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2025年8月31日 (日)

簡単 電源ON/OFF用MUTE回路

0dB HyCAA基板をプリアンプとして使えるようにするミュート基板としてPRE-KIT12を作っていましたが、在庫切れになって久しいです。

今回は、それに代わる簡単なMUTE回路を紹介します。

電源は+12V単一電源を想定しています。

Mute_sch

使うリレーも12V用です。秋月電子で売っている 941H-2C-12D を想定していますが、それ以外でもOKです。 C接点のでラッチングなし(ノンラッチング)をご使用ください。

 

小信号用として、NECのEA2-12NUパナソニックのTQ2-12Vも良いと思います。この2つはコイル極性があるタイプなのでコイル配線にご注意ください。 よくある普通のリレーは、コイル極性ありません。 

 

 

以下は回路説明です。

 

R1とR2:半固定抵抗 20kΩ  3362P-1-203LF

抵抗2個ではなく可変抵抗1個です。 電源ONからミュート解除までの時間を調整できます。 (0.5秒から4秒くらいまで)

 

Q1とQ2:リレー駆動トランジスタ

hfeが高めでIc=500mA以上ならQ2、R5を省略してD2からQ1のベースへ直結してもOKです。 耐圧25V以上のNPNトランジスタを使ってください。またQ1はVce(sat)が低いとON状態の発熱も低く抑えられます。

Q1:2SC2655L-Y-T9N
Q2:2SC1815L-Y-T92

あたりがおすすめです。

 

D2:ツェナーダイオード

電源OFF時にリレーを切るタイミングを決定しています。 12V電源が9Vくらいまで下がったら切る=9V ツェナー

という感じで選択してください。

 

D1とD3:1N4148 汎用ダイオード

D1は電源OFF時にC1に貯まった電荷を放電します。 D3はリレーコイルのフリーホイールダイオードです。本当は1A品くらいの物が良いと思いますが、1N4148でもほぼ壊れません。

 

 

以下はシミュレーション結果です。

Mute_sim

上段が電源電圧。
 50mSで電源電圧が12Vへ到達。 10秒で電源OFF(1秒間で0Vへ落ちる)という波形にしました。

 

下段がリレーコイル電流です。
 20kΩの半固定抵抗を0kΩ -> 5kΩ -> 10kΩ -> 15kΩ -> 20kΩ へと回したときのONディレイ時間です。

電源OFF時(10秒のところ)は、電圧が9Vあたりまで下がってきたらストンと電流が落ちてリレー駆動を止めているのも分かりますね。

 

 

 

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電子回路」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん

電源OFF時のためのD1、D2にしびれました。 考えつきませんでした。

ところで、ダーリントンにしないときに、
Ic=500mA以上という条件はどうしてでしょうか?
941H-2C-12D の電流は12.5mAなので10倍程度あればいいと考えて、2SC1815とか使っちゃいそうです。

おバカな質問ですが、お許しください。

汎用ダイオードの説明部分でD1とD2とありますが、D1とD3の間違いではありませんか。

n'Guinさん

Ic100mAあたりののC1815でもすぐには壊れないとは思いますが、安全マージンを持たせています。
hfe高め、ダーリントンはリレー駆動をスパッと行うためです。ダラダラと立ち上げると接点が傷みやすいので。

三毛にゃんジェロさん

おっしゃる通りD3が正解です。 D2はツェナーですよね。ご指摘ありがとうございます。修正しておきます。

たかじんさん

早速のMUTE回路公開ありがとうございます。
作製して組み込んでみます。

考えてみたら、この回路はTDA-1552Qパワー・アンプのポップノイズ対策にも使えそう。キモはリレーの耐容量と予想。

TDA1552Qパワー・アンプのポップノイズが酷かったら導入しよう。

三毛にゃんジェロさん

> キモはリレーの耐容量と予想。
パナソニック音響機器用リレー ALA2Fシリーズがお勧めです。スピーカー保護に特化したリレーです。
リレーの電流が大きいので、ダーリントンで、終段のトランジスタは、Ic 1Aは最低ほしいです。

