HyCAA ヘッドホンアンプ
Hybrid classAA Headphone Amplifier
略してHyCAAヘッドホンアンプ
真空管とオペアンプのハイブリッドヘッドホンアンプです。
公知の回路の合わせ技というだけです。 どこにもオリジナルなところはありません。
その後、0dB HyCAAへと進化していきます。
基本コンセプトはYAHAに影響されていて、出力段はclassAA回路を簡略化したものを採用しています。
YAHAアンプを組んでみたものの、その音に馴染めなかった人はカソフォロへと改造することで、活用の道が開けるかもしれませんので、ぜひ”0dB HyCAA”の部分をお読みになってください。
通常の真空管回路は高電圧がかかるため危険な部分もありますが、YAHAやHyCAAは12Vが最大電圧ですので感電という意味では安心・安全かもしれません。
よく出回っていて入手しやすい12AX7を使っています。 またヒーターを12V電源へ直接つなげられるため、YAHAのような定電流回路も必要がありませんし、そういった回路からの発熱もありませんので、全体として低発熱、低消費電力になります。
実際に電源を入れっぱなしで真空管に触っても、触れなくはない温度です。 45から50℃くらいでしょうか。 さてさて肝心の音の方ですが、はっきり言って驚きました。
聴いていて心地よいのです。 さわやかで抜けの良く、どこかドライな響きです。なんですかね?
12AX7が良かったのか、classAAが良かったのか不明ですが、そんなことはどうでもいいと思うくらい、音楽に浸ってしまって、ブログの更新もままならないです。 今まで聞いていたのと一味違います。
ちなみにボリュームを上げていくと若干ハムノイズが聞こえます。 曲と曲のつなぎでも僅かに聞こえますが、気になるという程ではありません。
Hybrid classAA Headphone Amplifier
HyCAA ハイカーヘッドホンアンプの歪みは。。。
30Ω負荷、1mW時の波形です。
上の波形が出力波形で、下の波形が歪みモニター波形です。
これだけ綺麗に2次歪みだけが出ているのは、見たことがないです。 まぁ、私は真空管アンプの作成は殆ど経験がないですから、そっちの世界では当たり前の事なのかもしれませんが・・・
歪みモニター波形の方が綺麗な正弦波に見えるのには笑えます。
この2次歪が特徴的な音を作っているのは明らかで、ご想像のとおり大音量で聴くためのアンプではないです。
ちなみに、ぺるけ式HPAの1mW時の歪みモニターはこんな感じ。
2次歪みと3次歪みが混ざると、こんな形になります。
この波形の場合は、2次の方がまだ多いように見えます。
また、HyCAAより一桁以上歪みは小さいです。
Hybrid classAA Headphone Amplifier
ハイカーの歪み率特性と周波数特性を測定しました。
結果はご覧の通りです。
歪み率は、かなり酷いです。 1mW時で7%を超えています。
ちょっとありえないですね。 でも、音楽を聴くとそんなにひどくはない。 といいますか面白い音が聴けます。ただし、音量を上げられません。
だいたい0.1mWから0.2mW程度の小音量で心地良い響きです。
歪率でいうと3%を超えるといけないような感じです。 何か改善策を考えなければなりません。
低域特性を改善したので、ベースとかバスドラムとかの輪郭と量感が増して聴き応えのある音になっています。
5687で作ったYAHAよりリニアリティは確実に悪化していますが、細かい音の表現は12AX7の方が得意な傾向にあるようです。 もちろん通常の電圧で使えば、その傾向は違ったものになると思います。
ここではあくまでも12V単一電源での評価となります。
単純に歪率が低く帯域が広ければ音質が良いというものでもないというのが不思議ですね。静特性では測れていない部分が多いのかもしれません。
ゲインは3.75倍。
S/N比は77.5dB(A-WAIT 500mV時)
12AX7はゲインが非常に高いのでノイズを多く拾ってしまいます。 難しい球ですね。
気になりだすと気になるノイズレベルです・・・
Hybrid classAA Headphone Amplifier のオペアンプ側の実態配線図です。
オペアンプは2段に積んでいます。 本来は各チャンネルでオペアンプ1個を使うようにした方がチャンネルセパレーションが良いのですが、こちらの方が配線が楽になります。
まず下段から。 TOP VIEWです。 (上から見た図という意味です)
赤い線が、基板裏の配線で、抵抗のリード線をそのまま使って配線します。 一部でリード線の長さが足りない部分がでますが、他で切ったリード線の残りを使います。
次に上段です。 こちらもTOP VIEWです。
赤い線が空中配線です。 10Ωの両端へ表側から配線します。
上段のオペアンプは、電源の4ピン8ピンを残して、横にピンを広げます。 そして4と8ピンを下段の4と8とへハンダづけします。 これで電源が供給されるようになると同時にオペアンプ自体の固定にもなります。
実際に電源を供給する配線は、基板裏からでも、上段オペアンプへ直接でも、どちらでも構いません。
信号の入力は、上段オペアンプの3ピン、5ピンへ直接配線します。
わかりにくいかもしれませんが、こちらが、実際の基板の写真です。
一番右側の3.3kΩの抵抗が基板からハミ出たため、基板の裏になってしまっているのは、笑ってやってください。
Hybrid classAA Headphone Amplifierの回路の説明です。
回路図はこんな感じです。
1.電源電圧は+12V単一です。
電流は200mA程度ですが、多少余裕を見て500mA以上のものが良いと思います。 秋月のスイッチング電源で、サイズの小さいものはノイズが多いとの話も聞きますので、大き目のサイズのものを使ってください。
2.電源リップルフィルタ
2200uFコンデンサと82Ωの抵抗で電源リップルフィルタにしていますが、実は電源のON/OFF時のポップスノイズ(バコっというノイズ)もココで低減させています。この定数で、リップルフィルタ無しと比べて体感上1/5程度になったと感じました。 カナル型イヤホンだと、ぎりぎり許せるかどうかというレベルです。
3.入力のDCカット(HPF)の定数
私が作ったYAHAアンプでは0.22uFと100kΩだったのですが、カットオフ周波数は7Hzと高かったのでコンデンサを1uFに変更しました。 これで1.5Hzまで下がりました。 音声信号で10Hz以下まで入っていることは稀ですが、位相の回転を考慮しています。 実際聴いた感じも十分効果があったと思います。
4.プレート抵抗
ちょっと変わった構成になっています。 330kΩでDCを決定しています。 信号が入っていないとき、プレート の電圧が ”5~6V” になるように設定します。 ただし、330kΩだけだとゲインが高すぎるため、並列でDCをカットした100kΩを追加しました。 これで交流的には77kΩ程度の負荷になっています。 負荷抵抗の値で音質がガラリと変わります。
5.カソード抵抗
増幅段の自己帰還をここでかけています。 ゲイン抑制と歪み改善が目的です。 並列にコンデンサは抱かせません。 抵抗値は1k~10kΩ程度で良いと思います。こちらも音質が変わるポイントです。
6.オペアンプ段
テクニクスclassAA回路を組んでいます。 詳細はテクニクス ClassAA回路の実際と テクニクス ClassAA回路とは をご覧ください。YAHAと決定的に違うのはこのオペアンプ段で、HyCAAの特徴でもあります。 より自然で滑らかな音質がえられると考えていますが、事実関係は証明できていませんし確認もしていません(笑
7.出力抵抗
とりあえず22Ωを入れていますが、お使いのヘッドホンで聴きやすい抵抗値に交換してください。 範囲としては10~220Ω程度かと思います。傾向としては抵抗値が高いほどやさしい音になり、低ければダイレクト感が増して、低すぎると聞き疲れのする音になってしまいます。 100Ω程度が万人向けではないでしょうか。テクニクスも68~120Ωを使っています。
8.出力コンデンサ
DCカットのコンデンサは470uから1000uFがお奨めです。音響用にすると、ストレートでスピード感のある音質になるかもしれません。 7.の抵抗値と合わせて好みの音になるように調整するのが良いと思います。
■別のオペアンプを使うときの注意点
classAAの回路構成から電流帰還タイプのオペアンプは使用できないと思います。
高スルーレート、高GBWのJFET入力もあまりお奨めではありません。
4558系のものだと安心です。 4560、4556、4580などです。
5532、2068、2114なども大丈夫かと思います。
とりあえず、高速、高スルーレート、高GBW、ハイゲイン(オープンループ120dB以上など)系は危険と思ってください。
試してみて、発振していたら諦めてください。
C-amp側を高出力タイプ、V-amp側を高精度タイプにするなど、応用を利かせるというのも面白いかもしれません。
■別の真空管を使うときの調整ポイント
”9A”というピンアサインは、豊富な種類が存在しますので、別の種類のものに差し替えて大いに楽しんでください。
とりあえず注意点を挙げておきます。
1.プレートのDC電圧
上の回路図でいうと”5.6V”と書いてある部分です。 ここの電圧が8Vから3V程度になっていることを確認します。その値に入っていればとりあえずは音を聞けます。 おそらく12AX7より電流が少ないものは無いと思うので、他の球に交換すると電圧は下がる方向になると思います。 下がりすぎた電圧を中点の5~6V近辺へ持っていくにはプレート抵抗の330kΩを220kΩや100kΩと下げます。 12AU7のように増幅率が30未満であれば、交流負荷の100kと33uFも必要ないと思います。 交流負荷の抵抗値は、100kΩから22kΩ程度まで変えてみて好みの音を探すというのも手です。 気のせいかもしれませんが、プレート電圧は、ちょっと低めに設定した方が聴き易い音になるように感じました。具体的には4.5Vから4.0Vくらいです。
すみません。 注意ポイントは1点しかありませんでした。
以上で終了です。
■ハムノイズがひどいとき
スイッチングアダプタの種類を換えてみてください。 秋月のアダプタでノイズが酷いものがあります。
私のがまさにそれで、曲間で”じーーー”という音が聞こえています。
対策としては、電源ケーブルにフェライトコアを巻く、アンプに入ったところで0.1uF、1uF、10uF程度の積層セラミックコンデンサ、フィルムコンデンサを電源に入れてパルス成分がアンプ筐体内部になるべく入らないようにする。
ノーマルモードチョークなども効果が高いかもしれません。
私は、パソコンの周辺機器用のスイッチングアダプタがノイズが少ないので、それを使用しています。 たしか、7~8年ほど前の外付けDVDライターの付属品だったと思います。
■真空管の変更
12AX7から12AU7に変更してみました。
12AU7をHyCAAに、そのまま挿してみました。
とりあえず、音は聴けます。 プレート電圧は2.5Vまで下がっていますので限界ギリギリとは思います。
これはこれで面白い。 図太く、やわらかく、パワフル。
少し、プレート抵抗をいじってみます。
交流負荷の100kΩと33uFは外して、プレート抵抗を100kΩだけにしました。
これでプレート電圧は5.3Vまで上昇。 ちょうど良い電圧になりました。
音はといいますと、さきほどの傾向は保たれていますが、音量を上げても全く歪む気配がありません。 完全に実用範囲内です。 ハムノイズも球のゲインの低さから、気になるレベルではなくなりました。
特性はこのようになりました。
S/N比は79.3dB ゲインは3.5倍
歪みは、2次と3次が混じっています。
12AX7と比べて、随分と歪が減りました。 こんなにも種類によって違うものなのでしょうか。 カソード抵抗や、プレート抵抗の値を変更して動作点・負荷を変更するとまた違った傾向になるかもしれません。 音質は何といいますか、いたって普通で実用的。 冒険を望まないで真空管サウンドを心地よく聴きたいかた向きです。
あまりに特徴的な音っていうのはすぐに飽きるものです。
12AX7や12AT7の他に保険として12AU7が1本あると良いかも。
12AU7も製造していたメーカーは沢山ありますし、さらに互換球もあるようですので、いろいろ交換して楽しめそうです。 また、真空管の特徴を活かしたまま、classAA回路が自然で味付けなくヘッドホンまで音楽を届けてくれると思います。
その後、12AT7も試してみました。
傾向としては12AX7に近いですが、幾分ゲインが低いためノイズを拾いにくいようです。電流も12AX7とあまり変わりませんのでしたので交換が簡単です。 音質はAX7とAU7の中間というよりAX7よりです。
■■■■■ 0dB HyCAAの誕生 ■■■■■
Hybrid classAA Headphone Amplifier
真空管+オペアンプのハイブリッドで、classAA回路
を使ったバッファのヘッドホンアンプである。
略してHyCAA ヘッドホンアンプ。
特徴的な音で面白いのですが、あまりに歪が多くて、すぐに飽きがくるのがネックで、どうにかしてその特長を活かしながらも歪を減らせられないか検討してきました。
いろいろ弄ってみた結果。 やっと到達点に達しました。
当初の回路とは使用する真空管も変わり、その使い方までも変更しました。
回路図は、ご覧の通りです。
今までは、ヘッドホンアンプのゲインは3~5倍程度欲しいと考えていましたが、nabeさんの所を見ていると、0dBでも良いのかなと思いはじめまして、カソードフォロアに実験的に変更してみました。
これが、思いのほか良い効能がありました。
1.ハムノイズが激減
いままで使ってはならないと思っていた秋月スイッチングアダ
プタでも、ほとんどノイズなし。
PC周辺用スイッチングアダプタだと、S/N比100dBになりました。
ボリュームMAXでも無音です。
ぺるけ式HPAと同等レベルです。 私も驚いています。
2.真空管のシールドがいらない
カソードフォロアにすると、プレートは電源直結になります。
真空管のガラスの中で一番外側に見えている黒い金属板は、
実はプレートです。 これが電源に直結というとシールドして
いるのと同じことです。
ということで、外部にシールドをつけなくても、外来のノイズ
拾わなくなりました。 真空管に手を近づけたり触ったりしても
「ブーン」とか「ジー」とかいいません。
3.歪が激減
カソード接地のときと比べて、歪み率は1/10程度に下がりま
した。 ですが、やはり2次歪みを主体とした真空管らしい歪
みは付加されていますので、独特の雰囲気はそのまま楽しめます。
4.オペアンプを低インピーダンス駆動
カソードフォロアにより、インピーダンスが下がった状態で
classAA回路へと信号を伝えています。
これにより、前段にプリアンプがあるのと似た状態となり、
音にチカラが出ます。
5.ボリュームのギャングエラーが減少
アンプのゲインが0dBなので、必然的にボリュームの位置
が上がります。 大音量で聞くには、1時とか2時方向まで回
します。 いままで8時とか9時方向で使うことが多かった
ので、ちょっと気持ち的にビビリますが、このおかげで、音量
の左右の大きさ違い(専門用語ではギャングエラーといいます)
がありません。 小さい音で聞いても、ギャングエラーの影
響を受けないというのは、思っていたより快適です。
6.反転アンプではない
カソード接地回路では、信号は反転していました。 その後
のオペアンプ段でもう一回反転するのは、ちょっと回路が
複雑になりますから、気持ち悪いと思いながらも諦めていました。
真空管段をカソードフォロアにすることで、非反転回路構成
となり、気分もすっきりしました。
ということで、HyCAA改め 「0dB HyCAA」の誕生です。
いつも単純なネーミングですみません。
この波形は、0dB HyCAAの1mW時の歪みモニター波形です。 このように、綺麗な2次高調波となっています。
音質的な話ですが、もとのHyCAAのように飽きるほどの歪みの追加ではなく、適度な2次高調波が味わい深く響き、音の輪郭などがはっきりと聞こえるようになります。
また、細かい音の表現もわりと得意なようで、S/N比が高いのも手伝ってか、ピアノの余韻やストリングスがとても綺麗です。
高域にはキレがあって爽やか。 低音はちょっと軟らかめです。
音は、使う真空管のメーカーや種類によって変わってくる可能性が高いので、あくまでも一つの例として参考程度に受け止めてください。
0dB HyCAAの特性を測ってみました。
歪み率です。 負荷はいつも通り30Ωです。
出力の抵抗を33Ωまで大きくしたので、得られる出力は少し目減りしています。
自分の使い方では2mWくらいが実用範囲なので、5mWがクリップポイントですからギリギリという感じです。
周波数特性です。 出力の抵抗が33Ωとなったので、低域が少し伸びました。
高域は少し伸び過ぎかもしれません。
100kHzで-1dBから-2dB程度が聴きやすく感じるポイントと考えています。
S/N比は、なんと驚愕の100dB。 (A-wait 500mV基準)
真空管をつかっても、これだけのS/Nが得られるのですね。
しかも、電源はスイッチングアダプタです。 PC外付けDVDライター用の12V電源です。
そして箱は100円ショップの木製ケースです。 信じられません。
もちろん秋月のスイッチングアダプタでもノイズは殆ど聞こえません。
計測するとS/Nは悪化しますが、中高域が少しにぎやかな音になるので、これはこれでアリと思います。
RMAAというソフトウェアをつかってFFT解析をさせてみました。
便利ですね、このソフト。 ただしPCの音源ボードの性能に左右されるので、高性能アンプの測定には向かないのと、入力を一定以内のレベルに調整する必要があるので、自在に測定できるわけではありません。
とりあえず、真空管式ヘッドホンアンプには十分なものだと思います。
では、0dB HyCAAの計測結果ですが、THD特性(FFT特性)を見ると1kHz -3dBの信号に対して
2次高調波が -64dB 0.089%
3次高調波が -95dB 0.0025%
それ以外は見当たらないという結果です。(35kHz以上に見えているピークはスイッチング電源のノイズです)
-95dBというのは、CDフォーマットのダイナミックレンジにも相当するくらいのレベルなので、ほぼ2次高調波だけといえます。
また、ノイズフロアの低さも真空管を使ったアンプとして優秀な部類に入っていると思っているのは私の買被りでしょうか。
なんとなくHyCAAが狙ってきた、適度な2次歪みの付加で音楽を心地よくするという目標には達することができたように感じています。
■■■■■ 禁断のclassAAヘッドホンアンプ ■■■■■
真空管を使わず、classAA回路だけでヘッドホンアンプを作ったらどうなのよ?
という疑問は、みなさん考えるとは思います。
私もそう思いました。
完成前の写真で、いくつか部品が少ないです。
何の工夫もないままですので面白くもなんともありませんが、回路図は下記のようになりました。
アンプ部
センター電圧生成部
VCとは、センター電圧のことです。 信号の基準電位です。 入力も出力もVCを基準にしています。
シャーシーにつなげるのもVCです。 ボリュームのところでもヘッドホン出力のところでも、2つの1000uFのセンターでも、どこでも構いません。 1箇所でも2箇所でもノイズを拾わなくなる方を選択すれば良いと思います。
DCカットは入力の一箇所だけです。
NE5532で構成した場合、オフセット電圧は-3mV/-5mV(L/R)ほど出てしまいました。
問題になるほどではないと思っています。
宿敵、秋月スイッチングアダプタでも、「じーーー」というノイズを聞こえなくするのに、少し苦労しました。 電源全部をリップルフィルタに通した場合でもノイズが聞こえる。
もちろんリップルフィルタなしでは盛大にノイズが聞こえる。
フェライトコア巻いてもダメ。 CRフィルタ+フェライトでもダメ。 ノイズはパルス性なのでフィルムコンデンサ、積層セラミックコンデンサなどなど、試したけどダメ。 手持ちのコンデンサの容量が足りない。。。
結果的に、VC回路の基準部分だけを1石リップルフィルタで平滑して、あとはオペアンプのPSRRにまかませる形になりました。
この回路構成では、電源は5Vから24Vくらいまでの単一電源で動作可能です。
電解コンデンサの耐圧に注意が必要です。16V品なら電源を15Vを上限にしておく必要があります。
バッテリーでも、電池4本くらいでも大丈夫です。 バッテリー系の電源なら、リップルフィルタはいりません。
手持ちのコンデンサがなくなってきたので、ケチケチの1000uFx2個という電源容量。
それでも、ちょっとヤバイですね。 この音質。 作らなければよかった。。。
こんな構成でぺるけ式を超えてしまう部分があるとは。
はじめまして!
「禁断のclassAAヘッドホンアンプ 」.
"禁断", "ちょっとヤバイ","ぺるけ式を超えてしまう"、、、、という誘惑の言葉に触発され,エイヤで作っちゃいました(笑).
久々のオペアンプですが,単純な回路ながら音質は素敵ですね.低域の押しと立上りがディスクリートで組んだアンプに近い.ちなみに,カップリングCは前段FETオペアンプに限定することにして,回路定数を変更しフィルコン(2.2u)に変更.電源は試験用のトランス式±15V,オペアンプは机の上に転がっていたMUSES8920+LM49720の組合せです.また,このような楽しい記事をお願いします!
投稿: | 2012年8月 5日 (日) 21時58分
こんばんは。 はじめまして。
やってしまいましたか。 前段:高精度オペアンプ。 後段:大電流出力オペアンプ。 とするのが
この回路の特徴を活かした構成ですが、 まさに的確な配置で恐れ入ります。
あまり広まるとテクニクスにお叱りをうけてしまうかもしれませんので、
こっそりと作って自分だけ楽しむのがこのヘッドホンアンプの大人の使い方かと思います。
投稿: たかじん | 2012年8月 5日 (日) 23時29分
こんにちは。
禁断のClassAAヘッドホンアンプを作ってみました。
OPA2134PAを使用しました。 とても良い音でびっくりしています。
以前にOPA2134PA+ダイヤモンドバッファでヘッドホンアンプを作ったのですが、こちらの方が低音が
力強く、メリハリのある音で気に入りました。 どういう仕組でこんな音がでるのでしょうか?
投稿: 通りすがり | 2012年8月14日 (火) 16時45分
こんばんは。
みなさん高精度なオペアンプを御使用していますね。 私の手元のアンプよりいい音がしてそうです。
どうしてclassAA回路が良いのかという話ですが、私にも分からない部分があります。
V-amp側の負荷は軽くて済むので、ヘッドホンをドライブしているというよりラインドライバーくらいの
軽さで歪みが少ないというのはあるかもしれません。
その代わりにC-amp側が頑張っているのでしょう。
振幅電圧に関係なく、ヘッドホンのインピーダンスの山もおかまいなしにC-ampが電流を供給するので
密閉型などのヘッドホンでは、一般的な定電圧出力型アンプとちがった電流が流れている可能性もあります。
良いか悪いかはおいて置いて、そういう音が気にめすのであれば、あとは音楽を心いくまで楽しむだけですね。
また他のアンプにも挑戦してみてください。
投稿: たかじん | 2012年8月14日 (火) 21時04分
どうもこんばんは。名無しです。
夏休みになって暇だったので、禁断のclassAAヘッドホンアンプを作ってみました。
聴き比べした結果はぺるけアンプのほうが若干良い気がしましたが、
ぺるけアンプのサイズ1/3で同等の音質というのは素晴らしいと思います。
今回はタカチYM-100(100mm×70mm×30mm)で作成を行いましたが、これで結構ギリギリです。
カナルイヤホン用に入出力をミニジャックにして、リップルフィルタを削除、スイッチを小型のものにすれば9V電池を入れてポタアンとして使えそうかなと思いました。
9Vじゃちょっと力不足だし、駆動時間も問題になりそうですけどね。
なかなか楽しい夏休みの工作となりました。ありがとうございました。
写真撮影してみました。いろいろうつりこんでますがね(^^;
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3323334.jpg.html
投稿: 名無し | 2012年8月18日 (土) 03時30分
こんにちは。
なぜかHyCAAではなく禁断の・・・が人気あるようですね。
ケースに入れるとかっこよいですね。 それに名無しさんの仕上げも上手で全体のバランスがよいです。
このページに写真を掲載させて頂いてもよいでしょうか?
