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2025年2月10日 (月)

VFA-02 差動2段 準コンプリメンタリアンプ 動作検証(1)

ちょっと進み具合が遅くなってしまいましたが、準コンプリメンタリアンプのVFA-02の動作検証を行っています。

とりあえず組んだところ。

Vfa02_00_20250210203101

 

使った終段デバイスは、GeneSiCの C3R350MT12D です。SiC-MOSFETです。

Vfa02_01_20250210203401

さてさて、動くかな?

 

 

まずは1kHz正弦波。 何となく動作している様子です。 

Vfa02_02_20250210203601

プラス側の振幅から先にクリップしていますね。 ±20V程度の電源電圧で+12Vあたりでクリップしています。

マイナス側は-12.5Vあたり。

上下振幅のバランスはまずまずですが電源電圧に対して出力の振幅電圧は7~8Vくらいロスってます。

 

 

アイドリング電流300mA時のVgs(ゲート電圧)をテスターで測ってみると、なんと5.58Vほどありました。

なるほど、、、振幅電圧が小さくなるわけです。

Genesic_vgs

G3R350MT12DのVgs-IDカーブを見てもID=300mA時に5.2~5.3Vなので一致しています。

 

スピーカーの能率にもよりますが、12Vp-pでていれば部屋でBGMを楽しむ程度の音量はでるので気にしないで進めようと思います。いわゆるミニワッターなアンプですね。

もっとパワーが必要でしたら電源電圧を高くする必要があります。

 

 

さて、

次に100kHz方形波を見てみましょう。

Vfa02_03_20250210204501

変なリンギングもないですし十分に応答できている様子です。

 

 

 

スルーレートも見てみましょう。

カーソール部分でいうと立ち上がり波形の方は、

Vfa02_04

Δt=280ns、ΔV=18.5V なので 18.5V/0.28u= 66V/us

 

 

立下り波形は、

Vfa02_05

Δt=150ns、ΔV=10.5V なので 10.5V/0.15u= 70V/us

後半部がなだらかになって尾を引いていますが初速は十分出ているようです。

準コンプリメンタリということで上下の動作に違いが現れるんじゃないかという心配もありましたが、この波形を見る限り大きな問題はなさそうです。

 

 

変な発振なども起きていませんし、とりあえずは安心しました。

ちなみに、これらは無負荷時の応答なので、この後8Ω、4Ω、2Ωなど負荷をかけて実験していこうと思います。

 

 

負荷をかけて発振だけないことを確認して音を聴いてみるのもイイですね。

 

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パワーアンプ」カテゴリの記事

コメント

たかじん様

しばらくHPの更新が無かったので、先日の内視鏡検査でもしや・・・と心配していましたが、良かったです。
100kHz方形波もきれいに出ているので、心配なさそうな感じですね。
全く新しいデバイスの音、たかじんの感想が待ち遠しいです。

たかじん様

失礼しました。敬称が抜けました。
たかじん様の感想が待ち遠しいです。

kontiki さん

ご心配をおかけしました。 検査結果は問題なしとのことでした。

只今、スピーカーに繋げて試聴しております。
あとで記事にしようと思います。 問題点も明らかになってきました。

お楽しみに。

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