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2023年6月 5日 (月)

電流帰還型低電圧ヘッドホンアンプ 帯域幅、スルーレートなど

土日でエージングがまあまあ進んだと思います。音もだいぶこなれてきてすっきり伸びやか高域とダイナミックな低音域で面白さが増してきました。

Lov_05

名刺サイズより一回り小さい基板。 雑な電池BOX貼り付けですみません。

 

Lov_06

全然意図していませんでしたが、単4電池4本が基板の裏にぴたりと収まるようです。電池2本づつで+電源と-電源にしています。レールスプリッタもいらないですし安定度が抜群に良いです。

おそらく、はんてんさんのSound Tigerがこの電池の接続方式だと思います。以前Sound Tigerを聴かせて頂きましたが、音の粒が立体的で、残響音が消えていくときの静けさも素晴らしいと感じました。DCDCコンなどスイッチング電源を使っていない良さが活きていると思います。

 

 

 

 

では、ざっくり特性を見ていきましょう。

 

 

出力波形とクリップ電圧

青色が入力波形、オレンジが出力波形です。最大出力をみるためクリップするまで音量を上げていきます。

Lov_00

電池の電圧は約2.5Vでしたので

電源電圧(2.5V)- クリップ電圧(1.75V)= 0.75V

が利用できない電圧です。ちゃんと振幅出来ているようで良かった。

 

 

 

出力帯域幅

次は周波数特性です。 特にピークもなく-3dBポイントで1.9MHzと、かなり伸びているのが分かります。

Lov_01

低域側も10Hzまで殆ど変化していません。

高域の方はちょっと伸びすぎですね。200~300kHzのLPFで無駄な高域をカットした方が良いかと思います。AMラジオや無線などの電波が飛び込んできてしまいますので高域伸びすぎは実はあまり良くありません。

 

 

 

スルーレート

次はスルーレート。

Lov_02

立ち上がりは 25.623V/us

 

Lov_03

立下りは27.26118V/us という結果に。

さすが電流帰還アンプって感じですね。 振幅が2V以下のアンプとしてはさすがに行き過ぎと思える数値です。

入力LPFを200~300kHzへ落としてあげれば適切な数値に収まってくると思います。

 

 

 

電池の電圧がどこまで下がってきても音が問題なく鳴るのかなど、電池駆動ならではの検証項目もでてきそうです。とはいえニッケル水素は2次電池の中では割と安全な部類ですので、自作ヘッドホンアンプとしても危険性が少ないかと思います。

以前よりは安全面が考慮されてきたと思われるリチウムイオン電池ですが、やはり燃えてる写真などを目にすると怖いなって思いますね。

 

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ヘッドホンアンプ」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん

この基板がどのように進化していくか、ワクワクしてます。

希望としては、これに会わせたUSB-DACもほしいです。 勝手ばかりですみません。

n'Guin さん

この基板の着地点がまだ定まっていません(笑)

でもなかなか色の濃い面白い音がでていますので、何かしらの形でリリースしたいです。 ケースがないんですよ。ケースが。

AliExpressで探してみるとこんな感じのが出てきますがどうでしょう
https://ja.aliexpress.com/item/1005004887110525.html
https://ja.aliexpress.com/item/1005004903464448.html

こんにちは。モバイル系は、電源とケースが最難関ですからね(笑)

電源回路のスペースが省けるならば、タカチのフラックスケースって手もあります。電池ボックス内臓型の単44本位か丁度よい感じかと。ただ、多少、厚みが増すのと、現状より、端子の向きの変更など、課題が増えますね。

MX系は、電池ボックスを基板後部に押し込むのか、基板で、電池端子を抱え込ますのか、裏蓋を端子に利用するとか、色々手はあると思います。MXで作ると、結構薄く出来るので、仕上がりが一段変わると思います。因みに、MX系は、ミリ単位での長さの指定か出来るので、長さの応用がきいて便利と思います。

levi さん

ありがとうございます。
なかなかい良いですね。 ちょっと厚みがあるようにも思いますが、昔、秋月で売っていたヘッドホンアンプのキットにケースに似ているように思います。


scraphearts さん

おっしゃる通りですね。 タカチのケースのラインナップからの選択が良さそうな気がしています。種類も豊富ですし、販売店が多いので同じものを皆さんが購入しやすいという点においても。

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