何か説明文などもありましたら、一緒にどうぞ。
名無しさんのぺるけ式は、ただものではなさそうですので、それと比較したら難しいかもしれませんね。
投稿: たかじん | 2012年8月18日 (土) 10時15分
お褒めいただいて光栄です。掲載に付いては拙作で良ければどうぞ。
スイッチ部の加工をミスってしまって上端に削り跡がみえちゃってるんですよね…
ガワだけみても電子工作って感じもしないでしょうから、中身も晒しておきます。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3324045.jpg.html
ケースは先述の通りタカチYM-100を使用。
写真下側からセンター電圧生成、左チャンネル、右チャンネルと3cm×3cmの基板を使って3つのブロックに分けてます。
オペアンプはV-AMP、C-AMPにOPA2211、センター電圧生成部分はLME49990をデュアル変換基板にのっけて使用。
基板の配線パターンはサンハヤトのクイックポジ感光基板(穴あき)をデザインナイフでカットして作ってます。(エッチング道具がないので…)
作成時に感じた注意点としては2点あります。
拙作はセンター電圧は2mV程ズレが出ており、Wavspectraの録音でも左Chの方が0.7dB程音量が小さいようなので、気にするなら部品の選定をきっちり行う必要がありそうですね。
また、大型化の要因となるコンデンサですが、24V駆動を想定した物となってるため、25V~50V耐圧のコンデンサを使用しており、サイズが大きくなりました。
15V駆動なら16V耐圧で揃えることが出来るので、もう少し配線に余裕がでると思います。
以上、解説長くなりましたが、適当に要約してください(^^;
投稿: 名無し | 2012年8月18日 (土) 11時34分
たかじんさん、
ファーストコメントをさせて頂いた者ですが,”簡単だけど音がいい”がこの回路の魅力ですね.
暫くバラック状態で聴いていましたが,これは実験だけで済ませるのはモッタイナイ(笑)ということで,私の方もケーシングさせていただきました.
画像はyahooアカウント宛、送っておきましたので,ご確認くださいませ.「この回路で音楽聴いてみたい!」という読者の方々に少しでもお役に立てれば幸いです.
投稿: analogdevice | 2012年8月18日 (土) 16時34分
ああ、これはいい忘れですが、「若干」を具体的に言いますと、ClassAAは低音がややあっさりすぎるんじゃないかと感じた次第です。
コンデンサの増量で低域のインピーダンスを下げれば僕の駄耳ではぺるけ式と聞き分けできないレベルになるかもしれませんね。
投稿: 名無し | 2012年8月18日 (土) 22時04分
analogdevice さん
こんにちは。
メールの方も拝見させて頂きました。 驚くほどの完成度ですね。
市販している製品のような仕上がりで、どのこかのお店で売っているんじゃないかと錯覚してしまいそうです。
スイッチングアダプタでのノイズ取りは、アダプタの種類によってノイズ分布が違うので、難しいポイント
ですよね。 analogdeviceさんも色々工夫しているようで参考になります。
早速こちらのページに追記させて頂きたいと思います。
投稿: たかじん | 2012年8月19日 (日) 07時55分
名無しさん こんにちは。
なるほど。 オペアンプの種類によってはあっさりした低音にもなるということかもしれませんね。
NE5532では、低音は量感・解像度ともに十分な感じで、高域はちょっと滑らかさがたりないように
聞こえます。
いろいろ勉強になります。
投稿: たかじん | 2012年8月19日 (日) 08時03分
はじめまして とこと申します。
10ほど前、ヘッドホンアンプ製作にはまり YAHAやsijosae氏の作品を作っていました。
その時製作したものを愛用していたのですが、手のひらに乗るマルチメディアプレイやを入手できたので、大きさの合うポータブルヘッドホンアンプを久しぶりに作ってみようかとなりました。
ポータブルタイプですとA47が一番印象が良かったのですが、WEBでググったところClassAAヘッドホンアンプなるものを見つけ製作意欲にかられてしまいました。
手持ちの関係でOPA2604を初段にLM4562を出力段にしましたが、なるほど素晴らしい音質ですね!
製作に当たっては発振と部品配置に悩みました。上記の組み合わせですと出力抵抗を50Ω以上にしなければ発振を抑えることができませんでした。製作例のようにユニティゲインでも安定なオペアンプを選定するべきだったのかもしれません。
部品配置の方はアクロバティックな二段重ねですとソケットを使用してのオペアンプの交換が難しそうでしたので頭を抱えました。笑
製作にあたって帰還抵抗の値について違和感を覚えましたのでご教授頂けると助かります。
過去の作例をみてもオペアンプの場合ほとんど10kΩ程度だと思うのですが、作例ですと若干大きく47kΩとなっています。値が大きいとノイズの点で不利になると思うのですが入力抵抗値からオフセット最少にするため、帰還抵抗値を決定されたのでしょうか?10k/2.2k等の組み合わせでもClassAA回路に支障を来たさないのでしょうか?
ポータブルアンプのためオペアンプで仮想接地としましたが、手持ちの両電源を接続したら力強さが増してびっくりしました。金田式風味のアンプを常用しているのですが、広がりは劣っても音の力強さは甲乙つけられません。方式の違いなのか?耳が老化しているのか?しばらくじっくりと聴いてみます。
投稿: とこ | 2012年10月17日 (水) 13時07分
はじめまして とこさん
classAAと、このブリッジ定数は20年以上昔のテクニクスのものです。 私の手柄ではありません(笑
さて、47kΩの定数ですが、バイポーラ入力のオペアンプを使うことを意識しています。
-端子からみて22k//47k =約15k +端子はそのまま15kと値を揃える事で出力にオフセット電圧が
出にくくしています。 出力にオフセットがでないと、出力のカップリングコンデンサを排除できますから音質的にも
有利になります。
とこさんは初段にOPA2604をお使いとのことですので、JFET入力オペアンプであれば+入力と-入力の
抵抗値のバランスを崩してもオフセットは少ししかでないと思います。 値が低いとs/n的に有利なのは
おっしゃる通りです。
+入力側の抵抗値を下げすぎるのは得策ではありません。 ソース側からみて負荷が重くなるのと
ボリュームに電流が沢山流れて歪が増えてしまうからです。 小さくても10kΩくらいまでが良い所だと思います。
そのあたりのバランスで15k と 47k//22k という定数にしています。
あとは後段のオペアンプに高速タイプを使うと発振しやすいかもしれません。
回路的にもユニティゲインですから、0dBで安定なオペアンプが必要です。
それとオーバーオールのゲインを少し高めにしてみるとか、デカップリングコンデンサの配置をオペアンプ
のすぐそばにするとか、そういった工夫で発振しにくくなる可能性はあります。
もちろん出力抵抗を大きするというのも正統な手段と思います。
やっぱり両電源は良さそうですね。 私も試そうとは思ったのですが、うやむやにしちゃっています。
仮想接地と両電源の差が明確にあるということは、仮想接地の回路にもまだまだ改良の余地があるという
風に捉えることができるかもしれません。
投稿: たかじん | 2012年10月17日 (水) 20時55分
お尋ね致します
----------------
それでも、ちょっとヤバイですね。 この音質。 作らなければよかった。。。
----------------
という、お言葉に誘われて
「禁断のclassAAヘッドホンアンプ」に、トライしてみようと
思います。
そこで、お尋ね致します。
「禁断のclassAAヘッドホンアンプ」項にある回路図は
片チャンネル分でしょうか?
(私は超ビギナーです、回路図は、一般的に、片チャンネル分を
表示するのかな?と思ったのですが、判りませでした)
アンプ部とある回路図です。
Q1.これと同じ、回路をもう一組作り、
左右のチャンネルが揃い、ステレオになるのでしょうか?
Q2.センター電圧生成部は、左右CHに共通で(作製は一つ)
GNDを、左右のチャンネルのGNDと共有し、
左右のチャンネルの+12Vに給電すればよいのでしょうか?
Q3.抵抗器は、金属被膜抵抗を用意しました。
抵抗器のそれぞれの抵抗値の回路図との誤差は、
『まぁ、面倒なら無視も可』でしょうか?
それとも、できる限り、値を揃えるべきでしょうか?
実は、この、「禁断のclassAAヘッドホンアンプ」に取りかかる前に、
デジットの「HEP4881 LM4881ヘッドホンアンプ」を作ってみました。
(LM4881を入手したかったので)
キット中の抵抗器のハンダづけ前に、
試しに抵抗値を測って見たところ、結構、バラツキがありました。
ヘッドホンアンプ作りは、初めてですので、出来上がりが
どうなるか、抵抗値の回路図との誤差が、どう音に響くのか
楽しみに、組んでみました。
結果は、「HEP4881 LM4881ヘッドホンアンプ」を通すか通さないかで、
劇的に変化が有った様には、私の耳には感じられませんでした。
電源は、秋月のスイッチング電源(9V)を使ってます。
入力があれば、ノイズはVRの全域で皆無で、澄んだ音が再生されて居ますので、
少なくとも、
「HEP4881 LM4881ヘッドホンアンプ」を通して、
マイナス な点が生じている状態は、有りません。
タカチのケースに入れて、とても『格好良く』できました。
前面は、VRとLEDだけの配置で、
http://www.op316.com/tubes/hpa/new5.htm
さんの、デザインを参考にさせて頂きました。
(これは「ぱくり」というのでしょうか ^^;)
と言った、超ビギナーです。
宜しく、お願い致します。
投稿: tonkatu | 2012年11月12日 (月) 17時19分
tonkatu さん はじめまして
分かりにくい部分が沢山あって、申し訳ございません。 このページはちょっと不親切なところがあると
気がついてはいるのですが・・・ どこまで書いてよいのか迷うところです。
さて、アンプ部の回路は、1チャンネル分です。 つまりステレオにするには2つ必要です。
センター電圧生成部は共通で、1つでOKです。
アンプ部GNDとセンター電圧生成部のGNDをつなげます。
+12Vも同様に、アンプ部とセンター電圧生成部の+12Vどおしをつなげます。
もちろんVCも同じです。
このGND、+12V、VC は、2つの1000uFのコンデンサを中心に繋げると良い結果が得られると思います。
信号の入力とヘッドホン出力のGNDは、この2つの回路図ではVCという名称にしていますので、
混同しないように気をつけてください。
抵抗の誤差は、1%程度の違いは無視できます。 また、回路図と多少(10%くらい)違っていても、
左右で1%以内の誤差なら、全く問題ありません。
アンプの音は、違いを大きく感じる人と、違いが分からない人がいますが、殆どの原因はお使いの
ヘッドホンのグレードによるものだと思います。
またオペアンプ1段くらい通したからと言って、イコライザーや、DSPエフェクターを通したようには変化
しません。
ほんの僅かな違いを大げさに表現しているだけの、ディープでマニアックでギークが集まる世界です。
優良録音のCDと、良い音のするヘッドホンの組み合わせで、真剣に聴くと、その違いに気づくでしょう。
ただ、その違いが分かっても、ふーん。 それで? くらいの気持ちであれば、マニアな世界は扉を
開いてくれないかもしれません。 もしそうなった時は、世の中にはそういう馬鹿な連中もいるんだな
と思う程度に留めておいてください。
tonkatu さんも、無事に自作マニアの世界へ足を踏み入れることを祈っております・・・
ぺるけさんのケースデザインは、スマートですっきりしていて良いと思いますよ。
おおぉぉっと ぺるけさんのFET差動ヘッドホンアンプがVer.3 になってる。
投稿: たかじん | 2012年11月12日 (月) 21時26分
早速の ご回答ありがとうございます。
ご返答中の----------------
信号の入力とヘッドホン出力のGNDは、この2つの回路図ではVCという名称にしていますので、
混同しないように気をつけてください。
----------------------------
に関してですが、
入力の
信号線(+)は、10kΩの可変抵抗器を通って、VCにつながる。
信号線のペアである、(-)=GNDは、回路図では明示していないが、
当然、回路図のGNDに繋ぐ。
出力では
ヘッドホン端子の(+)配線は、ブリッジから33Ωを経て出てくるラインに繋ぎ、
〃 (-)配線は、VCに繋ぐ。
入力時は、VCとGND間の信号が、
出力時は、ブリッジから33Ωを経て出てくる=OUTとVC間の
信号に変換される。
という、理解で OK でしょうか?
この回路では、
センター電圧=VC とは、言ってみれば、ベースになる『基準電圧』であり
この基準電圧と『OUT』に出てくる電圧との、電圧差で
ヘッドホンが、駆動される。
と、解釈しているのですが、この解釈で良いでしょうか?
部品について、
前記の、デジットのキットでは、Rは金属皮膜抵抗でした
公式では抵抗値誤差は1%未満と、されているようですが、
テスターで当たって見ると、
1%未満を超えて、かなりの誤差がありました。
この、ばらつきの有る部品を、抵抗器を選定する事なく
そのまま、キットを組み上げました。
もっとも、ヘッドホンアンプに入れる前の音源側のボリュームをやや
上げた方が良い感じです。
前段で上げて有れば、ヘッドホンアンプのVRは回転角度が少なくて
済みます。
このヘッドホンアンプは、ある種の『フィルター』みたいな感じに機能するのか
『音に含まれる雑味が濾されて』澄んだ信号が出てくる、感じがしました。
プラシーボかも?
R は 秋月の金属皮膜抵抗器の抵抗器パック(1p/100本)を用意しましたので
この中から、抵抗値をチェックし、
左右のチャンネルでアンバランスにならない様に、
可能な限り選定して見ようと思います。
もっとも私の、ヘッドホンは、高級機ではありません。
音源も、現状は殆どがMP3ファイルで、それも
ビットレートは128kbps、のものが多いです。
CDプレーヤーも、今はPCです。
この様に
肝心の、音源と終端の再生機(ヘッドホン)に問題があります。^^;
聴覚機能も加齢変性があろうと思います。
キットでは、ハンダで完成する簡単な基板でしたが、
今度は、まっさらの、ユニバーサル基板になります。
当面の作業は、たかじんさんの回路図から
ユニバーサル基板上で部品配置を考えながら、実体的な回路を
方眼紙の上に書き起こして見たいと思います。
次に、点検しながらブレッドボード上で演習を経て
ユニバーサル基板上に組んで見たいと思います。
キットは、簡単でしたが、
今度は、かなり、楽しめそうです。
ありがとうございます。
投稿: tonkatu | 2012年11月13日 (火) 11時05分
tonkatu さん こんばんは。
GNDのあたり、ちょっと分かりにくいと思いますので、メールをいれさせてください。 この掲示板だと
画像が貼れず、説明しにくいためです。
パターンができているキットものと、ユニバーサルだと、1ランク難易度があがります。
配線は、コンパクトにまとめた方が、外来ノイズに強く、特性も良くできます。 が、
classAAは、その背景から、あまり表立ってレイアウトなどを公表できない点をご理解ください。
秋月の金属皮膜抵抗であれば、そんなに選別など気にしなくても良いと思いますよ。
実際、私も使用していますが、選別はしていません。 4~5本袋からだして、その中で近い値の
ものを左右で使うという程度の選別で相当な精度がでます。
5pFのコンデンサはディップマイカという種類をつかうと良い音がします。
5pが入手できなければ、7pFでも10pFでも構いません。
MP3音源は、私もよく使っています。 iPodの中は、98%くらいMP3、AACです。 ロスレス圧縮は
これぞという曲だけですね。
成功を祈っております。
投稿: たかじん | 2012年11月13日 (火) 20時53分
度々、ありがとうございます。
回路図、頂きました。
頂きました、カラーの回路図では、
電源部は、Webのページの電源部の回路図を簡略して
記述されていますよね。
◎VCの配線が、解りました。
◎入力のジャック周りですが、信号線は10KΩの可変抵抗器の
端に入り、電解コンデンサ(100μF)を経て、OPの3番ピンへ
ジャックの信号ラインではない方(=アース側ではない)は、
VCに繋ぐ。⇐ここは、私、これ以前の理解が、間違っていました。
これまで、アースに繋ぐと思っていました。
今日のところは、
回路図を追いながら、一旦、実体図的なものを方眼紙に
手書きしてみました。
それを、更に、実際のハンダ結線上、間違わない様に
ユニバーサル基板のランド面から見る絵に、書き直して見たり
しました。
基板を表にしたり、裏にしたり、して配置を考えています。
一旦、ハンダ付けしてしまうと、修正がやっかいですので
回路図と、にらめっこで、実体図を起こしています。
トレーニングと学習の一環です。
ハンダ付けの前に、回路図と同じに正確に確定させます。
(この作業は、完了までにまだ、少しかかります)
◎抵抗器は、了解しました。
百本パックを、それぞれ抵抗器毎に、当たろうかなんて
思ってましたが、お陰様で、気が楽になりました。
◎5pFのコンデンサですが、種類が、大事らしかったのですが・・・・
違いが解らず、実は、
前回の部品集めの時に、マルツからVRやケースと一緒に
村田製作所【RPE2C1H5R0C2K1B01B】積層セラミックコンデンサー 50V5pF を
購入済みでした。
ディップマイカと言う種類が、お勧めとの事ですが、
他に、収集漏れも部品が無ければ、今回はこのコンデンサを使って見ます。
ハンダは、外し易い様に、軽めに(でも確実に)して措きましょう。
~次回交換してみます。~不足部品があれば、一緒に取り寄せます(通販)。
◎電源部の電解コンデンサは、35V2700μFを用意しました。
回路図より数値が大きいですが、大丈夫でしょうか?
物理的に形が大きいので、基板上では、
寝かせた状態に、なります。
◎電源は、現在使用中の秋月スイッチング電源(9V)を予定しています。
ノイズは無い模様です。
◎基板は、95×70mmに、電源部とLch 、Rchを載せ
VR等は、前回同様、ケースパネルに配置しようと考えています。
基板が組み上がってみないと、前回一緒に用意した
タカチ電機工業 【KC4-10-13GS】KC型小型アルミケースに入るか
どうか? ケースパネルに配置する部品と空間的に
干渉するかも知れません。
前回のキットは、このサイズのケースに、スカスカ状態で収まり
パネル部品のハンダ作業が、し易かったのですが
きつければ、一つ大きなケースも、取り寄せを考えねばなりません。
と、まぁ、やや『先走り感』が有りますが、
ともかく、正確な実体回路作りを目指して
回路の理論的な理解は出来ていないのですが、
回路図を、じっくり、読みながら進めます。
ありがとうございます。
投稿: tonkatu | 2012年11月14日 (水) 00時28分
tonkatu さん こんばんは。
ディップマイカの件、すみませんでした。 何も明記していませんでしたね。 ちなみにご購入された
積層セラミックでも音はなりますので、最初はそれで作って、そのうちディップマイカに変更して、その音の
違いを楽しむというのもアリだと思います。
モノを作ろうと頑張っているとき、モノが出来上がっていく瞬間は、楽しいですよね。
これを面倒と思って、買うだけの人種と、自作をして楽しむ人種とでは、同じオーディオを楽しむ、
いまどき数少ないオーディオマニアのなかでも、何か一線を画すものがあるように思います。
がんばってください。
投稿: たかじん | 2012年11月14日 (水) 21時30分
禁断のclassAAヘッドホンアンプのコメントで、”とこさん”と”たかじんさん”の遣り取りの中で出てくるユニティーゲインと記載されていますが、サウンド・クリエイターのための電気実用講座という本の165ページに記載されている非反転増幅の増幅率だと(22K+47K)÷22K=約3.13倍という結果になると思うのですが、自分の理解が間違っているのか非常に気になるので、どうかお答え願います。
投稿: ゆうちゃん | 2012年11月27日 (火) 21時37分
ゆうちゃんさん はじめまして。
トータルとしては、約3倍で、計算は間違っていません。 大丈夫ですよ。
この回路の場合、1段目(V-amp)がアンプ全体のゲインを決めているので、NFBでゲインが決められるのですが、
2段目(C-amp)は、常に100%帰還で動作しているため、その部分だけを見るとユニティゲインと
なります。
このような理由によりC-amp側が発振しやすいというのは否めません。
帰還量が増えると、発振しやすくなってしまうというのはオペアンプの基本的な特性です。
高速性を追求しているオペアンプの中には、ユニティゲインにすると安定しない=発振するという
のもあります。 また、ユニティゲインでぎりぎり発振しないで使えるというものもあれば、
まだまだ余裕で安定しているというものあり、オペアンプの種類により異なります。
投稿: たかじん | 2012年11月27日 (火) 23時13分
さそっくのお返事ありがとうございます。
コメントをよく読めば後段のオプアンプの回路がユニティゲインであると記載されていますね。
失礼しました。
なぜ、このような勘違いをしたかというと、じつはクラスAA方式のヘッドホンアンプ製作記事は、こちらのサイトを見る前に電波新聞社の月刊誌AudioVideo1989年6月号(年齢がばれてしまいますね)の157ページ~162ページに芹沢遼一氏の記事の中では電源は、左右チャンネル正負別の4電源でセパレーションを重視していると記載していますのでオペアンプも初段と後段を一つで済ませているので左右のセパレーションが良くなるので同じ2回路入りのオペアンプを2つ使用するように記載してあったからです。
”たかじんさん”と回路での違う所は、100μFが2.2μF、15KΩが47KΩ、 NFBの47KΩと並列5pFが100KΩ、22KΩが12KΩ、出力抵抗33Ωが120Ωそして発振止め?として5pFの代わりにZobel?100Ωと1000pFと安定化電源は「芹沢式ノンフィードバック、プッシュプル電源」の±8Vとなっています。
オペアンプは三菱のM5218(4559相当品)使用しています。
他のオペアンプとして4560,NE5532,LM833を推奨しています。
芹沢氏の回路だとオフセット電圧が約30mVほど出るが、”これは一般のプリメインアンプに付いているヘッドホン端子でも出ている程度のものだ。一般に、メインアンプの場合スピーカー出力では±100mVならOKと言われていて、その端子に100Ωくらいの抵抗を入れてヘッドホン端子としているのだから、本機の場合でも問題ないと言える。オフセットを取る方法として+Vccと-Vccの間に10KΩVRを接続しそのVRのスライダ端子に2.2MΩを接続し2.2MΩのもう一方を初段オペアンプの-端子に接続する”と記載してあります。
もし、”たかじんさん”がAudioVideoの記事に興味があるのでしたら(上記の説明では分かりずらい)メールでPDF化した記事を送りますので自分のメールアドレスに返事をください。
投稿: ゆうちゃん | 2012年11月28日 (水) 17時18分
ゆうちゃんさん こんばんは。
なるほど。 面白い記事ですね。 オペアンプは、左右で独立させるか、前段、後段で独立させるか
迷う所ではあると思います。
大変興味深い記事です。 オフセット電圧は、入力の47kΩを調整することでもっと低く出来そうな
気がしないでもありませんが、回路図を見ないと何ともいえないですね。
独立正負電源は、私も賛成です。 躍動感に違いがでるんですよね、なぜか。
メールさせていただきます。
投稿: たかじん | 2012年11月28日 (水) 20時06分
はじめまして、ポンコツと申します。
一つお尋ねしたいのですが、ブリッジ部の抵抗値を30と3kに変えても問題ないでしょうか。
よろしくお願いします。
投稿: ポンコツ | 2012年12月13日 (木) 04時38分
ポンコツさん はじめまして
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2012/06/classaa-f0a0.html
こちらに載っている式が成り立てば、どう変えてもV-amp側の負荷は軽いはずです。
33Ωを30Ωに、3.3kを3.0kに替えるのは、式が成り立ちますし、元の値からも近いので
オペアンプの動作的にもほとんど影響がないと思います。
投稿: たかじん | 2012年12月13日 (木) 08時05分
ありがとうございます。
式があったのですね、確認不足でした。
早速作ってみます。
投稿: ポンコツ | 2012年12月13日 (木) 14時44分
ブログだと、どうも情報が散乱しがちで、分かりにくくてすみません。
投稿: たかじん | 2012年12月14日 (金) 08時18分
完成しました!
