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« SMR-01パワーアンプのスルーレート測定 | トップページ | ラズパイオーディオお手軽インストーラー[MUTE] »

2022年7月 3日 (日)

SMR-01のひずみ率を測定

本日はパワーアンプのひずみ率などを測定してみました。

Smr01_800

ついに量産版の基板も到着しました。

 

 

Smr01_ura

ちょっと変わった試みとして日本語のシルクを入れてみました。 かなり細めなシルクですがきれいに印字されています。

この回路は半導体素子による定電流回路を使わず抵抗1本で組んでいるために電源電圧に依存し、使用する電源に合わせて抵抗値を選択する必要があります。

 

 

さてさて、本題のひずみ率測定です。いつものようにVP-7722Aを使用しての測定です。

Smr01_thd1

   <8Ω負荷 20Hz/1kHz/20kHz  ±18V電源 >

1kHzと20Hzは3Wまでは直線的。5W以上で少しづつ波形がクリップしていきます。いわゆるソフトクリップという波形です。注目したいのは20kHzでも低ひずみが保たれているところです。これはTTC5200/TTA1943の特徴かもしれません。音もサンケンLAPTより高域が澄んでいるように感じます。

 

Smr01_clip

  < ゆっくりクリップする波形 >

波形がすぱっと切れてしまうハードクリップではなく、12.5Vを超えたあたりからリミッタのような穏やかに信号が頭打ちする歪です。

 

 

続いて、負荷を変更したときのカーブです。

Smr01_thd2

  < 8Ω、4Ω、2Ω負荷 1kHz  ±18V電源 >

2Ωまでしっかりドライブできている様子が分かりますね。ダンピングファクタが高いところからも推測できるように、多量のNFBによってリニアリティがしっかり確保されているようです。

 

残留ノイズは少し多めで、36uV(A-Wait)ほどありました。 とは言ってもスピーカーからノイズが聴こえるかというと、ほぼ聴こえません。まあ、16uVというVFA-01がちょっと優秀なのだと思います。ヘッドホンアンプとしても通用するくらいの残留ノイズですから。

 

主なノイズの発生源は入力抵抗の5kΩと思われます。

せっかくですので、こちらの式で計算してみましょう。

 Vn = √(4kTR⊿f) から

     k:ボルツマン定数 1.38x10^-23(J/K)
     T:絶対温度(K)
     ⊿f:帯域幅(Hz)
     R:抵抗値

  Vn = √(4 * 1.38x10^-23 * 300 * 20kHz * 5kΩ )= 1.29 uV となり、

アンプのゲイン27dB(22.4倍) から、出力には 1.29 uV * 22.4倍 = 28.9 uV が現れます。

 

ノイズはA-Waitをかけた値を示すため(ノイズ分布がフラットと仮定して)上記の計算値からざっくり3dB(1.41倍)ほど引くと20.5uVとなります。この時点でVFA-01の16uVよりも大きいことが分ります。

 

5kΩの入力抵抗1本の熱雑音だけでこんな数値です。反転アンプのS/Nが伸び悩むのはこういったところですね。

 

 

 

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パワーアンプ」カテゴリの記事

コメント

愈々ですね。頒布が待たれます。
特性だけで音質を評価するのはできませんが、回路特有の傾向をつかむ手がかりになるかもしれませんね。ま~いつもの素人考え(憶測)ですが。
ところでアイドリング電流はどのくらいで試験されていますか?
調整可能範囲や仕様上の電源範囲(下限及び上限)の解説はいつ頃?
せっかちで申し訳ありません。

onajinnさん

解説ページはほぼ完成しています。 vfa01.html を smr01.htmlにすると見えます。
アイドリング電流は放熱の関係で150mAくらいです。500mAくらい流すと明らかに音が変わってくるので、大きなヒートシンクをつけられるのでしたら多めにするのもアリです。

電源は±15vが最低で、上限は特にありませんがPMLCAPの耐圧が35vを使っているため30vくらいまでがお手軽領域と思います。

音質に関していえば、フィードバック抵抗の品種で面白いくらいに音が変わるので、色々と試されるのが良いと思います。

たかじんさんに教えて欲しいことがあります。

差動増幅で同じトランジスタをペアに使う場合、SEPPでコンプリメンタリなトランジスタをペアで使う場合など、感覚的にはhFEを揃える方がいいとは思うのですが、実際にはhFEはどの程度まで揃えるといいのでしょうか。
半固定抵抗を併用することでhFEの差を吸収する回路設計もあるとは思いますが、いわゆる選別とはどの程度までhFEを揃えているのでしょうか。

手持ちの2SC1815, 2SA1015や2SC2240, 2SA970のhFEを安物の中華製マルチメーターで測定したら結構バラついているので気になったところです。このテスターの精度は余り信じていないので、hFEの値が10程度の違いなら同じ性能だと考えていいのかなとは思っています。

