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2025年2月13日 (木)

VFA-02 差動2段 準コンプリメンタリアンプ 動作検証(2)

先日の続きです。

シャシーに組み込んで負荷をかけてみました。

Vfa02_06

 

負荷をかけると今度はマイナス側からクリップするようです。

Vfa02_07

電源電圧は±18Vくらいで、クリップ電圧は7.5Vあたり。 10Vくらいロスってますね・・・

 

こちらでシミュレーションしたように抵抗値を調整することで、ある程度クリップする電圧は変更できるはずです。

ですがクリップ時にヒゲ波形が出ている方が難題です。これは何かしらの対処が必要です。

 

さてさて、負荷をかけても発振していないようなので音を聴いてみました。

 

 

うーーーーん。

これは。

 

SiC-MOSFETの潜在能力の高さを感じます。

低域の太さと芯の強さ、音のハリが良い感じです。

こういう低域の鳴りっぷりはデバイス依存性が強く、アンプの回路構成がどうかわろうと不変的なものという認識でいます。例えばLAPTのようにLAPTだけが醸し出す低域の強い透明感というものがあるように思います。

 

 

高域に関しては、まだ何とも言えません。 エージングなし状態とはいえ位相余裕が少ないときようなキンキン感がでていて聴き疲れがします。

 

ということで、見えてきた課題は以下の3点。

・マイナス側クリップのヒゲ波形と、クリップ電圧の低さ

・電源電圧不足

・高域のうるささ

 

 

パワーが必要なければ2番目はあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、その他は改善しないといけません。

 

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パワーアンプ」カテゴリの記事

コメント

たかじん様

いよいよ音出し、「チェンジニア」の本領発揮ですね!
いつも新しいアンプの開発記事は、ワクワクします。
今後、諸問題をどのように解決されるのか、楽しみです。
とりあえず、SiC-MOSFETの潜在能力の高さを感じられたとのこと、何よりです。

R22が曲者ですね。素人考えですが、ドライブ段にダイヤモンドバッファーは使えないかな~?

ところで、写真を見ると、タカチのHYを使っておられるような。
このケースは、両サイドに放熱フィンがあるので、パワーアンプ作製にもってこいなのですが、LRのユニットが両サイドに分かれるのでグラウンドループが大きくなり、何時もハムに悩まされます。たかじんさんは、何か対策を取っておられるのでしょうか。

素人質問ばかりですみません。

kontiki さん

チェンジニアって呼び方は、揶揄する意味もありますね。 回路構成から色々検討できる技術者=エンジニア。  互換性のある部品交換くらいしかできない技術者=チェンジニア。

なんて感じで。

まあ、名機と言われるようなアンプは部品ひとつから配線まできっちり選定して音を作っていたりするので、部品交換して音を目指すものにしていくチューニングも正当なものとは思います。


さて、R22というかQ13の扱いですよね。 R15,C2,R16のベース抵抗周りについても別の記事で説明しようと思います。
準コンプリに完全な解は無いのかもしれません。


両サイドにアンプ基板が別れてGNDループが出来てしまう件については、この辺の記事を参考にどうぞ。
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2020/01/post-cd60fa.html
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2023/07/post-4213b8.html

たかじん様

お忙しい所、レス頂き、ありがとうございます。
チェンジニアに揶揄する意味があるとは知らず、申し訳ございません。
2012年頃のHPで「チェンジニアって楽しい」が合言葉になっていたので、つい使ってしまいました。このHPは、本当に長く続いてますね。

アンプを自作する方は、皆ハムに悩んでいると思います。提示いただいた2020と2023の記事も何度も目を通し、いろいろとトライしてきました。
特に、HPA-1000は、それまでのヘッドフォンアンプ基板と違って基板が2枚に分かれており、発熱も大きいので放熱対策が必須だったため、ハム対策に苦労しました。HPA-1000の開発記事では、2つの基板を底面に並べて設置されていたので、今回あれっと思った次第です。入力に電子ボリュームを使っていなかったので、それが原因かと考え、PGA2311基板も購入しましたが、忙しくて未だ未着手です。

今回のアンプは、コンプリがない新デバイスを使うために、準コンプリの検討が必須となったので、たかじんさんが困難をどのように乗り越えられるのか、楽しみです。

kontiki さん

いえいえ、実際のところ部品のとっかえひっかえは楽しい作業です。 オペアンプ交換による音の差、好みのオペアンプ探しは、色んな人に体験してもらいたいですね。
スペックや価格に拘らず、安価な物でも案外いい音に出会えますし。

ハムノイズに関してはHPA-1000は無帰還というところもあって難しい面があります。またヘッドホン(イヤホン)の感度によって10uVでも聞こえてしまうところもより一層高いレベルが必要になってきますね。

スピーカーを鳴らすパワーアンプでしたら、100uV以下なら殆どのケースで聞こえないか、1mほど離れると聞こえなくなるためシビアではなくなってきます。

もちろん、ホワイトノイズに埋もれるくらいまではハムノイズを低減しておく方が望ましいのは確かです。


準コンプリは、そもそも上下で対称にはならないと割り切ることで、楽しんでチューニングしていけそうな気がしています。

上下対称性を求めるならSMR-01ですしね。 

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