当初は「禁断のclassAAヘッドホンアンプ」を作るつもりでしたが
予定変更、「0dB HyCAA」となりました。
今まで半導体アンプしか作ったことがなく、真空管知識ゼロだったので
グーグル先生の力を借り、なんとか達成できました。
実際は基板完成後音が出ず3時間ほど格闘、ヒーター電源の取り方が悪く電圧降下していたのが原因でした(トライ&エラーの繰り返し)。
肝心の出音は「素晴らしい!」の一言に尽きます。
以前、市販品の真空管HPA買った事があるのですが余りに独特の音ですぐお蔵入りしたのですが
0dB HyCAAは半導体と真空管の特徴が極上のバランスで、輪郭があまくなり過ぎることがなく
大変聞き易く、曲や女性ボーカルに依ってはカッチリし過ぎる場合がある半導体アンプには不可能な
表現力だと感じます。
オペアンプ・真空管の差し替えでも遊べそうですし、寒い夜には真空管の熱でかじかんだ指先を
暖める事も出来ますしね!
本当に作って良かったです。ありがとうございました。
投稿: ポンコツ | 2012年12月18日 (火) 21時57分
完成おめでとうございます。 しかも 0dB HyCAAの方ですね。
そういえば真空管のところの配線や、ヒーター配線などの情報を書いていませんでしたね。
googleなどで検索すれば、多くの情報が簡単に手に入るので、ついつい手抜きになって
いるようです。 私も、pin情報などは検索しながら作るというのがいつものパターンとなっていて
頭には全然入っていません。
0dB HyCAAは、オペアンプだけを使ったHPAとは一味ちがう音がするけど、YAHA系の
音よりもずっと聴きやすい、というか、元の音を邪魔しないので、私もお気に入りです。
半導体だけのアンプではキツく感じるようなMP3音源などには、非常に良い具合に作用するようです。
冬にぴったりの真空管アンプをご堪能ください。
投稿: たかじん | 2012年12月19日 (水) 08時08分
ご援助、よろしきを得て、トラブルシューティング完了。
こちらは、「classAAヘッドホンアンプ」
良い音が、出てます。
(戻って、来ました)
ただ、一点不安は、
4pinが、完全に「0V]ではなく、1.2mV位の電圧が
出ている様です。これは、3つのオペアンプ、全てについてです。
あとは、全く異常感無しです。
こうなると、私も、ハイブリッド・タイプにトライしてみたくなりますね。
ポンコツさんの、コメントが、
更に、誘いかけます。
ありがとうございます。
投稿: tonkatu | 2012年12月19日 (水) 09時04分
tonkatu さん こんばんは。
完成報告の次の日に、不具合発生と、一時期はどうなるかと思いましたが、
無事に完成してなによりです。
ハンダ不良は一見わかりにくいですので、原因が見えなくなりがちですが、
今回は、tonkatu さんの粘り勝ちですね。
おめでとうございます。
投稿: たかじん | 2012年12月19日 (水) 22時17分
たかじんさん、初めまして。
「classAAヘッドホンアンプ」を作らせていただきました。
去年12月末に、このブログを知りましたので、みなさんから1周、いや2周遅れ?で
作っている有様です。
とりあえず1台目ということで、手持ちの部品総動員だったため、5pFなど
ジャンク箱に残っていたスチロールコンデンサを使っています。
オペアンプはNE5532Pを使ってみました。
出力側にも、あえて電解コンデンサを入れてみました。
この半年、ぺるけ式ヘッドホンアンプを何台か作って、エージングが進むにつれて、
ボーカルが奥に引っ込むのが非常に不思議で、いろいろと対策をしてみましたが、
このアンプはそういう事もなく、遜色ない物と思います。
いや、ある意味、超えている部分があるように感じました。
すばらしい回路を紹介していただきまして、ありがとうございました。
投稿: まるは | 2013年1月17日 (木) 13時56分
こんにちは まるはさん
気がついたら、いろいろなモノを作ってブログに載せてきたようですね。 真空管+オペアンプのYAHA、
改造してHyCAA、その改良版の 0dB HyCAA classAA HPA、ディスクリートHPAと。
ぺるけさんのFET差動HPAは、普通の半導体ディスクリートやオペアンプのアンプとは一味ちがった音が
しますので、好みに合えば非常に評価が高いです。 一方、好みに合わなかったり、使うヘッドホンによって
高域がキツイ音になったりと、使い手とヘッドホンを選ぶ部分があるようです。
1枚ベールがかかってボーカルの引っ込むのは、初段のFETに原因があるように感じています。
バイポーラにすると、まるで違う音になるでしょうが、「FET差動式・・・」ではなくなります(笑
スチコン、結構いい音ですよね。 私も初めて使ってみましたが、非常にクセが少なく素直な音が
気に入りました。 マイカよりは安価だったらしく、大量に使われていたのが分るような気がします。
classAA回路は、いろいろ不思議です。 少々発振しやすい面があったりしますが、動作原理的にも
抵抗負荷ではないヘッドホンへの出力としてはかなり優秀な動作をするようです。
聴いた感じもオペアンプだけのHPAと比べて、残響音などの微小音の再現性という部分に関しては
明らかに優れています。
投稿: たかじん | 2013年1月19日 (土) 13時36分
こんばんは。
改めて自分のブログを見てみましたが、様々なことをしていたのかと、自分で呆れました。
0dB HyCAAも、実は6DJ8のカソードコモンまでは試しましたが、その後の
MOS-FET増幅段で行き詰まり、解決策を見出せないまま、お蔵入りになっていました。
しかしながら、増幅段はClassAAで光が見えてきました。
ヒータにトランスを使用すると、レギュレータの発熱問題も解決するのですが、あくまでも
YAHA系ではトランスレスを目指していますので、12AU7に換えて、再度挑戦してみようと
思っています。(しばらく先になりそうですが)
>バイポーラにすると、まるで違う音になるでしょうが
初段のFETでも型番で音の違いが出るらしいので、ぺるけ式HPAの初段をトランジスタにすると、
どういった音になるのか興味があります。
たかじん式?のフルディスクリートHPAも、FETとトランジスタで差があるらしく
違いを聴いてみたいと思って、実は密かに計画を進めています。
>スチコン
田舎の電子部品屋でも、ほとんど在庫が無いらしく、次のアンプに利用する事も出来ません。
様々な問題があるのでしょうが、ディップマイカの値段を見ると、おいそれと数を買い込む事も
出来ず、頭を抱えています。かといって積層セラミックを使うわけにもいかないので、困ったものです。
しかし、スチコンの素直な音は良いと思っています。
ClassAA(オペアンプのみ)のHPAはエージングも進み、より素晴らしい音となってきました。
iPodTouch(1G)とiPhone3GSのライン出力を聴き比べてみますと、Touchの方が曇った音に
聞こえて、あきらかに差が分かるようになってしまいました。
ぺるけ式ですと、今日は体調が悪いのかな、程度しか違いが分かりませんので、
これはものすごい違いだと認識しました。
ClassAAは試作を行わず、いきなり適当?な片面アートワークで作りましたが、とりあえず発振も
していないようなので、うまく動作しているのだと思います。
(オシロで計ったらびっくりかもしれませんが)
電源はDCアダプター 12Vから15Vに変更して、今は、ぺるけ式で使っていたトランス式15V電源で
鳴らしています。
あとは、24VのDCアダプター(いわゆる,羊羹の形状)もあるので、電解コンデンサを耐圧25Vにして
ぎりぎりながら試してみようと思っています。
投稿: まるは | 2013年1月21日 (月) 23時53分
こんばんは まるはさん
まるはさんのブログ、拝見させて頂きました。
エッチング基板、すごく綺麗で完成度が高いですね。 超小型ぺるけ式もメチャメチャ良いです。
ぺるけ式の初段をトランジスタに変更するには、ボリュームと初段の間にコンデンサを入れて
DCを一回切らないとなりません。 また、ゲートからGNDへと繋いでいる470kΩの抵抗を
10k~22kΩくらいに下げたほうが良いと思います。 ベース電流を逃がす必要があるためです。
私も試した事がないので何か別の不具合もでる可能性は否定できません。
マイカコンデンサは約300円と、高級オペアンプに匹敵する値段で確かに躊躇しますね。
5p~100pくらいでもっと安くてよい部品があれば良いのですが・・・
スチコンは秋葉原でももう在庫を置いてあるお店は少ないのではないでしょうか。
classAAの方、オペアンプの電源電圧は±10V以上かけないと、音の印象が変わってしまう
ものが多いと聞きます。 ただ、テクニクスはCDプレーヤでclassAA回路を
使っていたときには±7~8V くらいだったようです。 理由は定かではありません。
いろいろ試してみると面白い発見があるかもしれません。
投稿: たかじん | 2013年1月22日 (火) 18時11分
こんにちは、たかじんさん。
つたないブログを見ていただきまして、ありがとうございました。
好き勝手、適当に書いていますので、資料にもならないのですが;;;
>エッチング基板
自家製エッチング基板はアイロンプリント工法であれば、安く出来るのが利点ですね。
アイロンプリント工法を知るまでは、感光基板を使っていたので、非常に高いものについて
いましたが、ほとんど自分しか必要ないので、1枚だけ作るのであれば、非常に都合が
良い方法かもしれません。
ちなみに、たかじん式ヘッドホンアンプも片面基板で作る事にしました。
せっかく業者発注の綺麗な基板を領布されているのですが、とりあえず自分の作り方で
作ってみようという事で、自力で作る事にします。
>超小型ぺるけ式
Ver3を超小型化してみました。
店に小型の電解コンデンサがあったので、これなら入るかなという
本末転倒な事が発端で作る事にしました。
流石に、ここまで詰め込むと発振するのではないかと思っていたのですが、
全く問題ないようです。
もっとも、部品の大きさは目分量だけだったので、あと僅か入らないことが分かって、
小細工をして蓋を閉める事ができました。
これだけ小型化すると、部品全部で熱結合しているような状態になるようですし、
ケースの外側がほんのり暖かい状態になってくると、高音の伸びがよくなるようでした。
>ぺるけ式の初段をトランジスタに
まだ実験していませんが、相当苦戦しそうな予感がしてなりません。
それだけ元の回路がよく錬られているのだと思います。
>マイカコンデンサ
ネット販売の店を探しまわって、注文してみました。
ただ、1つの店で必要な部品がそろわないので、結果的には高いものに
つきそうです。
>classAA
出力側の電解コンデンサを外して、電源周りだけ耐圧35Vにして、電源電圧を24Vにして
エージングしています。
オーディオ用ではなく、一般用のを使ったので、音を出したときは低音が出ないし高音は
歪むという酷い音でしたが、数時間たつと少しましになってきました。
まともな音になるには、3日から1週間はかかりそうな感じですし、コンデンサの背が
高いので蓋が閉まらないため、耐圧25Vの電解コンデンサに付け替える必要が
あります。
投稿: まるは | 2013年1月27日 (日) 10時48分
アイロンプリント法って、全然知りませんでした。 コピー機やレーザプリンタのトナーを無理やり転写して
エッチングするって・・・ 誰が考えたのでしょう。 すばらしいです。
完成した折にはぜひリンクさせてください。
投稿: たかじん | 2013年1月27日 (日) 17時15分
たかじんさん,こんばんは!
真空管ソケット変換基板を入手した勢いで,記事「0dB HyCAAの誕生」の前段,真空管カソードフォロワー部分を切り出して組んでみました( http://analogdevice.blog84.fc2.com/blog-entry-410.html ).
製作済みのclassAAヘッドフォンアンプの手前に入れて聴いていますが,これいいですね!良い意味で想定外ーというヤツです.中低域が明らかに厚くなり,躍動感が増した印象が音楽聴いていて気持ちいいです.
投稿: analogdevice | 2013年6月23日 (日) 22時19分
analogdeviceさん こんにちは。
カソードフォロア、意外と無難な音ですよね。 球管プリアンプの出力段に良く使われるのですが、
こんな感じなのでしょうか。
受け側のインピーダンスが高ければ、analogdeviceさんの仰っているデジタルアンプの前段に入れて
味付けするのもアリかもしれません。 歪の付加というとイメージ悪いですが、このくらいの2次歪は
それほど音楽を阻害せず楽しめますね。 普段の音とちょっと違う音。 でも嫌味じゃない。
YAHAの亜種としては、よくできたと思います(笑
投稿: たかじん | 2013年6月24日 (月) 07時56分
たかじん様
基板ありがとうございました。
聴いた所かなりあっさり?した感じに思えました。(あくまで私の感想です)
U1 OPA2604 U2 NJM5532。C1,2部品の関係で0.47u。入力VRは付けずに47k受けです。
その他は部品リスト通りです。
他の手持は、某所で当選したD級アンプとTPA6120A2と2台しかないのですが聞き比べてみます。
はっきり違いがわかるか。。。自信ない....
基板のおかげで,かなり楽に組立てることができました感謝いたします。
組立て後、手持の真空管の在庫がなかなか見当らずかなり焦りました。
投稿: クビトバ | 2013年9月25日 (水) 16時25分
クビトバさん
無事に完成、おめでとうございます。
真空管を交換しても、オペアンプを交換しても音が変わるので、いろいろ試してみるとよいと思います。
もちろんコンデンサを交換しても変化はあります。 細かいことを言ったら配線でも変わるので、オーディオは
趣味性が高いんでしょうね。
真空管はあまり高価なものには手を出さないほうが良いかもしれません。
希少価値でプレミア価格がついているだけというものがあるからです。
投稿: たかじん | 2013年9月25日 (水) 20時03分
たかじん様
オペアンプに手持が少ないので,何か注文するときに頼んでみます。
真空管は、とりあえず手持の物だけで。
真空管を使用しないタイプも有るようですが、そちらも試してみたいと思います。
投稿: クビトバ | 2013年9月27日 (金) 10時30分
クビトバさん
世の中には色んな種類の真空管やオペアンプがありますが、適度なところで楽しむのが良いと
思います。 アンプも色々な種類があります。 HyCAAのようなオペアンプが最終出力のアンプ
ですと、どうしても限界があってヘッドホンによっては、鳴らしきれない場合がでてくると思います。
インピーダンスが100Ω以上で感度が低いタイプ。 または、インピーダンスが20Ω以下と
極端に低いタイプは、鳴らしにくかったり音のバランスが変わってしまう可能性があります。
投稿: たかじん | 2013年9月27日 (金) 22時28分
たかじん様、基板配布ではお世話ななりました。
メールにもちらっと書きましたが、Raytheonの6418でHyCaaを作ってみました。エレキットのTU-HP01もどきですが、DC-DCで9Vにて運用しております。Raytheon 6418のはヒーターカソードなので、試行錯誤の末に何とか音が出る様になりましたが、恥ずかしながら果たして正しい接続かは微妙です。ただエレキットの製品を見ても、3極管接続の様なのでHyCaaの初号機とほぼ同じ構成になったと思います。
一応満足行く仕上がりになりましたので、情報提供のお礼を兼ねてご報告させていただきました。
投稿: junjun | 2013年12月29日 (日) 16時50分
junjun さん
Raytheon 6418は、音がいいらしいですね。 カソフォロではなくゲインのあるYAHA系も上手く設定されると真空管の音を楽しめるようですね。
満足できる仕上がりになってよかったです。
投稿: たかじん | 2013年12月29日 (日) 20時50分
「禁断のclassAAヘッドホンアンプ」にチャレンジしようかと思うのですが、レールスプリッタ回路が理解できていないため、教えてください。
回路図のとおりに作ったつもりなのですが、+12V~VC間が6.3V、GND~VC間が-5.7Vになり、0.6Vの差(+-0.3V)がでてしまいます。そもそもこの結果は正しいでしょうか?
仮に正しい結果とした場合、実際にヘッドホンアンプ回路につなぐときはこのままでもよいのでしょうか?それとも、470μFのコンデンサのマイナス側とVC間を+側の電源に利用するべきなのでしょうか?(ここであれば、どちらも+-5.6Vの値になります。)
リプルフィルタで利用している1kの抵抗がこの差につながっているように見受けられるのですが、こちらについて、教えていただけますと助かります。よろしくお願いいたします。
投稿: あきの | 2014年1月13日 (月) 19時57分
あきのさん
こんばんは。
この回路のレールスプリッタは、10k 10kの部分です。
その前にトランジスタのリップルフィルタが入っています。
このリップルフィルタの電圧ロス分が、+と-の電圧の差になっています。
つまり、等しくなくて正解です。
信号のGNDとヘッドホンのGNDは、電源のGNDには繋がず、回路図でのVCへ接続します。
回路図で、入力のGNDの記載が抜けているので気をつけてください。 VCへ接続します。
念のため、ヘッドホンを繋ぐ前に、ヘッドホン出力端子とVC間の電圧を確かめてください。 10mV以下であれば問題ありません。
投稿: たかじん | 2014年1月13日 (月) 20時28分
たかじんさん
早速のご連絡有難うございます。
問題ないことがわかって安心しました。
リプルフィルタの電圧降下分が理解できていないのですね。
順番からすると12Vのリプルフィルタによる電圧降下分で実質11.4Vしか利用できない状態を分割している状態になるのですかね。
まずは作ってみてから、理解を深めたいと思います。
ご回答有難うございました。
投稿: あきの | 2014年1月13日 (月) 21時16分
あきのさん
>電圧降下分で実質11.4Vしか利用できない状態を分割している状態になるのですかね。
その通りです。
電圧シフトは僅かですので、無視しています。 電源がスイッチングアダプタで無ければ、このリップルフィルタは省けると思います。
たまたま、買った秋月のアダプタのノイズが酷くてこの回路にしました。
投稿: たかじん | 2014年1月13日 (月) 23時44分
たかじんさん、お久しぶりです^^
0dB HyCAAでのレス以来です。
遅ればせながら、禁断のclassAAヘッドホンアンプ製作しました。
ディスクリートで組むのに比べて非常に気軽に出来るのにこのクオリティーはヤバイっす!
正直舐めてましたww
オペアンプも色々試しましたが(特にV-amp)、LT1468-2やLT1028では無理でしたが(位相補償いじればいけるかも?)C-ampにLME49880、V-ampにAD8397で極上の音空間完成です!
巷?では余り評価の芳しくないAD8397が大化けしました。
エージングしつつ暫くは楽しめそうです。
ありがとうございます!
