夏に DT 770 PRO X Limited Edition を購入してました
気が付くと今年も残すところ1カ月になりました。今年は春にゼンハイザーのHD490 PROを衝動買いしたあと、夏にこれを買っていました。 4カ月くらい使った感想を書こうと思います。
beyerdynamic は今年100周年だったようで、リミテッドエディションというのを出していました。
DT 770 PRO X Limited Edition というモデルです。
音の印象は以前のベイヤーのイメージからすると癖が少なく万人受けするようにチューニングしてきているように思います。 それでも解像度の高さと空間表現はびっくりします。ここまで音像の方向がしっかり聴こえるヘッドホンも珍しい。
低域の方も頑張っていて、HD490 PROほどたっぷりとした量感はないものの素直に伸びていてベース音がかっちり聴こえます。
100周年のリミテッドエディションではなく、ずっと作ってくれてもいいんじゃないかな。
このモデルのインピーダンスは48Ωですが、ベースの DT 770 PRO には 32Ω、80Ω、250Ωの3種類があります。 迷いますよね。
50Ω以下は駆動電圧が低くて済むためポータブル機器でも十分な音量が得られるという特徴があります。 一方、250Ωモデルは配線に流れる電流が小さくなるため3線式のヘッドホンケーブルの共通GNDの影響が少なくなる傾向がありチャンネルセパレーションで有利になります。 80Ωはその中間です。 3種類も用意するのはベイヤーならではのこだわりなんでしょうね。
最近のヘッドホンですのでヘッドホンケーブルを交換できるようになっています。 でも3極でした。 HD490 PROと同じ4極だったら交換して試してみたかったです。 AKGのK702などと同じアサインでしたら交換ケーブルは色々売っています。
それにしても音像定位というか「音の聴こえてくる方向が多彩」でゲームなど人工的に作った3D方向の音の特定、空間把握がしやすい。 もちろんそういう音作りの楽曲もです。
4線ケーブルとか高インピーダンスによる共通GNDの影響の低減とかしなくてもここまで出来るんだと、驚きを隠せません。
ベイヤー独特の高域の癖はゼロではないのですが、割と多くの人にお薦めできるように思います。 プラスチック感はあるので高級感はありません。 おかげで普段使いしてキズがついても落ち込まないですみます。
今回の課題曲 (Amazon Music HDにて試聴)
ヨルシカ - アポリア
ジャスティン・ビーバー - Ghost
ビリー・アイリッシュ - bad guy
以下はAmazonリンクです。
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いいなあ、新ヘッドフォン。😻
YAMAHA HPH-MT7をポチってしまいそうです。😹
投稿: 三毛にゃんジェロ | 2024年11月30日 (土) 21時51分
三毛にゃんジェロさん
すみません。 私、ヘッドホン馬鹿なもので・・・
投稿: たかじん | 2024年12月 2日 (月) 23時14分
たかじんさん
DT 770 PRO X Limited Edition を購入、おめでとうございます。
DT 770 PRO X からして評判がいいですもんね。
DT 1770 系に比べて、100g 程度軽いし、いろいろな用途で使えるという評判を聞いています。
私自身、Beyerdynamic は、どちらかというと、密閉型のほうがよいように思っています。
現在、持ち運びやすいヘッドホン(たためるタイプ)は、Adam Audio SP-5 しか持っていないので、良さげなヘッドホンを探すか、新たなイヤホンを買いたいと思っています。 手持ちのイヤホンは、Moondrop Variations です。 Philips フリークなので、カナル型 TAE7009 を買っちゃいましたが、値段は正直で、物足りません。
お勧めがあったら、教えてください。
投稿: n'Guin | 2024年12月 4日 (水) 15時06分
n'Guin さん
ありがとうございます。 DT770 PROは、ミキシング用途やノイズ混入のチェックにプロから支持されているようです。 DT1770/1990は聴き心地がよくてチェックが甘くなる。。。とか。
5年以上前、DT1770/1990を試聴した際、密閉型のDT1770のはっきりした音に対して、解放型のDT1990は長時間リスニングに向くように思いました。
Adam Audioは聴いたことありません。 私は眼鏡をかけているので耳に乗るタイプはどうしても遠慮がちになっています。 ですので小型、折り畳み型はあまり試聴していないんですよ。。。
あと、イヤホンの方、最近はチェックしていませんが、シュアSE535の音は感動しました。 下位モデルSE215は、比べてしまうと、うー-ん。という感じ。
ソニーの4BAドライバの初代モデル XBA-40も完成度が高かったと思いますが、その後のモデルはどんどん価格が上昇してしまい、私の興味範囲から外れてしまいました。 どちらも古すぎて参考にならないですよね。
今でも気になっているのは DENON AH-C820です。 装着感で評価が二分されているようですが、低音マニアの私にはもしかしたら。。。と期待はあります。 残念ながら聴いたことありません。
投稿: たかじん | 2024年12月 4日 (水) 22時30分
たかじんさん
おすすめを教えていただき、ありがとうございます。
SE535 XBA-40 の後継機 と AH-C820 ・・・ どこかで視聴してみようと思います。
Adam Audio SP-5 は Over-ear タイプです。 旅先で重宝しています。
投稿: n'Guin | 2024年12月 7日 (土) 10時32分
n'Guin さん
おススメというか参考になればという感じです。 SE535、AH-C820は現行ですが、
当時4万円ちょっとだったXBA-40の後継は4BA(バランスドアーマチュア 4個)でいうとIER-M7、5BA版のIER-M9 になります。 価格が3~4倍になっていてモデルチェンジって感じではありません。
Adam Audio SP-5がS-LOGICを採用しているということでULTRASONE が1枚かんでいることに気が付いて、気になってきました。
投稿: たかじん | 2024年12月 7日 (土) 22時21分
たかじんさん
レスをありがとうございます。
SE535 ・・・ いろいろバリエーションがあるのですね。 探しかたが悪く、旧製品だとかんちがいしました。
IER-M9 ・・・ これが XBA-40 の後継というのは、全くわかりませんでした。
Adam Audio SP-5は、Ultrasone の技術(S-Logic) を使ってはいますが、音色は結構異なります。
https://sandalaudio.blogspot.com/2021/07/adam-audio-sp-5.html
このレビューの詳細が書かれています。
投稿: n'Guin | 2024年12月 8日 (日) 08時10分
たかじんさんはモニターヘッドホンを好まれるのですか?
投稿: DSK | 2024年12月10日 (火) 12時10分
n'Guin さん
SE535、いつのまにかバリエーションがでていたようです。 試聴した当時は無かったような気がします。
IER-M9/M7が後継というのは、ちょっと語弊があるかもしれません。 4つのBAを使ったイヤホンは現行ではこのモデルだけになっています。
Adam Audio SP-5のレビュー、とても面白かったです。 Edition 8 だったか聴いたときは明るく派手目でノリの良いヘッドホンと記憶しています。 あの感じとはまた別なのですね。
DSK さん
そう言われてみるとモニターヘッドホンを何本も持っていますね。 ヘッドホンアンプの評価ではMDR-M1STを中心にしていますし、好きなのかもしれません。
一口にモニターと言っても音の傾向がモノによって結構違うんですよ。
結局、基準と考えたとき、「このヘッドホンでこの音がでるなら・・・」という経験値が占めるウエイトが大きいんじゃないかと思います。
投稿: たかじん | 2024年12月11日 (水) 19時55分