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2023年12月10日 (日)

バランス入出力アンプの検証(7)

こちらの続きです。

本日はひずみ率を測定。 そうそう、基板名は「BBA-1」から「NNBA-1」に変更しました。

No-FeedbackNo-Emitter ResistanceBalanced Amplifier の略です。

Nnba_thd

いつものようにVP-7722Aを使って測定します。

 

結果は以下のとおり。

Nnba_thd01

前回の基板よりも随分良くなっているみたです。

 

Bba_kai13

(前回のひずみ率カーブ)

0.01%を切っている領域で比較すると分かりやすいです。
20Hz、1kHz、20kHzとも殆ど同じカーブを描いているのは前回と変わりません。

抵抗の定数は前回と一緒ですので違いは基板のパターンのみ。全体的にノイズが下がっているのはGNDパターンを変更した影響でしょうか。 それにしても、こんなにひずみ率が変わる原因はどこのあるのでしょうか。前回、そんなに悪いパターンだったのか? っと、逆に自信がなくなってくるくらいです(笑)

 

 

残留ノイズは差動6.1uV(A-wait、入力short)、シングルエンドは4.4uVです。
相関がないノイズの和は2倍でなくルート2倍(1.41倍)というのは本当なんですね。

Nnba_noise01

 

 

S/N比は、差動4V基準で115dBに達します。

Nnba_sn01

十分なスペックですね。

入出力バランスアンプとして十分魅力のあるものになりました。

 

 

あ、そうそう、NNBA-1には電源リップルフィルタも搭載しています。 こちらは電源事情が宜しくない場合にEnableするとハムノイズなど低減できるはずです。今回のひずみ率や残留ノイズ、CMRRなどの測定の時は使用しておりません。(リップルフィルタをスルーしている)

 

という訳で、この基板のリリース準備をしていこうと思います。

 

 

 

結果をふまえて、

前回の基板と今回の基板とのパターン比較してみるのも面白いかもしれません。

どういう部分に気を付けなければいけないのか、私自身がちゃんと把握、理解しておくため。。。なんですけどね。

 

 

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バランスアンプ」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん

リリース準備が始まるとのことで、とても嬉しいです。
プリアンプのHPA-12と交換するつもりです。

FET入力にするので、またやらかすかもしれませんが。 楽しみにしています。

追伸 でも、作れるのは夏になるかもしれません。 ただいま本業関連の仕事がとても立て込んでいるので。

バランス入出力アンプの記事、ずっと追って拝見しています。NFBでエミッタレス、とても意欲的な基板です。配布されるようになったらぜひ作ってみたいです。

ところで...、この基板の最終形、トランジスタや抵抗等を表面実装品(SMD)も使えるようにするのは困難でしょうか。最近はSMDの方が多様な選択肢があるように思います。たかじんさんも、Low-v Amp 2.0では全面的にSMDを採用されておられましたが、リード品とSMDのどちらも使えるようにするのは、設計上の煩雑さやノイズなど問題があるものですか?可能なら、ご検討いただければ嬉しいです。

お〜、流石たかじんさん。
実用領域と思われる領域で歪率0.01%以下は素晴らしい。🙀😻

n'Guin さん

ありがとうございます。 もう少々お待ちください。
FET入力もいいですね。NFBがないので発振することもマズないでしょうし。 お忙しいとのことで、お体に気を付けてください。


evening さん

ありがとうございます。 そうですね。 今回、基板のパターンで特性が変わったところがありますので、パターンの複雑化は避けたいところではありますが、SMDタイプの抵抗を使えるようにするのもアリかもしれません。 検討してみます。

DUALトランジスタのSMD品は半田付け難民が続出しているようで・・・ やりすぎた感があります。  苦労されている方、すみません。


三毛にゃんジェロさん

そうですね。 私もほっとしています。 電源電圧がもう少し高ければもっと大振幅な領域までひずみが下がるとは思いますが、ひずみ率を下げることが目的ではなく、心地よくバランスアンプを堪能できれば良いなと思っている次第です。


トランジスタを東芝の2240/970にすると特性や定数変わっちゃいますか?
大量に余ってるので使いたいんですが。

DSK さん

動作は全く問題ないと思います。 C2240/A970は、もっと低ノイズになるかと思います。
製作用の資料には書く予定ですがペアのhfe選別だけは行ってください。

よろしくお願いします。

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