投稿: ポンコツ | 2014年2月26日 (水) 03時00分
訂正です。
AD8397→AD8672です。
高低の伸びもよく、残響が綺麗に鳴ります。
2014年もたかじんさんの活躍を確信しております。
投稿: ポンコツ | 2014年2月26日 (水) 03時09分
ポンコツさん
この回路構成から、オペアンプの選択は自由にとはいかないのですが、うまい組み合わせだとディスクリートを凌駕する音なんですよね。 仮想GNDではなく、両電源を使うとさらにやばいらしいです。
これ、本当にマズイものを公開しちゃったなと思っています。
こっそり楽しんで下さい。
投稿: たかじん | 2014年2月26日 (水) 08時04分
たかじんさん
はじめまして、このたび0dBHyCAAアンプを初めて作ろうと現在挑戦中です。本来ならばたかじんさんの配布していただいている基盤を用いたかったのですが、現在配布していないということで、自分でユニバーサル基盤を用いて作成しています。部品はすべて、マニュアルに記載されているものを使っていて、現在音が鳴るという状況まで行ったのですが、どうも特定の音に関してきちんと音が出てくれていないようで(特にギターソロなど)なにか対策方法はありますでしょうか
投稿: たすたす | 2014年4月29日 (火) 17時29分
たすたすさん
はじめまして。
正常に動作しているかどうかの目安として、真空管のカソード電圧を
測ってみてはいかがでしょうか。 4~6Vあたりなら問題ありません。
真空管の種類や傷み具合で電圧が足りない場合は、交換するしか手はありません。
あとは、RMAAというソフトウェアをつかってPCで周波数特性を測ってみる
というのも手かも知れません。 (フリーソフトです)
特定の音域にディップがあるのかどうかは判ると思います。
周波数特性がフラットなのに、特定の音が聴こえないというのでしたら、
オペアンプや真空管を交換すると音の傾向が多少変る可能性もあります。
投稿: たかじん | 2014年4月29日 (火) 18時26分
たかじんさん
初めまして。ヘッドホンアンプの回路をさがしこのページにたどりつきました。
0dB Hycaaの回路を見て、とても興味深く思いユニバーサル基板で組み上げさせていただきました。
その後、いろいろと調べてみたのですが電子回路に詳しくないため、質問させていただけないでしょうか。
組み立てた回路で音は出るようになったのですが、PCに接続して使用してみたところPCに直接ヘッドホンをつなぐより音が小さくなってしまいました。
利得が0dBということはもとの音量と同じになると思ってよいのでしょうか。
また、そうだとすれば音量を大きくするためにはどのように改造すればよいのでしょうか。
申し訳ありませんが、よろしければお暇な時にお教えいただけると助かります。
投稿: 佐藤 | 2014年5月 5日 (月) 01時38分
佐藤さん
こんにちは、はじめまして。
0dB HyCAAでヘッドホン音量が小さく聴こえる理由は、アンプ出力部に入っている
抵抗が33~100Ωと比較的大きいためです。
この出力抵抗を小さくすると大きな音量になるのですが、classAA回路の構成上、
発振しやすいため、あまり小さくすることはお薦めできません。
音量を上げるには 「禁断の・・」にあるアンプ部の回路図のようにV-amp側のNFBへ
抵抗を入れることでゲインをUPさせることが出来ます。
0dB HyCAAはVC(センター電圧)が回路上存在しないため、
22kの抵抗をVC側へ落とす部分に100uF程度の電解コンデンサを直列に入れて
GNDへ接続します。 電解コンデンサの極性は、GND側をマイナスにします。
47kΩに並列に接続した5pFは発振止めです。 入れないと発振する恐れがあります
ので必ず入れてください。 音質的には、ディップマイカ、シルバードマイカ、
がお薦めです。
投稿: たかじん | 2014年5月 5日 (月) 11時35分
たかじん さん
お忙しい中ご親切にお返事をいただき、ありがとうございます。
連休中に部品を揃えて挑戦してみます。
オーディオ機器の自作は初体験なのですが、なんとか完成させたいと思います。
投稿: 佐藤 | 2014年5月 5日 (月) 12時03分
たかじん 様
連投になり申し訳ありません。
>22kの抵抗をVC側へ落とす部分に100uF程度の電解コンデンサを直列に入れて
GNDへ接続します。 電解コンデンサの極性は、GND側をマイナスにします。
この部分について、出力側は元の0dB HyCAA回路のまま、GNDとC3のマイナス側またはC4のマイナス側の間を取ってよいのでしょうか?
投稿: 佐藤 | 2014年5月 5日 (月) 12時59分
佐藤さん
文章で説明するのが難しいので、メール下さい。
回路図をお渡しします。
投稿: たかじん | 2014年5月 5日 (月) 16時25分
たかじん 様
大変助かります!
お手数をおかけしますがよろしくお願いします。
投稿: 佐藤 | 2014年5月 5日 (月) 17時31分
なんとかゲインを上げて回路を完成させられました!いろいろとありがとうございました。
真空管の音を聞いたことがないので聞いていて楽しいです。
ケースにも凝っていいものにしたいと思います!
投稿: 佐藤 | 2014年5月11日 (日) 19時45分
佐藤さん
完成おめでとうございます。
回路図だけで、完成させられるとは素晴らしい腕前です。
投稿: たかじん | 2014年5月11日 (日) 22時45分
はじめまして。
これまで、ヒロさんが頒布しているDACやHPA、Lucyさんの5670PPPアンプ等々基板を入手しては楽しんでまいりました。
たかじんさんのHyCAA基板が欲しくて、ダメ元でたかじんさんにメールまでしてしまいましたが、ようやく基板を手にすることができるかと(しかも改良版!)思うと嬉しいです!
連休中待ちきれずにタカチのYM-100に空中配線と穴あき基板で仮製作してしまいました。手持ちの12AX7Aとこれまた転がっていたMUSE8820とLM49720を組み合わせました。配線だけでもギチギチなのに、アルプスのミニデテントを仕込んだものだから、スパゲッティ状態に・・。良い音なのですが、ちょっとしたノイズに弱いアンプになってしまいました、、、。
手配線は金田式の168プリ以来なので火入れは本当に緊張しました。
ACアダプタも秋月の1.5Aなので、基板が入手できた暁にはトランス電源+安定化の手作りACアダプタを併せて製作しようと思っています。
基板完成、心待ちにしております!!
それでは、失礼致します。
投稿: 千葉のK | 2014年5月27日 (火) 01時25分
千葉のKさん
12AX7Aですか。 私の持っている12AX7だと、カソード電圧が足りなくて
動作に支障がありました。
音の方は気に入って頂けているようで何よりです。
基板の方は、もうしばらくお待ち下さい。 改良というほどでもないです。
投稿: たかじん | 2014年5月27日 (火) 22時24分
はじめまして。
禁断の……ですが、この回路が小規模でポタアンに良いと思いつくってみました。NJM4580とM5216(4558系で一番電流出るやつ)の構成で、増幅率0dBで作りました(部品節約;)。
出音がやばいです、わずか3cm四方の基板で出る音じゃないです。
9VのACアダプタを直列にしてセンター電圧を作り、ヘッドホンアンプとして使っています。
あれ、、ポタアンの計画は……
投稿: ゆっぽこ | 2014年6月11日 (水) 09時53分
ゆっぽこさん
ポータブルにはいい回路ですね。 仮想GNDをやめるととんでもない音に
なるという報告をメールで頂いています。
投稿: たかじん | 2014年6月11日 (水) 20時02分
こんにちは。
前回に引き続き0dB HyCAAアンプ作ってみました。
そして何故かこっちの方をポタアンにしてしまいました。
https://pbs.twimg.com/media/BrjJt1nCQAERcF7.jpg
カソードフォロワって、低電圧でもちゃんとした音になるんですね。びっくりしました。
ただ、ちょっと電気食いなのでヒーター電圧をもうちょっと下げてみたいと思ってます。
0dBですし、ラインアンプとしても活用できそうです。
素敵な設計を有難うございました♪
投稿: ゆっぽこ | 2014年7月 8日 (火) 00時02分
どうもこんにちは
某所で販売されてる600円DACが出力レベルが低いので、
ほんの少し増幅できてかつ、YAHA的な回路を探してたどり着きました。
100kΩで交流的に接地するアイデアは脱帽でしたが、
どうせなら、コンデンサは+電源側に落とすより、直流アース側におとしてもいいのではないでしょうか。
十分な質の電源を供給できていれば大差ないかもしれませんが。
追伸
USBから12V電源も含めて電源取りたいので、
省電力的な意味で有利な電池管を使いたいのですが、
いかんせ直熱管なんでめんどくさい。
投稿: ぴょん | 2014年9月 9日 (火) 20時31分
ぴょんさん
>どうせなら、コンデンサは+電源側に落とすより、直流アース側におとしてもいいのではないでしょうか。
おっしゃる通りと思います。
USBは、5V500mAという規格上の制約があって、昇圧回路は作りにくいですね。
東和電子(Olasonic)のUSBスピーカーでは、電流制限を持たせた昇圧回路を使っているようです。
投稿: たかじん | 2014年9月 9日 (火) 22時58分
こんにちは。
私は電子回路工作初心者で、とても丁寧な説明と興味深い内容に惹かれています。
そこで禁断のclassAAヘッドホンアンプを作成したいのですが、回路図をしっかりと理解することが出来ません。
コメントを見る中でtonkatuさんのコメントを見つけました。
出来ればなのですが、私も回路図を頂けると有難いです。
投稿: mao | 2014年12月23日 (火) 19時47分
mao さん
こんばんは。 メール下さい。
回路図は、上にのっているものです。 ただ、安定して動作させるためのコツを出しただけです。
投稿: たかじん | 2014年12月23日 (火) 20時58分
たかじんさん
おはようございます。
メールを送りましたので、ご確認お願いします。
投稿: mao | 2014年12月24日 (水) 07時26分
たかじんさん
こんにちわ
ソウルの汗といいます。
先日HYCAA基板を購入させて頂きまして
早速製作したのですが
入力をつないでる、つないでない関係なく右chだけほぼノイズしか聞こえない状態です
左はとても綺麗に聞こえているのですが・・・
真空管はあまりあつかったことが無いので分かりませんが
例えば真空管の相性でこういう事が起きたりとかはあるのでしょうか
半田等も確認しましたが特に接触に問題もなさそうで困っています
部品は全て説明書にあるもので作ってあります
もしほかに確認すべき点がありましたら教えてください
投稿: ソウルの汗 | 2015年2月 7日 (土) 16時45分
ソウルの汗さん
真空管のカソードの電圧を確認してみてください。 3-6V程度ならOKです。 できれば左右で同じ程度の電圧になっているのが望ましいです。
12AU7は本来、100Vくらい電圧をかけて使うものなので、12Vという低い電圧だと、まともに動作しないものがあります。 カソード電圧が低いばあいは交換するしか手段はありません。
また、ヤフオク等で、不良品なのか寿命に達したものなのか判別できないのですが、動作しないものを買ってしまったことがありました。 4本買って4本ともNGという悲惨な状態でした。 ご注意下さい。
投稿: たかじん | 2015年2月 8日 (日) 11時25分
>たかじんさん
こんにちわ
ありがとうございました
電圧は大丈夫だったので
改めて半田をし直したら直りました
お手数おかけしました
とても良い音です
投稿: ソウルの汗 | 2015年2月15日 (日) 17時39分
ソウルの汗 さん
無事に音だしできてよかったです。 楽しんでください。
投稿: たかじん | 2015年2月19日 (木) 20時11分
HyCAAヘッドホンアンプを製作しました。
凄く音が良く感激しました。
投稿: platycerus | 2015年10月24日 (土) 01時58分
platycerusさん
ありがとうございます。
webサイト、拝見させて頂きました。 ものすごい種類の真空管で試されたのですね。
この球がおススメというのをご教授いただけると幸いです。
投稿: たかじん | 2015年10月24日 (土) 17時55分
おススメの球ですか。
使用したのは全てNOS球で、現行の球よりはどれも良いと思います。
中には、こ、これは素晴らしいというものもありますけど、この基板はたいそう売れているそうで、書くと一瞬で枯渇しそうなので遠慮しておきますが、それも好みの問題で、どれも良い音で鳴ってますよ。
答えになっていなくてごめんなさい。
投稿: platycerus | 2015年10月24日 (土) 22時29分
platycerusさん
おっしゃる通りですね。 稀少な球は人気がでるとすぐに買いにくくなってしまうと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: たかじん | 2015年10月25日 (日) 22時27分
蛇の目基板でHyCAAアンプ(ゲイン8dB)2台製作しました。トランス・ツェナー電源、音もよく大変満足なのですが、1点アドバイスください。
クロストークがひどく片チャン入力、外しても音漏れがあります。配線上の問題なのか、あるいはOP AMP(OPA2604,4556)の問題なのかお教えください。両電源仕様のもう1台も同じです。
最悪左右独立OP AMP仕様で再作製も考えています。
投稿: tera | 2016年2月17日 (水) 08時42分
teraさん
どのような回路でゲインをもうけたのかわからないので、何ともコメントしにくいです。 0dB HyCAAでは、60dBくらいのチャンネルセパレーションがあります。 真空管の種類によっては70dBを超えるときもあります。
OPAMPも単体では100dB程度のスペックはあったと思います。
基板パターン、レイアウト、ゲインをつけた回路のいずれかで左右信号が伝わっているのではないでしょうか。 あとは、ボリューム関係も怪しいかもしれませんね。
投稿: たかじん | 2016年2月17日 (水) 20時21分
ありがとうございました。ゲインはV-amp側のNFBへ抵抗を入れ、直流カットの100μを接続しています。
基板パターン、レイアウトなど見直し、駄目な時は、左右独立OP AMP仕様にチャレンジしてみます。
投稿: tera | 2016年2月17日 (水) 22時31分
tera さん
それなら、問題なさそうですね。
ちなみに、チャンネルセパレーションを計測するときは、片方をオープンにするのではなく、ショートにします。 じゃないと、ボリュームなどインピーダンスが高い部分で隣のチャンネルから沢山飛び込むからです。 通常、両チャンネルともRCAケーブルが繋がっているときは、送り出しのインピーダンスの低さがあって、オープン状態のような飛び込みはありえません。 特に真空管の入力は数メガΩとインピーダンスが高いので、飛び込みやすいのです。
簡単なのは、WAVフォーマットで片方のチャンネルを無信号にして計測するのが良いと思います。
なんとなくですが、ボリュームから真空管までの配線(基板パターンも含む)あたりが怪しいような気がします。
0dB HyCAA基板は、そのあたり気を使ってパターン設計をしています。
投稿: たかじん | 2016年2月20日 (土) 00時19分
たかじんさん
ご親切かつ丁寧に、アドバイス頂き感謝申し上げます。
残念ですが、改善できず、このまま使用します。ただ音質は素晴らしいので、気にしないことにします。
本来は基板を購入すればいいのですがゲインがほしいので自作になりました。
IC左右別に作り直したが結果は同じでした。入力部片チャンショートしてチェック、またCAAアンプ部入力片チャンショートでも結果は同じでした。(両電源タイプなのでDCカットコンあり)
IC AMP側に原因があるようなのですがお手上げです。前に作った両電源CAAアンプは問題なく動作し、そのままのレイアウトと配線踏襲してHyCAAを作製したが原因判らず仕舞いです。
投稿: tera | 2016年2月21日 (日) 12時12分
tera さん
なぜなのでしょうね。。。 どこかで左右が結合されているんでしょうね。。
投稿: たかじん | 2016年2月21日 (日) 21時33分
たかじんさん
原因判明、対策完了しました。信号系のグランド(RCA-VR間)を他と分離したら解決しました。
アドバイス参考になりました。ありがとうございました。
投稿: tera | 2016年2月22日 (月) 22時13分
たかじんさん
グランド分離でやや改善でしたが、原因はポカミスでEAP.ジャックの誤配でした。基板タイプの使用は初めてでGとLを取り違えていました。正常に戻したところ、すべてに満足いく結果となりました。
大変、お騒がせして申し訳ありませんでした。
投稿: tera | 2016年2月23日 (火) 17時32分
tera さん
解決したようで、よかったです。 確かに、ジャックで端子数が多いものは迷いますね。
投稿: たかじん | 2016年2月25日 (木) 20時44分
たかじん様
ClassAA回路を拝借させて頂きました。
半導体を使って、真空管のような2次歪中心の音を再現すつことを目指して作ってみました。ついでに、2次3次歪を調整できるようにして遊んでいます。
http://blogs.yahoo.co.jp/odsfhjgioh/55415784.html
たかじん様の記事がとても参考になりました。ありがとうございました。
投稿: フィル | 2016年6月25日 (土) 10時16分
フィルさん
素晴らしい回路ですね。 歪を任意に付加できるというのは楽しそうです。
投稿: たかじん | 2016年6月25日 (土) 17時37分
マルツのマイカコンデンサなら135円と安めなんですが、
オーディオ筋であまり話題にならないのは何か問題が
あるんでしょうか?私はこれで済ませてしまってます。
「マイカ」と「ディップマイカ」の違いもよく分かってない私ですが・・・。
投稿: DS | 2016年7月 7日 (木) 21時30分
DSさん
マルツのマイカで問題ないと思います。 呼び名がいくつかありますが、銀電極を使ったシルバードディップマイカコンデンサを略して、マイカ、もしくはディップマイカと呼んでいると思います。 外形は製造メーカーによって若干違います。
投稿: たかじん | 2016年7月 7日 (木) 22時14分
参考にさせていただき0dB HyCAAを作らせていただきました。とても好みの音に仕上がり楽しんでおります。
パーツは手元にある物だけで工面し、オペアンプには4580を、出力の抵抗を33Ωから100Ωに、入力のボリュ-ムを33kΩにしております。
今回初めて真空管の回路に取り組みましたので自信のない点は、抵抗は電源の82Ωは1/2Wそれ以外は1/4Wにしたこと、入力のコンデンサは電解のタイプしかなかったので、真空管側をプラスにしたことなどがあります。
いくつか部品は変わってしまいましたが、単電源とは思えない表現力に驚いております。
長く愛用していきたいと思います。ありがとうございました。
投稿: kato | 2016年8月27日 (土) 09時44分
kato さん
ご感想、ありがとうございます。
部品に関しましては、好みのものに変更しても問題ありません。 音にも影響があるので、良さそうな部品が見つかったら交換するのも楽しいと思います。
投稿: たかじん | 2016年8月31日 (水) 20時39分
HyCAA作らせていただきました。
YAHAやNAMAをポータブルで作って楽しんでいましたが、
平面駆動のヘッドフォンのデモ用に、HyCAAもポータブルで作りました。
リチウム電池を3個直列にして、12.6Vを作っています。
現在の真空管は、オークションで入手した中古の12AT7で、
前段にOPA2604後段にNJM4580を指しています。
オペアンプ周り以外の定数は、ありもので済ませています。
仕事の得意先から、12AU7(シーメンス)いただいたので試してみます。
仕事場に6N3が余っているので、ヒーター電圧6.3Vの基盤作成中です。
音源は、ポータブルDATからですので、同軸デジタル入力の、アンプの部品集め中です。
DATの温かい音が、そのまま伝わって通勤が楽しくなりました。
大変すばらしい回路の紹介ありがとうございました。
今度、バランス型の良い回路紹介してください。
投稿: 千葉 | 2016年10月27日 (木) 22時36分
千葉さん
12AT7ですと、AU7に比べて動作電流が少ないので、カソード周りの定数変更が必要かもしれません。
OPAMPへの入力電圧が、電源電圧の半分程度になるのが目安です。
投稿: たかじん | 2016年10月29日 (土) 07時31分
たかじん様、
アドバイスありがとうございます。
現在12AT7のかいろでは、OPAMPの入口で約5.8Vです。
6N3や電池管のヒーター用にDC-DCコンバーター追加しました。
真空管は、子基盤で接続してありますので、6N3などは、
別に子基盤作成して、接続します。
中国球は、以前6N4の印象で、元気があった記憶があり、
楽しみです。
投稿: 千葉 | 2016年10月29日 (土) 20時50分
0dB HyCAA基板(真空管ソケット、抵抗器付き)の再販はもうないのでしょうか?
