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2023年1月 8日 (日)

やっと方針が決まった 完全バランス回路

「完全バランス回路」「フルバランス回路」という言葉は何となくカッコよく響きますが、一体どんな回路のことを指しているのでしょうか。

私が思うにバランス入力、バランス出力を持つ増幅回路の総称なんじゃないかと思います。

Balance5

世の中には 独立したアンバランス回路2組 を使って、HOT、COLDを別々に増幅する回路もあります。

 

 

一方、

サンスイのXバランス回路のようにひとつの差動回路でHOT/COLDをMIXして増幅する方法もあります。

こちらの方が、差動成分以外をキャンセルして増幅できるので理想的と思います。OPAMPのスペック的にいうとCMRR(コモン・モード・リジェクション・レシオ)に相当します。

 

以下のようにブロック図にすると分かりやすくなります。

Balance9

左側は回路がHOT/COLDで独立しているためコモンモード信号を除去する効果はありません。

右側はバランス入力-アンバランス出力回路を2つ搭載したものです。
+入力を抵抗分圧で減衰させるためS/Nを犠牲にするけどコモンモード信号は除去されます。(SoundRABBITに使いました)

 

Balance10

こちがら単一の差動回路でバランス出力もできる回路。Xバランス回路もまさにこのタイプです。ひとつの差動回路が中心になりコモンモード信号をキャンセルしながらディファレンシャルモード信号を増幅します。

 

今回の回路も完全バランス型ディスクリート回路になります。

シミュレーションしてみると、可聴帯域(10Hz~20kHz)で約116dBほどのCMRRがあるみたいです。

Balance7cmrr

ついでに

 帰還回路のない無帰還アンプ。

かつ

 エミッタ抵抗レスアンプ。

でもあります。

 

上のブロック図から帰還回路を削除すると以下のようになります。シンプルになり過ぎてちょっとおかしいですね。。。でもそういう回路です。

Balance11

 

HPA-1000 ヘッドホンアンプで無帰還にした時の明瞭、豪快、高分離な音と、エミッタ抵抗レス回路のようにみずみずしい透明感を合わせたら面白いかなって思っていたのですが、今までいくつか考案してみたものの、ひずみを低くする回路がなかなか思いつかず、殆ど1年を費やしてきました。

 

年末年始でぐーたら生活をしていた時、ふと思いついた回路でシミュレーションした結果が以下です。

Balance6

なかなか上手くいきました。4次以上の高次高調波が少ない点もいいですね。

Thd14

例えば、こんな感じで上の物よりも2次・3次高調波は少ないけど高次高調波が多い場合があります。シミュレーションでこういう結果が出ているとき、大抵、私の耳には合いません。数値スペックは良くても聴き疲れするんですよ。不思議ですね。

 

 

Balance8thd

計算上のTHDは0.002%と十分な数値になっています。 無帰還なバランス回路で0.01%を切るのは大変でした。

 

ただし、この回路にも不得意な所があります。

それはDCオフセットを低く保つのが難しいところです。出力のDC値を調整してもフィードバックが一切掛かっていないので恐らくドリフトします。 DCサーボを追加するのも手ですが、最も単純でノイズも発生しないカップリングコンデンサでDCをカットします。(HPA-1000では無帰還設定でも増幅率の21dB分だけDCを帰還してドリフトを抑え込んでいます)

 

そんなこんなで、この回路を新DACへ搭載していきたいと思っています。

まだまだ構想段階ですので期待せずにお待ちください。

 

 

 

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バランスアンプ」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん、みなさん

出力コンデンサが100μとのことで、ヘッドホンアンプでしょうか。

新DACというのも気になります。

いろいろ興味深いです。

n'Guinさん

100uFはテキトウな数値です。PMLCAPでしたら10uFか22uFになりますね。

ちゃんとしたヘッドホンアンプにするならDCカットせずにちゃんとオフセットを取り除きたいです。


たかじん様

「新DAC」+「完全バランス回路」、「帰還回路のない無帰還アンプ」、「エミッタ抵抗レスアンプ」と、否が応でも期待が高まる新企画、「期待せずにお待ちください」と言われても無理です。^^; 新DACは、AK4191+AK4499EXでしょうか? DAC直結アンプを期待してしまいます。

