ユーシンブルーを見に丹沢へ
10年くらい前に「ユーシンブルー」なる綺麗な湖みたいな写真を雑誌かなにかで見たのを覚えていました。 神奈川県に長いこと住んでいますが、丹沢湖の上流にそんな場所があるのを知らなかったので記憶に残ったまま放置していました(笑)
ということで、ちょっとユーシン渓谷までお出かけして見てきました。
無料の駐車場に車を置いて歩いていきます。ちょっと歩くと通行止めのゲートがありますが左脇から歩行者は通って行けるようになっていました。
この先に採石場のような場所があり、作業者さんが車やトラックで入っていってました。 ゲートを開けて通っていくんですね。 河原ではショベルカーが作業していたりと意外と広めな場所もあるのですが、渓谷ということもあって両サイドの山は切り立っています。
ただ、
山が切り立っているので晴天でも木陰を歩くことができて散歩コースとしては良いかもしれません。
とは言え、落石もあるようでガードレールが無残にな姿になっているところもあります。
途中、トンネルが3つほどありました。内部には電灯が一切ないので懐中電灯を持っていった方がいいですね。
このトンネルは300m以上の長さで、かつカーブしているため途中で完全に暗闇になります。明りがないと結構こわいです。
長いトンネルを抜けると渓谷を一望できる景色が・・・ ただ、ガードレールも手摺りもないので沢側へ近寄るのは危険です。足元は20~30メートル級の切り立った崖。
道中、5〜6分に1組くらいの頻度で人とすれ違うため、林道を外れなければ不測の事態が起きても助けてもらうことはできるかもしれません。 ちなみに携帯電話はつながりません。
クマよけのスズを付けている人も多くいらっしゃいました。5組に1組くらいの割合です。
秦野とか山北あたりの山はグマがでるようで気を付けなければいけませんね。 全く準備していませんでした。
と思っていたら蛇に出会いました。 縞模様がキレイですね。 後で調べたら「ヤマカガシ」という毒をもった蛇でした。
「マムシ注意」なんて看板は神奈川のハイキングコースでは良く見かけるのですがこんな毒蛇もいるようです。
さてさて、やっとダムに辿りつきました。 歩き始めてから1時間半くらいです。 6~7kmくらいですかね。
玄倉ダムと書いてありました。とても小さい。 ざっくり家2軒分くらいのサイズ感。
ゲートは空いていたり閉まっていたりとその日によって違うらしいです。
ゲートが閉じているとちょっとした湖。というか池くらいの水量を貯めることが出来ます。
この青色が「ユーシンブルー」
綺麗ですね。 日がさしている部分は本当に輝いて見えます。
AM10:30と時間帯が良くなかったのか、向こう岸の僅かなところしか直射日光が当たりません。 渓谷の山の角度が険しいためです。 もっと日が高く昇る6月か7月頃か、東から日がさす時間帯ならもっと綺麗に見えるかもしれません。
玄倉ダムから50mくらい上流の河原に降りている人がいました。
池のように溜まっていなくてもこの青色。河原に行きたくなる気持ちわかります。
でも、道路から河原に降りることが出来る箇所は、良くわかりませんでした。 「キケン」と書いたロープが張られている崖っぽい所を降りるのかもしれません。
私は体力に自信がないのでムリしませんでした。上の写真からは分からないと思いますが、河原に立っているのは50代くらいの女性です。 あのおばさんが降りられるのに・・・ と思ったのは内緒です。
ここまでの道中は登山というほど険しくないためか、50代、60代の夫婦や、(中学生くらいの)お子さん含む家族連れ、立派な一眼レフを持った母娘カメラマン、テントを持った外人のお兄さん、ジョギングお兄さんなどなど幅広い方々がいました。
この日は玄倉ダムから上流100mくらいの所で道路工事していて、その先のユーシンロッジへは行けませんでした。ちょうど良い散歩の距離になったので折り返して帰ることにしました。
ここまでトラックとパワーショベルが入ってこられるんですね。 作業員2名で舗装工事。