無いようなら基板のみを購入しようかと思っているのですが
投稿: noname | 2016年11月 2日 (水) 18時56分
千葉さん
その電圧なら問題ないです。 同じ真空管でもメーカーが違うと音が違いますし、球の品種が違うとまた違う音がでるので、交換する楽しみというのも良いですね。 中国製の真空管は、年々品質が向上しているという話もあって、注目株ですね。
noname さん
申し訳ございません。 以前はソケットを大量購入(100個)できるショップがあったのですが、そのお店の取り扱いがなくなってしまったので、揃えられなくなってしまいました。 他店を探してみますが、あまり期待できないかもしれません。
http://blog.digit-parts.com/archives/52009483.html
デジットさんに相談するのも手かもしれません。 ソケットも真空管も扱っているので全パーツが揃うかもしれません。
投稿: たかじん | 2016年11月 3日 (木) 11時19分
0dB HyCAAすごくいいですね
基盤の供給を続けてほしいと願っております
十数年前、ヘッドホンアンプと言えば当時AT-HA5000が憧れでした
ヘッドホンアンプに無駄に高いコストや過度なパワーが必要ないのは理解しているつもりですが如何せんそそられます
ここから自作の楽しみにに目覚めてしまった方々への道しるべをご教授ください
投稿: | 2017年4月24日 (月) 18時34分
音の好みとラーメンの好みは似ていると思います
今は豚骨がメジャーですけどね
相反するパンチと常習性・・・ムムム
投稿: | 2017年4月24日 (月) 20時02分
0dB HyCAAは、 他のアンプと明らかにちがった傾向の音ですね。 真空管アンプとも違いますし。 ClassAA部が効いているとも思います。
ClassAA部だけでアンプを作ると、また楽しみが増えるかもしれません。
AT-HA5000はシンプルな回路でよさそうですね。 この価格はちょっと盛りすぎな気がしないでもありませんが。
投稿: たかじん | 2017年4月25日 (火) 23時45分
VFA-01完成の勢いに乗って0db HyCAAも作りました。 12AU7はエレハモ製で、手持ちのOPAMPをとっかえひっかえして、今はV=MUSES8920、C=LME49990をつけてます。 よく聞いてたソースなのに、あれこんなパートあったのみたいなことが起こってます。 不思議。
LPFの無いTHS4631をつけましたが発振してだめでした。
手持ちのチューブは12AX7ばかりなので、12AX7用を作るか、12AU7系を買うか悩んでます。 あ、禁断のもありますね(笑)
投稿: 天 麩羅夫 | 2017年5月17日 (水) 00時34分
天 麩羅夫さん
エレハモの12AU7は、どちらかというと硬い音がすると感じます。
東芝、松下、日立など国内のものを試されるとまた違った音が聴けると思います。 とはいってもヤフオクくらいしか入手ルートは知らないですが。
禁断の・・は、作ったら確実に後悔しますよ(笑
投稿: たかじん | 2017年5月18日 (木) 23時18分
0dB HyCAAとても気に入って使っています。
できることならこの0dB HyCAAに所有している6DJ8を活用したいと思い立ったのですが、ヒーター電圧を変更すれば使えるようになりますでしょうか。
具体的には、真空管の5ピンに繋がる基盤裏のラインを削って、基盤のCN3の+-に秋月のプログラマブル可変電源キットを繋ぎそれから5ピンと4ピンへ繋げばどうかと考えています。
電子工作はド素人で変な質問をしていたら申し訳ないですが、ご助言を頂ければ幸いです。
投稿: トト | 2017年10月12日 (木) 19時20分
トトさん
気に入っていただきまして、ありがとうございます。
6DJ8をカソフォロで使ったことがないので、他の部分の定数も変更したほうがよいという可能性もあります。
配線は、その通りです。 ついでに9番をGNDに落とすと良いでしょう。
6DJ8のヒーター電流は350mAと多いので電圧レギュレータの方も発熱が多くなるのでお気をつけ下さい。 12Vから6.3Vへの降下で、350mAだと約2Wの発熱量となります。
投稿: たかじん | 2017年10月12日 (木) 21時01分
たかじんさん
こんなに早く回答を頂けると思っていなかったので感謝です。ありがとうございます。
やはり他の部分の定数も変更する可能性はあるのですね。自分ではヒーター電圧をどう変えるか考えるのが精一杯で、抵抗の値を変えるような場合どうしたらよいかずっと悩んでいました。
文系脳の限界を感じます…。
配線は間違っていなかったようで安心しました。
9ピンへのご助言も有難いです。調べていて内部シールドに繋がっていることが分かりアースに落とすべきか考えていたので確信が持てました。
可変電源による発熱はあまり考慮できていなかったので大変助かりました。
分かっていないことが分かったようなレベルで恐縮です。
投稿: トト | 2017年10月13日 (金) 00時58分
トトさん
試してみるしかないですね。 パターンカットは、レジストが黒くて見えにくいので、テスターでちゃんと切れたかを確認した方が良いと思います。
レギュレータの発熱は2Wで、そこそこのヒートシンクが必要です。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05054/
このくらいのサイズでは触ると熱い、ヤバイと感じるくらいの熱になると思います。
投稿: たかじん | 2017年10月14日 (土) 21時31分
たかじんさん
ご助言ありがとうございます。
ヒートシンク、とても参考になりました。ちゃんとしたものを選んであげないといけませんね。
前回の質問以降もいろいろと調べていまして、真空管の1番と6番に繋がっている電源からのラインを削って間に可変抵抗を入れ調整ができるようにしてみようかと思っています。
ところで、0dB HyCAAの基盤がスイッチサイエンスさん、ビスパさん共に在庫無しですが、再配布の予定はありますでしょうか。
投稿: トト | 2017年10月19日 (木) 02時16分
トトさん
手元に在庫がありますので、早急に補充いたします。
来週の早々に再開されると思います。
アクリル板は在庫ゼロです。 業者への発注からですので、1ヶ月近くかかるかもしれません。
よろしくお願いします。
投稿: たかじん | 2017年10月19日 (木) 23時15分
たかじんさん
ありがとうございます。
基盤、楽しみに待ってます。
投稿: トト | 2017年10月22日 (日) 22時05分
トトさん
日曜日に送ったので、そろそろ補充されるころだと思います。
よろしくお願いいたします。
投稿: たかじん | 2017年10月24日 (火) 08時27分
たかじんさん
今見てみましたら購入できるようになっていました。ありがとうございます。早速購入させていただきました。
事故を起こさぬよう注意して作成したいと思います。
投稿: トト | 2017年10月24日 (火) 22時13分
「禁断の・・・」でVC生成回路にオペアンプが使われてますが、回路図ではボルテージフォロワになっています。
と言うことは、ここで使用するオペアンプはユニティゲインで発振しないものであればOKと考えていいのでしょうか。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年1月21日 (日) 15時41分
三毛ランジェロさん
その通りです。 また出力電流が大きくとれるものが適していると思います。
投稿: たかじん | 2018年1月24日 (水) 17時33分
たかじんさん
「禁断の・・・」の回路図を見ていて疑問が湧いてきました。
「禁断の・・・」の製作はいつになるかわかりませんが、忘れないうちに確認しておきたいと思います。
アンプの入力部には10kΩの可変抵抗と15kΩの接地抵抗が使われており、合成の入力インピーダンスは6kΩとなります。通常、アンプの入力インピーダンスは20〜47kΩ程度が一般的と思いますが、それとは大きく異なる低い値となっています。
Q.1
入力インピーダンスは6kΩと考えて間違いありませんか。
Q.2
入力インピーダンスの6kΩが正しいとして、その値にした根拠は何なのでしょうか。
Q.3
可変抵抗と接地抵抗を共に47kΩに設定した場合、回路的に何か問題はあるのでしょうか。可変抵抗の前にTHROUGH OUT端子を設けて他のアンプのLINE INに接続することも考えているので、この点は非常に気になります。
Q.4
入力インピーダンスを47kΩとした場合、DCカット用のカップリングコンデンサの容量も0.22uF程度に変更する必要がありますが、この場合出力側にもカップリングコンデンサや充電電荷を逃がすための接地抵抗は必要になるのでしょうか。
以上、4点に関しご教示くだされば幸いです。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年1月28日 (日) 15時52分
三毛ランジェロさん
Q.1
ボリュームの位置に左右されますが、max時はそうなります。
Q.2
ボリュームに10kを使ったからですね。 20kなら8.6k。50kなら11.5kくらいになります。
今思えば、ボリュームは20kあたりがベストな気がします。
抵抗値は低い方がノイズが減りますが、前段の負荷として重くなるとひずみが増えるのでトレードオフがあります。
Q.3
オペアンプの+端子からみた抵抗値と-端子から見た抵抗値にずれがあると、出力にDCオフセットが生じます。
22k//47k = 約15kとなり、15kが良いのです。 FET入力のOPAMPの場合、入力バイアス電流が極端に小さいため、その限りではありません。
Q.4
回路図上の15kを47kにしようとすると、NFB回路をそうとう高い抵抗値で組まなければいけなくなり、S/N的に不利になります。 この回路の場合、DC12Vのスイッチングレギュレータから輻射されるノイズがあり、あまり高い抵抗値は推奨できません。
> 通常、アンプの入力インピーダンスは20〜47kΩ程度が一般的と思いますが、
実は、そうでもないのですよ。バッファで一段受けてインピーダンスを上げているモデルも多いですが、10k程度のパワーアンプ入力端子も結構あります。
サンスイのプリメインアンプのパワーアンプ入力端子なんかは3kΩというモデルもありました。
プリアンプの入力は50kから250kと高いことが多いですね。
投稿: たかじん | 2018年1月28日 (日) 16時43分
たかじんさん。
丁寧なご説明、ありがとうございました。
可変抵抗の値はともかく、接地抵抗の値を大きくすると、ゲイン確保のためにNFB抵抗値も大きくせざるを得ず、その結果S/N比の悪化を招くので、それらを総合的に判断した結果と理解してよろしいでしょうか。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年1月28日 (日) 17時04分
三毛ランジェロ さん
その通りです。 総合的というより常識的な範疇、ごく普通の定数です。
投稿: たかじん | 2018年1月29日 (月) 22時11分
たかじんさん。
0dB HyCAAヘッドフォンアンプは、部品を少しずつ購入しながら製作中です。一気に揃えてすぐにカタをつけたいところではありますが、なかなかそうもいかずもどかしく感じています。
さて、その手すきの時間を使って「究極の・・・」の構想を練っていますが、VC生成回路で教えていただきたいことがあります。
1.
宿敵、秋月スイッチングアダプタで観測されたノイズの周波数はおよそ何Hzだったのでしょうか。つまり、AC電源周波数に起因するもなのか、またはスイッチング周波数に起因するものなのか、あるいはその両方だったのかということを参考までに教えて頂きたく思います。
2.
トランジスタの近傍に470uFの電解コンデンサが2個配置されてますが、470uFの根拠は何なのでしょうか。DC電源電圧との関係も含めてご教示いただければと思います。
また、ここに使用する電解コンデンサで重視する特性は何かあるでしょうか。例えば、低Z、高リップル電流とか。
よろしくお願い申し上げます。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年2月10日 (土) 13時29分
三毛ランジェロさん
スイッチングアダプタからの周波数は調べていませんが、50Hzや60Hzのいわゆるハムノイズではなく、ジーというノイズでした。 オシロスコープで見てもパルス状のスパイクノイズが観測されていたのでスイッチングノイズで間違いないと思います。
コンデンサの容量は、手持ちで持っていた適当なものです。 ご自由にしてください。
「究極のもの」をというのであれば、電源を両電源の15Vにした方が良い結果が得られると思います。
秋月の12Vスイッチングアダプタ1個で作ったのは、手軽さを求めていたためです。
投稿: たかじん | 2018年2月10日 (土) 14時47分
たかじんさん。
ご回答、ありがとうございました。
電源電圧を高くしてオペアンプの能力を発揮させるよう24V/2A程度のスイッチングACアダプターの使用も考えてましたが、電源整流基板 RTF-01とデジット(12V/1A)x2トロイダルトランスとを組み合わせて正負両電源もありですね。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年2月10日 (土) 23時57分
三毛ランジェロさん
電源トランスを使って組むのが最強でしょうね。 感電だけはお気をつけ下さい。
たまに、音質を重視するためヒューズ(遮断機)を使わないというのもwebで見かけますが、安全のためには欠かせません。 高音質なサーキットプロテクタという手もあるようです。
投稿: たかじん | 2018年2月12日 (月) 10時48分
たかじんさん。
デジットで正負量電源キットを探したところ、+,-各0.5Aでした。0dB HyCAAでの要求電源仕様は12V/1Aなので、デジットのキットで十分なのかどうか若干不安です。
LM317自体は1.5Aまでの出力が可能なようなので、キットを使わずにユニバーサル基板で回路を組んで、大きめのヒートシンクを併用するというのもありかなと考えています。もちろん、トランスも出力電流に余裕のあるものを選定する必要があるかもしれません。
実際のところ、「禁断の・・・」の消費電流は12Vで何Aだったのか教えて頂けないでしょうか。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年2月12日 (月) 13時46分
三毛ランジェロ さん
電流は、オペアンプ2個分ですから、10~20mAくらいですね。
電源は、多少余裕がたったほうがいいと思います。
投稿: たかじん | 2018年2月15日 (木) 19時40分
たかじんさん、ありがとうございますした。
これで、「禁断の・・・」の電源部が決まりました。
(15V/1A)x2トロイダルトランス → たかじんさん整流平滑基板 → デジット正負両電源キット(ヒートシンク、電解コンデンサ交換前提)にします。
でも、本格的な電源を考えると、電源部パーツ代だけで1万円を軽く超えるんですね。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年2月15日 (木) 20時01分
たかじんさん、こんにちは。
前コメントの続きなのですが、もう2点程教えていただきたいことがあります。
Q.1 電源整流基板 RTF-01の入出力に使用しているブロックターミナルですが、リードピッチは何mmでしょうか。
Q.2 AC電源入力に設置するヒューズの容量ですが、125V/0.5A程度で十分でしょうか。
いつも教えて頂いてばかりで恐縮なのですが、よろしくお願いします。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年2月17日 (土) 02時23分
三毛ランジェロさん
結構な金額のものをそろえていらっしゃるのですね。 秋月の12VのDCアダプタは800円くらいなので、大変お手軽です。
ターミナルブロックは、
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-01306/
これですね。 5.08mmと書いてますよ。
ヒューズの選定は、わりと難しいのですが、トランスの1次側の定格電流の2倍程度が目安です。
トロイダルトランスや、Rコアトランスの場合ですと、2倍では突入電流で切れてしまうことがあり、その時は3倍くらいに増やすか、スローブロータイプにしなければいけません。
余談ですが300VAを超えるような大容量トロイダルトランスになると、突入電流を和らげるスロースタート回路が必要になる場合もあります。
投稿: たかじん | 2018年2月18日 (日) 08時18分
たかじんさん
ご回答、ありがとうございました。
いやいや、パーツの購入はまだで、今は構想を練っている段階です。その予算があったら、もう既に0dB HyCAAアンプは完成してます。
「正負両電源にするとさらに一皮むける」という旨のコメントがあったり、たかじんさんのコメントに「究極をめざすのなら±15V」という部分もあったので、それではと考えていたら、前記のコメントの構成になりました。
本当は0dB HyCAAアンプも正負両電源にしたいのですが、真空管のヒーター電圧との関係で頒布基板の改造はちょっと難しいので、今回は単電源12Vで組み上げてみます。もしかすると、2台目でチャレンジするかもしれませんが。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年2月18日 (日) 14時00分
注文したケースの到着が待ちきれず、0dB HyCAAアンプを仮組み状態で鳴らしてみました。
真空管はJJ製ECC802S、V-ampにMUSES8920、C-ampにMUSES8820です。
真空管を使っているのにハムノイズがない音は本当に最高です。
ケースに入れ、電解コンデンサとオペアンプのエージンクが完了した後のぺるけ式との対決が楽しみです。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年2月20日 (火) 21時04分
三毛ランジェロさん
スイッチングのDC12V電源を使うと、ハムノイズ(50/60Hzに起因するもの)は出ません。
その代わり、スイッチングノイズが乗る場合があります。
JJ製ECC802Sですか。 珍しい球をお持ちですね。 割と真空管でも音が変わるので差換えても楽しむことが出来ます。
投稿: たかじん | 2018年2月25日 (日) 14時13分
たかじんさん、こんにちは。
YAHA派生のWAKA-U7ではハムノイズに悩まされたので、それと比べたら0dB HyCAAは本当に静かです。
スイッチングノイズに関しては、測定器を持っていないため検証ができていません。オシロスコープも欲しいとは思っているのですが、Macで使える手頃な価格のUSBオシロスコープがなかなか見つからないので。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年2月25日 (日) 15時31分
三毛ランジェロさん
YAHAはそんなに気難しい回路ではないんですけどね。 真空管に触れたり、高抵抗のボリュームに触れたりするとノイズを拾うというのはあるかもしれません。
ハムノイズ:ACコンセントの50/60Hzの整流リップルを原因としたノイズで100/120Hzのブーンというノイズ。
スイッチングノイズ漏れ:スイッチング電源のパルス漏れでスイッチング周波数に依存する。 一般には40kHz~300kHzくらい。 ビートダウンして可聴帯域にに入り込むとジーーという音が聞えることがあります。
聞えないほど小さかったり、可聴帯域に入っていなければ、気にしなくてもいいと思うこともありますが、無いほうがやっぱりいいですね。
個人的にはオシロはスタンドアローンタイプの方が使いやすいと思います。AnalogDiscoveryというUSB測定機も持っていますが、オシロとしては使っていません。 使いにくいからです。
投稿: たかじん | 2018年2月25日 (日) 20時12分
たかじんさん
0dB HyCAAアンプの初号機、本日ケースに入れてようやく完成しました。
仮組みのときの感想の通り、本当にいい音です。
音のニュアンスはぺるけ式とは異なる感じがしますが、これは回路そのものの違いの他に選定部品の組み合わせも多分に影響しているのだろうと想像しています。エージングが済んだら比較試聴してみるつもりです。
ただ、ゲインが0dBの故に適正な音量のボリューム位置が高い位置になるのは、心臓に悪いですね。
また何かありましたら、よろしくお願いします。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年3月 4日 (日) 20時01分
三毛ランジェロさん
ケースに入れたのですね。 基板だけだと軽くて、ヘッドホンケーブルに引きずられてしまうので、安心できますね。
真空管によっても音は変わりますし、OPAMPでも変わるので、色々と試してみてください。
おっしゃる通りボリュームの位置はかなり高い位置に行きますね。 その代わり、ギャングエラーの影響が少なくなるというメリットもあることはあります。
投稿: たかじん | 2018年3月 8日 (木) 21時22分
たかじんさん
0dB HyCAAアンプの初号機はパーツのエージングも進み、音楽を上品かつ滑らかに
聞かせてくれるようになりました。ただ、ちょっと上品すぎるきらいもあるので、出力抵抗
を100Ωから82Ωあるいは68Ωに交換してみようかと悩んでいるところです。
さて、2号機も進行中と以前コメントしましたが、もしかしたら電源をDC24Vにしてもい
いのではないかという気がしてきました。そこで考えた結果は以下の通りです。
1 オペアンプおよびclass AA回路周辺
a. オペアンプの動作電圧や回路構成を考えると問題ないはず。
2. 真空管のカソード・アノード間電圧
a. 真空管の本来の動作電圧を考えると問題ないはず。
3. 真空管周辺回路の抵抗値
a. 真空管を増幅器として使用しているのなら、電源電圧の変更で特製曲線が変わり、
それに応じてロードラインも変わるので定数の見直しが必要。しかし、本回路では
入力バッファとして機能している(?)ので、抵抗値の見直しは不要ではないか。
4. 真空管のヒーター電圧
a. ソケットの4番および5番ピンを基板から分離し、外部で生成したDC12Vを供給す
ればいい。
なお、ここではコンデンサの耐圧の考慮は当然として省略しています。
一番機になるのが2.と3.ですが、0dB HyCAAアンプの24V電源化は可能でしょうか。
可否および、自分の考察で誤りあるいは考慮不足な点があればご教示頂きたく思います。
いつも質問してお手数を掛けてばかりですが、宜しくお願い致します。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年3月15日 (木) 23時57分
あちゃ〜、随分と誤字を残したまま投稿してしまいました。
・「特製曲線」→「特性曲線」
・「一番機になる」→「一番気になる」
です。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年3月16日 (金) 01時05分
三毛ランジェロさん
24V化ですか。 プレート電圧は24Vにするのは問題ないと思います。
カソード側の定数も、そのままいけそうな気がしますね。
カソードの出力電圧は12Vのセンター近くになるようにしていますが、多少ずれていても音は出ると思います。
ヒーターは、電流がそこそこあるので、12Vレギュレータの放熱にはお気をつけ下さい。
投稿: たかじん | 2018年3月16日 (金) 23時39分
たかじんさん
コメント、ありがとうございます。
ヒーター電圧12Vは、DC24Vを抵抗分圧またはダイオードによる電圧降下、
あるいはそれらの併用で生成しようかと考えていました。
>カソードの出力電圧は12Vのセンター近くになるようにしていますが、多少
>ずれていても音は出ると思います。
これは、入力ショート時にカソード電圧は電源電圧の1/2程度という意味でし
ょうか。ま、これは手元に実物があるのだから自分で測定してみればいいだけ
のことですが。
まずは2号機をDC12V電源で組み上げ、真空管やオペアンプの組み合わせ、
電解コンデンサの選択などいろいろ試して自分なりの最適解を決定した後、
DC24V電源化は3号機の課題として取り組むことにしました。
もっとも、3号機の前に「禁断の・・・」class AAの複数バリエーションを
組み上げる予定です。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年3月17日 (土) 14時35分
単なる分圧回路はレファレンス電圧の生成には使えるものの、電源としては
NGなんですね。知識不足を露呈し、お恥ずかしい。
DC/DCコンバーターなどを考えないと・・・。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年3月18日 (日) 23時09分
三毛ランジェロさん
ヒーターはそこそこ電流が流れますからね。 また真空管の種類(互換球)によっても違うので、差換えて楽しむには余裕のある電源にする必要があります。
DC/DCはパルス系のノイズを発するので、お気をつけ下さい。 禁断の・・は、スイッチングアダプタでノイズを聞えないレベルにまで下げるのに苦労しました。
カソード電圧=後段のOPAMPの信号入力になっています。
ここが大きくオフセットしていると、音量を上げたときにクリップしやすいとか、音質を損なう原因になります。
投稿: たかじん | 2018年3月19日 (月) 20時16分
たかじんさん
0dB HyCAAの2号機は、主電源24V/0.75A、ヒーター電源12V/0.5AのスイッチングAC
アダプターの併用で作成することに決定しました。トランスを使った本格的な正負両電源は
今回見送ることにしました。ただ、24V化で効果が認められたら、3号機があるかも。
さて、真空管の4, 5番ピンの基板からの分離ですが、実はソケットはすでに基板に半田付
け済みなので、基板のパターンをカットしようと思っています。基板のパターンをどこで
カットすればいいのか、ご教示頂けないでしょうか。テスターで当たれば該当箇所は見
つけられるとは思いますが、念には念を入れたいので。
以上、宜しくお願い致します。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年4月 5日 (木) 12時43分
三毛ランジェロさん
http://6218.teacup.com/nwelec/bbs/2022
基板上でヒーター配線を切るのは、こちらの画像を参考にしてください。
ヒーター部は裏面のみで配線しています。
基板が黒いのでとても見えにくいです。 カットしたあと、テスターで確認すると良いと思います。
投稿: たかじん | 2018年4月 7日 (土) 09時06分
たかじんさん
ご教示、ありがとうございます。
5番ピンのDC12Vラインだけカットすればいいとのことですが、ヒーター電源は単に適切な電位差と電流が供給できればいいと思いますし、また2つのACアダプターでGNDを共通化すると互いに影響し合そうな懸念もあります。