「完全バランス回路」はVFA-01を4台使ったパワーアンプを、もう5年以上使ってます。バランス回路は、イシノラボさんの「アドバンスドZバランス回路」を採用しましたが、当初はグラウンドレベルが定まらないのと、ハム対策に随分苦労しました。今思うと、Xバランス回路に変更すれば良かったと思ってます。放熱のためケース両側にアンプ基板を配置したことから、なるべく入力配線を短くするため、2つのRCA入力端子を右端と左端に付けましたが、これが不味かった・・・ 最終的に、XLRコネクターに変更することによって、嘘のようにハムが消えました。グラウンドループを身をもって体験しました。^^;

こんちき拝

新DAC!?
なんでしょう…wktk

例の先生はついにROHMのDACを採用だそうです…まさかね。

kontiki さん

ありがとうございます。ご期待に応えられるよう頑張ります。
VFA-01とアドバンスドZバランス回路とは。。。 凄そうです。 アドバンスドZバランス回路の詳細が良くわかりませんが、サンスイのXバランス回路に似た構成なのでしょうか。

GNDループによるハムノイズは、配線の取り回しが命ですね。


天 婦羅夫さん

某先生はロームですか。いきなり高級DACを開発するというロームは旭化成を意識しているんでしょうかね。
マルチビットDACで競っていた時代よりもずっと半導体プロセスが進化していると思うので、高精度なDACというのは作りやすくなっているのかもしれません。 
ただ、オーディオ向けで作ってビジネスとして成り立つのかどうか、それを承認する上の人たちの判断が素晴らしいですね。ぜひとも頑張って欲しいです。 

ちなみに狙ってるのはES9038PROです。 これを使った製品の音がすんばらしい事が分っているので、完全に決め打ちです。 使用方法についても某氏にアドバイスをもらったりしました。

たかじんさん、みなさん

> ちなみに狙ってるのはES9038PROです。
0.5mm ピッチでしょうか。 

たかじんさんのDAC ですから、チャレンジしたいと思うのですが、作れるかなぁと思ってしまいます。

表面実装の部品には慣れてきてはいるものの、自信がないというのが現状です。 たかじんさんも含めて、みなさん、すごいなぁ。

なんとES9038PROによる無帰還・エミッタ抵抗レスDACですか。大変期待しております。
完全バランスを売りにしているのに勝手なお願いで大変申し訳なく思いますが、可能でしたらシングルエンド出力での音質も考慮していただけるとありがたく存じます。
愛車のカーオーディオではデジタルプロセッサーdbxのDriveRack 260の電子バランス出力(片側接地可能)の恩恵を受けてGNDアイソレートしていますが、ホームではバランスシステム環境を所有しておりません。もし製作したら、HPA-1000に内蔵のMUSES72323電子ボリューム基板に接続したいと思います。RCAケーブル長は50cmと短いです。
よろしくお願いいたします。

半田マニアさん

はじめまして。作例集のほうで、作品を参考にさせていただいているn'Guinと申します。

> シングルエンド出力での音質も考慮していただけるとありがたく存じます。

私の知る限り、バランス出力から片方を取り出して使用する分には、ノイズ耐性を除いて、デメリットはないと存じます。 バランス入出力のメリットは、外部からのノイズに強いことぐらいしかありません。

ぺるけさんのホームページにこのあたりの詳しい解説があります。バランスプロジェクトの項です。

私の拙いけいけんては、バランス入出力の回路はアンバランスに比べて、回路構成・実装ともにごまかしが効かず、仕上げにくいように感じています。失敗の報告は、 http://schumann.jp にたくさんあげています。

