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2025年7月 2日 (水)

Wolfspeed 破産申請  そしてルネサスも巻き添えを食う。

以前はCree という社名でSiCを作っていた会社「Wolfspeed」が破産申請したとのニュースがありました。

 

WolfspeedはSiCのウエハーの世界シェアでTOPを独走していたはずですが、いつの間にかとんでもないことになっています。

A Wolfspeed wafer

そして、ウエハー供給をうけるはずだったルネサスも巻き添えを食ってしまい、2500億円の特別損失SiCパワー半導体の量産を断念したとのニュースが出ています。

結構大きめなニュースと思うのですが、有料版のwebニュースにしか流れていなくて全容がつかみにくいです。

2023年にルネサスとWolfspeedが10年間のSiCウエハー供給契約を締結し、ルネサスは20億ドル(2900億円)を前払いしていたらしいです。

 

 

他社の動向としては、

ロームは2004年にSiC-MOSFETの開発に成功し2010年には量産・発売開始しました。 SiCウエハーは2009年にドイツSiCrystal社を買収・子会社化して、一応自社調達という形になっています。

東芝もSiCデバイスを開発していたと思うし、三菱もすでに量産化して電車のインバータに搭載して話題になっていましたね。(山形新幹線の故障も三菱のSiCハイブリッドモジュールと噂されていますが・・・)

 

後発になってしまったルネサスは焦ってWolfspeedと締結したのかもしれません。

SiCパワー半導体の生産を25年に始める計画 ー> 延期 ー> 生産を断念

 

一寸先は闇とは、このことなのかもしれません。

半導体の製造は設備投資にお金がかかりますし、数年ですまないくらい開発期間もかかるので、時代の流れを読むのは非常に難しいですね。

 

ちなみに、多額の資金をSiC関係に投入していたロームも急激に業績が悪化してシリコンウエハの製造を今年に入って停止したようです。ロームの4558系オペアンプ(BA4558、BA4560、BA4580)も全滅します。

アキュフェーズのプリアンプの一部に採用されていたりしたので、音質的にも評価されていたと思われるだけに残念ですね。

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コメント

たかじんさん
日立の人かわいそうですね。半導体部門でリストラが起こんなきゃいいですが。
これもEV災害の一つでしょうか。

今日は倒産二件聞きました。
秀和システム 昔PC98関係の本出してたかな。近年は船井電機を巡る騒動の筆頭だったような…

デルモンテ・フーズ アメリカの缶詰屋でケチャップが有名でしたが缶詰需要が激減したうえ、負債整理が滞ってアカンようになったとか。(日本のブランドは無関係なんでセーフ)

米連邦破産法11条は完全な破産ではなく、日本の民事再生法に当たる企業の再生を目的とした法律なので、茨の道かもしれませんが復活するかもしれませんね。

SiCとかのデバイスは市場をよみちがえると悲惨な結果になるので、体力状況を見通す力のある企業でないと苦しいでしょうね。

CreeのSiCは、以前、某金田式でロームの代わりに使用したことがあります。
Digikeyでも安かった割には、結構良い音が出ていた様に思います。

そんなニュースを耳にすると、ちょっと感慨深いものがありますね。

天 婦羅夫さん

日立の半導体、三菱の半導体部門が切り売りされてのルネサス誕生でしたが、その後、NECの半導体部門も取り込んで、、、

三つ巴の泥沼、なんて言ったら怒られそうですが、

3社のラインナップで重なっている部分も結構あって、結局どれを残すのか、三菱のマイコン、日立のマイコンを使っているユーザーサイドからみても心配ごとばかりでした。

ロームは自前でSiCウエハーを長年研究して生産まで漕ぎつけましたが、後発のルネサスは途中で開発を諦めてWolfspeedから購入する方向で進めようとしていたらしいですね。

秀和システムのプログラミング系の本は何冊か買った覚えがあります。 船井の倒産の話はどうにもおかしな点があって闇ですよね。 アメリカやヨーロッパのTVセットでかなりのシェアを持っていたハズなので・・・


三毛にゃんジェロさん

チャプター11というヤツですよね。 SiCデバイスは既に中国製がいくつもでてきてコスト競争では負けていますし、EV特需もEV自体が中国で作られていて、半導体もWolfspeedから買わず中国国内で調達すると考えられるので、SiC以外のデバイスに方向転換でもしない限り厳しいように思います。

2900億円も先行投資したルネサスも諦めているし。

ルネサスはこの10年くらい数千億円規模の半導体メーカー買収を何度も繰り返して成功させてきましたが、自分のところで作ろうとした今回は、残念ながら失敗になってしまいました。 次はどこを狙うのか注目ですね。


とおりすがりさん

SiCなどのデバイスのウエハーを作るには初期の研究開発から10年以上の歳月がかかっていたと思います。目が出るか分からない状態から開発費をじゃんじゃん使って、、、おっしゃる通り企業の体力がなくてはできない領域ですね。
ルネサスは、ウエハーを社外から買ってきてMOSFETなどの製品を作ろうとしていたようですが、それでも設備投資と10年契約のウエハー購入権の金額は相当でしたね。一応(?)再建費として更に2500億円支援するらしい。


えふさん

CreeのSiCを使ったことがあったのですね。 そうそう、CreeはSiCウエハー製造のみならず、最終デバイス製品の製造までやっていたSiC第一人者てき存在でしたね。

たかじんさん

日立・ルネサス関連で言えば、SH系を組み込んだ測定器のファームウェアを作ったことはあります。

ルネサスエレクトロニクスは中間連結決算で純損益が1753億円の赤字に転落と。
前期は1395億円の黒字だったのに、イタタ…

三毛にゃんジェロさん

なんと、SHマイコンですか。 ツウですね。  日立だとH8あたりがちょっとしたマイコンとしてよく使われた時代があったと思うのですが、処理能力が欲しくなるとSHを使うという感じだったように思います。


天 婦羅夫さん

ここ10年くらいのルネサスは、M&Aで成長するという経営方針っぽいですね。 自前で何か開発して成長するよりも、お金をかけて売れ筋の半導体企業を買収しちゃう。
Wolfspeedもルネサスが買収しちゃえば、また違った結末があったのか。。。わかりませんね。

先週はJSファンダリ(三洋 -> ONセミ -> JSファンダリ)が倒産というニュースも出ていました。AI用半導体で盛り上がるなか、その他の半導体製造はかなり厳しい状況なのかもしれません。

たかじんさん

こちらはただ単に、この仕様でファームウェアを作ってと指示された感じですね。
さらに遡ってZ80がまだ測定器のCPUとして主流だった頃、「Z80は嫌だ、M68000をやる」と我が儘を言ってたことはあります。😹
ま、実際に処理能力が必要な測定器ではZ80では力不足だったのも事実ですが。

三毛にゃんジェロさん

仕様を渡されてサクッとファームウェアを書けてしまうのはすごいです。  Z80も68Kも使ったことないかも。 Z80で能力が足りないとは、結構なシステムと思います。
ColdFireが確か68kの生き残りだったような。。。


最近の流行はRISC-Vですかね。 ラズパイpico2にも内蔵されているとかで、ちょっと身近になってきた感があります。

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