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2022年9月 5日 (月)

VFA-01、ALX-03、SMR-01の基板サイズのわけ

あまり詳しく書いてこなかったのですが、VFA-01、ALX-03、SMR-01などパワーアンプ基板の幅が80mmに収まるようにしている訳がじつはあります。

Smr01_gaikei

それは、タカチのHYシリーズケースのヒートシンクに取り付けるためです。ある程度の大きさのヒートシンクがついたケースはHITシリーズもありますが、意外と選択肢は限られてきます。

 

HYシリーズにはサイドのヒートシンクの高さが80mmというモデルがあります。 HY88-XX-XXというモデルです。

ケースの高さがあまりに高いとカッコよさが薄れると、個人的に思うのです。 貫禄があると思う背の高いデザインもありますけどね。

 

 

ヒートシンクへの穴あけはタッピングすることも考えると出来るだけ垂直にしたいものです。

Amp80mm_05

基板から外した小型放熱器で即席の垂直ガイドを作ってみたところ案外うまく機能しました。最初の2~3mmまで垂直ガイドを使えば、あとは大体垂直に近い穴を開けられます。(これがハンドドリルの限界ですかね)

 

というわけで、高さ80mmのヒートシンクにトランジスタを付けるとこうなります。

Amp80mm_01

ドライバ段も取りつけて一緒に放熱しちゃいましょう。SMR-01は固定ビス用の穴をあけてドライバTRも取り付けやすくしています。

 

こんな感じで基板を仮載せ。

Amp80mm_02

いい感じです。

ALX-03は基板幅が79mmなので少し余裕がありますが、VFA-01とSMR-01はぴったり80mmなので位置出しはシビアです。

 

 

Amp80mm_03

仮組みですが、300VAトランスもなんとか入りました。

電子ボリューム基板をリアパネルに付けているため、信号の引き回しは最小になっています。

 

 

この時点で気に入らなかったのは操作ボリュームの感触です。アルプス9型ボリュームはぐらつきは少ないものの動きが軽すぎるのと、滑らかではない操作感で高級感はありません。

Amp80mm_04

     < 操作ボリュームを交換 >

試しに買った東京コスモス電機の24型はしっとりと重く滑らか、軸のしっかり感もあいまって高級感抜群です。10kΩBカーブを使いました。20kΩBカーブでもOKと思います。

 

 

今回使ったケースは「HY88-23-23SS」というモデルです。

https://www.takachi-el.co.jp/assets/attachments/images/HY88-23-23SS.pdf

一回り小型の「HIT23-7-18SS」と比べてヒートシンクの放熱容量は2倍を超えるくらいあります。その代わりフロント/リアパネルの厚みが3mmあるので穴あけ加工は大変です。

参考まで。

 

  

 

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パワーアンプ」カテゴリの記事

コメント

HYシリーズのサイドフィンは有用だと感じています。
フロント、リアのパネル厚さ3ミリあるのは
確かに穴開けが少し大変ですがなんとか行けます。

が、
サイドの厚さが6㎜もあって熱容量が大きく放熱に有利ではあるけど、
如何せん、止めねじの穴あけに難儀しています。
板金加工の手作業限界かも?知れません。

HY44-23-23にALX-03を無理やりねじ込みました。
2時間も聞いているとかなり熱くなります。電源12Vのアイドル150mAなんですけどね。
ヒートシンクの無いOSだと49というのもありますが…HY49やらないかな。

ドライバー段の穴にはそんな秘密があったとは!
小生当初もう少し大きめの「HY88-33-33SS」か「YER88-32S」+200㎜×70㎜×40㎜ 取り付け盤厚さ10㎜の放熱器にしようと思っていました。
「500mAくらい流すと明らかに音が変わってくるので、大きなヒートシンクをつけられるのでしたら多めにするのもアリです。」の誘惑に悩んだ末ヤフオクで下記のケースを入手したところです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/l1020205730
同型現時点で出品無し

前面パネルが8㎜厚なのでパーツ取り付けのため6㎜厚迄一部ザグってもらいました。
送料と追加工代を含めると「HY88-33-33SS」とほぼ同額でした。重さは約1.7倍もありかなりズッシリとします。
放熱器部分の内側が少し仕上げがヘアライン状にざらつく(実用上問題無)以外なかなかいいです。

sawanoriichi さん

確かに厚みがあるヒートシンク部の穴あけは大変です。今回、秘密兵器を即席で用意しました。垂直に開けるガイドです。記事に写真を追加しています。

あと、2.5mmドリルを新調したためか、思っていたよりもすんなりと開けることができました。 でも、フロント、リアの角穴が厄介でした。 棒ヤスリも新調した方が良かったのかもしれません。