たかじんさん
> 安全マージンを持たせています。
ご解答、ありがとうございます。
HPA-12では2SA1015だったのは、保護抵抗がついているからと理解しました。


n'Guinさん

残念ながら、ALA2Fは生産が終了して市中在庫も残っていないようです。😿

三毛にゃんジェロさん

ただいま単身赴任先なので確認できませんが、手持ちがあるはず。
普段からお世話になってますので、あるようなら、差し上げます。

マイペースさん

参考になれば幸いです。


三毛にゃんジェロさん

TDA1552QはBTLなので、そこそこポップノイズは抑えられているんじゃないかと思います。 わずかなポップノイズも許さないという場合はミュート回路を入れた方が良いですね。


n'Guinさん

そういえばHPA-12ではA1015でしたね。 電流制限抵抗があると壊れにくくなりますが、少しマージンが少なかったかもしれません。


三毛にゃんジェロさん

ALA2F・・・ 接点がAuクラッド というのがミソですね。

https://akizukidenshi.com/catalog/g/g116553/
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g116554/

秋月電子でスピーカーリレーとして2つありますが、同様にAu接点のようです。

ちなみにスピーカーリレーのようにコイル電流が大きいリレーの場合はフリーホイールダイオード(D3)に1A品をご使用ください。

n'Guinさん

ご親切にありがとうございます。
こちらもn'Guinさんの投稿で勉強になることも多いので、この点に関してはここに投稿される皆さんとお互い様だとは思っています。
そのお手持ちのリレーが貴重な虎の子の1個とかいうのでなければ、甘えてもよろしいでしょうか。今後使う予定数で手持ちがなくなるのであれば、無理は申しません。


たかじんさん

D3の電流容量に1Aですね。
忘れないうちにTDA19552Qアンプの回路図にミュート回路を追加し、その部分は変更することにします。

三毛にゃんジェロ さん

単身赴任から帰宅して確認したら、ALA2F 12V が6個ありました。
全て未使用です。 無償で差し上げます。 連絡先を教えてください。 
個人メールでやりとりできたらと思います。 

これは、私が TDA2020 のデジタルアンプを作っていた頃に購入した、使う当てがない不良在庫品です。 なぜなら、最近作るパワーアンプは、たかじんさんの基板(PRT-01/02 なのでリレー不要)による保護か、真空管アンプで保護不要なのです。
この意味で、たかじんさんに感謝です。

n'Guinさん

確かに、D級アンプでは特に電源を切るときのポップノイズが酷いので、必需品ではありまね。

それでは、遠慮なく頂戴いたします。
拙ブログのコメント記入欄で「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れれば、そのコメントは投稿者も含めて誰も見られなくなるので、n'Guinさんのメールアドレスを書いてくだされば、折り返しメールを送信します。

以上、よろしくお願いいたします。

たかじんさん

D3の代わりに10uF程度のケミコン付ける手法もありますよ。

リレー回路はパワーアンプなど信号レベルが大きい場合、リレー接点ループから駆動巻線に信号が飛びつきますのでQ1のエミッタ側GNDの接続先により音質が大きく劣化する場合があります。

三毛にゃんジェロさん

TDA1552Qのデータシートを見ると、MUTE/STANDBY端子があるので、それを操作する方が良いかもしれません。

BTLアンプはHOT/COLDの出力が同じように立ち上がるため大きなポップノイズは出しにくい回路構成になっている可能性が高いです。
ですが、入力端子から入ってきた信号(ポップノイズの元)は増幅しちゃうのでアンプの動作をMUTE/STANDBY端子でコントロールするようになっているのではと思います。

回路例を見るとハイサイドスイッチでB電源へ接続しているので、Pch-MOSFETかフォトカプラを使うのが簡単&小型にできると思います。


Nfm さん

リレーコイル両端にコンデンサを入れる例はみたことありませんでした。 接点側に流している交流(音楽信号)がリレーコイルに飛び乗ってくるというのも、びっくりです。
毎度勉強になります。

