0dB HyCAA Rev II 基板をちょっと測定

先日、試作した0dB HyCAA Rev II 基板を測定してみました。

掲示板の方で三毛にゃんジェロさんがTHDなどをAnalogDiscoveryを使って測定していらっしゃったので、私も便乗してみました。

アクリル板も従来のものがそのまま使えることを確認しました。 ちょうど良い長さの六角支柱（オス－メス）がなかった・・・ 秋月電子には色々あるようです。 こんど入手しておきます。

AnalogDiscoveryでFFTってあまり使ったことありませんでしたので、サクッとみてみましょう。

ボリュームを上げて出力がクリップすると高調波成分がドバっと出てきますので、それが無くなるギリギリまで信号を下げたところです。

見えているのは２次高調波だけですね。

この結果をみると主信号の1kHzに対して、２次高調波の2kHzは約-61.2dB。  0.1%を僅かに切るくらいです。

-6dB   50%
-10dB  33%
-20dB  10%
-40dB  1%
-60dB　0.1%
-80dB　0.01%
-100dB　0.001%
-120dB　0.0001%

けっこう歪は少ないように思います。

以下は、クリップし始めの波形です。

橙色：入力信号

青色：出力信号（22Ω負荷）

下側からクリップしてますね。

L/Rとも下側からクリップしていて、チャンネルに若干の差がありました。

真空管のバラつきによるものと思いますが、Peak to Peakで8V程度振幅できているので普通の感度のヘッドホンでは問題になることはないですね。

シルクでDC12Vの極性マークを追加などして、量産版の基板を発注します。

もう少々お待ちください。