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2025年11月 9日 (日)

NL8902との組み合わせ

先日の続きになります。

禁断アンプでNL8902と組み合わせて、程よい音を楽しむオペアンプを探してみました。

Nl8902_camp00

試聴に使ったヘッドホンは前回と同じくゼンハイザーHD490 PROです。

 

 

まずは、試聴のリファレンスを決めてからのスタートです。

■Philips NE5532AN

Ne5532_pilips

NE5532を開発したシグネティックス社に最も近いと言われているPhilipsのオーディオ用オペアンプです。シグネティックス社を買収した後、そのまま同じ工場で製造していたらしいです。

オリジナルが一番良いという訳ではないのですが、個人的にこのオペアンプが大好きで長年聴いてきているので聴き慣れています。NJM5532の特徴、TIのNE5532の特徴、ONセミのNE5532の特徴がそれぞれあると思います。

このオペアンプは繊細さと帯域のバランスに優れていると同時に、透明感、躍動感があって音楽が音楽らしく楽しめる音がすると思います。

 

 

 

■NL8902単独

Nl8902_camp01

SOP変換基板を先日の試作基板にしました。裏面のコンデンサは付けていません。

中音域で音数が増えた感じはあるのですが、ちょっと賑やか過ぎて音量を下げたくなってしまいます。高域のキレはNE5532より鋭く現代的(ハイレゾ的)です。

ただ、ヘッドホンを直接ドライブするには幾分厳しいようです。

 

 

■C-AMPにNJM4556A

ヘッドホンドライブとして有力なNJM4556AをC-AMP側に追加します。(一番上の写真です)

もう、これで良いんじゃないか。 と思うくらい満足できる音になりました。 NL8902の負荷が軽くなったことで実力を発揮できて来たように思います。

※ ClassAAは、数式通りの動作ならV-amp側の負荷はゼロ。 つまり無負荷と同じ状態で増幅動作できるメリットがあります。

 

 

 

■C-AMPにNE5532

NE5532のドライブ能力がどれほどか試してみました。 

なんとNJM4556Aの時よりも繊細さと高域の透明感が増してぐっと良くなりました。 正直、C-AMP側ってドライブ能力さえあれば何でもよく、前段のV-AMP側の音質傾向で80%くらい音が決まっているんじゃないかと思っていましたが違ったようです。

びっくりですね。 かなりお気に入り。

 

 

 

■C-AMPにNJU77902

Nl8902_camp02

こちらはNJU77902というオペアンプ。

実装済み基板が秋月電子で売っていたので購入しました。 なんと出力電流は1000mAというバケモノ級です。

電源電圧は+-合わせて18Vまで。 つまり±9Vが上限になりますので注意が必要です。今回は±6V動作で試聴しています。

 

音は、とても期待していたのですがNL8902の高域のキレ、ヌケの良さをスポイルしてしまって相性はあまり良くありませんでした。

単独で動作させて試聴もしたのですが、どうにも振るわない結果となりました。 全体像がモヤモヤして見通しが良くなくNE5523を基準にした今回の試聴では少し厳しかったのかもしれません。

 

 

■C-AMPにAD826ARZ

Nl8902_camp03

シンルグ版の禁断アンプでC-AMPに最適と評価したAD817ANZの2回路入りオペアンプです。厳密には少し違っているようですが、AD826は50MHz帯域幅、スルーレート350V/usと似たスペックのオペアンプになります。 デジキーで1600円超えと少々高いオペアンプになります。

SOP変換基板を作る前に買っていたため秋月変換基板での試聴になります。

 

これは抜群に良いですね。NL8902の高域のヌケの良さを最もよく出してくれます。それでいて大音量にしてもうるさくならないドライブ能力。

AD817もAD826も1000pFのC負荷でも安定して動作(リンギング少ない)という設計がC-AMP側に適しているのかもしれません。

 

ちなみに、AD826単独で動作させても音は良いのですが何か物足りなさを感じます。 色が薄くセピア的で、ぐぐっと心に訴えてくる説得力みたいなのが少ないように思います。

V-amp:NL8902のお相手として、C-amp:AD826が最適解か。

 

 

番外編

■NE5532+AD826ARZ

NE5532をV-AMP、AD826をC-AMPに使って試聴してみました。

NL8902と比較すると低域よりのバランス、かつ、滑らかで聴き心地がいい。ベースラインにも厚みがあって安定感が増します。

ですが、高域の緊張感、緊迫感が穏やかになって鳥肌が立つような感覚は少なくなるようにも思います。

 

BGM的にゆったり聴きたいときはNE5532。

ハイレゾ音源を隅々まで聴きこみたいときはNL8902。

好みの問題かもしれませんが、どちらかを選ぶのが難しいところです。

 

両方の良いところ取りというか、もう少し上のステージに上がるにはMUSES8820DMUSES8920Aが必要になってきます。

 

いかがでしたでしょうか。

 

 

あくまでの私の感想です。ヘッドホンをオペアンプで直接ドライブするという少々負荷が重たい状態での試聴比較ですので、プリアンプやDACのポストフィルタなどで使った場合とは異なる評価になると思います。 ご了承ください。

 

 

 

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電子回路」カテゴリの記事

コメント

番外編というか、V-ampにMUSES8920(A)、C-ampにMUSES8820を搭載した時の試聴評価もお願いできれば。🙇🏻

進呈した禁断初号機がMUSES8920とMUSES8820の組み合わせで、個人的にはいい音だと思っていたのですが、やはり第三者の評価もお聞きしたいというところです。

三毛にゃんジェロさん

MUSES8920+MUSES8820 試してみました。 新しく記事をUPしましたのでどうぞ。

MUSES8920Aは何故か芳しくない結果になっています。 バラつきかな??? 謎です。

NL8902が秋月に出ました。 1個380円でした。

情報ありがとうございます。

秋月電子の公式Xでも新製品紹介で出ていましたね。 私も見かけました。

https://x.com/wakwak_akizuki/status/1992745564874915931?s=20

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