たかじんさん

TDA1552Qアンプはイトウ電子製キットを使用する予定で、その基板ではMUTE/STANDBYが有効になっていません。パターンをいじることも考えていないので、ポップノイズはそのキット基板次第ということになります。そこでポップノイズが出たら対策という感じです。


Nfmさん

フライホイールダイオードの役割は、インダクタに蓄積されたエネルギーをインダクタとダイオードの局所回路を電流として循環させつつ少しずつ減衰させるものだと思うのですが、電解コンデンサでも同じ働きをするということなのでしょうか。

ここで、ダイオードと電解コンデンサの併用は意味があるのかどうかにも興味があります。

三毛にゃんジェロさん

コンデンサでも同様の効果があります。
私が在籍していたオーディオメーカーではダイオードよりコンデンサの方が音質的に好ましいという判断でした。

たかじんさん
リレー回路の電流が音質劣化になることは先達のノウハウとしてありました。
(信号のGND共通インピーダンス経路には接続しない)
両電源回路の場合などはGNDに接続しないで±電源でリレーを駆動したり、リレーを定電流駆動して電流変動をGNDに流さない等の回路上の工夫をしていました。

保護回路による音質劣化は無視できないレベルで起きますので、自作の場合は自己責任で簡素化できる点がメリットですね。

Nfm さん みなさん

> 保護回路による音質劣化は無視できない
> 自作の場合は自己責任で簡素化できる点がメリットですね。
パワーアンプでは、リレーの接点容量が問題になります。何も知らずにパワーリレーを使っていたら、リレーをたたくと音が変わる現象に遭遇し、辟易しました。
たかじんさんのPRT-xのおかげで、リレーを追放できてありがたいです。

接点がAuクラッドのALA2Fだと先に述べた問題から解放され、喜んだのを思い出します。

パワーディストリビュータを使っているので、私の場合、プリアウト等のリレーは排除しています。

たかじんさん

禁断のヘッドフォンアンプをプリアンプに使っています。構成はリレー式アッテネッター→禁断のヘッドフォンアンプです。この禁断のヘッドフォンアンプ出力にMUTE回路を入れる予定です。
質問ですがプリアンプの電源OFF時にはヘッドフォンアンプ出力をリレーを介してGNDに落としておき、電源ON時にMUTE回路が作動後にGNDと切り離すようにしようと思っています。この場合電源をONにしてMUTEが働く間は禁断のヘッドフォンアンプ出力はGNDに落ちています。これで問題ないでしょうか?
通常はヘッドフォン出力をリレー接点を使って導通させて後段(メインアンプまたはヘッドフォン)と接続しますが、そうではなく後段から見ると入力をGNDからプリアンプ出力に切り替える方法です。これですともしメインアンプを先に電源ONしてもスピーカーからはポップノイズが出ません。もちろんプリアンプを先に電源ONにしたあとメインアンプの電源を入れてもノイズはでませんので、こうしたいと思っています。アドバイスあればお願いします。

三毛にゃんジェロさん

TDA1552Qはキットアンプなのですね。 基板改造は大変なので外付け回路の方が良さそうですね。


Nfmさん

会社のノウハウとして音質劣化箇所、対処方法を共有するのは素晴らしいですね。

保護回路でいやらしいのは、過電流検出をエミッタ抵抗部で行うトランジスタなどの配線という話もありますね。 直接的な劣化もあるとは思いますが、片面紙フェノール基板の限られた銅箔パターンのうち、できるだけ太い銅箔が欲しい部分でこの保護回路配線が邪魔になってくる。


n'Guinさん

ありがとうございます。 個人的にはリレー接点が傷んできた時に音質劣化するのを避けたいと思っています。 また、Au接点で大電流が流せるリレーが入手しにくいという部分もありますね。


マイペースさん

出力先がヘッドホンやスピーカーの場合
 => MUTEをかけている状態=OPEN

プリアンプ出力の場合
 => MUTEをかけている状態=GNDへショート

が良いと思います。
禁断のヘッドフォンアンプは、出力に保護抵抗が入っているのでGNDへ落としても大丈夫です。

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