私はマンション住まいで電源環境を含めたノイズが多いところなので、バランス入出力のメリットを強く感じています。アンバランスの機材の出力をバランス入力につないで、実力を発揮できないのはよくありますが、その逆の経験はないです。

そんなわけで、安心してHPA-1000の制作に現在取り組んでいます。完成は桜の花が咲く頃かもしれませんが。

たかじんさんからもこ返事があるかと思いますが、ご心配は杞憂だと思います。

たかじん様

ES9038PROですかあ~! 
発売当初(2016年)の評価記事に下記のような記述がありました。
「Hyperstream IIテクノロジーは、非周期的な信号が入力されたときの出力の安定性が向上しただけでなく、小振幅時の歪率をより下げることにも成功しています。従来のデジタルボリュームは小振幅時の歪率が大振幅時に比べて相対的に高くなるという課題があり、デジタルボリュームが敬遠される理由の一つとなっていました。別の言い方をすると、PROシリーズ内蔵のデジタルボリュームは、よりアナログボリュームに近い性質をもっているということになります。」
と言うことは、ますますDAC直結アンプの期待が高まってきます!
I/V変換回路が気になりますね~

こんちき拝

n'Guinさん

もし頒布までいったら、BlueSnowの時のように半田付けサービスも展開しようかと思います。 0.5mmピッチQFPは、良い道具も必要ですが、もっと安いICなどで練習が必要になりますね。 いきなり1個1万円のICでやるのは勇気がいります。

バランス接続の良いところは、GNDを信号のリファレンスにしないところだと私も思います。アンバランス信号はL/Rのリターン経路でどうしても混ざりますからね。


半田マニアさん

おっしゃるように、DACの差動出力の能力をちゃんと得たアンバランス信号にするには上記のようなコモンモード信号を相殺する回路が要ります。 そのための回路です。
まあ、最近のDACは差動合成しなくても非直線成分は少ないと思うので、HOT/COLDが独立したままでも殆ど問題はないんじゃないかと思っています。


こんちきさん

そうなんですよ。 デジタルボリュームで真っ当な音が出せるようになったのはESS社の功績が大きいと思います。 ボリュームを絞った分だけ残留ノイズも減るという構成はどうなっているのでしょうかね。 その点はアナログボリュームで絞ったかのような現象と思います。

旭化成のAK4490も-20dBくらいまでならさほど気にならないのですが、それ以上絞ると音のみずみずしさが減ってきて、-40dBまで絞ると乾いた感じになるんですよ。

I/Vは超絶シンプル回路です。 使える部品探さないと・・・

n'Guinさん

はじめまして。半田マニアです。n'Guinさんの作品も拝見させていただいております。
私は若いころは京〇〇でカーやホームのグライコなどの設計をしておりました。高齢者となった今ではオーディオ、カーオーディオ、JAZZ、バイク、ロードバイク、コーヒーなど、趣味に明け暮れております。
ホームオーディオで自作したのはHPA-12、HPA-1000、MUSES72323電子ボリューム、Blue Snow DACで、すべてたかじんさんの基板です。
以前は26kHzが聞こえていたのに、最近では老化で14kHzまでしか聞えません。目も耳も衰えました。
こんな私ですが、これからもよろしくお願い致します。

半田マニアさん、みなさん

半田マニアさん、返信をありがとうございます。
私も還暦を超えたところですが、定年が65歳のため、趣味の時間がなかなか取れずにおります。 私も半田マニアさんと同じく、たかじんさんの基板を利用した自作オーディオが、メインになっています。 Blue Snow
DAC → VOL-12/VOL-01, SEL-12 のバランスプリ → VFA-01 BTL です。 HPA-12 のミニパワーアンプも利用しております。 現在、MUSES72323 電子ボリューム + HPA-1000 を作成中です。
今後とも、よろしくお願いします。

