日清紡HDのニュースに衝撃
クリスマスイブの夜に出たニュースに皆さんも驚いたのではないでしょうか。
日清紡HDの子会社。アナログ半導体事業・・・って。
日清紡HD傘下の半導体製造会社には旧リコー電子デバイスもありますが、内容からすると完全に日清紡マイクロデバイス狙い撃ちですよね。
国内でオペアンプを製造していた会社は、日立、三菱、松下、NEC、ロームなどもありました。
現在では殆どのメーカーで低価格オペアンプを製造中止にしました。 今年の夏ころロームもBA4558をはじめとする古いオペアンプの生産中止を発表していました。
残しているのは高性能な物と、低消費電力なCMOSオペアンプだけです。 ルネサスは買収したIntersil(旧ハリス)の超高性能製品はまだあるのではないかと思いますが、旧NEC、旧三菱、旧日立のオペアンプはルネサス統合後にほぼ全てを製造中止にしたような気がします。
なかなか厳しい時代に突入したようです。
日清紡のMUSESシリーズにはとても期待している人が多い(私もです)と思います。
人員削減、開発費削減となると、今後は製品を絞ってくる可能性があるかもしれません。
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コメント
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たかじんさん みなさん
たかじんさんの記事で、はじめてこのニュースを知りましたが、驚きはしませんでした。 むしろ、やっぱりと思いました。
Teac UD-505X(15万円強)のUSB-DACでさえ中身はこんな感じ。
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0001385758/SortID=25433606/
上記の記事を見る限り、このサイトで話題になるような MUSES / オーディオ用電解コンデンサなんて感じではないです。
何かの記事読んだのですが、オーディオ機器の部品代は、多くても 30% だとか。 小ロット生産になるほど部品代にかけられる費用は減ってしまいますから、MUSES05 採用なんてなると・・・・
私の大好きな MUSES01 も生産完了が近いようです。 先日、完成基板を使って作成した DAC でも、結局 IV には、MUSES01 を使うことになりました。
> なかなか厳しい時代に突入したようです。
同感です。 トランジスタやFETが買えなくなりそうなときにストックしましたが、オペアンプもストックしないといけなさそうです。 というより、電気工作という趣味自体がオワコンかもしれません。 ちょっと寂しいです。
投稿: n'Guin | 2025年12月28日 (日) 09時12分
n'Guin さん
オーディオ機器の部品代・・・
自作をされていらっしゃる方々は部品単価を知っているのでそういう風に見えますよね。
20年以上前の話しか知りませんが、家電量販店で売られている製品の定価(希望小売価格)のおおよそ50%がメーカーの卸値でした。
その中から、工場の組立て工賃、梱包材、流通・倉庫費用、売上げの利益分を除くと、30%の部品代は難しい領域です。 おそらく20~25%あたりが部品代と思われます。
更に、
機構部品(ケースやノブ)、付属ケーブル、取扱説明書、リモコンなどを除いた電気部品は・・・ ご想像にお任せします。
ちなみに、家電量販店も50%全てを取り分にはできず、「25%OFF」「30%OFF」など積極的に宣伝しないと、そもそも製品が売れません。
実店舗を持たずにEC販売する会社が多数出てきたためもっと値引きをしなければいけなくなっていると思います。
量販店は人件費削減のためヘルパーと呼ばれるメーカーの販売人員を導入して、メーカーは技術者や工場従業員などを数カ月単位でローテーションしながら販売店へ送り込んでいます。
そうこうして、体力のなくなったメーカーから退場していったんだと思います。
そう考えるとTEACは良く生き残っていますね。 そうとう経営陣が上手いんだと思います。
投稿: たかじん | 2025年12月28日 (日) 10時38分
たかじんさん、ま。です。これは確かにショックですね。
たしかMUSES 05の生産再開の目処がたったとかメッセージが出されてましたが、その辺も心配です。なんとか国産のオペアンプ、残って欲しいですね。あとDACチップも。
投稿: ま。 | 2025年12月30日 (火) 19時44分
日清紡のリストラ(この場合は日本語、つまり単なる首切り)は既視感があります。
十年ちょっと前の出来事ですが、
極めてユニークな技術を持った小さな企業があったのですがm
突然に日清紡の資本注入を受けて子会社化され、
そのうち本体に吸収された挙句に事業部門が解散されてしまい、
人間も技術も雲散霧消してしまいました。
技術を現実化する組織、設計技術・製造技術という手段が消えてしまったので、
第三者はその技術を利用しようにも利用しようがありません。
また、ゼロから現象把握と解析、設計技術の開発、製造技術の構築をするのは
時間コスト的に極めて困難な技術。
日清紡は何のためにその企業を吸収合併したのか?理解不可能な出来事でした。
その技術が必要だったから、だと思うのですが、
特許や技術資料を入手できれば事業が展開できると考えていたのかなぁ??