ちょっと教えてくださいませ。🙇‍♂️

三毛にゃんジェロさん

理想的には差動のペアの特性は同一の方が良いですね。 そういう意味ではhFEが近い方が良いとは思います。 ただ、2倍など大きく違っていなければ問題ないと思います。 差が大きければ他の要因による歪よりも、差動回路が発する歪の方が大きくなってしまうという程度。 差動回路が発する歪はNFBで改善しにくいところが厄介です。

よくあるエミッタに挿入された半固定抵抗は、トランジスタのhFEの違いの他、負荷抵抗のバラツキなどによって発生するDCオフセットを補正するためのものです。(初段だけではなく2段目、3段目も含めての補正)

hFEの数値ですが、10とか5とかの数値よりも何%の違いがあるかで考えた方が良いと思っています。 hFEが100近辺では10違うと10%の差。 hFE=500近辺では10違うと2%の差です。

SEPP回路ではNPNとPNPの特性の違いがあるため、hFEを揃えたところで良いことは起こりません。 2パラ、3パラなど複数並列にするときはNPN同士、PNP同士のhFEを揃えておくことで負荷がキレイに分散できると思います。(パワトラでは実使用電流でhFEを比較しないと意味がないかもしれません)

趣味として理想を追い求めて、hFEを揃えるというのは良いと思います。10%差、5%差、1%差とバラツキを抑えていくことで見える世界があるのかどうかは不明ですが、満足度はあると思います。

HPA-1000を全部で6チャンネル分作りました。
最初の2チャンネルで失敗したと思ったことが1点だけありまして、
出力段の4並列トランジスタの特性を揃えるのを忘れてしまったんです。

残りの4チャンネル分については安物測定器で何度も確認して
ペアリングしました。購入店のほうで揃えてくれていたみたいで
安物測定器の数字で4百台の数字でしたが1の位まで揃っていました。

失敗品とペアリング品の音を聴き比べて驚きました。音が全然違います。
ペアリング品は静かで滑らかでキンキンせず煩くありません。

具体的な数字でいうとセッティングを0.2dB上げてやっと同じくらいの
煩さになる感じです。0.1dBなら気のせいかもしれませんが0.2dB違う
となると別物という認識です。また煩さは同じでも音の印象がだいぶ
違います。

そしてこの傾向は後の4チャンネル分でほぼ同じでした。
他の条件は一切同じでペアリングをしたかしないかだけの違いです。
というわけでHPA-1000を都合モノラル6台作った変人の感想ということで
参考にしていただけると幸いです。

たかじんさん
ご回答、ありがとうございます。
やはり、hFEの比較をするときは絶対値ではなく、比率で比較するべきでしたか。

leviさん
実体験によるコメント、ありがとうございます。

実際に回路を組むときの参考に致します。

levi さん

HPA-1000は終段無帰還アンプのためバラツキによる影響をそのまま出してしまいます。その結果でしょうね。一般のアンプでは、20dB帰還なら1/10。40dB帰還なら1/100。60dB帰還なら1/1000へ誤差が補正されます。
それにしても6ch分とはありがとうございます。
私もデモ機製作時にhFEを測ってみたのですが、TTA004B/TTC004Bは何故かバラツキが小さく1%誤差くらいでした。結果的に選別しない状態と変わらずそのまま実装できました。


三毛にゃんジェロさん

実際に試して体感することも自作ならではだと思います。 NFB量が15~20dBと少ない真空管アンプでは、差動回路でペア特性のものを使うのが常識とまで言われていますからね。
VFA-01とSMR-01は共にオープンループゲイン=100dBクラス。 これを30dB以下の仕上がりゲインで使用しますので、単純計算で70dBほど帰還がかかっています。

おそらく測定値は測定誤差ってくらいでしょうけど、音に違いが出ないということではありません。

たかじんさん

実は、HPA-12の純A級回路も組んでみたいと思っています。
hFEの質問は実はその関係だったりします。

さて、そこでまた別の質問なんですが、
1. 2SC1815/2SA1015は全く使用せずに、全て2SC2240/2SA970で賄うことに問題はあるのか?
2. パワートランジスタ2SC3421/2SA1358の代わりにTTC015B/TTA008BやTTC004B/TTA004Bを使用して問題ないか?
という2点です。

データシートを入手して比較したり、実験すればわかるじゃないかと仰るかもしれませんが、もしたかじんさんがこれらのトランジスタを既に使用した経験があり、それらに対する評価をお聞きしたいというところです。
申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。🙇‍♂️