たかじんさん

いつも大変お世話になっております。

ユニバーサルプレーヤー(Blu-lay、DVD、SACD、CD)の HDMI 出力から、I2S over HDMI 出力を得るコンバータが eBay, AliExpress、ヤフオクで売られており、下記にて例が示されています。
http://av-nebu.com/neb_blog/blog.cgi/permalink/20200717121109

私も、コンバータを手に入れ、BlueSnow DAC にて、CD再生が可能であることを確認しており、SPD-IF入力より、音質的に良い結果を得ています。

もし、DSD入力も可能になると、SACDも再生が可能になり、先の例では、うまくいくケースも報告されていました。

こんなのもあるということで、話題提供ですが・・・ 可能なら、DSD over HDMI が可能になったらうれしいいなぁと。 

以上、情報提供でした。

たかじんさん

どのように新DACに無帰還の完全バランス回路を使うのか、とても興味があります。DAC ICの出力に必要なLPFはアクティブなのか、ひょっとしてパッシブなのかとか、新しい構想の回路はゲインが低いのでアクティブフィルタは組めないだろうしとか、素人ながらいろいろ考えてワクワクしております。

半田マニアさん

沢山の基板のご利用ありがとうございます。 〇セラさん? カーステをやっていたのは知りませんでしたがホームオーディオはセラミックベースの上に載ったシャシー形状のCDプレーヤーが斬新で驚きました。

それにしても26kHzまで聞こえていたとは凄いです。  歳とともに高周波領域は狭くなってきますが、不思議と20~50kHz程度のLPFのON/OFFの違いは聞き分けられたりするんでよね。


n'Guinさん

本物のHDMIからHDMI端子を使ったI2Sへの変換BOXがあるのですね。 SPDIFへの変換は見たことありましたが。。

SPDIFとI2S転送は、やはりクロックの伝達・生成方法によるところが大きいのだと思います。SPDIFだと256倍に逓倍しながらのPLLがネックです。 44.1kHzから変更されないCD時代でしたら、2段PLLにて安定したクロックにするという手法が取れますが、今は1曲ごとにサンプリング周波数が変わるってザラですから、追従性の速いPLLが必要ですし。

そういう意味でPLLが要らないI2S-HDMIが優秀ですね。 本家HDMIの信号も確かMasterクロックが提供されているので、PLLをベースに受信しなければいけないってことは無かったハズです。

> DSD over HDMI

PS3でやっていたようなPCM変換ならラズパイでも可能ですね。 というか、ラズパイ側でDoP再生できているので、HDMI-I2Sにも流れてきているハズです。
BlueSnowが対応していないだけで。。。 (AK4490がDoPデコードに対応していない)

たかじんさん

返信をありがとうございます。
期待しているのは、DoP ではなくて、DSD native のほうです。 SACDプレーヤーをつないで聞けます。

コンバータのほうでは、DSD ON 信号も出るので、USB-DDC のところにつなげば、聞けるかもしれないのですが・・・。

n'Guinさん

HDMIでDoPマーカー無しのDSDが出てくるのですか。

一応、BlueSnowのCombo384用の端子にDSD識別信号があるので、そこに接続すればnativeのDSD再生できます。
ただ、2.8Mと5.6Mの識別も同時に必要です。


たかじんさん

> ただ、2.8Mと5.6Mの識別も同時に必要です。
うーん。 私の能力では、どうしてよいやら、よくわかりません。
どういうことが必要なのか、調べてみようと思います。

たかじんさんの DAC で、SACDを鳴らせるようになったら、最高ですから。

※ PS-Audio のDACでは、うまく再生できているという情報はあります。

ありがとうございました。


n'Guinさん

制御マイコンのプログラムもCombo384が選択されたときしか、DSD設定を有効化していないので、そのままではおそらく厳しいと思います。

PS-Audio でDSD入力するとき、どうやって識別しているんでしょうかね。 そこが判れば何かできるかもしれません。

大変申し訳ありません。。。
m(UU)m

色々、期待して待ってます!笑 !(^^)!

