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HPA-1000 ディスクリートヘッドホンアンプ基板

無帰還A級ディスクリートヘッドホンアンプ基板
   HPA-1000    

MDR-M1STの完全ドライブを目指した終段無帰還ディスクリートヘッドホンアンプです。2段目からの帰還をゼロにしたno-NFBアンプに切換可能です。

Hpa1000r11

1枚で1チャンネル分のアンプ回路です。2枚セットです。

 

Hpa1000_20200524180901
      < 製作例(1チャンネル分) >

 

全体の接続図

Hpa1000_rpt03

PRT-03電源基板と合わせて使うと、出力インピーダンス切換、NFB量切換が可能なヘッドホンアンプが完成します。配線はとてもシンプルです。 

基板2枚を使用したデュアル・モノ構成です。不用意なGNDループはハムノイズ発生の原因になりますので、上図のように2枚のHPA-1000基板を隣に置いてその中央にGND線を配線してください。

 

 

特徴

◇ 差動1段+上下ダーリントン・カスコード構成による低NFB回路

◇ 終段回路は4パラSEPPによる無帰還A級動作

◇ NFB量切換え機能(no-NFB設定も可)

◇ 低DCドリフト回路(±10mV以下)

◇ PRT-03と組み合わせてポップノイズレス

◇ 省配線

 

 

スペック

◇ ノンクリップ出力
  8Ω:  4500mW(500mWまでA級)
 30Ω: 1200mW 全域A級
 100Ω:  380mW  全域A級
 300Ω:  120mW  全域A級
 ※)殆どのヘッドホンは5~10mW入力すると爆音になります。

◇ 残留ノイズ:6.6uV(A-wait 、R11=470Ω時)

◇ スルーレート:UP165V/us、DOWN139V/us

◇ 出力インピーダンス:0.16 Ω

◇ NFB量:9dB(0dB 設定可)

◇ チャンネルセパレーション:86dB以上(10~20kHz 33Ω)

◇ THD+N:0.002%(33Ω 50mW時 / LPF80kHz)

Hpa1000thd
 ※VP-7722Aにて計測

 

◇ 周波数特性:1Hz~400kHz

Hpa1000_gain
   < R11抵抗値によるゲイン変化と周波数特性 >

 

 

回路図・部品表・外形図

Hpa1000_gaikei_20200524182101

HPA-1000回路図(電圧入り).pdf

HPA-1000外形図.pdf

HPA-1000部品表.pdf

PGA2311電子ボリューム基板と組み合わせるときは入力フィルタの定数を変更してください。詳しくはこちら。

 

 

NFB量切換え機能について

R11の抵抗値を変えることでNFB量を調整できます。NFB量を変えるとアンプのゲインも変わります。ゲインが高くなると残留ノイズが大きくなりますので使用環境に合わせてください。切換スイッチを付けることもできます。

 

抵抗値とゲイン、NFB量の関係。よく分からない人は R11=470Ω にしておきます。

   抵抗値 -  ゲイン - NFB量

R11:470Ω - 12.1dB - 9.2dB 高感度イヤホン  推奨値
R11:220Ω - 15.4dB - 5.9dB
R11:100Ω - 18.0dB - 3.3dB オーバーヘッドタイプのヘッドホン 推奨値
R11:  0Ω  - 21.3dB  - 0dB  豪快かつ開放的な音を目指す人向け

 

中点付きのスイッチを「NFB1ピンヘッダ」に接続すると3段切換え出来ます。よく分からない人は付けなくてもOKです。

Hpa1000h

Nfb_sw

赤い線がHPA-1000とスイッチを繋ぐ配線です。配線長は10cm以内にしてください。 

上:0Ω
中:470Ω
下:150//470 = 約114Ω

配線を引き出さずに、ジャンパーピンの抜き差しでもOKですし、ON-OFFスイッチの2段切換えにしてもよいです。

原理的には可変抵抗でも機能するとは思うのですが、音質を考えると不利になりそうな気がしています。

 

 

基板の組立について

基板の組立手順は、こちらをご覧ください。

トランジスタの熱を底板へ放熱するため、手順を守ってシャシーへの組みつけが必要です。

放熱できないと正しく動作しません。

 

 

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