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2024年3月 8日 (金)

OSC Tokyoの準備で「IGZO 7インチ」1920x1200 LCDを動かそうとしたら・・・

6~7年ほど前に秋月で売っていた「IGZO 7インチ」ことsharpのLQ070M1SX01 液晶ディスプレイをRaspberryPi 5に接続して動かそうとしていました。

この手のLCDをRaspberryPiで駆動するには/boot/config.txtにおまじないが必要です。

秋月電子webサイトに行くと  http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-10016/

Igzo7_00

なんてこった。

売り切れても設定方法など書いた情報だけは残しておいて欲しいものです。

SHARP 7インチIGZO-LCD アクリルパネルキット こっちだけは残っていましたが。。

 

 

似たようなLCDでまだ売っている製品が2つあります。

SHARP 5.5インチ高精細CGシリコン液晶パネルセット 1080×1920ドット ラズパイ用

SHARP 7.9インチ高精細IGZO液晶パネルセット 1536×2048ドット ラズパイ用

 

その資料によると3種類共通項目 と 個別の設定項目があるようです。

Igzo7_01

個別のところが重要そうですね。

 

 

■7.9インチ 1536x2048(LQ079L1SX02 )の設定は

hdmi_timings=1536 0 90 24 90 2048 0 14 2 10 0 0 0 50 0 180438000 0
max_framebuffer_width=1536
max_framebuffer_height=2048

 

■5.5インチ 1080x1920(LS055T1SX01A )の設定は

hdmi_timings=1080 0 60 10 35 1920 0 4 4 2 0 0 0 50 0 114352500 0
max_framebuffer_width=1080
max_framebuffer_height=1920

 

なるほど。なるほど。そう来ましたか。

hdmi_timingsの設定をディスプレイの資料無しに作り出すのは困難です。

 

 

あれこれ検索してみると、IGZO 7インチ は共立電子、スイッチサイエンス、KSYでも取り扱っていたみたいです。その中で唯一 KSY に設定方法が残っていました。

https://raspberry-pi.ksyic.com/page/page/pgp.id/6

 

■7インチ 1200x1920 (LQ070M1SX01)の設定は

hdmi_timings=1200 0 164 8 32 1920 0 12 2 6 0 0 0 60 0 163430000 0
max_framebuffer_width=1200
max_framebuffer_height=1920

だそうです。

 

ふーー 助かった。

Igzo7_02

なんか出た!  KSYさんありがとう。

 

 

その他、回転方向やhdmi解像度指定などモロモロあるのですが、どのパラメータがどこで使われるのか調べるのが面倒なのでとりあえずコピペして画面が思惑通りではないときに随時修正していくという方針で進めていきます。

 

今回のRasberryPi OS は特に何も考えず一番上の 64bit版を選びました。

Igzo7_03

そして、/boot/config.txt には以下の設定を追記しています。

# SHARP 7" Settings:
hdmi_pixel_freq_limit=200000000
hdmi_timings=1200 0 164 8 32 1920 0 12 2 6 0 0 0 60 0 163430000 0
hdmi_drive=2
disable_overscan=1
max_framebuffer_width=1200
max_framebuffer_height=1920

# Landscape
display_rotate=3
framebuffer_width=1920
framebuffer_height=1200

# Test
hdmi_group=2
hdmi_mode=87
hdmi_force_hotplug=1

 

だけど、新しいOSでは縦長方向で表示されてしまいます。X-Windowには画面回転機能があるので、サクッと回転させて完了です。

Igzo7_05

解像度や回転方向などを設定できます。おそらく複数の画面も設定できそうな感じで、いまどきのOSだなっと思いました。

 

 

Igzo7_04

ついでに、SB32+PRO DoPも設定します。 /boot/config.txt に追記。

dtparam=i2c_arm=on
dtparam=i2s=on
dtoverlay=hifiberry-dacplus

 

これでPi5でも音が出るようになりました。もちろんDACマスターモードです。(写真の左側で見切れているところのオレンジLEDが点灯しています)