たかじんさんの新作が今から楽しみです。
ちょうどヘッドホン収集もひと段落「つけさせられた」ところで、今後何を目標にへそくりを貯めようかと
思案していたところでしたw

ちなみに新作ですが、ヘッドホンアンプであることを切に願います。
住宅事情その他によりスピーカーは処分させられ・・・
( ;∀;)

松居純也さん

ゆっくりとお待ちいただけると助かります。


あみのんさん

スピーカー処分。。。 なかなか辛いですね。 ヘッドホン収集も。。。

この回路はDACのポストアンプなのですが、DCドリフトが少なければバランス型ヘッドホンアンプへの展開も可能と思います。 とりあえず試作して検証しみてみる必要があります。

たかじんさん、みなさん

追加情報です。

>ユニバーサルプレーヤー(Blu-lay、DVD、SACD、CD)の HDMI 出力から、I2S over HDMI 出力を得るコンバータが eBay, AliExpress、ヤフオクで売られており、下記にて例が示されています。
> http://av-nebu.com/neb_blog/blog.cgi/permalink/20200717121109

前回、このコンバータを利用して、BlueSnow DAC でCD再生が可能なことを報告しました。

ウェブ上の情報を探ってみると、このコンバータと、Gustard / Topping のDACの成功例が多いことから、ヤフオクでGustard DAC-A22 (AK4499) を手に入れてみました。 Pioneer DV-610AV の設定で、HDMI出力を DSD 可能に設定することで、SACD再生ができました。 Gustard DAC-A22 にて、DSD2.82MHz でのリンクと表示されており、音質も様変わりしたので、間違いないと思います。

端子は https://www.symphonic-mpd.com/forum/topic/31/i2s%E5%85%A5%E5%8A%9B%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AAdac%E3%81%A8i2s-hdmi%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%B9/140 のようになっているそうです。 下の n'Guin からリンクを張りました。


たかじんさんの DAC でも可能になったらうれしいです。 他人任せモードで、すみません。 必要なら機材を貸し出しますので、ご検討いただけたらうれしいです。

n'Guinさん

DSD転送の情報ありがとうございます。
なるほど、GUSTRDの製品が対応しているのですね。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1h5PMUBkldkpt1rCnAR4ZHYGZNeCe-vwIFyKWYMZWsX0/htmlview#

ここの情報も更新され続けているようで随分と品種が増えています。 15pinにDSD Directという信号があるものがこれですね。

PS Audio系では15/16pinをI2C通信に使っているし、なかなか闇な部分が出てきてますね。。。

外部にマルチプレクサを追加すれば対応可能な気もしますし、内部のチャンネル割り振りでどうにかなるかもしれませんし、詳細を追ってみてみるしかないですね。

ESSのDACはSPDIFがダイレクトに受信できるので、SPDIF端子はかんたんに増設できます。他社と一線を画すジッター対策SPDIF入力も興味深いです。

たかじんさん みなさん

ご返信ありがとうございます。 また有益な情報をありがとうございました。

さて、本題ですが、Blue Snow DAC には、L/R SWAP機能、PhaseInvert機能 があります。

L/R swap 機能については、再生音を聞けばわかりますが、PhaseInvert 機能でどっちが正解かを調べるには、どうしたらよいのでしょうか。 

テスト信号を HDMI に出力して、再生された音を両方オシロで比べればいいわけですが、テスト信号をオシロでモニタしつつ、HDMIに出力させるって・・・どうしたものやらわかりません。