それで4番ピンのGNDラインもカットしてヒーター電源はフローティングさせようかと思います。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年4月 7日 (土) 12時58分
三毛ランジェロさん
ヒーターとカソード電位はあまり離さない方が良いです。
通常の回路のように120vくらいかける場合も、ヒーターの電位はGNDレベルに近い所へ固定します。
投稿: たかじん | 2018年4月 7日 (土) 13時33分
たかじんさん
ヒーターとカソードの電位差による影響は全く想定していませんでした。アドバイスありがとうございます。
としたら、0dB HyCAA基板の外にユニバーサル基板でDC24VとDC12Vをそれぞれ平滑化する回路を設けるつもりだったので、DC24VとDC12VのGNDは共通化し、平滑後のDC24VとGNDを0dBHyCAA基板に、DC12Vを真空管の5番ピンに接続するようにします。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年4月 7日 (土) 15時13分
たかじんさん
0dB HyCAAヘッドフォンアンプでまた1点疑問が湧いてきました。
使用しているJJ製ECC802Sのデータシートによれば、フィラメント電圧は12.6V、フィラメント電流は150mAとなっています。また、0dB HyCAA頒布基板ではC5, C6にそれぞれ1000uFの電解コンデンサがデカップリング用として使用されています。
さて、ACアダプターからDC12Vの供給を開始した時点で、合計2000uFのC5, C6を充電するために、ほんのわずかな時間ながら突入電流および電圧変動が発生すると思います。C5とC6にはそれぞれ10Ωの抵抗が直列に接続されており、これがC5, C6の充電による電圧変動を緩和する働きをしているのではないかと推測していますが、フィラメントの4, 5ピンは直接DC12Vに接続されており、電圧変動や突入電流の影響をもろに受けるように見えます。この突入電流は真空管のフィラメントに影響を与えるレベルなのでしょうか。
もし、簡単に対策可能なのであれば、その対策法はどのようなものでしょうか。
自分に知識がないばかりに、いつもお手数をかけてしまいますが、ご教示の程宜しくお願い致します。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年4月24日 (火) 01時09分
三毛ランジェロさん
ヒーター(フィラメント)は、白熱電球と似ています。 冷えている状態では抵抗値が低く、定格よりも多くの電流が流れます。 白熱電球は0.1秒もしないうちに、明るく光り(フィラメントが熱くなり)抵抗値が上がって定格の電流へと落ち着きます。
真空管のフィラメントは赤熱するまで1秒以上とながい時間をかけてゆっくり温まるので、突入電流というには長い時間、定格よりも電流が流れ続けると思われます。
コールドスタートを、何度も何度も必要以上に繰り返すようなことをすると寿命にも影響出てくる可能性はありますね。
とは言っても、そういう風に使われることが前提で作られているので、即、劣化というほども痛みません。 1日に10回、20回とコールドスタートを繰り返すイジメを避ければ気にするほどではないと思います。
ちなみに1000uFと10Ωは、スイッチングアダプタから発生するパルス成分のノイズを低減するものです。もちろんデカップリングの役目もします。
投稿: たかじん | 2018年4月24日 (火) 13時03分
たかじんさん
早速のコメント、ありがとうございます。
真空管は言ってみれば、白熱電球の発展型ですね。
1号機では、特に対策は取らないことにします。一度電源を入れたらそのまま数時間放置ということが多いので。
フィラメントが切れるより先にこちらの寿命も尽きそうですし。万一先にフィラメントが切れたら、真空管を交換すればいいだけのこと。
ただ、ネットで調べたらFETとC, Rを組み合わせてフィラメントへの突入電流を防止する例が見つかったので、DC12Vと24Vに分ける2号機では対策するかもしれません。まあ、精神衛生上の安定が主目的です。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年4月24日 (火) 16時52分
三毛ランジェロさん
フィラメント切れ以外に、エミッション不足に陥ることがありますので、寿命はヒーター回路の工夫だけで伸びる訳ではありません。
中古で買った真空管でヒーター切れてないけどエミッション不足というのが結構混じっています。 ヒーター切れよりもエミッションが飛ばなくなってくる方が多いのではないかと思っていますが、どうなのでしょう。
投稿: たかじん | 2018年4月25日 (水) 18時06分
たかじんさん
エミッショッン、つまりカソードからの熱電子の放出のことになると、電子工学というより物性物理学の問題のような気がします。
中古品で熱電子の放出が不足するというのは、カソードの電極そのものの物性が劣化しているとか、カソード表面に化合物の皮膜ができているとか、真空管の真空度が低下しているとか、様々な要因が考えられますね。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年4月25日 (水) 20時18分
三毛ランジェロさん
そのとおりです。真空度の低下、ゲッターの減少が主な原因といわれています。
ゲッターが飛んだ先、どこに付着しているのかはよく分かりませんけど。。。
全体的にガラスの内側が汚くなってきますね。 ということは、電極にも付着していそうです。
投稿: たかじん | 2018年4月25日 (水) 21時00分
たかじんさん
0dB HyCAA基板の改版、あるいは「禁断の・・・」の基板化の予定はありますでしょうか。
あるという前提で希望をちょっと書いてみます。
0dB HyCAA
1. 出力カップリングおよびバイパスコンデンサに大型電解コンデンサが使用できるよう、φ18mmの部品スペースとリードピッチは5mmと7.5mmを用意。
2. 入力カップリングにアキシャル型大型フィルムコンデンサ(例えば、Jantzen CrossCap 1uF)が使用できるようなスペース確保。もちろん、異なるリードピッチに対応できるようにスルーホールも数カ所。
禁断の・・・
1. 仮想VC平滑化コンデンサに複数の大型電解コンデンサが使用できるよう、φ18mmの部品スペースとリードピッチは5mmと7.5mmを用意。+側、-側それぞれ最大4個、計最大8個が実装できるといい。コンデンサーのカクテルで音質調整をしたいので。
0dB HyCAAの要望1以外はまあ、妄想だと考えていただいて結構です。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年5月 8日 (火) 16時40分
色々と取っ替え引っ換えしてきた0dB HyCAAアンプの1号機(DC12V版)のコンデンサーの組み合わせがようやく決まりました。
・デカップリング: Panasonic SEPF 1000uF/16V + Nichikon "MUSE" KZ 1000uF/25V
・出力カップリング: ELNA "SILMIC 2" RFS 470uF/16V
ちなみにオペアンプは、
・V-amp: JRC MUSES8920
・A-amp: JRC MUSES8820
です。
音の傾向は若干ドンシャリ気味ですが、解像度が高く音に芯があり、低音は量感豊かで高音は繊細です。。
YAMAHA HPH-PRO500もAKG Q701も、それぞれの個性をきっちりと鳴らし分けてくれるアンプになりました。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年6月14日 (木) 18時26分
三毛ランジェロさん
ブログ、拝見させていただきました。
シルミック懐かしいですね~ でかいですね~ KZも更にでかい。
ボリュームも27型を使っていて音がいかにも良さそうです。 個人的にはRD925Gよりもずっとアルプス27型が良いと感じます。
ネット上の情報では色々ありますが、例えばNAGRAの200万オーバのプリアンプでもアルプス27型(モータ付き)が採用されていたりしますので、ご自身の耳で判断するということが大切だなって思いますね。
http://www.6moons.com/audioreviews2/nagra4/3.html
投稿: たかじん | 2018年6月14日 (木) 19時30分
たかじんさん
>ボリュームも27型を使っていて音がいかにも良さそうです。
ALPSでは、もう何年も前に生産完了になっている40型が現行27型とは桁違いの透明感・解像度を持っていたそうですね。
ALPSの27型より音がいいと言われている東京光音のプラスチック可変抵抗にも興味があるんですが、価格と耐熱性の関係でなかなか踏ん切りがつきません。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年6月14日 (木) 21時15分
三毛ランジェロさん
40型の20kを1つだけもっていますが、確かに良いです。
聞き比べた私の感想は、27型の方がにぎやかで40型は静か。
静かになったことで聴こえてくる音が増えるような気がします。
ボリュームのあとの受け側のインピーダンスを高くすることで差が小さくなりますから、使い方次第ですね。 100kΩくらいで受ければ圧倒的に27型が劣るとも言い切れないと思います。 0dB HyCAAは1MΩくらいと十分に高いです。
東京光音は、全抵抗値の20倍の値で受けてくださいと言ってますね。 20kボリュームなら400kΩ以上で受けることが推奨になります。
http://www.ko-on.co.jp/otherpdf/LADDER.pdf
投稿: たかじん | 2018年6月17日 (日) 08時35分
昨日、出張で来ているベトナム人が滞在しているマンスリー・マンションにCQ版ぺるけ式と0dB HyCAAの両ヘッドフォン・アンプを持参して聴き比べて貰いました。
低音好きな彼の評価によると、低音がよく出るCQ版ぺるけ式の方が好きだとか。でも、両機とも中域から高域の解像力は素晴らしいとのこと。今回の0dB HyCAAはデカップリングに固体電解とMUSE KZを使ったことと、全体的にデカップリング・コンデンサーの容量は少なめなので低域は多少犠牲になっているかもしれません。
次のDC24V版では固体電解とMUSE KZ加えてSILMIC2などを追加して容量を稼いで低域の増強も図ろうかなとも思ってます。
また、持参したYAMAHA HPH-PRO500も聴いてもらったところ、彼のBEATS製ヘッドフォンと比較して、低音は少ないが音のディテールは比較にならないほどよく再現するとの評価でした。
自分の耳だけだと客観的な評価がしにくいだけに、第三者による評価が聞けてよかったと思います。
投稿: 三毛ランジェロ | 2018年7月16日 (月) 18時47分
三毛ランジェロさん
仰る通り、人の意見を聞いて客観的にみるのも大切ですね。
まあ、趣味の世界ですから、自分の好みの音をトコトン追求するというのもアリだとは思います。
いろんな人の意見を取り入れすぎて、つまらない製品になってしまったなんて話もあながち嘘じゃない気もしますから、意見を聞くひとを選別するというのがベストかもしれないですね。
人が普段聴いている曲を教えてもらうというのは、とても刺激になります。
投稿: たかじん | 2018年7月16日 (月) 20時05分
たかじんさん
お久しぶりです。
以前アンプや電源について相談させてもらっていましたが、昨年大怪我をしてしまい、いまだ完成していません...(^^;
最近通院などで電車に乗ることが多くなりポタアンが欲しくなったのでリハビリも兼ね初めてこちらを見つけた時(もう5年経っていました)から気になっていた禁断のclassAAヘッドホンアンプを作ってみることにしました。
当時から今まで必死に時間をかけて調べていたので素人でもなんとか基本部分(アンプ部とセンター電圧生成部)だけはユニバーサル基板に載せることができました。
ボリュームやジャック類は仮止め状態ですが秋月の12Vスイッチング電源で音出しの確認までできました。
これからケースに入れたいのですが、いくつか分からないことがあり、ご教示いただけますでしょうか。
①VCの接続方法について
・センター電圧生成部から5ヶ所へ接続することになり、ぐるっと一周するように接続するか一か所ずつへ配線を伸ばして接続するかどうしたらよいかわかりません
②GNDはケースに接地した方がよいでしょうか?
・ケースはブリキ缶です
・DCジャック、ステレオミニジャック共にケースと絶縁するものを予定していましたので、もしDCジャックを非絶縁のものに変えてもVCとは繋がらないので大丈夫?
③GNDを改善すればノイズは減りますか?
・音源として接続していたMP3プレーヤーをジャックから外すと元からあったノイズ(音楽が流れているときは気にならない程度)がかなり大きくなりました
長くなり恐縮ですが、5年越しということもありなんとか完成させたいです。
よろしくお願いします。
投稿: トト | 2019年4月24日 (水) 16時39分
トトさん
どうも、すぐに反映されないことがあるようです。webブラウザの再読込で反映された事もあるのでキャッシュを表示している可能性もあるかもしれません。
リハビリ、大変ですが頑張ってください。
私も手首を骨折したとき2年くらいリハビリしてました。おかげで左手でもお箸が使えるようになったのが利点だったかも。。。
VCは、1点集中か、一筆書きが良いです。一筆書きのときは出力側を電源部に接続します。
ケースへの接地は、VCを繋ぐのが良いかもしれません。12V電源のGNDでも構いませんが、ヘッドホンのGND端子はVCになるので、12V電源のGNDとは電位差があります。 端子の構造でシャーシにVCが勝手に落ちてしまうものもありますのでご注意ください。
ノイズは、12V電源に依存します。 トランジスタでノイズフィルタを作っていますが、それでも取り切れない場合、12V電源を別のものにした方が手っ取り早いです。
入力ジャックをOpenにするとその端子から誘導されたノイズが大きくなります。プレイヤーを接続したままSTOPしたときにノイズが聞こえないのでしたら気にしなくて良いと思います。
投稿: たかじん | 2019年4月25日 (木) 08時23分
いやー 私もやってしまいました。
送信したあと、応答がなくなるんですね。
ここのブログサーバーの入れ替えを3月末からやっていて、あれこれ問題が起きているらしいです。
投稿したあと、半日くらい待つのがいいかもしれません。
投稿: たかじん | 2019年4月25日 (木) 17時34分
たかじんさん
送れていたんですね!返信ありがとうございます。
正直、自分のようなレベルの者がこちらで質問をして失礼でないかいつも緊張します。
コメントができていないと思い不安が募り掲示板にも同内容の書き込みをしてしまいました。
削除の方法が分からず…お邪魔になると思うので掲示板の方はお手数ですが削除お願いいたしますm(_ _)m
怪我の後は私も左手でお箸が使えるようになりました。右手が使えない代わりに頑張ってくれるんですよね。
今でも動きに少し障害があるので右手が使えるようになっても左手が出そうになったりたまに混乱します。
①VCの1点集中とは例えばセンター電圧生成部のVCから各VCへそれぞれ1本ずつ配線を繋ぐイメージでしょうか?
一筆書きについては出力側(音声出力でしょうか?)と電源部(センター電圧生成部?)はどこを指すのでしょうか?
知りたいのですが理解力がなく大変申し訳ありません…。
②ケースへの接地はVCが良さそうなんですね。たまたま手元にマル信のMJ-074N(非絶縁タイプのステレオミニジャック)が2つあるので入出力共にジャックはこれに替えれば見た目もすっきりして良さそうです。
③電源の影響なんですね。今回は主に持ち運びで、家では12V電源が使えたらいいなと思っていましたので、電池のときにノイズがなければ万々歳です。家では以前色々あった共立のトランス電源を試してみようと思います。
プレイヤーを接続したまま音楽をSTOPしたときにノイズが聞こえていたような気がして少し不安です。(使ったスイッチング電源由来のノイズならいいのですが。)
ケースに入れるため仮止めの部品を外してしまったので、ちゃんと部品を付けたときノイズが少なくなってると嬉しいですね。
せっかく詳しく教えて頂いたのにVCの所が理解できず申し訳ありません。
ご迷惑お掛けしますがまたご教示いただけますでしょうか。
よろしくお願いします。
投稿: トト | 2019年4月26日 (金) 05時07分
トトさん
どうぞ、お気軽に書き込んでください。
GNDもVC(V-Center)もあくまでも人が付けた名称で、大地アースに接続していない場合はどんな名称をつけても回路の動作に影響しません。GNDという名称にした途端ノイズが減るとかはありません。
12V電源の
+側を12V
-側をGND
その中心電位をVC という名称で呼んでいます。
+側を+6V
-側を-6V
その中心電位をGND という名称に置き換えても構いません。
当然ですが、呼び名を変更したらかといって回路の動作は一切変わりません。
①そのとおりです。1点アースなんて呼ぶこともあります。
一筆書きのときは、出力OPAMPのデカップリングコンデンサのVCが望ましいです。といか回路図にデカップリングコンデンサが付いていませんね。。。ヘッドホン出力のVCでOKです。
②ケースの電位をどこにするか。というだけです。信号の基準電位の方がシールドの効果が高くなると思います。
③一般のスイッチング電源は、少なからずパルス性のノイズが漏れ出ています。フェライトコアなどでノイズを低減するという手法もあるにはあるのですが、電源を交換しちゃうほうが手っ取り早いです。
電池で駆動すると、スイッチング電源のようなパルスノイズはなくなります。電池でもヘッドホンからノイズが聞こえるとしたら、回路が発振している可能性があります。
投稿: たかじん | 2019年4月26日 (金) 12時47分
たかじんさん
ありがとうございます。
中心電位とはそういう意味だったのですね。分かっていなかったのでとても勉強になります。
+側を+6V-側を-6Vと説明されているところを見てここのコメントの中で度々見かける両電源というのもこれに近いものでしょうか?
あくまで分かりやすく説明していただいただけで全然別物かも知れませんが…。
①1点アースが理解できました。ありがとうございます。
一筆書きについては、始点をセンター電圧生成部のVCとして、ヘッドホン出力のVC、音声入力のVC、ボリュームのVC、アンプ部のVC2ヶ所と順に繋ぐようなイメージで合っていますでしょうか?
きちんと理解できず申し訳ありません。
②なるほどです。いつか実験で接地箇所をVCとGNDで違いがあるか聞き比べてみようと思います。
入出力のステレオミニジャックの部品を変更してケースに接地しようと思いましたが、接地が2ヶ所になってしまいますので出力のジャックだけにした方がよいでしょうか?
③実は数百円の壊れてもいいヘッドホンで音出し確認をしただけなのでちゃんと動いていたのか自信がありません。各部品を繋ぎ終わったら電池での動作確認も必ず行いたいと思います。
VCの所を何度も質問してしまいすみません。
お時間があるときで構いませんので、よろしくお願いします。
投稿: トト | 2019年4月26日 (金) 23時29分
トトさん
そうです。+側と-側の中間。実際には少しずれていますが、そこから変動しないような回路になっています。
両電源というは、+側と-側を個別に生成して供給するのです。
例えば電池を2本使って+1.5Vと-1.5V供給する。とうのが両電源。
同じく2本つかっても+3.0Vと0V(GND)というのが片電源です。
片電源でも、2本の電池の中間(1.5V)を、ここではVCと呼んでいます。名称は何でもよいです。
ただし、オーディオ信号は交流で+側にも-側にも振幅するので、片電源ではVCを基準にしています。
金属ケースならばシールド効果を得られるため、電源のどこかに繋いで外来ノイズを遮断することができます。そのとき、+電源でも-電源でも、センター電位でも効果はほとんど変わりません。
センターにしておくと、ヘッドホンジャックのGNDが万一、ケースにショートしたときでも被害が少ないですね。
ケースが木やプラスチックなら、どこにも接続することができないので悩むこともありませんし、不用意なショートも起こりません。
投稿: たかじん | 2019年4月28日 (日) 11時35分
たかじんさん
ありがとうございます。
なるほど〜、と思いながら読ませていただいています。とても勉強になります。
アースの繋ぎ方について、一筆書きのときは出力側を電源部に接続しますとありましたがいまいち想像できず、例えば一筆書きの始点をセンター電圧生成部のVCとして、ヘッドホン出力のVC、音声入力のVC、ボリュームのVC、アンプ部のVC2ヶ所と順に繋ぐようなイメージを考えたのですが違いますでしょうか?
度々ですみませんが、よろしくお願いします。
投稿: トト | 2019年4月30日 (火) 02時53分
トトさん
この回路の場合はアンプの増幅が1段のため、どこでつないでも、動作に支障はありません。
一筆書きの場合 、
電源部のVC−> アンプ部VC ー> ボリューム部VC ー> 入力部VC
ヘッドホン端子のVCはアンプ部のVCから引き出すか、電源部のVCへ直接つなぎます。電源部とアンプ部は近いほ方が良いです。配線長として5cm以内が理想です。
投稿: たかじん | 2019年5月 2日 (木) 18時06分
たかじんさん
やっと一筆書きの場合が理解できました。何度もしつこくなってしまいすみませんでした。自分の中で中途半端にしたくなかったので本当にありがとうございます。
これで1点アースか一筆書きかどちらか配線しやすい方を選んで早く動作確認したい・・・と思っていたのですが、前にスイッチング電源で音出しの確認をした時に仮のつもりで半田付けしていた、電源部のVC−> アンプ部VC(右、左)に1点アース状態でそれぞれ繋いだ配線が取り外せません(TT)
はんだ吸取器を紛失したのと腕を早く動かせないのとで、リハビリ中なため仕方ないかもしれません。
電源部のVC周りのクリアランスが原因で1点アースは無理なので一筆書きでやりたいと思っていたのにどちらも厳しいという状態に・・・。
せっかく正しく教えていただいたのに申し訳ないですが、入力関係の所だけ 電源部のVC−> ボリューム部VC ー> 入力部VC として、出力は 電源部のVC−> 出力部VC とした偽1点アースとなるかもしれません。(素人考えですが入力周りのものだけなら一直線で繋いでも大丈夫かも知れない・・・などと考えました。)
幸いは電源部とアンプ部の配線長が3cm弱で5cm以内なことですね。
理想通りとはいきませんが、連休中にもう一度動作確認したいので頑張ってみます。
投稿: トト | 2019年5月 4日 (土) 20時00分
トトさん
図にして説明するとわかりやすかったかもしれませんね。すみません。
このアンプの場合1段しかないので一筆書きでも1点アースでもさほど違いは出ないと思います。
例えば、プリメインアンプのように、フォノアンプ、ボリューム、トーン、プリ、メインアンプという構成の場合、1点集中タイプと一筆書きとで差が出てきます。
以前友人から借りた山水のD907X DECADEというアンプは1点集中になっていました。
電源とアンプ部が近いということで理想的な配置になっていると思います。
投稿: たかじん | 2019年5月 5日 (日) 18時25分
たかじんさん
こちらこそ文章で分かりづらいところを何度もすみませんでした。
今回は規模?的に差は出にくいようですが、1点集中タイプの方が他の部品と共通の通り道を使わない分良かったりするのでしょうか。面白いですね。
アンプは、結局連休中に完成できず、つい先日完成させることができました。
たかじんさんのおかげです、ありがとうございました。
今回は持ち歩くことも考え大きさとデザインにこだわってみました。(そのせいでなかなか苦労させられました。)
電池とDC両方で使いたかったので、その辺りもパーツと睨めっこしながらなんとか希望に沿うものにできたと思います。
正直、素人&独学で経験も浅く難しいことはさっぱり分からないので、分かる人には恥ずかしくて見せられませんが、お世話になったたかじんさんには報告という形でこっそりアドレス送っておきます。
投稿: トト | 2019年5月12日 (日) 19時19分
おや・・・こっそりにならないんですね(笑)
期間限定ということで(;^_^A
投稿: トト | 2019年5月12日 (日) 19時21分
トトさん
完成おめでとうございます。
写真も拝見させていだきました。素晴らしいですね。あの電池はなんなのでしょうか?
一見単5に見えるけども微妙に大きいような気がします。
投稿: たかじん | 2019年5月13日 (月) 23時41分
たかじんさん
ありがとうございます。
工作は好きで、今回見た目だけは良くできたと思います。
電子の部分は・・・(;^_^A
電池はおっしゃる通り単5ですが、秋月の単5サイズ形アルカリ電池というものです。
ポータブル化で最も困ったことが電源でして、他の皆さんの作例をみても全然分からなかったので一時は同じケースを2段の弁当箱のようにして単三電池を直列8本にするしか・・・なんて考えあぐねていました。もはやポータブルとは・・・?。
この電池はすごく小さいのに12Vということで、見つけた時はこれしかないと喜んだものです。
(一応、秋月の年配お兄さんに普通の電池と同じように使えるか、並列でもいいかは確認しました。)
しかし、そんなにうまい話はありませんでした。
最初は完成した達成感から気付かなかったのですが、スイッチング電源と比べてどうも音がよくありません。
オペアンプの組み合わせがMUSES 8820,8920の時はまだましで、LME49880,AD8672の時は比べ物にならないくらい悪くなります。
スイッチング電源だとすごく良いのにです。
電池をそのまま使っているだけなので消費するうち電圧が下がっていくことと、そもそも安定した供給ができる仕組みか何かが足りないからだと素人なりに思いました。
具体的な解決策が分からずお手上げです。
家で聞いてる音を外に持ち出してみたいという気持ちから作製しているので、いまの状態で持ち出すと聞いてて悔しくなり、家の据え置き状態で使っています。
投稿: トト | 2019年5月14日 (火) 17時24分
トトさん
そんな電池があるのですね。知りませんでした。
1本で12Vというと1.5Vx8個直列なのかもしれませんね。
9Vの角型電池も内部に1.5V電池が6個スタックされています。
こういうタイプは通常の電池と比べてインピーダンスが高くてオーディオ用電源としては使いにくい面があるのかもしれません。
投稿: たかじん | 2019年5月17日 (金) 18時25分
たかじんさん
珍しいですよね。
知らなかったのですが普通の単5は1.5Vのようです。
こういうタイプはインピーダンスが高いのですか。勉強になります。
電源について、いじけながら調べていたらこういったサイトをみつけました。
・マンガでわかる直流安定化電源
https://www.kikusui.co.jp/comic/
この漫画の6話12ページ目に出てきたDC/DCコンバータというものがもしかしたら解決の糸口になるかもしれないと思ったのですが、オーディオ的にはどうでしょうか?
