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« あの無帰還ヘッドホンアンプの続き | トップページ | JFET 2SK2881を選別してみました »

2026年9月 5日 (土)

HPA-7 無帰還ヘッドホンアンプ(初段まわり)

すでに3回目の基板です。前回の記事はこちら。

なんだかんだ毎回、初段周辺の回路パターンを変更していますので、その辺を見てみましょう。

 

まずは最初の試作です。向かい合った2つのトランジスタ(Q1,Q2)が初段の差動回路です。

Hpa7_010

カップリングコンデンサはPMLCAPと電解コンデンサを使うようにしていましたが、音質検討の末、PMLCAPだけで行くことにしました。

また、あれこれ検討した結果で定電流回路にLEDを使用することしました。電源ランプも兼ねています。

 

次に2回目の基板です。

Hpa7_011

少しスッキリしましたね。 回路的にはこれでFIXしています。

 

 

次に3回目の基板です。 

魔が挿して初段にJFETを使いたくなったので、バイポーラトランジスタとJFETを簡単に挿せるように変更。

Hpa7_012

その代わりQ1,Q2の向かい合わせも解消です。向かい合わせにすると熱結合では有利ですが、パターン的には差動部で非対称になってしまいますからね。

今回は、周辺の抵抗やカップリングコンデンサも左右で対称になるよう配置し直しました。

Hpa7_015

白い基板だと銅箔パターンが見えませんがCAD上でみるとこんなパターンです。

 

 

 

そして、真打ち登場です。 イサハヤ電子のJFET 2SK2881

Hpa7_013

これ、音が立体的で良いです。

 

ボーカルの息使いまでもが鮮明に出てきつつ、奥行き感も素晴らしい。 無帰還アンプではやや音が明るめな傾向がありますがエージングでどうなるかはまだ分かりません。帰還をかける通常のアンプではもう少し落ち着きが出るんじゃないかと思います。

個人的には2SK117よりも好みで、2SK170と良い勝負が出来そうな音です。

 

 

ちなみに、今回は選別をせずに使いました。テープから順番に4個切り出したまま使用。

Hpa7_016

DCオフセットはVR1の調整で補正できます。 電源ON時のポップノイズが少し出るくらいでその後のDCドリフトも±3mV程度で問題なさそうです。 音質の感想も選別無しでの試聴です。 選別すると電源ON時のポップノイズは減ると思います。

 

 

一番の懸念点は、秋月電子のwebサイトで「D」マークがついた事です。 1カ月くらい前に見たときはありませんでした。

Hpa7_014

おそらく他のディスクリートアンプにも使えるFETだと思うので、将来的にディスクリートアンプを作ろうと考えているなら20~30個くらいは確保しておいても損はないと思います。

私もあと20個くらい買い増ししようか。

 

 

イサハヤ電子のwebを見ると JFETの生産が完全終了したようです。

Hpa7_017

データシートも見れない。(秋月電子が頼りです)

 

もっと早くこのJFETを使っていれば良かった・・・

 

 

===============================

今回の試聴曲 

THE SPELLBOUND × BOOM BOOM SATELLITES - KICK IT OUT 

ベース音の描き方を中心にライブ感が出ているか確認するのに良い録音でした。楽曲も素晴らしい。

 

 

ボブ・ジェームス - Westchester Lady

ついつい引き込まれて時間がとけます。

 

 

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「ヘッドホンアンプ」カテゴリの記事

コメント

2SK2881もディスコンですか!!びっくりしました。
もう少し位は大丈夫だろうと勝手に思い込んでしまってました。

最近、秋月のWEBショップもチェックしておりませんでした。

数年前に20個ほど買ってあったと思うのですが
更に20個ほど追加購入しようっと。

sawanoriichiさん

そうなんですよ。私もびっくりしました。東芝やNECがやめてもイサハヤだけは作り続けてくれると勝手に思っていました。

たかじんさん、ま。です。
2SK2880や2SJ498もディスコンなんですね。
私はコンプリJFETが欲しかったので、ちょっと前ですがJ498では「C」ランクを販売しているのでK2880でも販売してちょ、と秋月にリクエストした記憶があります。
この辺のデバイスはコンデンサマイクなどの特定用途で需要はあるんだね〜と思っていましたが、今後は表面実装部品のみということなんでしょうね。メーカーがターゲットにしていない自作へのハードルが高くなるのはしょうがないですね〜。