いつも、「教えてくん」で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

n'Guinさん

PhaseInvert の確認は、インパルス信号を入れてDA変換後のアナログ出力をみると分かりやすいです。

たかじんさん

さっそくありがとうございました。
試行錯誤してみます。

n'Guin さん

中華DAC系のHDMI-I2S信号の位相が逆のパターンでは、L/Rスワップと位相Invert をどちらもONにすると正常な再生になります。 

たかじんさん

レスをありがとうございます。 いただいたアドバイスのおかげで、Gustard A22 で、CD/SACD をきちんとなりました。 I2S over HDMI コンバータは、いろいろ込み入った状況があるようで、詳細をここに記すのはやめにして、http://schumann.jp/?cat=142 にまとめました。

さて本題ですが、http://schumann.jp/?p=895 に示したように、分解してみると、内部に、MCLK、LRCK、BCLK、SDATA、の端子のためのランドがあり、これらとGNDを Blue Snow DAC の I2S入力につなぐことで、無事に CD を聴くことができました。

DSD ON のランドもあるのですが、Amanero Combo384 のところでうまくつなぐと、うまくいく可能性があるのでしょうか? DSD 時には、LRCK, SDATA のところに、DSDL/DSDR が出力されると記載がありました。

追伸: こんな横道にそれたおかげで、HPA-1000 が進みません。 すみません。

n'Guinさん

Combo384 の端子のDSDの判別信号は、Combo384 を選択している時にしか有効にならないようにプログラムを書いていました。

という訳でCombo384 端子へI2Sを入れるとDSDも識別できるようになります。 ここのI2Sは3.3Vのロジック信号であることにお気を付けください。

(PCM)-(DSD)
 DATA-DSDL
 BCK-DSDCLK
 LRCK-DSDR

というアサインになっています。 LRスワップをONすれば大丈夫そうです。

たかじんさん

レスをありがとうございます。 

> ここのI2Sは3.3Vのロジック信号であることにお気を付けください。
注意事項をありがとうございます。

電源が5V なので、つながらないかもしれません。
週末に確認してみようと思います。

n'Guinさん

ロジックICは5Vトレラントの部品が乗っているのですが、DSD識別信号は直接PICマイコンに入力されています。 そこだけ5Vから3.3Vへ抵抗分圧で落とすという手もあるかも。

1.2kΩ--->PIC
     |
    2.2kΩ
     |
    GND

たかじんさん

アイディアをありがとうございます。
幸い、このあたりのロジックは、3.3V でした。

Blue Snow DAC の COMBO384 端子につないでみましたが、反応しませんでした。 DSD以前で、PCM信号さえ認識しません。

MCLK、LRCK、BCLK、SDATA、GND 以外に、COMBO384 端子を利用するために、何かの接続が必要であるようにように思うのですが、いかがでしょうか。

もしかすると、MUTE関係? それとも・・・?

※ I2S1, I2S2 端子では、PCM信号を問題なく再生できます。

よろしくお願いします。


追伸 

関係ないのかもしれませんが、かつて、I2S1, I2S2 端子に、予備の COMBO384 の MCLK、LRCK、BCLK、SDATA、GND をつないで、動作確認をしようとした時も、うまくいきませんでした。 この予備も、COMBO394も、COMBO384端子だと問題なく動作しました。

n'Guinさん

> もしかすると、MUTE関係? それとも・・・?

おおぉ。 そうかもしれません。 回路図のJ6にCombo_MUTE って端子がプルアップされていますので、その端子をGNDへ落としてみるといかがでしょうか。

HDMI端子やI2S端子から入力したときもMUTE処理をできているのでCombo_MUTEは無視して常時解除でも動作しそうな気がします。(実験していませんが)

たかじんさん

> 回路図のJ6にCombo_MUTE って端子がプルアップされていますので、その端子をGNDへ落としてみるといかがでしょうか。

その通りでした。 このことにより、COMBO384 端子で、PCM 信号を認識させることができました。

さて、本命の SACD → I2S over HDMI コンバータ経由ですが、DSD128 で認識され、問題なく音が出ています。 

というわけで、次期 DAC では、I2S 端子にも DSD_ON 端子を設けてくださいますよう、お願い申し上げます。

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