投稿: トト | 2019年5月18日 (土) 19時35分
トトさん
DCDCコンバーターも良いと思います。
ただ、電圧を上げる昇圧タイプは、昇圧の倍率を大きくするとノイズが多くなるのと電池の消費も増える傾向があるのでお気を付けください。
オーディオ用の電源としては2倍くらいと控えめな倍率に抑える方が成功率が高くなると思います。
12V電池に大容量電解コンデンサをパラってインピーダンスを下げる方が簡単かもしれないですね。
投稿: たかじん | 2019年5月22日 (水) 22時36分
たかじんさん
回答いただきありがとうございます。いくつか注意点をあげていただきとても参考になります。
聞いてばかりでは申し訳なく、一週間調べて結局手掛かり掴めずでした。
DCDCコンバーターについては一個の部品だけのものや基板の完成品のようなものまであり、できれば自作したかったのですが謎が深まるばかりです。
昇圧の際スイッチングやらの言葉もよく見かけ、ノイズ対策の知識がないと失敗しそう・・・とさらに課題が増えました(;^_^A
1つだけ自分で確認できたのは、12V電池のインピーダンスです。
たかじんさんにご指摘いただいたインピーダンスの高さがどれくらいなのか確認してみました。
新品の単3と12V電池で実験し、単3は約1.2Ω 12V電池は約34.5Ωでした。
結果の自信はないですが、少なくともかなり差がありそうでそれによる影響も大きいことが何となく分かりました。
最後に、アドバイスいただいた、「大容量電解コンデンサをパラってインピーダンスを下げる」とは、0dB HyCAAの回路図でいうとC5,C6のように電源とGNDの間に並列で入れること?で合っていますでしょうか?
(0dB HyCAAではコンデンサの手前に抵抗が入っていますが・・・。)
投稿: トト | 2019年5月31日 (金) 03時09分
トトさん
> 0dB HyCAAの回路図でいうとC5,C6のように電源とGNDの間に並列で入れること?で合っていますでしょうか?
そうです。1000uFあれば十分大容量と思うのですが、倍増させると音が良くなったりもします。
0dB HyCAAの場合は、電源からのノイズを落とす意味もあって手前に抵抗を入れていますが、ノイズが少ない電源でしたら抵抗値を下げることができます。
投稿: たかじん | 2019年6月 1日 (土) 23時06分
たかじんさん
お礼が遅れすみませんでした。回答いただきありがとうございました。
急にスマホが壊れたり他にも色々とありこちらを拝見するのが久しぶりになってしまいました。
自分にとって0dB HyCAAは唯一の手掛かりのようなもので、回路図、配布されている基板、みなさんの作例の画像を比較し参考になんとか工作している状況です。そのため0dB HyCAAに例えて質問させてもらいました。
コンデンサの手持ちが無いので部品を購入できたら実際に試してみたいと思います。
投稿: トト | 2019年6月16日 (日) 23時11分
トトさん
色々と試行錯誤しながら完成度を上げていく楽しみもありますね。他の人も製作例など、ネット上には参考になることが沢山あります。
投稿: たかじん | 2019年6月18日 (火) 20時45分
こんにちは、はじめまして
たかじんさんのHybrid classAA Headphone Amplifierに以前からとても興味があり、コメントさせて頂きました。
こちらの記事や回路図等を自分のSNSで紹介したいと思っているのですが
もし差支えなければ紹介させて頂きたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
投稿: FireStorm | 2020年11月30日 (月) 14時56分
FireStorm さん
はじめまして。 わざわざありがとうございます。
該当する記事へのリンクを貼って頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
投稿: たかじん | 2020年11月30日 (月) 21時29分
たかじん さん
お忙しいところお返事頂きありがとうございます。
自分のtwitterで12AU7を使用したHyCAAの内容を紹介させて頂く予定です
もしよろしければ、メールを頂けると助かります。
お手数をお掛けしてしまいすません<(_ _)>
どうぞよろしくお願い致します。
投稿: FireStorm | 2020年12月 1日 (火) 10時09分
たかじん さん
回路図等は”0dB HyCAA”等で検索すればすぐにヒットしますし
オーディオ界?ではかなり有名になっているようですので
転載の必要は無いと判断しました。
今まで知らなかった自分がメチャ恥ずかしいです(💦)
あと、たかじんさんのTwitter発見しました。
いろいろ勉強になります。
この度はお忙しいところお騒がせし大変失礼しました。<(_ _)>
投稿: FireStorm | 2020年12月 2日 (水) 15時50分
FireStorm さん
0dB HyCAAは、8年ほど前の基板で、大変ありがたいことに沢山の方々に製作して頂いています。おそらく基板の出荷枚数は1500枚を超えていると思います。
真空管やOPAMPによって音が変わるため、一概に「こういう音」とは言えないのですが、交換して楽しむことができるという部分でも面白いと思っています。
よろしくお願いいたします。
投稿: たかじん | 2020年12月 4日 (金) 07時41分
初めてお便りいたします。
HYCAA基板を2枚使ってバランス出力でスイッチでヘッドホンとアンプを切り替えて
使っています。
アンプは、ALX-03アンバランスなので、HYCAAからは、R,Lそれぞれ1ピン、2ピン接続で3ピン
オープンで接続しています。
私の環境は、PS3からopticalでSU-8(SMLF)DAC、HYCAA、ALX-03で聴いています。
本当に、綺麗な響きが感じられ感謝の限りです。
一方で、PCからUSBで鳴らした時、ヘッドホンでは大丈夫なのですが
ALX-03に接続すると、音楽の開始と停止時にプチとかなりおおきな音が
スピーカーから出るので使用を控えています。
オーディオミュート基板は、使用していません。
漠然とした、状況説明で大変申し訳けなく、失礼かと存じますが、
何かアドバイスをいただけましたら助かります。
投稿: Sara Yo | 2021年1月21日 (木) 14時10分
Sara Yo さん
ありがとうございます。
おそらくですが、ポップノイズの聞こえ方は、アンプのゲインと、ヘッドホンとスピーカーの感度違いによるものだと思います。
0dB HyCAAは、その名の通り、0dBで増幅はしておりません。ですので、ヘッドホンが超高感度タイプでなければ、ボリュームは12時よりも上げて使用することになるかと思います。
一方、ALX-03の方は一般的なアンプと一緒で、普段のボリューム位置は9時方向くらいではないでしょうか。
SU-8(SMLF)DACからは、どちらで使っていても同じレベルでポップノイズが出ているかと思います。
投稿: たかじん | 2021年1月21日 (木) 22時29分
たかじん様
お忙しいなか、ご連絡ありがとうございます。
ALX-03は、直結で、HYCAA側のvolumeを9時近辺で使用しています。
感度高すぎてどうしようもないのですね。
でも、ps3のopticalだと問題なくつかえます。
もう少し何かできないかトライしてみます。
ありがとうございました。
投稿: Sara Yo | 2021年1月22日 (金) 12時31分
Sara Yoさん
なるほど。そうでしたか。 送り出しがPS3だと大丈夫ということは、PCからUSBで接続するときにポップノイズを発生させるゴミ信号を一瞬出しているのかもしれません。
大抵のオーディオ用DACでは、そういうポップノイズを目立たなくするため、信号が入ってきたら、徐々にミュートを解除する”ソフトミュート”という機能を入れているのですが、SU-8には入っていないのかもしれないですね。
投稿: たかじん | 2021年1月23日 (土) 08時20分
たかじん さん
はじめまして、コメント失礼いたします。
0dB HyCAAの出音がとても好みだったので、2台目をプリアンプとして製作することを考えています。
そこで、ボリューム部分に関して
1:単純にバイパスする
2:一定値の抵抗を入れる
3:Zobelなどのフィルタを入れてみる
と、3つ考えてみましたが、はたしてどれがベターなのか悩んでいます……
もしよろしければ、たかじんさんにご教示いただければ幸いです。
投稿: ナカハラ | 2021年3月 5日 (金) 00時38分
ナカハラさん
ボリューム部は、バイパスで良いと思います。 小型ボリューム(9型ボリューム)は音質的に劣化がけっこうあるので、手軽さを求めるとき以外でしたら外部で良いボリュームを使った方が良いと思います。
投稿: たかじん | 2021年3月 5日 (金) 23時29分
たかじん さん
返信ありがとうございます。
ボリュームはバイパス、他の回路部分の定数の変更無しでいこうと思います。
0dB HyCAA、真空管を使用しているので暖かめの音かと思いきや、自分の環境では広がりのあるスッキリとした鳴り方をしています。
良い意味でオペアンプ臭の無い音で、とても魅力的です。
投稿: ナカハラ | 2021年3月 6日 (土) 12時45分
ナカハラさん
真空管自体の音の特徴と、OPAMPの音の特徴。 どちらも良く出てくるというのが私の感想です。 真空管はイメージでは暖かい音。という感じですが、あれは出力トランスの音と言っても良いかもしれません。
投稿: たかじん | 2021年3月 7日 (日) 10時33分
たかじんさん
またまた質問で申し訳ないのですが、もう少しお付き合いお願いします。
0dBHyCAAではゲインは0dBですが、これを6dB(2倍)に変更することを考えています。
Q.1 ブリッジの10Ωと1kΩの結節点からV-ampの-入力に戻るラインをカットし、Y字型に接続した同じ値の抵抗2本のうち、Y字の足の部分をV-ampの-入力、Y字の両先端をそれぞれGND、ブリッジの結節点に接続すればいいと思いますが、これで間違いはありませんか。
Q.2 ゲイン設定抵抗には10kΩの使用を想定していますが、これで問題ないでしょうか。もし、もっと適切な抵抗値があれば、それはいくらでしょうか。
Q.3 ゲイン設定抵抗を設置するにはブリッジの結節点からV-ampの-入力へのパターンをカットする必要があると思いますが、それはどこでしょうか。テスターを使って確認すればその箇所はわかるとは思いますが、間違いを犯したくはないので。
以上、お手数を掛けますが、よろしくお願い致します。
ちなみに、URLのリンク先は滝野すずらん丘陵公園の冬の風景です。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年3月10日 (水) 15時32分
三毛にゃんジェロさん
0dB HyCAA基板を黒くしてしまったため、改造しにくくなっています。申し訳ございません。
V-AMP側のフィードバックの所にフィードバック回路(ベータ回路)を入れて減衰させることでゲインアップできます。GNDまでの間にコンデンサが必要です。
近くにGNDがないので、ちょっと配線を延ばさなければいけないのが注意点です。
また、5pF~10pFの位相補償コンデンサを入れる方が発振しにくくなると思います。
https://6218.teacup.com/nwelec/bbs/1984
https://6218.teacup.com/nwelec/bbs/1987
滝、凍ってますね。。。
投稿: たかじん | 2021年3月10日 (水) 22時32分
たかじんさん
早速のご回答、ありがとうございました。
どちらの滝もだいぶ解けてきてます。アシリベツの滝の方は、タイミングが合えば全面結氷状態が見られるそうです。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年3月10日 (水) 23時42分
三毛にゃんジェロさん
冬の山は厳しそうですが滝が凍っているところは、そうそうお目にかかれないので良いものを見させていただきました。ありがとうございます。
投稿: たかじん | 2021年3月15日 (月) 20時31分
たかじんさん
禁断のclassAAヘッドフォン・アンプの仮想両電源生成部でのちょっとした疑問です。
通常、DC電源のリップル電流は0Vに対する+側の電圧変動として観測されますが、これは0Vが不変だという大前提があると思うのです。もし0V側にもリップルがあっても、その前提のために+側に対して対策を行なうと。しかし、+側を基準に考えれば、0Vが変動すると考えることもできますし、現実には+側、0Vも同時に変動している可能性だってあり得ます。
そのような観点で考えると、件の回路で2SC1815を使ったリップルフィルター部分ですが、これを2SA1015に置き換えた対称型回路を0Vに追加したらどうなのだろうという疑問が湧いて来ました。
自分で実験してみればいいのでしょうが、残念ながら現在手元にはオシロスコープもなく、実験ができない状態です。
そこで、たかじんさんにお尋ねしたいのですが、この2SA1015を使った対称型リップルフィルター追加は意味があるのか、あるいは無意味なのかということです。
もちろん、わざわざ実験などというお手を煩わせるつもりは毛頭ありませんので、ちょっとした頭の体操として考えた結果を教えて下さればそれで十分です。
よろしくお願いします。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年3月19日 (金) 17時00分
三毛にゃんジェロさん
この回路は仮想GNDというよりもリップルフィルタという意味合いが強いです。
もちろん上下で対称にした回路にしても良いと思います。
単純にトランジスタ数を最小限に抑えたかったのかもしれないですね。
投稿: たかじん | 2021年3月19日 (金) 23時13分
たかじんさん
ありがとうございます。
回路図上も綺麗だし、精神衛生上も良さそうなので上下対称方式を採用することに決定します。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年3月19日 (金) 23時26分
三毛にゃんジェロさん
ご報告楽しみにお待ちしております。
投稿: たかじん | 2021年3月23日 (火) 20時06分
たかじんさん
まずは、禁断シリーズのDC24Vバージョンを作ることにします。
これを作って、オペアンプ組み合わせの最適解を見つけ、将来的にはトランス式両電源に挑戦しようかと。
ただ、部品の調達に時間がかかるので、レポートは忘れた頃になるかと思います。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年3月23日 (火) 23時04分
現在、部品調達途中でまだ実際の製作には取り掛かっていませんが、禁断のClassAAアンプでC-ampにオペアンプを2個使い、L・R各チャンネルを分離するとチャンネル・セパレーションが向上するのではないかと。さらに、2回路オペアンプを使用して二重にClass AAブリッジを通すと駆動力がさらに増すかとも妄想中。
3年前に買ったままだったLinkman LHPH-DIA_BUFFERキットを組み立て、これも死蔵していたNFJ LittleSusieを組み合わせてみましたが、低音が比較的弱いAKG Q701でも問題なく低音を鳴らしてくれてます。トランジスター、抵抗、電解コンデンサーなどは、キット付属品ではなく、それなりに上級の物を使いました。
禁断のClassAAでも同様にAKG Q701を問題なく駆動するように作りたいな〜。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年5月 4日 (火) 20時27分
三毛にゃんジェロさん
L/R分離か、C-amp/V-amp分離かで迷いますよね。
Linkman のヘッドホンアンプキットですか。 OPAMP+ダイヤモンドバッファということで、設計次第でかなりよい音が聴けると思いますので、良いと思います。
AKG Q701は、あまりじっくり聴いたことないんですよね。
K701は友人がもっていて聴かせてもらいましたが、やさしくていつまでも聴いていたい音だったと記憶しています。
オペアンプ式のClassAAは、出力部もOPAMPのままなので、ドライブ能力はダイヤモッドバッファの方が上手かもしれません。 ClassAAのC-amp側にダイヤモンドバッファを付けてしまうという手もあるかも。
投稿: たかじん | 2021年5月 5日 (水) 00時12分
たかじんさん
Linkmanのキットはオペアンプを色々と変えてみて、それぞれの音色の違いを把握した後に、嫁に出そうかと考えています。
ClassAAのC-amp側にダイヤモンドバッファを付けるというのは、C-amp出力をさらにダイヤモンドバッファーで受けるということでしょうか。
そこまでやるなら、基板を2枚に分けて完全L・R独立にしてみたいですね。ただ、電源まで独立にするのはちょっと無理かも。
ダイヤモンドバッファといえば、NSのLME49600の内部回路もそうだとか。トランジスタの代わりにこれを使う手もあるかなと思いますが、LME49600の超低歪率は前段にOPアンプを置いてLME49600出力からOPアンプ入力にNFBをかけたときの数値で、裸の歪率は1%しかないという実験・考察を見たため、トランジスタとLME49600のバッファのどちらがいいのか悩みます。
歪率の違いなんて聴き分けるのが無理だとも思うので、あまり気にする必要もないのかもしれませんが。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年5月 5日 (水) 00時52分
三毛にゃんジェロさん
> C-amp出力をさらにダイヤモンドバッファーで受けるということでしょうか。
そうです。出力を強化するかたちになります。
LME49600やBUF634も中身はダイヤモンドバッファになっていて、トランジスタで組むよりもお手軽だと思います。
ただ、私は使ったことがないので知らないのですが、これらのバッファを付けると発振しやすいとか、多少の癖があるかもしれません。
そもそもClassAA自体が多重ループの帰還がある回路ですので「挑戦する気持ち」が必要だと思います。
最低限、50MHz以上の帯域のオシロで発振していないか確認する必要がありますね。(ダイヤモンドバッファは30MHzくらいで発振することがあるため10MHz程度のおもちゃオシロではNG)
投稿: たかじん | 2021年5月 5日 (水) 09時00分
たかじんさん、こんにちは。
調べてみると、確かにLME49600は発熱と発振に対する対策が必要なようですね。
Linkmanのキットでも発振防止に100pFがNFB部分についてますから、ダイヤモンドバッファが発振しやすいというご指摘はなるほどです。
50MHz帯域のオシロスコープですか!?
オシロスコープは測定システムなどを設計・製作している知人のところで借りるしかないかも。でも、このコロナ禍の最中、気軽に訪問できないのが困り物。
ところで、禁断のClassAA製作に当たり使いやすそうなユニバーサル基板を探しているんですが、適当なものがなかなか見つかりません。
現在、候補はRSのストリップボード、タカスのIC-701-72、矢島のシールドメッシュ基板です。秋月で扱っているシールドメッシュ基板のサイズが72x47と47x36の2種類のみ。これの94x72や144x94が入手可能であれば、シールドメッシュ基板シリーズで決定なんですが。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年5月 5日 (水) 13時13分
たかじんさん
LinkmanのOpAmp+ダイヤモンド・バッファのキットを色々と試してみた結果、AKG Q701とaudio-technica ATH-W1000ではヘッドフォン固有の低域の鳴らしにくさを解消してくれるものの、YAMAHA HPH-PRO500や400では逆に低域再生が不自然に。
HPH-PROシリーズは0dB HyCAAとの組み合わせでは満足する音を聴かせてくれるのに。
この結果を踏まえると、禁断のclassAAアンプ製作ではAKG Q701用とYAMAHA HPH-PROシリーズ用とでダイヤモンド・バッファーの有/無で2台作り分ける必要があるかなと考えています。
因みに、OpAmp+DiaBufferキットではQ701やATH-W1000にはMUSES8920がベストだと感じました。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年6月 5日 (土) 16時07分
三毛にゃんジェロさん
Linkmanのキットがどんな音がするのかは聞いたことがないため推測になりますが、アンプ自体に癖があるものは、ヘッドホンを選ぶ傾向が強いと思います。 0dB HyCAAもそうです。
classAAアンプにダイヤモンドバッファを付けるのは、発振対策を十分行わないといけないと思われます。
そうそう、MUSES8920は出力段にバッファを追加しても発振しくくて、しかも音がいいですね。 Blue Snow でいくつか試したなかで音が良かったので使っています。
投稿: たかじん | 2021年6月 5日 (土) 20時53分
たかじんさん
部品もさっぱり集まらず、禁断のclassAA製作はいつになるか全然予想ができない状況です。
さて、レールスプリッターに関して質問があります。
単純な抵抗分圧は論外として、オペアンプ方式とトランジスタのカレントミラーのどちらがいいのだろうかと悩んでいます。ネットでいろいろ調べてみると、オペアンプ方式がいいというサイトもあれば、実際にダミー負荷を接続した状態で信号を入力して仮想GNDの変動をオシロスコープで観察するとカレントミラーの方が安定しているサイトもあり、どちらを採用するか悩んでいます。もちろん、こんなことはさっさとオシレータとオシロスコープで実験してみれば一目瞭然なのでしょうが、悲しいことに測定器がないので悶々とするばかりです。
そこでたかじんさんにお聞きしたいのは、これまでの経験上オペアンプとカレントミラーでは、どちらが安定しているとお考えでしょうか。この1点です。教えて頂けると参考になります。
もし、これらは既に考察して公開済みであれば、そのURLを教えて下さい。
さて、Linkmanのキットの件ですが、YAMAHAのHPH-PROシリーズで低音のピークが不安定になる理由の1つは、たかじんさんのダイヤモンドバッファ解説を読んで、もしかしたらバッファ2段目のトランジスタの最大電流が不足しているのではないかと思い至りました。細かな計算はしていませんが。
キット付属品はYランクのC1815/A1015なんですが、これらを全部GRランクに変更しても電流が不足しているのであれば、BLランクまたはもっと電流の流せるトランジスタに変更する必要があるかもしれないということですね。
理由のもう1つは、両電源生成後の平滑用電解コンデンサが1000uFと少ないのではないかということです。基板上に電解コンデンサを増設する余裕がないので、これはどうしようもありませんが。
ターゲットであるATH-W1000は問題なく駆動できているのですが、やはり将来的にダイヤモンドバッファを使用する場合に備えてもう少し調べておきたいと考えてはいます。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年6月26日 (土) 20時29分
三毛にゃんジェロ さん
カレントミラーと呼んでいるのは間違いですね。カレントミラー回路は出力を定電流で取り出す回路のことで、この回路は定電流出力ではありません。ダイオード接続されたトランジスタがVbe分のバイアスを生成しているだけです。 抵抗分圧したものをエミフォロのバッファーで出力している回路になります。
もっと低インピーダンス化したい場合はダイヤモンドバッファにするという手もあるかと思います。(同じく4個のトランジスタを使って)
オペアンプを使うとフィードバックが掛かるのでより正確に電圧を保とうと動作します。
最大電流がとりやすいのはトランジスタの方です。 OPAMPの出力をトランジスタで強化するのが最強かもしれません。 ただし、分圧抵抗の部分の安定化もちゃんと考慮しないと、その部分の揺らぎを強力にOPAMPがトレース(出力)することになります。
上の回路の1個のトランジスタがミソですね。これが無いと、入力のSW電源にのったパルス系ノイズがもろに出て聞こえていました。
投稿: たかじん | 2021年6月27日 (日) 08時44分
たかじんさん
トランジスタよりオペアンプの方が、ヴォルテージ・フォロワーのフィードバックでより電圧安定性が高い。
しかし、リップルノイズがあるとそれも増幅されてしまうので、分圧の前に叩いておく必要がある。
そして、オペアンプだけでは電流が不足する場合、オペアンプの出力をトランジスタで増強してやる。
こういった理解でよろしいでしょうか。
V-ampとC-ampのオペアンプだけで構成されるclass AA回路ではオペアンプだけの仮想電源で十分だけど、さらにダイヤモンドバッファを組み合わせる場合は供給電流の検討をして、必要に応じてトランジスタを追加して供給電流を増やすと。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2021年6月27日 (日) 13時02分
三毛にゃんジェロさん
その通りです。 フィードバックがかかると、電圧変動や負荷変動でオーバーシュート、アンダーシュートが発生しやすくなるため気を付けなければいけない箇所が増えます。
アンプが多量NFB回路なら電源はnon-NFBタイプ。
アンプがnon-NFBや低NFB回路なら、電源は多量NFBタイプ。
という感じにすると変な悪影響が出にくくて設計がらくかもしれないです。
禁断の・・・はアンプも電源も多量NFBタイプになるため、少しシビア。 電源出力に入れた10Ω抵抗でごまかしている(バランスをとっている)とも言えます。
投稿: たかじん | 2021年6月30日 (水) 23時09分
たかじん さま
お世話になります
0 dB Hy CAA Amp作製させて頂きました。真空管は12AU7と6DJ8を
どちらでも使用可能な様に、ヒーター回路に切替SWを取付楽しんでいます。
ノイズの無い聞きやすいアンプです。
禁断の classAA Ampも作製させて頂きました
電源に秋月の6W絶縁DC-DCコンバーター(MIWI06-24D1)を使用し
±15V両電源にて駆動しています。これもなかなかのものですね
今、もう一つの挑戦として、L,R回路の電源分割を作製しています
これは、平衡Ampと言えるかどうか、分かりませんが
出てくる音が楽しみです。勿論 V-Amp,C-Ampも分割です
話は変わるのですが
たかじんさんが領布されてました
Sabre berry DAC Zero
最後の3台を共立エレショップで購入しましたので
全て売り切れになりました
可能であれば、Sabre berry DAC Zeroの回路図を頂けないでしょうか
RN52と繋いで楽しんでいます。
投稿: 武中 | 2021年8月26日 (木) 09時30分
武中さん
HyCAAで12AU7と6DJ8の交換が可能な回路ですか。素晴らしいですね。
L/Rで回路を分離、電源も独立というのは、かなり効果がありそうです。
SabreberryDAC Zeroのご購入ありがとうございます。 回路図なのですが、じつはESS社とのDNAによりDACのデータシートに記載された技術情報を漏らしてはいけない契約になっています。データシートには回路例が載っているため、大部分が重なっていて公開することが出来ません。ご了承ください。
40pin側のアサインは基本的にPCM5102搭載のDAC基板と一緒なので、市販されているDAC基板を参考にして頂ければ幸いです。
投稿: たかじん | 2021年8月28日 (土) 00時03分
たかじん さま
お世話になります
「禁断のclassAA」 Amp完成しました
L/R分割(電源分割)を行い、V-Amp, C-Ampも分割しました
一般的なアンプ(不平衡アンプ)と、このアンプを聞き比べしますと
平面的(2次元)な音の広がりが、立体的(3次元)な音の広がりに聞こえます
また、以前こんな音入ってたっけ と新しい気づきもありました
L/RのGNDを分離するだけで、こんなにも音が異なって聞こえるのですね
このアンプを作製するに当たり、一つアクシデントがありました
V-Amp, C-Ampの分割を行った結果、OPアンプ1つのパッケージに2つ入っている回路の
1つだけを使用したので、1回路のOPアンプを遊ばせていたのです。
何もしないのだから、オープンでいいだろう と素人考えで決めたのですが、
出来上がったアンプの音は歪の多い真面に聞けた音ではありませんでした。
早速いろいろと調べたのですが、不使用のOPアンプの対処方法が書かれたサイトを見つけました。
私の知らない事への新しい発見と、自分の無知について、一喜一憂していました。
巷では、1回路のOPアンプが販売されています。わざわざこんなのを買う人がいるのかな? と疑問に思っていたのですが、それなりの役割があるのですね
DACの件、ヒントを頂きありがとうございました。新しいものに挑戦してみます。
Ampは、エージングを進めていき、音楽を楽しみたいと思います
投稿: 武中 | 2021年8月30日 (月) 15時13分
武中さん
完成、おめでとうございます。
そういえば、OPAMPの空きチャンネルの処理の方法を紹介していませんでした。
OPAMPの本などには必ず書いてありますね。 方法は2パターンあります。
1.INの+と-とをGNDに接続して、OUTをオープン。
2.INの+をGNDに接続して、IN-とOUTを接続。
2の方法はユニティゲインで安定するOPAMPのみ適応できます。
アンプのエージングは短いものでも1週間くらいは音が変わっていくと思います。
あとは、電源をONしてからすぐ(10分程度で)本領を発揮するアンプと、1時間くらいたってから本領発揮するものとがあります。
OPAMPや抵抗、コンデンサを変えるとまた音が違ってきたりもしますので、色々と楽しんでください。
投稿: たかじん | 2021年8月31日 (火) 22時06分
こちらのサイトを見始めてらかなり経っておりますが、
初めて「禁断のヘッドフォンアンプ」製作をいたしました。
たかじんさんのおっしゃる通りで、
なんだこりゃ!であります。ちょっとショックです。
一番奢ったのがマイカコンデンサ(取り外し品)、
抵抗は音響用じゃない金属皮膜抵抗(取り外し品)、
OPAMPはNE5532P×2で組みました。
アンプ部だけなら新品でも部品代は1000円もしないはず、
仮想Vc回路を作っても1500円位(DCアダプタは別)で充分かな?
