免責事項

  • 本サイトの情報の利用、内容、サービスによって、利用者にいかなる損害、被害が生じても、著者は一切の責任を負いません。ユーザーご自身の責任においてご利用いただきますようお願いいたします。

    本サイトで頒布している基板およびキットは、技術者、またはそれに準ずる電気的知識をお持ちの電子工作ファンの方のためのものです。一般のオーディオファンの方のためのものではありません。
    また、頒布基板およびキットは、いかなる条件でも動作を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。

    電子工作では、火傷、感電、火災などの可能性があります。十分に注意をして作業して下さい。

    営利目的のご使用は認めておりません。 記事の転載や、基板・キットの商用利用の方は、ご連絡ください。学生やサークルの学習目的でまとめてご購入する場合は特別価格でご提供させていただきます。

スポンサー

無料ブログはココログ

« 普通のテスターでhfe直読!  トランジスタをhfe選別してみました | トップページ | HPA-7 出力段のシングル、3パラ、5パラ、7パラプッシュプルを比較 »

2026年9月22日 (火)

KSC1845、2SC2240、2SK2881 聴き比べ

HPA-7の初段でKSC1845、2SC2240、2SK2881 を聴き比べしてみました。

今回は選別したトランジスタ・FETを使いましたが回路動作的には選別しなくても構いません。

Hpa7_013

 

KSC1845(オンセミコンダクター)

Ksc1845

2SC1845というNECの低ノイズトランジスタを韓国メーカーが「KSC」と型式を変えて互換品をつくり、その会社ごとフェアチャイルド(現オンセミ)が買収したものだそうです。 2SC1845/2SA992は一時期のパイオニア、サンスイ、アキュフェーズ、ラックスマンなどのプリメインアンプで多用されていました。

 

 

2SC2240(東芝)

2sc2240

既に生産停止から10年以上経っているのですが、なぜかまだ秋月電子にて販売されている低ノイズトランジスタです。 こちらも多くのメーカーで採用されていたと思います。

 

 

2SK2881(イサハヤ電子)

2sk2881

2026年時点で日本メーカー唯一、リード品のJFETを作っていたイサハヤ電子ですが、ついに生産終了となってしまいました。秋月電子の在庫が切れたら入手困難になると思われます。

 

 

■■■■ 結果 ■■■■

今回の試聴は2SC2240にて調整(チューニング)した定数をそのまま使っての比較ですのでご了承ください。また、あくまで私個人の感想です。

 

★バイポーラトランジスタ対決

KSC1845と2SC2240とを比べると、色ノリが濃いのが2SC2240で薄いのがKSC1845 という印象。

特にベース音の量感とビビっとくる押しの強さは2240が勝っていてロックがロックらしく演奏の熱量が伝わってきます。一方 1845は高域の伸びやかさやシンバルなどのキレはよく、動作電流を1845へ最適化すればもっと良くなる可能性はあると思います。

 

 

★JFET

2SK2881です。 こちらは先日も書いたように、上の2つのトランジスタと比較して少々明るめな音調でボーカルが一歩前へ出るような印象です。 JFETの音を最大限引き出すというか、バイポーラトランジスタではできないカップリングコンデンサを排除(バイパス)できるのですが、今回はそこまでしないで比較しています。

HPA-7ではカップリングコンデンサにPMLCAPを使っていますが、電解コンデンサと比べて中高域が濃い傾向があるので、バイパスするともう少しフラットで色付けのない音になるかもしれません。

 

 

個人的な順位をつけるとすると、

1位:2SC2240

2位:2SK2881

3位:KSC1845

となりました。先ほども書きましたが動作電流の最適化をそれぞれのトランジスタでおこなった訳ではありませんので最大限の音を引き出した勝負ではないことをお断りしておきます。

 

Hpa712_07

回路図中の「R8」の抵抗値を変更することで初段、2段目の動作電流が変わります。 

330Ω:6.6mA(Q1,Q2それぞれ3.3mA)と、結構多めに流しています。

 

« 普通のテスターでhfe直読!  トランジスタをhfe選別してみました | トップページ | HPA-7 出力段のシングル、3パラ、5パラ、7パラプッシュプルを比較 »

「ヘッドホンアンプ」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん

聞き比べをありがとうございます。
好みの問題もありますから、なんとも言いがたいのですが、私自身も 2SC2240 は好きです。 HPA-1000 でたくさん使いました。 
2SK2881 は今回発注したところです。

2SK1845/2SA992 は、自分の好みには少し合わないというか。 元気がいいのはよいのですが、優美さにかけるというか。 こういうところは、2SK170 のほうが数枚上手だと思っています。 私が 2SK170 を多用しているのは、そんなところです。

いまふと思いついて、Fiio M15S と HPA-12 BTL との聞き比べをしているのですが、M15S はデスクトップモード(電源をつなぎ、内部のヘッドホンアンプ回路の電源電圧が±7.6V)にしないと、HPA-12 BTL とは全く比較になりません。

Low-V Amp 2.0 は、3.6V(±1.8V) だけど、ばっちりです。 改めて驚きです。 HPA-7 に期待しています。

n'Guinさん

早速のコメントありがとうございます。
HPA-1000の初段はBC550Cだったような・・・ センターがベースの海外トランジスタ配列なため、日本のトランジスタを使うときは足をひねる必要がありますね。
初段差動以外の部分へC2240/A970を使うのもアリだと思います。

2SK170は2SK117と比べても音の緻密さ、透明感があって素晴らしいFETですよね。 2SK2881はそこまでの能力はないような気がしていますが、コンデンサを排除することで得られる音は堪能できるような気がします。

Fiio M15S > デスクトップモードなんて機能があるのですね。

Low-V Amp 2.0は、エミッタ抵抗レスのおかげと思います。 特に低ノイズなトランジスタでもありませんし、スペック的に突出したところもありませんが聴くとなぜか引き込まれます。
でも、バッテリー電圧が下がってくると、再充電したくなるんですよね。 電源電圧依存があるのは確かだと思います。

私はいろんな石を聴感比較しているわけではないのですが、
やはり2SC2240と2SK170はちょっと違うな!
と思ってしまいます。
好みは2SC2240ですねぇ。

今回のHPA-7はHPA-12みたいに
初段デバイスのバリエーションが楽しめると面白そうです。

マザーボードシステムだとドーターカードの交換だけで変更出来て
電源部を共通化できるのも魅力に感じます。
HPA-12では複数枚作っても頒布のRトランスは1個しか買えなかったので
電源トランスまで同じには出来ませんでした。

sawanoriichi さん

2SC2240は、私もお気に入りです。 2SC1775や2SC1845なども買っておけば比較できたのですが、けっこう2240で満足できる音が聴けていますので、入手困難品を探すほどでもないかなっと思っています。

HPA-12のRコアトランス・・・ フェニックスさんに巻いてもらえばまだ作れるとは思いますが、価格がちょっと厳しくなっていると思います。

マザーボードシステムというほどでもないですけどね。 単純に配線を繋げば4万円のトラ技キットを購入しなくても接続できるとは思うのですが、その配線が面倒だなって思ってしまったのです。 
ですが、n'Guinさん案で保護機能も付けたので、それなりの価値が出てきたかもしれません。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 普通のテスターでhfe直読!  トランジスタをhfe選別してみました | トップページ | HPA-7 出力段のシングル、3パラ、5パラ、7パラプッシュプルを比較 »

Select Your Language

サイト内検索(new)

2026年10月
日 月 火 水 木 金 土
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31