ちなみに鎌倉の切通しやハイキングコースのような岩を登るような険しい道を歩くことは一切なく、自動車が通れる舗装路&砂利道を歩くだけでここまで行けます。
ガードレールなく沢へ落ちるような崖もあるので危険がない訳ではありません。
とりあえずはユーシンブルーを見られたので目的は達成しました。
めでたしめでたし。
それにしても、川の色がこんなに青いのは何故なんでしょうかね。 山の鉱物が影響しているのかどうか。。。
玄倉ダムより下流ではここまで青色には見えないですし。不思議です。
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コメント
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随分と山奥まで行かれて、お疲れさまでした。
私もはるか昔、小学校5年生頃と20歳過ぎ頃に2回行った記憶があります。
2回目はオートバイで行ったので砂利道を通ることに集中してしまい、
景色を記憶する余裕もなかったような気がします。
不思議に感じる「青」色がとても印象的で、これだけが記憶に残りました。
何の色なんでしょうね。
高校化学Ⅱの朧げな知識で引き出せるのは、
2価銅イオン、2価鉄イオン、2価ニッケルイオン、3価クロムイオン程度かなぁ。
ヤマカガシは神奈川西部(相模川から西)ではごく普通に居る蛇だと思っています。
あ、2週間ほど前、
もう少し下流側の山北にある「洒水の滝」に行ってきました。
JR御殿場線の山北駅から歩いて10分程度です。
投稿: sawanoriichi | 2025年9月27日 (土) 14時43分
sawanoriichi さん
なんと、小学生の頃から行っていたのですね。
2007年まではロッジが営業していたようで道路も閉鎖されていなかったみたいですね。
舗装路と砂利道が交互にでてくるので気が抜けない道路ですよね。
あの蛇、結構いるんですか。
あまり蛇を見かける機会はありませんが網目模様の綺麗さはちょっと得した気分になりました。
青というと銅の緑青くらいしか思いつきませんが、河底の石の白さと水の透明度も関与していそうな雰囲気を感じますね。 バスクリンでも入れたのか!? ってくらい色が濃いのもユーシンブルーの魅力なのかもしれません。
洒水の滝は知りませんでした。 機会がありましたら寄ってみようかと思います。
投稿: たかじん | 2025年9月28日 (日) 08時51分
ヤマカガシはつい最近、正式に毒蛇認定されたようですが、田舎では自分が子供の頃にはもう毒蛇だと広く知られていました。
牙だけじゃなく後頭部からも毒を噴射するので、迂闊に踏みつけて頭から噴射された毒が目に入って失明という危険性もあるので、ご注意を。🙀
来月中旬、東京に住む知人のサウジアラビア人女性がスウェーデン人のボーイフレンドを連れて遊びにくるので、レンタカーで恵庭渓谷〜オコタンペ湖〜支笏湖を案内する予定です。
恵庭渓谷が綺麗に紅葉🍁してたらいいんですが。
16ページに渡るガイドを作成し、お土産にはこれがいいよと呆れるほど多くの菓子を写真付きで紹介してあげました。😹
ちなみに、その女性には禁断零号機を進呈する予定。
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2025年9月28日 (日) 13時33分
三毛にゃんジェロさん
ヤマカガシは日本全国に幅広く生息しているみたいですね。
色が様々というのか分かりにくい。神奈川近郊ではこの色ってことみたいで。
16ページのガイドとは、相当な力の入れようですね。
全然関係ないですが、11月号のトラ技に6ページくらい記事が載ります。
三毛にゃんジェロさんのボリュームにはまだまだ負けていますが、立ち読みでも見ていただけたら嬉しいです。
12AU7のカソフォロ測定など、最新デバイス動向とはかけ離れた内容です。(笑)
投稿: たかじん | 2025年10月 5日 (日) 11時34分