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2024年9月21日 (土)

BM83設定 マルチリンク、レイテンシ

BM83のA2DP接続では最大で3デバイスまでマルチリンク接続できるとデータシートに書かれています。

Bluetoothのマルチリンクは、複数のデバイスと同時に接続しておきながらも、再生音はどれか一つのデバイスになります。 MIX再生にはなりません。 プリメインアンプの入力セレクタ的なイメージです。RCAケーブルを複数の再生機器に接続しつつ、音を出すのはセレクタで選択したどれか1台って感じです。

再生デバイスに優先順位やセレクタがある訳ではなく「後出しじゃんけん」で、常に後者が勝ちます。

Multi_link

実際にマルチリンク接続して確かめてみました。

 

BM83の設定はこのようにしています。

Sys_setup2

Link Application を「Multi-Link」

DisConnect All in Pairingを 「Disable」

 

データシートには最大3台と書いてあるものの、私の所有するiPad、Android端末(1)、Android端末(2)の3台はどうやっても接続できません。

2台同時接続は、どの組み合わせでもOKでした。

 

1台でSpotifyを再生中に後からもう1台でYoutubeを見始めるとサクっと切り替わってYoutubeの音が聞えてきます。

切替え時間は0.3~0.4秒くらいのようです。ブチっとポップノイズを発せずにフっと音が消えて次のデバイスの音に切り替わるので不快感はありません。

このとき1台目のSpotifyは一時停止して待機していました。

 

そのあと1台目のSpotifyを一時停止から再生へと操作すると、2台目のYoutubeが一時停止しSpotify再生へと切替わります。

わりと期待した動作になっているようです。

 

3台目を接続できない理由は不明ですが、何か条件があるのかもしれません。 全てSBCじゃないとダメとか・・・BM83の設定項目が多いのでまだ見落としがあるのかもしれません。

 

 

 

*****

話は変わって、Bluetoothの転送って遅延があるはずですよね。

 

でもYoutubeやAbemaTV、Amazon prime動画など再生しても音が遅れている様子は全く感じません。

どうなっているのだろうと、調べてみたところ AVリモートコントロール のAVRCP v1.6でオーディオと映像の同期が正確になりリップシンク問題が改善されたとあります。

https://xexeq.jp/blogs/media/it-glossary405

ちなみにBM83の設定TOOLでは AVRCP v1.3と v1.6が選択できます。 わざわざv1.3を選択する必要はないと思います。

AVRCP について詳しく知りたい方は以下の仕様書をどうぞ。

https://www.bluetooth.com/ja-jp/specifications/specs/a-v-remote-control-profile-1-6-2/

 

 

 

■ BM83のレイテンシに関する設定項目は

CODEC Setup タブの Line-in Setting のLine in Latencyと

MSPK Setup タブの Multi speaker Setting の A2DP Latency しか発見できておりません。

おそらくどちらもBluetooth Audio レシーバー(A2DP プロファイル)として使用しているときには関係ない項目と思われます。

 

まあ、動画再生・音楽再生では遅延しているように感じないので問題はないかと思います。

 

試しにiPadでガレージバンドのドラムを叩いてみるとBPM195で1拍分=300msくらいの遅れ(ガレージバンドの発音処理時間も含めて)を感じました。

ゲームなどではこの遅延が致命的になるかもしれません。

 

遅延は、AACエンコード・デコード、送信・受信バッファなどの仕方ない部分があるように思います。

Androidでは、AptX LL という低レイテンシ通信が使えるようですが、iPad(iOS)にはありません。BM83も対応していません。

つまり音ゲーには向かないってことが言えます。

 

 

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