たかじんさん、sawanoriichiさん、 ま。さん

私自身は、2SK30A, 2SK117, 2SK170 のストックがあるのですが、コンプリは持っていません。 何かの機会に、秋月に頼むときに2SK2880/2SJ498 を買えばいいやと思っていましたが、早めに購入したほうがよさそうですね。

2SK2880 と 2881 とは、どこがどのように違うのでしょうか?
データシートを読んでも、よくわからなかったのですが、Ai がしっかり答えてくれました。
2SK2881 も手に入れておいたほうがよさそうです。


皆様

実は私も2SK30A, 2SK117, 2SK170 のストックがちょこっとあります。
2桁程度ですが。

2SK30Aはオーディオ以外でも汎用に使えると思って大昔100個入り2袋・・・・
でも、
使ったのは無線用マイクアンプやスピーカアンプ、ペルケ式のCRD用なので
残りはほぼ死蔵状態です。
酔狂でHPA-12で使おうとも思いましたが、熱意が低下しちゃいました。

ペルケ式ヘッドフォンアンプで聴く限り、
私の駄耳では2SK170,2SK117、2SK2881の違いなんて大げさに言えないので
無駄遣いと言えばそれまでです(笑)。

とはいえ、2SK2881も少しはストックしておきたい貧乏性です。

ま。さん
n'Guinさん
sawanoriichiさん

今、簡単に入手できるコンプリのJFETは、2SK2880/2SJ498一択しょうかね。
80と81の違いはチップ面積にありそうです。 81の方がcissが大きくノイズが低いですよね。
2SK2881を聴いた感触では悪くないような気がします。 既に生産中止されているようですので早めに買うのが良さそうです。
イサハヤはチップJFETもディスコンのようです。

皆さん結構ストックされているのですね。それにしても100個入りを二袋とは!

私も2SC2240は100個入り袋が半分くらい残っているうちに1袋をおかわりしましたけど。。。
まだ秋月で売っています。

たかじんさん、皆さん ま。です。
そうですか、イサハヤはチップJFETもディスコンなんですね。アプリとして需要がないんでしょうかね(汗)すでに基本は秋月頼みと思いますが、あとは中小?。更にはチャレンジングですが中華(あり)でしょうか。なかなか息苦しい界隈になりましたね〜

ま。さん

そうなんですよ。 イサハヤもJFET全滅です。 日本でJFETを作っているのは東芝だけになりました。 その東芝も2SK2145の新規設計非推奨と案内されていますので、あと半年くらいでしょうか。

他の方も言われてる通りデュアルFETは2SK2145もですし、元三洋電機のCPH6904も新規設計非推奨になってました。。。orz
オンセミのMCH5908はまだActiveになってたのでこれ頼みかもしれません。

rily さん

情報ありがとうございます。 元三洋のJFETと言えばコンデンサマイクに内蔵されていることで有名でしたね。 順方向伝達アドミッタンスの高さがスゴイ。
MCH5908 が 35mS。 CPH6904が 40mS。 と2SK170のほぼ倍です。 良さそうですね。

2SK2145 BLは、少し買いだめしました。 

2SK2881-Eは売り切れですね。 -Dでもいけるのかな。
-Eは12月中旬に入荷予定となってますが…

天 婦羅夫 さん

先月末に私は購入しました。 
いまみたら、2SJ498-D はもう38個しかありませんでした。

たかじんさんが買いだめた 2SK2145BL はもうありませんね。
GR と Y はまだ売っています。

天 婦羅夫さん
n'Guinさん

2SK2881-Dのidssは2.5mAから6mAですので選別する必要があります。
この基板では初段電流として片側3mA流しているためidssは最低でも4mA。可能なら5mA欲しいです。原理的には差動回路がフルスイングした瞬間6mAになる可能性があるからです。

海外製のJFETも僅かにありますが、Pchは絶望的かもしれませんね。

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