がれないようしっかりハンダ付けしてください。

 

 

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