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FET入力 完全DCヘッドホンアンプ

■■■FET入力 完全DCヘッドホンアンプ■■■ 

派手めなサウンドバージョン
 

全体構成図
 「HPA12-size.pdf」 「HPA12-ABprint.pdf」 「HPA12-Aprint.pdf」
 「HPA12-Bprint.pdf」

  初段に2SK30ATMを使った完全なDCヘッドホンアンプです。
  カップリングコンデンサを通さない、ひたすら純粋な音を聴きたいという願いを叶えてくれるかもしれません。 
  

  2SK30ATMの低音の図太いサウンドも特徴ですが、カップリングコンデンサを完全に排除した ため、ナチュラルな傾向をしていて音の情報量は多めです。 またFETらしい高域の爽やかな抜けの良さも感じます。 
 
  FETの挿し方に注意が必要です。 こちらのTIPS-1をご覧ください。
 
  
  バイポーラトランジスタを初段に使っていたときよりオープンループゲインが下がったため増えてしまったハムノイズに対して対策をしました。 またK30用にチューニングした定数に変更しています。  それでも初段に2SC2240を使用していたときより、僅かにハムが多くなる傾向がありますので、高感度なヘッドホンをご使用の場合は、厳密なFETの選別が必要です。  厳密な選別により残留ノイズは5~6uVまで小さくなりました。 ソニー XBA-20/30/40 の12/12/8Ω 108dBなど、高感度+低インピーダンスな場合は、ヘッドホン出力に10~33Ω程度の抵抗を直列に挿入して下さい。 
  
  やや高能率なヘッドホンくらいでは、まず聞こえないノイズレベルと思います。

  2SK30ATMは、idssが3.0mA以上のものが推奨です。
  
  入力から出力まで、一切DCをカットしていない完全なDCアンプのため、少しDCオフセットは出ます。  ±10mV以下に抑えるためには、初段のFETはアルミテープなどを巻いて熱結合が必須となります。 熱結合してもDCカットしたバイポーラのDC漏れ安定度には敵いません。 ご了承ください。
 
  これまで、トランジスタの選別という行為は行なってこなかったのですが、残念ながらJFETは選別をしないとDCオフセット調整の範囲を超えてしまい調整することができません。
  それほどにJFETのidssのバラつきはタチが悪いものです。  仕方がないので選別を行ないます。  大体5%以内に納まる程度でOKです。 (例えば 4.0mA±0.1mA ぐらい) 厳密に選別する場合でも2~3%が限界かと思います。 
  
  非常に細かいことですが、反転入力側の負荷抵抗 R4、R54に22k~33kの抵抗を並列に 接続すると、初段の負荷バランスがより正確にとれて熱的平衡がとれます。 
  音質的もその方がごく僅かに向上するようです。 ドレインの電圧差が0.2V以下となれば完璧です。
 
  2SK30のエージングが進んで少し音の傾向が変わってきたので、再度チューニングしてみました。 大人サウンドバージョンです。  少しおとなしめの音調です。 ゆったりと聴きたい。  大音量で聴きたい。 という場合はこちらの定数にするとよいかもしれません。 勘違いかもしれませんが、2SK30はエージングすると音にキレが増すように感じました。  
  
  
  
  <<関連ブログ記事>>
 


コメント

HPA-12とHPA-12 Ver2の違いはどこですか?又、Ver2で FET入力 2sk30Aと907
は制作できますか?

素人さん

rev2で、初段に2SK2145というチップのJFETを実装できるようになりました。その他は一緒です。
2SC2240などバイポーラトランジスタも実装できるようになっています。(907バージョンも含む)

2SK30Aなど、TO92タイプのJFETは、バイポーラトランジスタと足のアサインに互換性がないため、足をスワップするように曲げて実装することになり、ちょっと注意が必要です。

https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2020/01/post-012034.html
ここに代表的なトランジスタとJFETのピンアサインを書いていますので、参考にしてください。
よろしくお願いします。

親切丁寧に説明を頂きありがとうございました。他のJFetVer等にトライしてみます。
プロテクタ回路のリレーがOnしないのですが?
色々なコメントを見ていますが、なかなか解決できません。
ありがとうございました。

素人さん

リレーがONしないのは、いくつか考えられます。

1.アンプがDCオフセット(0.6V以上)を出ている。
 アンプの出力部の電圧を測ると判ります。

2.リレー駆動回路の半田ミス。 トランジスタのNPNとPNPの付け間違い。抵抗値の間違え、など。
 目視確認するしかありません。半田が怪しいところはもう一度コテを当てて溶かし込むと良いです。

3.電源電圧不足
 電源電圧を測って、+側、-側、それぞれ、8.5V以上あることを確認します。

リレーOnの件、アンプの式保護回路の説明を読ましていただきまし。
再度丁寧な対応ありがとうございました。
頑張ります。

素人さん

一部でDCオフセットを調整しきれないという現象も報告されていますので、多回転型ボリュームを一度全開に回してから再度調整するという方法も試してみてください。

リレーOnの件解決しました。
派手バージョンですが、2SK30ARTMの政策にかかり多くの困難に当たりました。各電圧は表示と程遠い値R80、81煙、どこか短絡?C80~83取り換えまだ煙、C5、6
C5、56交換、まだ煙、すべて取り外し一つずつ抵抗値等確認し取り付けなおし、
リレー回路も交換再取り付け、結果最終段のTR1815,1015の交換で解決
このTR中国製?ありがとうございました。

素人さん

DCオフセット以前に過電流状態だったのですね。R80、R81はリップルフィルタ兼、ヒューズ抵抗代わりの役目をしてくれるので、被害を最小限に食い止めてくれるようです。

最終段のトランジスタ、どれか壊れていたのでしょうかね。

完全にショートしているならテスタで計測できますが、半導体の場合は、電圧を印加しないと電流が流れはじめないという事もありうるので厄介です。

無事に解決されたとのこと。ほっとしました。

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