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2024年9月 1日 (日)

RPiZeroRP2040 USB-DDC基板試作

ラズパイ用小型DAC基板「SabreberryDAC Zero2」に合わせてBM83 Bluetooth受信基板を試作していたのは先日書きましたが、今回はusb-ddc基板です。

これで、3通りの組み合わせができるようになりました。 もちろん初代のSabreberryDAC Zero でも使えます。

Dac_zero2_all

このUSB-DDCに使っているマイコンはラズパイPicoのCPU「RP2040」であることは書いていたと思います。

 

なんだかんだで、ラズパイ公式のサンプルプログラムに振り回されてちゃんと動作させるのに時間がかかってしまいました。

詳細は以下の記事をご覧ください。

 ZOSAN-HPA15 HPA16 試聴とファームウェア調整 

 ZOSAN-HPA15 HPA16 試聴とファームウェア調整(2) 

 ラズパイPico USB-DDC Feedbackを機能するように実装(1) 

 ラズパイPico USB-DDC Feedbackを機能するように実装(2) 

 ラズパイPico USB-DDC Feedbackを機能するように実装(3) 

 

今回の試作で確認したいのは、USBから給電してDACからノイズがでないか? というところです。

こちらの記事を書いたときにはR2R-DACから大きなノイズがでていて試聴に耐えなかったので懸念しています。ZOSANヘッドホンアンプではDAC電源を電池駆動にしていてUSB電源を使わない方法で乗り切っています。

 

ただ、使い勝手という意味ではUSB電源でDAC&ヘッドホンアンプが動作するなら別電源を用意しなくて済むという利点があります。

 

 

さてさて、早速組んでいきましょう。

 

先日作製したSabreberryDAC Zero2 基板の裏面にはPMLCAPの他に電解コンデンサを入れていました。デカップリング容量をUPしてみたかったからです。

Dac_zero2_ura

これがちょうどXIAO RP2040とぶつかる位置にきていました。PMLCAPであれば大丈夫な厚みだったのですけども。

 

仮組みしてみるとRP2040のピンヘッダの台座部分がなければ干渉しないようです。

ということで、ピンの長い方をXIAO RP2040に半田付けして・・・

Xiao_pin1

台座部をニッパーでカット。

Xiao_pin2

こんな感じ。抵抗のリード線などでもまっすぐに実装できれば大丈夫だと思います。

 

ということで完成しました。

Rpizerorp2040_00_20240830181201

この表面実装の電解コンデンサは秋月で売っているエルナーのRVOです。φ8mmで高さ6.5mmと低い。あと2mmくらい高くても大丈夫そうです。 このコンデンサの音は割と気に入っていたのですが、在庫限りだそうです。

 

ここでファームウェアを書き込みます。 現時点での最新はこちら。

 

そしてDAC基板とドッキング。

Pizerorp2040_ddc1

PC、スマホ、iPadと接続、いづれもノイズ問題は大丈夫そうで、一安心。

 

というか結構音が良いです。 

ラズパイ ≒ USB-DDC > BM83

ざっと課題曲を聴いてみた感想ですがラズパイとの接続に近い音がするような気がします。 

USB-C to C ケーブルで短いものがあれば、スマホと接続して持ち歩いても良いかもしれません。

 

 

ちなみにSabreBerryDAC Zero 2 基板上の操作スイッチは機能しません。 配線も接続していないけど、RP2040のソフトウェアも対応しておりません。 ここだけの話ですがRP2040のソフトウェアでハイレゾ化は少々難航しています。 96k/24bitまで対応できると格好がつくんですけどね・・・ 

とりあえずボリューム演算後を24bit化してES9023の24bit入力を活かすくらいなら実現できそうな気がします。

 

 

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コメント

ELNAの電解コンデンサはRVOですね。リード品ではRFO相当品。

RVOは禁断ポータブルのオペアンプ式レールスプリッタに計6個使用、禁断基板のデカップリングにはRFS 470uF/6.3Vを使用予定。


このUSB-DDCとSabreBerryDAC Zero 2との組み合わせは電子工作としては楽しそうだけど、コストパフォーマンスを優先するとNFJのFX-00Jの方がいいんだろうな。

三毛にゃんジェロさん

ですね。 ミスっていたので修正しました。ありがとうございます。

NFJさんのはケースもついてお買い得ですね。 何年か前にUSB入力->PCM5102Aの基板を借りたことがあったのですが、びっくりするほど酷かったです。 音はICだけでは決まらないってことを実感するのには良い勉強になりました。
人から借りたモノなので改造はしませんでしたが、あれこれ改造するのが前提なら購入するのもありですね。

たかじんさん

FX-00Jの各部品の定数が不明なので改造方針は定まってませんが、購入して改造するとすれば電源系電解コンデンサを固体系に、出力カップリングコンデンサをPPS系に交換でしょうか。
あと、オペアンプを交換して意味があるのか、使用されているオペアンプ次第といったところ。

三毛にゃんジェロ さん

ES9023は、Sabreberry+の開発時からあれこれ検証していじってきたのでココを変えると音が変わるというポイントを割と把握していると思っています。 ですが、FX-00Jの改造でそれらを再現できるのか? って部分で引っかかりますね。
お遊びとして、ちょい触ってみるというのは面白いとは思います。
そしてオペアンプだけでは決まらないんです。(オペアンプ無し部分で激変する面白いDAC-ICです)

個人的にはTIのPCM5102よりライブ感がでて音楽に浸れる音が出るようになると考えています。 PCM5102は、残響感がキレイだったりするので好まれる方も多いのですがね。。。 完全に個人の好みの問題ではあります。

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