VFA-02 差動2段 準コンプリメンタリアンプ 動作検証(5)
次に、8Ω//0.47uFのとき。
特に問題ありませんね。
最後に0.47uFのみの波形。
すぐに収束しています。 出力コイルを直径12mmで6ターン(0.3uH)にしているので、10ターン(0.7uH)よりも共振周波数が高くなっています。
以前、SMR-01で検討していた経験では10ターンより6ターンの方が音抜けの良さがありました。
続いてダンピングファクタを見てみましょう。
8Ω負荷のON/OFF法で測ります。 出力1W(2.83V)、1kHz正弦波です。
負荷OFF:2.827V
負荷ON:2.820V
2.820
DF = ------- = 403
2.827 - 2.820
という数値でした。
同じく差動2段アンプのVFA-01のDFが280でした。なぜ上昇したのかよくわかりません。
デバイスの違いか・・・?
200を超えるくらいのDFって僅かな接触抵抗でも数値がガラっと変わったりしますが、音質的には大きな変化は見られないので気にしなくて良いと思います。
ここ数日、エージング兼ねて聴いています。
SiC-MOSFETだからという訳ではないかもしれませんが、低域の明瞭さと高域の軽さが今まで聴いたことのないレベルです。
明日、明後日、OSC Tokyo 会場(駒澤大学)にてお待ちしておりますので、ぜひ聴きに来てください。
GaN-FETの方は、時間が足りず実験で来ておりません。 そちらも楽しみですね。
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