Select Your Language

免責事項

  • 本サイトの情報の利用、内容、サービスによって、利用者にいかなる損害、被害が生じても、著者は一切の責任を負いません。ユーザーご自身の責任においてご利用いただきますようお願いいたします。

    本サイトで頒布している基板およびキットは、技術者、またはそれに準ずる電気的知識をお持ちの電子工作ファンの方のためのものです。一般のオーディオファンの方のためのものではありません。
    また、頒布基板およびキットは、いかなる条件でも動作を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。

    電子工作では、火傷、感電、火災などの可能性があります。十分に注意をして作業して下さい。

    営利目的のご使用は認めておりません。 記事の転載や、基板・キットの商用利用の方は、ご連絡ください。学生やサークルの学習目的でまとめてご購入する場合は特別価格でご提供させていただきます。
無料ブログはココログ

スポンサー

« MUSES8920Dの偽物が出回っているらしい | トップページ | バランス入出力アンプの検証(6) »

2023年11月29日 (水)

バランス入出力アンプの検証(5)

しばらくぶりにバランス入出力アンプの検証を進めています。前回はこの記事。

基板は作り直してオフセット調整を簡単にできるようにしました。

Nnba_01

ざっと仕様をおさらいしておくと、
・入出力バランス型ディスクリートアンプ
・オーバーオールNFBを排したNO-NFB回路
・エミッタ抵抗レス出力バッファ(同時にトランスリニアバイアスでもあります)

 

あと、変更点としては出力段のエミッタ抵抗レスバッファのカスコードブートストラップにヒートシンクが付けられるようになったところ。

Nnba_06

回路図でいうと赤で囲ったトランジスタです。ヒートシンク無しではアイドリング電流をあげたくても熱的部分で限界がきていました。

 

使うヒートシンクは m.2 SSD 2280用の薄型ヒートシンク。 4枚入りで1000円くらいでした。今は820円と安くなっています。

Nnba_02

 

M3用のタップ穴をあけて、

Nnba_03_20240204103201

 

トランジスタTTA004B/TTC004Bを固定します。 入手しやすくなって良かったです。しばらく売り切れが続きましたからね。

Nnba_04

そんなに発熱は多くないので放熱シリコーンは無くてもOK。

 

一応、基板に刺して確認。 ここでビスをしっかり止めます。

Nnba_05

ヒートシンク下に抵抗が潜込むようになっているのでちょっとだけ隙間を空けます。

 

これで前回の基板のトランジスタの発熱問題は解消できました。

やっぱりアイドリング電流を増やすと音に効いてくるんですよね。

 

 

続きはまた後ほど。

 

 

以下は m.2 SSD 2280用の薄型ヒートシンクの例です。厚みは6mmが限度です。(Amazon)

Tuloka 4個ヒートシンク 黒 70mm×22mm×6mm

Tuloka 4個ヒートシンク 銀 70mm×22mm×6mm

 

« MUSES8920Dの偽物が出回っているらしい | トップページ | バランス入出力アンプの検証(6) »

バランスアンプ」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん

待ってました!
この基盤が発売されたら、いろいろ試してみたいです。

よろしくお願いします。

n'Guin さん

ありがとうございます。 各種テストして問題なければ量産しようと思います。 今回の第2試作でも、実用に耐えうるとわかりましたら、先行で数枚を直接頒布するかもしれません。

前回の基板はアイドリング電流を増やすとトランジスタの発熱がちょっと危険な領域まで達してしまったのですよ。 もちろんアイドリング電流を減らすとトランジスタの温度も大丈夫なのですが、一度、あの音を聞いてしまうとね・・・

私の腕が悪いのか、使っている工具が悪いのか、タップ穴をまともに空けられたことがありません。空けた穴がまともにネジ穴として機能しません。だからタップ穴が必要なところではいつも長めのネジを使って裏からナット留めです。

DSKさん

全然それでOKと思います。
タップの刃が傷んでいるのかもしれませんね。油を差しながらやっても40〜50本で寿命が来るような気がします。
あと垂直にするのも難しいです。

私は3本セットのタップ買ってスペアが2本付きだと思ってました(^^ゞ

小生SSD用のヒートシンクも購入しましたが、放熱フィンのちょうど間にタップ穴を開けるのを忘れて無残な結果に…。ドリル刃が横ブレ😭
予定通りアルミバーしました。

タップは3本セットで荒、中、仕上げとなってます(タップの先端の形状がちがいますよね)
回すより押す感覚で、はじめのうちは1/4回転すすめて1/8もどす、をくりかえしていくとうまくいきますよ ~~

天 婦羅夫さん

3本セット・・・ そのくらいあった方が安心できますね。 私も下穴ドリルとタップのセットを2パック買いました。
その後、スパイラルというのも見つけて買い足しました。 ここ10年でM3タップ、3本購入してます。 その割に腕前は・・(汗)


onajinn さん

そうそう、フィンの間に穴を開けるのが難しいです。僅かでもずれると穴が垂直にならないです。  まあ、多少は斜めになってもトランジスタを密着できれば良いかなって割り切っています。  
アルミバー、アルミ板の方がタッピングが楽なのは確かですね。 このサイズに切るところが厄介ですけど。


かわてさん

なんと。 3本セットの中身が機能別になっていたとは。 検索したら確かに荒、中、仕上げに。。。 知らなかったです。 「荒」を最初に使うと垂直に開けやすそうですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« MUSES8920Dの偽物が出回っているらしい | トップページ | バランス入出力アンプの検証(6) »

サイト内検索(new)

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31