(人間という土壌があるから、技術は育ち花が咲き実がなる、はずなんだけどなぁ)
個人的な感想なのですが、
日清紡は事業経営が不得手な文化を持つ集団じゃないかと思っていましたが、
たかじんさんのこの記事で再確認してしまった気がします。
投稿: sawanoriichi | 2025年12月31日 (水) 09時42分
ま。さん
おっしゃる通り、MUSES05の案内がでていますね。
https://www.nisshinbo-microdevices.co.jp/ja/MUSES/series/MUSES05.html
そんな時に、人員削減のニュース。 心配でなりません。
DACチップは、ロームですよね。 BA4558系でびっくりしましたがDACの方はノーチェックです。 どうなったのだろう。。。
sawanoriichi さん
日清紡、そんな事があったのですか。 私もM&A自体にあまりいい印象はありません。 某Nデックもそうですけど、Rネサスもです。
グループ会社全体の売上高が年々伸びているように見せかけるために買収を繰り返しているだけにも見える。 それを手腕として社長・会長を持ち上げる記事もうんざりしますよね。 自力で良い製品を開発して売上高を伸ばしているのとは、何か違う気がして。。。
とはいえ、世界の半導体製造企業をみると、部門切り離し、買収、解体は普通の出来事のように繰り返されてきました。
古い半導体製品は今後の売れ行きに期待できないのも分かります。 では、どのように解決するか、会社を継続するかが問われる。 発表によると赤字が膨らんでいるのは確かです。
私自身の話ですが、昔勤めていた会社でリストラ人員の波に乗れず、割増し退職金をもらい損ねて自己退職したので、惜しかったな~。 っと思ったりして。 同僚はマンションのローン全額返済できたって喜んでいたり・・・ 今となっては懐かしい思い出です。
最悪のパターンは退職金がまともに支払わない突然の倒産ですよね。
アメリカが良いとは言いませんが、日本の人員流動性の低さ、終身雇用の多さで革新的技術への対応の遅さが浮き彫りになっているようにも感じます。
ただ、インフレ時代に突入したので、少し変わってくるような気もしますね。若い世代は転職に抵抗感がなくなってきていますし、技術者の人員流動性が高まれば、新しいことをやりたい会社にその技術を提供できる人が集まり、もっと自己の技術を高められ、ついでに給料も上がる。
そんな風になれば、先進国から脱落せずに済むような気がします。
会社に技術やノウハウが貯まるのではなく技術者に貯まるという部分に関しては同感です。特許だけが会社の持ち物。
まあそれも青色LEDの中村氏の事象で覆ったかもしれません。
投稿: たかじん | 2025年12月31日 (水) 11時00分
日本の半導体はCPU、GPUなどのキーデバイスを握っていないのが痛手ですね。
アメリカはメモリは韓国台湾に任せてCPU、GPUは握るという上手いやり方をやっていると思います。
投稿: DSK | 2026年1月17日 (土) 14時15分
DSKさん
確かに。 昔の教科書的な話だと、産業のコメと言われたメモリはアメリカより安く日本が作って市場を独占。 その後もっと安く作ってきた韓国に奪われた感じでしょうかね。
CPUはアメリカより安く優れたものが作れなかったのかもしれません。NECがV25、V30などIntel互換CPUを作っていたけど続かなかったと。GPUは日本の半導体が衰退してきた後だから、無理だったのかもしれません。
投稿: たかじん | 2026年1月18日 (日) 12時23分