 

 

良かった良かった。Pi5のFANもコントロールされているらしく静かに回っています。

今日の所は作業終了です。 いつ見てもIGZOディスプレイはキレイだなぁ。

 

 

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Raspberry Pi」カテゴリの記事

コメント

いよいよ、OSC東京は明日になりましたね。お隣ということで宜しくお願いします。
どの程度の音出しできるか判りませんが、チューブギターアンプのシミュレーションの試奏ができるようセッテイングする予定ですので、良かったらご自慢のカスタムSG持って来ませんか?(笑)

お疲れ様です。
ビデオの設定は面倒ですね。古いデータも残してほしいところですが、新しいの買ってくれなんですかね。

90年代にPC Unixにはまった時に、X-Window用にパラメータ設定であれこれ試してたのを思い出しました。 フロントポーチとかバックポーチとか絵描いて計算してました。
間違えるとCRTがエライことになるので、すぐ電源切れるよう構えてたり(笑)

秋月で昔のオーディオアンプIC(シングルインラインのデカイ箱のやつ)が数百円で叩き売り状態だそうで。
千石はスタッフ急病で人手が足りず、通販は休みだそうです。

天 婦羅夫さん

え〜、来週末に注文しようと思ってたのに、それまでに再開するかな〜。🙀
こちらは通信販売による部品購入が生命線なのに・・・。😿

CyberPIt HILOさん

明日は、よろしくお願いいたします。 SGは背負えるようなソフトケースを持っていないため、かなり厳しいです。 今から持っていく機材を梱包してみますが期待しないでください。

HILOさんとのギターセッションは・・・楽しそうではあるのですけども。


天 婦羅夫さん

秋月にかぎらず、他のショップも売り切れたあとは情報をページごと削除していますね。今回はKSYさんに助けられました。

PC UNIXでCRT設定ですか。 VGA、SVGA、XGAなど基本フォーマット以外のディスプレイに設定する必要があったのですね。 小型LCDをマイコンに接続するときはドットクロックとピクセル数、ライン数、そしてれらの空白区間を設定したことはありますが、、それと似た感じなんですね。

千石は各階に店員さん1~2人くらいづつしかいないですし、その人たちで通販の梱包とかもやっているんですよね。

シングルインラインのアンプIC。。。三洋のSTKシリーズなら自作にはぴったり。


三毛にゃんジェロさん

計画をたてて注文をするのですね。さすがです。
私は思い立ったら注文。という感じでいつも買い忘れをしてしまいます。

三毛にゃんジェロさん
来週から頑張るそうです。

たかじんさん
ディスプレイの設定は当時、自分の環境に合わせるのが当たり前になってて、出来合いのOSに慣れた身にはなかなか厳しいものがありました。 LCDのと同じですね。

たかじんさん

送料を考えて、可能なら1箇所でまとめて購入するようにしています。店によって取り扱い商品が異なるので、そううまくはことが運びませんが。
部品の在庫管理も兼ねて、回路図が一応決まったものに関しては製作する機材ごとに必要な部品と数量を合わせてワークシートにまとめるようにしています。
もっとも、予算の兼ね合いが一番大きいんですが。😹


天 婦羅夫さん

あ、それは安心しました。

あ、名無しで投稿してしまいました。🙀

三毛にゃんジェロさん

私も一緒です。 出来れば一つのショップで買いたい。 デジキー/マウザーは7000円くらい買わないと送料が無料にならない。しかも送料が2000円か3000円だったか、かなり高いので無料になるまで沢山買わないと損した気分になってしまいます。

秋月電子の1万超えは、ラズパイなどを買わないとまず超えないので割り切って送料払ってます・・・  電車で買いに行くよりはずっと安いし。  

あ、MUSES05などは高いので1万円を超える時もたまにはありますね。

いま思い出しましたが、ALX-03とMUSES05の組み合わせは試していないのでやってみようかな。

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