天 婦羅夫さん

HY44-23-23ですか。 HITシリーズよりずっと良さそうです。 50~60mmくらいの低さに抑えられるならHY88よりもすっきりしたデザインになりそうですね。
12Vで150mAなら3.6Wくらいの発熱なので、そんなに熱くなるような気がしません。お風呂くらいの温度でしょうか?


onajinn さん

そうそう。今回銅箔パターンをよけて、ドライバ固定用の穴をあけてみました。 HY88-23-23は、トランス内蔵としては最小になりますね。 おっしゃる通り、アイドリング電流を沢山流そうとすると、やぱり無理があるようです。

500mAくらいから明らかに音が変化しますよね。。。 電源電圧を落として500mA流したほうがメリットあると思います。

ヤフオクのケース、良さそうですね。ヒートシンクのフィンが長いので放熱容量も大きそう。 8mm厚パネルは、さすがに難儀しそう。 ボリュームとかスイッチの深さ(長さ)が足りなくなりますね。 一部をざぐってもらえるなら完璧です。


お風呂より熱い気がしましたので計ってみましたら、230mAくらいは流れてるようです。
HYシリーズはフィンの長さに弦かいがありますね。
高熱対策だと、千石の30mmフィンのヒートシンクにアングルとアルミ板でケースにする、というのが簡単(笑)ですが。 (全然簡単じゃなかった…)

たかじんさん、みなさん

80mm のヒートシンクに、80mm の基板・・・・。 私には無理です(泣)
これが可能ということは、基板の側面は絶縁されているかアースになっているということですね。

私の VFA-01 BTL は、アイドル電流 500mA ですが、何時間使っていても、気持ちよい程度(ずっと触っていて大丈夫)の熱さです。 たかじんさんがおっしゃるように、多いほどリアリティが増す感じがします。 もっと増やした(1Aとか)ときもあるのですが、なんとなく怖くてやめました。

天 婦羅夫さん

280mAですか。まあまあの電流ですね。 そうそう千石によさそうなヒートシンクおいていますよね。 ケースの内部にいれるタイプと思いますが、それなりの放熱容量がありそうです。


n'Guin さん

基板の端には銅箔パターンが置けないのです。通常は0.5mmほど禁止されています。
SMR-01は80mm幅方向は3mmくらいは銅箔がありませんので物理的にシャシーや天板に基板がぶつかっていても大丈夫なのです。VFA-01、ALX-03でも1mmほど銅箔がないはずです。

アイドリング電流を1Aにすると、ほぼA級アンプになりますね。アイドリング電流と音質の関係は、不思議だなと思います。 クロスオーバーひずみなんて計測できるほど大きなものは見えていませんし。

たかじんさん

> 基板の端には銅箔パターンが置けないのです。通常は0.5mmほど禁止されています。
わぁぉ~!!!  知りませんでした。 某○J誌のいい加減さが・・・。

アイドル電流の方は、500mAでも我が家では20dBの余裕でA級です。 だからといって、250mAだと低音の重みや高域の雰囲気が違います。
歪み率特性は計測の誤差範囲しかちがいません。 1Aの方がすべらかな感じはするのですが、はっきりしませんでした。

私の場合は、リファレンスCDでピアノのキータッチの差がわかるかどうかが最低線の基準です。 250mAは不合格でしたが、500mAは余裕で合格でした。


n'Guinさん

まあ、特殊用途で基板端銅箔(スルーホール)という仕様もあることはあります。 基板を切り分けるときに銅箔やスルーホールがあると金属のバリがでるので、別料金となっていることが多いと思います。

アイドリング電流による音の差って割と大きいと私も思います。 それなのに測定値にでないところが不思議。 そうそう、おっしゃるように音の立体感やタッチの描き分けですよね。

たかじんさん、みなさん

某○J誌のいい加減 というのは、たかじんさんがおっしゃったような理由ではないです。 何も考えていない例です。

私の誤解は、良くない例を当たり前と思っていただけにすぎません。
すみません。

n'Guin さん

某M〇誌は、頑張っていると思います。 たぶん。

ここ5~6年で自宅近辺と会社周辺の書店が閉店が相次いで、仕事帰りに立ち読みできる環境がなくなってしまったのが悲しい。

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