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« AnalogDiscovery OPAMP TESTER基板の使い方のコツ | トップページ | アンプの出力Lの影響 音質劣化していた? »

2022年8月22日 (月)

PRT-02を改版してrev 2になりました。

従来の基板と変えたところは僅かですが組立やすいように抵抗などの定数をシルクで記載しました。

裏面へチップ抵抗を配置して基板パターンを最適化しています。

Prt02_rev2_01

 <抵抗などの定数、PNPトランジスタの白塗り >

 

Prt02_rev2_02

  < 裏面にチップ抵抗を配置して最適パターン化 >

裏面のチップ抵抗は全て「47kΩ」に揃えたため間違えにくいと思います。 1608もしくは2012サイズが使用できます。

 

Prt02_rev2_1

        < Rev2 製作例 >

 

機能的に違うのはスロースタート機能の追加です。

トランスの1次側に抵抗とリレーを置いて、電源ON時のインラッシュ電流のpeakを抑えてヒューズが切れないようにするのが目的です。

 

 

整流ダイオードは2wayから3wayになりました。

・DO-201 リードタイプ
・TO-220タイプ
・ブリッジダイオード  が使用できるようになりました。(排他的使用です)

幅25mmのブリッジダイオードがそのまま使えます。

Prt02_rev2_2

D15XBS6(60V15A SBD)などが使用可能です。幅30mmタイプは足を曲げ加工して取り付けてください。

これまでアンプを純A級動作させようとしても整流ダイオードの発熱により制限を受けていた部分が、ケースの底板へ放熱ができるようになりますので、より多くの電流を整流することができます。

Prt02_rev2_03

 < DO-201リードタイプは基板から浮かして実装 >

放熱を考えると、リードタイプのダイオードも基板から6~8mmほど浮かせて実装してあげる方が有利です。

蛇足ですが、SBDは原理的にリカバリ電流が発生しないため整流時のノイズが減ります。ノイズ面でファーストリカバリーダイオードよりも有利な面がありますが、耐圧が低いのと高温時にリーク電流が加速度的に増える点に注意して下さい。(適切に放熱しないと熱暴走します)

 

 

こちらからどうぞ。

 

 

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パワーアンプ」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん

スロースタート機能の追加はとてもありがたいです。 PRT-01にもつけてほしいです。 まあ、自分で追加すればいい話で、回路図の公開がありがたいです。

回路図。とても参考になります。勉強させてもらいます。 感謝です。

n'Guinさん

外付け回路について記事を書きました。参考にどうぞ。

PRT-01の方も、改版するタイミングで付けるかもしれません。 まだ在庫が沢山あるのでしばらく後になるかと思います。

ただ、回路は大したことないので現行のPRT-01にも改造して付けることは可能と思います。

よろしくお願いします。

たかじんさん

無極性電解コンデンサ MUSE ES 10μが入手困難になっています。
22μなら、まだそれなりの在庫が残っています。 時定数が合うように、PRT
-01 なら R1/R2 を 22kΩに、PRT-02 なら、R2/R4 をショートすればいいのでしょうか。

それとも、あまり気にせず、そのままの定数でもいいのでしょうか。


ついでにもうひとつ、教えてください。

NNBA-01 や Blue Snow DAC でも出力に(有極性の)電解コンデンサを使っています。 直流的には 電圧がかからないので問題がありませんが、交流的には問題にならないのでしょうか?

ぺるけ師匠のサイト(http://www.op316.com/tubes/tips/tips22.htm)に、1V程度なら、電解コンデンサは逆電圧が問題ない旨の証拠も書かれていました。 

調べ方が悪いのか、よくわかりませんでした。 聞くは一時の恥と考え、お伺いする次第です。 どうかよろしくお願いします。

n'Guin さん

無極性電解コンデンサもですか・・・

PRT-01,02で使っている箇所では容量が2倍になっても平気です。 アンプのDC漏れ検出のLPFで、音楽信号より十分に遅ければ問題ありません。 

また、検出トランジスタのVbeにより0.6Vでクランプされますので、有極性電解コンデンサでも問題ありません。

ぺるけさんも書かれているように、逆電圧は1V程度までは平気とメーカーが謳っています。

その根拠は化学的な話になるので専門外ですが、ざっくり電解液と陽極箔との関係で、陽極箔表面の誘電体(酸化アルミニウム)がヤラれない耐圧ということのようです。

ちなみに正常な電圧を印加すると、電解液の酸化成分により陽極箔表面が自己修復する機能があります。 長年放置した電解コンデンサは1kΩの抵抗をつけて定格電圧を30分ほど印加するようにと書かれています。

交流成分に関して明確に書かれている資料は見当たりませんね。 2Vrms程度のオーディオ信号の電圧・電流では問題が起きるケースはまず無いという実績もありますし、逆に、電解コンデンサがダメになる条件を考えてみるというのはどうでしょうか。

逆電圧を掛け続ける -> 陽極箔がやられる -> 漏れ電流が増大 -> 発熱 -> 電解液が沸騰 -> 防爆弁動作

どこかで止まればコンデンサ爆発に至らないという事になります。
ただ、DCカットを目的として使っているなら陽極箔がやられた時点で役に立っていないですね・・・

メーカーがカタログで1Vまでの逆電圧は大丈夫と言っているので、製造バラつきや品種にかかわらず余裕みての1V。 実力値は2~5倍くらいあるんじゃないでしょうか。 実験してみるのも面白そうです。

たかじんさん

早速のご教示をありがとうございました。

1) PRT-1, -2 -3 の無極性電解コンデンサの件、厳密な時定数が必要でない旨を理解しました。

2)  電解コンデンサを出力で使う件について

 質問に至った私の思考過程は下記の通りです。
 (交流)電圧が高くなる → 漏れ電流が大きくなる → 正側と負側で電圧が異なるようになる → 電解コンデンサのためにゆがむ

 たかじんさんのご回答を聞いてほっとしたのですが・・・
 上記の仮説が正しいなら、歪み率がとんでもないことになりますよね。どうやら、私の考えすぎだったようです。 

 お手数をおかけして、申し訳ありませんでした。  でも、わたしはすっきりしました。

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