ここ1カ月ほどVFA-02 差動2段 準コンプリメンタリアンプの動作検証をおこなって試聴したりもしてきたのですが、やはり気になるポイントがあります。
それは、電源電圧に対して出力電圧があまりに小さいことです。±18V電源で8Ω負荷時 ±7.5Vほどしか振幅できません。
ノンクリップパワーを計算すると、(7.5V ÷ 1.41)^2 / 8Ω = 3.54 Wです。
< OSC Tokyoで展示したVFA-02 >
という訳で、そこを解消する新回路の発表です。
負荷のON/OFFを繰り返すと、時々発振してしまったのが前回の話でした。
シミュレーションで位相補償C9の値をちょっと振ってみましょう。 実機の方は3.3pFを実装していました。
シミュレーション上で1pF、3.3pF、5pF、10pFと変化させて周波数特性をみてみました。
準コンプリメンタリアンプについて以前、色々なアンプの実例をあげていました。
本日は、基板設計を進めているVFA-02 の回路について見ていきましょう。
準コンプリメンタリ回路は、上下デバイスを同じモノにする(非対称性な回路)のことを指します。
Nch/Pch、NPN/PNPのような対称的デバイスを上下に配置する回路とは違って、回路構成的に完全な上下対称性は望めないため色んな回路が考案されていますが、
デジキーなどで入手しやすいMOSFETをいくつか購入してみました。 SiC MOSFETのVgsは高めに作っている傾向があるのですが、その中でもVgsが低めなものを集めてみました。理由はアンプの電源電圧を高くしないで動作するものを探すためです。
電源電圧を変える=電源トランスを変更する という事になりますからね。
左から順に、
Si MOSFET IRFP240PBF(Vishay)・・気に入っているMOSFET
SiC MOSFET SCT2450KE(ROHM)・・製造中止品
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