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2023年4月 6日 (木)

トランジスタ技術 2023年5月号に

久しぶりにトランジスタ技術に寄稿させて頂きました。

気のせいか数年前よりも厚さが増してきたような。。。

Toragi202305_1

トランジスタ技術の圧縮なんて小説がでるほど昔のトラ技は分厚く書庫を占領していました。実際に先輩方が広告部分を抜き取って「スリム化したトラ技」を会社の本棚で見た人もいるのではないでしょうか。(私もそのひとり)

 

与太話はその辺にしておいて、今回はOPAMPの基本について書きました。

Toragi202305_2

編集部からこんなお題が課せられていたなんて。伏せられていました(笑)

ほほう。 そう来ましたか。

 

 

 

第2章の一つ目の記事に! 

Toragi202305_3

オペアンプのデータシートで注目すべき項目と意味を基本に忠実に書いていますので当たり障りがないはずです。でもマイコンと組み合わせて使う場合は、電源電圧の制約が出てきたりして使用できるOPAMPは限られます。

 

たまたま、ほんと偶然にも単電源オペアンプやレールツーレールOPAMPについて実際に動作させた記事を書いていて、どうにか面目が保たれています。

Toragi202305_4

単電源オペアンプと通常オペアンプ。そしてレールツーレール。低い電源電圧で問題なく使えるのはどれか一目瞭然ですね。

いや、良かった。。。

 

最初から「お題」が分かっていたら、マイコンのADCの前段やDAC出力に使える回路をもう少し書いているところでしたが、これも特集記事を複数の筆者さんから集めるトランジスタ技術あるあるなのかもしれませんね。 結果的には編集でうまく仕上げていると思いました。

 

 

 

さて、

このブログを定期巡回していらっしゃる方は、「普通の電子回路にはさほど興味がないけど、ヘッドホンアンプやオーディオネタには興味がある」という方も多いかと思います。

現在のトラ技に連載中の以下の記事がおススメです。

Toragi202305_5

吉田 誠氏による電流帰還を中間に使った超低歪ヘッドホンアンプを無料のTOOLで設計するという連載。

 

3月号で基本方針。
4月号でひずみ発生原理とシミュレーション。
そして5月では回路と負帰還の説明。

多くの回路設計者が辿る設計手順を紙面上で再現しているように思います。表題にFusion360とも書いてあるので基板外形とケースの設計などもこれから書かれるのだと思います。部品選定の回も注目ですね。

 

 

私もこの回路を初めて見たのですが、出力バッファ部に100%電流帰還がかかり、さらにオペアンプによるオーバーオールNFBもかかった多重帰還回路です。1990年代後半のMarantzでHDAMというモジュールを使ったアンプでも似たような多重帰還アンプがありましたが電流帰還部でちゃんとゲインがありました。(ALX-03も電流帰還と電圧帰還のMIXです)

NFB量が増すほど発振に対してシビアな設計が必要になるのは言うまでもありません。どう安定度を確保していくのかも見どころ。

 

もし興味が沸いた方は立ち読みでも見てみてください。

私の記事のところは基本中の基本(新人向け)なのでこれといって新しいことはありません。AnalogDiscovery+OPAMP TESTERで各種オペアンプの特性を見てみましたというAppendixが載っているくらいです。

4月10日発売とのこと。

 

 

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コメント

あ、これは久々にトラ技を買わないと。

で、与太話に反応しちゃう年寄りですが・・・

私、自分で買ったトラ技をシコシコとスリム化手術をしたクチです。
おおよそ1/3位まで薄くできるんですよねぇ。
でも、最近のトラ技は、
スリム化手術後トラ技よりも薄くなってしまって寂しいです。

sawanoriichi さん

ありがとうございます。 立ち読みして気に入りましたらご購入おねがいします。
なんとsawanoriichi さんも圧縮していたのですね・・・  大先輩です。

トラ技圧縮小説もぜひ読んでください。 くだらなくて笑えます。無料公開されています。
http://www.webmysteries.jp/archives/26097082.html

トラ技圧縮の経験者としてのご意見もお待ちしております。(笑)

たかじんさん

トラ技圧縮小説、拝読しました。笑えます。
色んなパロディがあって、70年代、80年代にトラ技購読者だった人には
ついニヤッとする部分がそこかしこにちりばめてありますね。
多分、僕も知らないパロディ素もあるんでしょうが
うまく笑いに導いていますねぇ。

因みに、僕はアイロンは使わなくて、カッターとドライヤーでした。
背と表紙・裏表紙は切り分けて、
背の余った部分を折って表紙・裏表紙を貼り付けることで
ずれは生じないようにするのが「オレ流」です。(笑)
もっとも、他人と出来栄えを比較することが無かったので
出来の降雪の程度は、不明です。

それにしても、こんなニッチな習性を小説にしてしまう奇特な人が居たんですねぇ。そのことに驚きを感じてしまいます。

sawanoriichi さん

おぉぉ。 そんなにパロディがちりばめられていたとは。 私、いろいろと気づけていないかもしれません。ニッチというかマニアックというか・・・ 歳がばれますね。

カッターとドライヤーですか。 私がみた圧縮トラ技は背表紙もちゃんと年と月が見えるように作られていて、ほんと関心しました。 1年分が10cmちょっとくらいの幅になっているので過去10年とかがすっきり収まっているんですよね。

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