たかじんさんが示してくださった回路そのままです。
(マイカだけ容量違いで10pFを使用)
あと、Vc線を左右で別ラインにしてあげて、
ボリュームの位置で仮想Vcと共に集中結線する形にしました。
これによってなのか、左右分離はしっかりしています。
秋月AC/DCアダプタを使用して視聴し始めましたが、
勿論ノイズは全く感じないです。
音はすがすがしい感じですが低音もきちんと出ていて、
元気はあってもトゲトゲしさが無くとても柔らかい音でした。
こんな回路で、しかもOPAMP2個でここまでやるか!
が、正直な感想になります。
皆さんの書き込みからは低音は期待できないかも?と思っていましたが
僕には十分に鳴ってくれています。
(これで出力に電解コンかませたら、どうなっちゃうんだろう?)
ボリュームを絞ってもひ弱な音にならない!
ポップスもピアノ独奏もオーケストラも聴かせてくれます。
こりゃあ、ヤバいですねぇ!
いまはバラック状態ですが、安いケースに入れてあげてあげないと。
ながら聴き用0dBHyCAAの地位を脅かします。
SoundRABBITは重戦車的な印象に代わってしまいました。
HPA-12は残念です。
HPA-1000をケースに組入れする意欲が削がれました。
抵抗やコンデンサを少し奢ってもう1台作ろうかと思い始めています。
蛇の目基板は少し大変ですが30×40程度の大きさで行けそう。
それと、1回路OPAMP版は是非とも作りたくなりました。
トヨズミの12V/1A×2回路のトランスがどこかに転がっているはずなので、正負電源を奢ってあげるのも悪くなさそうです。
おっと、それならついでにBLA-1と組み合わせてシンプルなバランス型ヘッドフォンアンプが組めるじゃないか!
当分、これで楽しめそうです、
キタキツネも青雪も当分は箱の中で眠っていてもらいましょう。
投稿: sawanoriichi | 2022年4月 4日 (月) 18時44分
sawanoriichiさん
あ、先を越されてしまいましたね。😱
自分は、単純な回路だからこそ、部品にはいいものを奢ってあげたいと思って部品を収集しています。
禁断の沼にはまってくださいまし。🤣
>HPA-12は残念です。
>HPA-1000をケースに組入れする意欲が削がれました。
とは、どういう意味でしょうか。もしかして、それらを遥かに凌駕する音が聴けたという意味でしょうか。
0dBHyAAの2号機はDC24V電源にし、0dBHyAA基板外に電源強化用電解コンデンサを山盛りにする予定。これで、無改造版と比較して低音部の増強と安定化を図る算段。さらに、6dBゲイン改造も。ヒーター電源12Vも考慮して、24Vと12Vのトランスを併用した電源構成へと妄想は膨らんでます。
そうそう、ユニバーサル基板は、あのぺるけ氏も愛用者だったタカスのIC-701シリーズが使いやすいと思います。
門田無線で購入できます。
http://www.monta-musen.com/shop/products/detail.php?product_id=916
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2022年4月 4日 (月) 20時07分
三毛にゃんジェロさん
こんにちは。
この土日にゆっくりゆっくり半田付けしてました。
コネクタの端子圧着が面倒に感じていたので
(脊損やってしまって握力が小学生並みなもので)
なかなか進まなかったのですが、各週末を使って1台完成しました。
同時並行でコンパクト化や1回路用などの実態配線の配置も考えたりしながらですが。
>>HPA-12は残念です。
>>HPA-1000をケースに組入れする意欲が削がれました。
>とは、どういう意味でしょうか。もしかして、それらを遥かに凌駕する音
>が聴けたという意味でしょうか。
凌駕する音という事ではありませんが
こんなにコスパが良くて鳴ってくれるので
HPA-12の出番はだいぶ低下するな、と言う印象を持ちました。、
HPA-1000はここにきて自分で部品を組み付けた、という自己満足以上の目標を設定できていないじゃん、程度の意味です。
(2台目HPA-1000は部品が一部揃わず停止中)
特別に奢らない部品でもそこそこ聞かせてくれたので
2台目「禁断」は少しだけ部品にお金を掛けようか、と思います。
と言っても、舶来部品の類は想定していなくて、
抵抗は、出力部にタクマンのREY、ホイートストンブリッジ部分は精度を求めてBispaの0.25%品、他はKOAやタクマンの普通の金被で。
電解コンはUTSJあたり、補償コンデンサはディップドマイカあるいはPPSあたり、でしょうか。若干コストアップ幅が大きいけどそれでも総額で2000円程度でお釣りがくるのではないでしょうか?
問題はOPAMPに何を選ぶのか?でしょうか。
MUSESやOP627を奢るまでの決心はつかないです。
まずは上記部品を集めて2台目・3代目を作って、OPAMPを試聴比較することが次の目標でしょうかね。
また、今回出来上がった1台目の音が良いので、ケースに入れてみようとも考えています。
あと半年くらいはBlueSnow DACもNorthFox Digiの部品が揃わないのでないかと想定しているので、当分禁断の世界で楽しみます。
投稿: sawanoriichi | 2022年4月 4日 (月) 21時04分
sawanoriichi さん
作った人だけが分かるヤバイ奴。 禁断の意味、ご理解いただけましたでしょうか。
投稿: たかじん | 2022年4月 4日 (月) 22時22分
たかじんさん
はい、ヤバいっすねぇ。
こんなんで、こういう音聴いちゃっていいのかよぉ、とか、
コスパ良すぎで困っちゃう、とか
妄想が膨らんでしまって始末に負えない、とか
もう、いろんな意味でヤバさを感じました。
で、この禁断で音楽を聴いていると、なぜかニヤニヤしてしまうのです。
そして心地良い音に身を任せてしまう幸せを久しぶりに感じました。
初めて0dBHyCAAを聴いたときにも感じた幸福感に近いですが、禁断の方がハードウェアからの乖離の大きさが幸福感をさらに広げてくれる感じがします。
リッチなヘッドフォンアンプにはちゃんと良さがしっかりあるので、無意味では全くないと思うのですが、
禁断のアンプは「なんだよ、これは!そりゃあないよ!」と曰く言い難い思いを湧き出させてくれます。
たかじんさんの作品は、IrBberryDACから楽しませていただきましたし、世間でも一連のDAC作品がたかじんさんの代表作とされていると思うのですが、
私が今回、禁断の世界に踏み入れて感じたのは、
「たかじんMagicの極みはこれじゃないか!」
と言う事でした。
これは作った人しか判らない、確かにそうですね。
プリント基板化するほどの回路構成ではないし、プリント基板が提供されていないので蛇の目基板でゴリゴリと作り上げるしかないわけですが、作った人だけに味わえる「沼」の恐ろしさと言うか、愉悦の世界ですね。
存在を知りながら作らずにいてよかったと思います。
禁断の味をタップリと味わうことが出来そうです。あああ、沼だ。
ありがとうございました。
投稿: sawanoriichi | 2022年4月 5日 (火) 23時45分
sawanoriichi さん
気に入って頂けたようでなによりです。IrBberryDACのころからでしたか。ありがとうございます。
そうそう、これの基板化は、さすがにテクニクスに対して罪悪感を感じるため厳しいものがあります。特許が切れていたとしても。。です。
2つのアンプのフィードバックループがホイートストンブリッジで交差するこの特殊な回路。
Sandman博士と当時のテクニクスの技術者のアイデアに敬意をはらいつつ、蛇の目基板で自作するというのがちょうど良いかと思います。
投稿: たかじん | 2022年4月 6日 (水) 20時47分
たかじんさん
IrBerryDACは、トラ技だったかインターフェースだったかで知りまして入手した記憶があります。凄く昔のように思えてしまいます。(どうやって入手したのか記憶が曖昧ですが・・・・。)
トラ技のデジタルアンプLV-1.0 を弄ったころだったでしょうか。
テクニクスの開発者への敬意が記事の随所に記載されていたので、たかじんさんのエンジニアとしての矜持を強く感じておりました。
基板化を!などと品のない事は思いようもなかったですね。
もっとも、シンプル過ぎる構成なので基板化の必要性は感じないですね。部品点数が少ないので配置を考える楽しみがある分、趣味として考えると最高です。
投稿: sawanoriichi | 2022年4月 8日 (金) 12時08分
sawanoriichiさん
一時、禁断専用の基板を作ろうかと妄想は膨らんだんですが、何しろ基板設計など一度もやったこともないので挫折してしまいました。😰
最初は、
・オペアンプによる駆動力不足を補うためパワートランジスタによるSEPP部分も追加して任意に切り替え可能
・電源部の電解コンデンサにリードピッチ7.5と5mm両対応でφ18mmが最大8個まで実装可能
・出力カップリングコンデンサも必要に応じて追加可能
・オペアンプも1回路と2回路両対応
と夢だけは大きかったんですが・・・。🤣
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2022年4月 9日 (土) 02時34分
sawanoriichi さん
LV-1.0の記事はちょっと面白かったですね。 聞いたことはありませんが、液晶画面付でよくできたデザインのケースと、入れる中身を選択できるという点は自作ならではと思っていました。
IrBerryDACは、オーディオ好きなインターフェースの編集者さんに買ってもらって大変気に入って頂いたところから記事になりました。
仰る通り、部品点数が少ないというところも、自作するうえで重要なポイントかもしれませんね。 ひとつひとつの部品にお金がかけられますし。
三毛にゃんジェロさん
基板CADは、やってみると意外と簡単です。 それよりも様々な仕様があるガーバーデータを海外の会社に依頼して、ちゃんと基板が出来上がるのかどうか。という心配があってドキドキします(笑)
Cアンプ側に出力バッファを付けて電流供給能力を増やすというのは理想的に感じますね。 ただ、位相遅れが生じるので発振安定性を確保するのが難しくなると思われます。その辺も含めて「挑戦する」というのはとても面白いです。
投稿: たかじん | 2022年4月 9日 (土) 09時21分
三毛にゃんジェロさん
classAA妄想、膨らみますよねぇ。
いろんな方が工夫をされていると思うのですが、
C-ampを工夫して電流を稼いでスピーカを鳴らせる
fewattzさんの取り組みは面白いなと思いました.。
私は技術も根気も貧弱なので、ささやかな妄想で済ませています。
今、部品配列を構想しているのは
30×40ミリ位の小さな基盤に押し込むタイプと
50×70ミリ位の基板に少しだけ奢った部品のタイプです。
後者は面積があるので部品点数を増やして配線も工夫します。
ぺるけさんのような普通の部品を使ってお気に入りの音を出せる技術力が無いので(理想ではありますが)、使用部品の能力に少しだけコストを掛けるところで手を打とうかな、という感じですね。
プリント基板化は、簡単な回路で数枚程度でしたら昔は自分で作っちゃってたのですが、廃液処理諸々の問題から昔のようにエッチングが簡単にできない時代ゆえ難しいですね。
業者さんに出すと自分が必要な以上の枚数になり、コスト面で躊躇してしまいます。
もっと大規模で複雑な回路だと、部品組み付け作業を考えて基板化の価値が出るのでしょうね。
実はナントカの手習いよろしく、基板CADの教科書を入手して勉強はし始めました。出来ないことを出来るようにする作業は楽しいですね。
たかじんさん
IrBerryDACの記事はインターフェース誌だったですか。
記事を読んで興奮した記憶だけは残っています。
PCを立ち上げなくても音源ファイルを再生できる、しかも名刺大ボードマイコン(旧いか)で良いなんて画期的だと感じた次第です。
デカいLV-1.0に対するアンチテーゼみたい思えてしまいました。
LV-1.0は作るのが面白かったのですが、サポートが貧弱(というか情報開示が限定的)でかなり残念な思いがあります。DACの機能を使い切れない残念さも強いですね。当時としては妥当な仕様の割り切り方なのでしょうが、拡張性の柔軟さは確保して置いて欲しかったなぁ。
パワーアンプは初期バージョンのまま、音は、まあ、所謂デジタルアンプで元気良くて系でしょうか。
PAにお金をかけてもなぁ、という気持ちで後継100W基板に交換する意欲もなく、只のDAC+ヘッドフォンアンプとして使用していました。
初期のUSBデジタルオーディオとしては面白い存在でしたが、一連の雑誌付録(特にDigiFi)の出現で商品的な魅力は無くなってしまいましたね。
もっとも、ケースの質感や液晶ディスプレイはクールな表情なのでお気に入りではあります。持っていて損では無い感じではあります。
LV-1.0 は基板が機能別にモジュール化されていて、実は弄りやすいという面があって、私に技術力とノウハウがあればもっと楽しめたのかもしれないのですが・・・・。
投稿: sawanoriichi | 2022年4月 9日 (土) 14時04分
sawanoriichiさん
>30×40ミリ位の小さな基盤に押し込むタイプと
>50×70ミリ位の基板に少しだけ奢った部品のタイプです。
自分はオーディオ用電解コンデンサを大量投入したいのと、メンテナンス性を上げるために実装密度を余り上げたくないので、最低限で74x94mm程度の面積は欲しいなと考えてます。
電源部とアンプ部を分けたり、アンプ部も1chオペアンプを使用して別基板にするという構想も。
少なくとも、市販の±15V両電源基板を使うバリエーションではL・R独立と、電源基板との3枚になることはほぼ決定です。
たかじんさん
入力カップリングにJantzenの100uF CrossCap投入も考えましたが、流石にサイズと価格で断念しました。
その代わり、100uF電解と0.1uF CrossCapのパラにしようかと。
こんな妄想ばかりでパーツ収集をしているので、組み上げる段階にはなかなか進めません。
投稿: | 2022年4月 9日 (土) 18時46分
おっと、名前の記入が抜けてました。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2022年4月 9日 (土) 21時29分
sawanoriichi さん
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2016/04/electronics-wor.html
バッファを付けているものは、こちらに載ってましたね。
実際、パワーアンプとして登場したClassAAは、ブリッジ部ももっと複雑で、Cアンプ側は確かフローティング電源を使用されていて、素人が手を挿せるレベルのモノではありませんでした。
DigiFi懐かしいですね。 あの頃、雑誌付録が流行りに流行って、オーディオ系付録基板も売れまくったと思います。 ちょうどハイレゾも流行り始めと時期がよく、アイデアも面白かったです。 休刊してしまったのが惜しいです。
三毛にゃんジェロさん
±電源で、JFET入力のオペアンプを使用していれば、入力のカップリングコンデンサをなくすことも可能と思いますよ。 Cross Capはもう製造中止になっているんですね。次はアムトランスでしょうか。
投稿: たかじん | 2022年4月11日 (月) 21時12分
たかじんさん
精神衛生上、入力カップリングは必要かなと。まあ、入力カップリングなしで試すことも面白いかとは思います。
CrossCapの0.1uFは究極の禁断モデル2機種にしか投入しない予定なので、市中在庫でなんとか確保できると思ってます。他にはニッセイのメタライズドポリエステルMMTシリーズのOFCリード版MTF 0.1uFを30本確保しているので、これを使う予定です。
それよりも、やはり一番の懸念はMUSES03DとMUSES05 DUOです。せめて03が確保できないと、既に確保済みのOPA627APとの組み合わせが試せないので。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2022年4月12日 (火) 04時45分
三毛にゃんジェロさん
> 精神衛生上、入力カップリングは必要かなと。
さすがですね。 市販の高級アンプでも80年代後半から、カップリングレスのDCアンプが多く出回りましたが、いま思うと危険な場合があったのではないかと思います。
確かに、MUSES 03 と 05 DUO 入手できませんね。。。 05 DUOには期待しているんですけども。
投稿: たかじん | 2022年4月12日 (火) 21時05分
前々から興味がありながらも、自分には作れないだろうと諦めていた禁断のclassAAヘッドホンにチャレンジしてみました。
HPに記載された回路図や完成前の白黒写真、作成にチャレンジされた方の質問とたかじんさんの回答、0dbHycaaの構造などを参考に、ユニバーサル基盤に乗せる部品のレイアウトを考えました。
ユニバーサル基盤で何かを作るのは初めてでしたが、どこに何を乗せるのかを考えるのはパズルのようで楽しいですね。今回のチャレンジで、初めてオペアンプやトランジスタや可変抵抗のどこにどんな配線をすべきかという事が分かりました。
(^^;
素人の自分が「たぶんこうだろう」と思って配線したものですから、ちゃんと音が出るか心配でしたが、実際に音楽を再生してみたところ、想定外の音に唖然としました。
自分が中途半端な知識で作ったものとはとても信じられないクオリティの音が出てきました。
たかじんさんの「ちょっとヤバい」の一面を見たように思います。
次に自分が感じた「ヤバさ」は、費用対効果があまりに高すぎる事です。制作にかかる時間や部品代に対して得られる音のクオリティが、何というか、ヘッドホンアンプに対する価値観をぶち壊す恐れがあるんじゃないかと思います。(オーディオ機器に詳しい人ほど衝撃が大きいのではないでしょうか?)
禁断のclassAAアンプに出会えて、嬉しくて、長々と書き込んでしまいました。
m(_ _)m
今後はオペアンプの交換やより良い配線等に取り組みたいと思います。
その際は掲示板の方に質問をさせていただきたいと思いますので、またその際には皆様のお知恵をお借りできればと思います。
たかじんさん、本当に素晴らしい体験をありがとうございます。
投稿: あみのん | 2023年3月 7日 (火) 21時52分
あみのんさん
ついに作られましたか。 一発動作おめでとうございます。
禁断の味をしめてしまうと沼に入ってしまいます(笑)
投稿: たかじん | 2023年3月12日 (日) 23時39分