三毛にゃんじぇろさん

横から失礼します。

HPA-12のRev2基板の記事で
2SK2145を使ったA級DCヘッドフォンアンプの終段が
TTA004B2パラ×TTC004B2パラ構成です。
エミッタ抵抗が3.3Ωに変わっています。(元は確か2.2Ω)
またドライブ段も2SA970 と2SC2240になっていて、エミッタ間をつなぐ抵抗はどちらも150Ωで変更なかったと記憶しています。

ワタシ、2SA1358と2SC3421を10ペア以上まだ残していて、
この変更に若干の躊躇があるのですが、
たかじんさんのご意見をお訊く限りはどうも変更した方がよさそうに感じています。(さっさと作れよ、ってところなんですが・・・・へへ)

hFE値、安物テスターの計測値が不安に感じているので、ぺるけさんのhFEテスターをのろのろと組み立てています。100Ωは0.1%品を購入したのですが、ツエナーダイオードの電圧で調整する抵抗値が面倒でなかなか組み終わりません。
実は、HPA-1000の終段はこいつで選別するつもりで取り組み始めました。(1年経っているけど、まあ、そんなもんです。初段BC550Cは安物テスターでほぼ同一値が10個ほど取れたので、相対値で変化なしと妥協して組み付けました。)
HET&CRDテスターも抵抗値調整して数か月を浪費しています。まあ、こちらは実用よりもお勉強のために作っていますので、どうでも良いのです。

sawanoriichiさん

中華テスターによるhFE値はあくまでも目安程度に考えています。特にパワートランジスタは、測定条件を厳密にしないと正しいhFE値が得られないとも聞きますし。

ぺるけ氏のhFE測定回路の件は知ってますが、秋月で買える半導体チェッカーの方が汎用性があっていいかなとも。まだ買ってはいませんが。
同氏の最後の著作である「続・理解しながら作るヘッドフォン・アンプ」の作例であるFET非採用のアンプも作って、FET版と比較しようというプランもあります。

三毛にゃんジェロさん

すでにsawanoriichiさんがお答えしている通りです。 sawanoriichiさん、ありがとうございます。

TTC004B/TTA004Bはいわゆるパワートランジスタではなく、ドライバトランジスタに属するものという認識ですが、HPA-12などの出力段にはぴったりです。

2SC3421/2SA1358は安物のドライバトランジスタで、ローコストアンプによく採用されたものですが、2SC4883/2SA1859(サンケン)に交換しただけで劇的に音が良くなるというのを経験しました。
そんな安物トランジスタをうまく使いこなしていたのがぺるけさんです。

新世代のTTC004B/TTA004Bは、旧来の2SC3421/2SA1358よりも濁りがなくキレイな音がでます。サンケンのような図太くパンチのある音にはなりません。

hFEの計測電流の件ですが、終段のように大きな電流で使うケースのみ、実使用状態に近いところで計測した方が良いという話で、C1815やC2240のような小信号トランジスタは、テスターの計測機能で問題ありません。


sawanoriichi さん

トランジスタ選別に命を懸けているくらいの勢いですね(笑) 趣味としては極限のペアを使ってアンプを組むというのは得られる満足感は高いと思います。

一方、量産する回路設計者という立場からは、選別しないと特性を満たせないというのはイケてない設計=設計者として未熟 という認識になります。
何年か前のトランジスタ技術の4月号(ほぼ毎年、フレッシュマン特集)で、トランジスタは選別すべし! と書いてあったのには違和感をおぼえました。 

とか言いつつ、HPA-1000では終段を無帰還にしているので、選別した方が良いという完全に趣味のアンプ=量産設計としては未熟 なものになっています(笑)

蛇足ですが、このページのSMR-01は選別していません。選別してもおそらく特性は変わらないハズです。

便乗で…(^^;
2SC4883/2SA1859は廃版になっててC4883は店にはほとんど無いようですが。
で、その後継というか代替というか、2SC4381/2SA1667がありますが、これはいかがなものでしょうね。
サンケンも次々廃版にしてしまうので、回路発表後数年たつと入手できなくなるのが困ったところです。

ところでVFA-01のときは選別しないで作りましたが、音はわからない(笑)のでともかく、オフセット調整は問題なくできました。

たかじんさん

HPA-12製作の折には、2SC3421/2SA1358に替えてTTC004B/TTA004BかTTC015B/TTA008Bを採用することにします。
また、2SC1815/2SA1015の部分も2SC2240/2SA970で置き換えてみようかとも。

みなさま

> 2SC3421/2SA1358は安物のドライバトランジスタで、ローコストアンプによく採用されたものですが、2SC4883/2SA1859(サンケン)に交換しただけで劇的に音が良くなるというのを経験しました。
手元に、両方とも数十個単位でストックがあります。
HPA-12 を利用したミニアンプでは、2SC4793/2SA1837 を使っています。
いずれ、HPA-1000 を作る予定なので、この書き込みに大変注目しています。

いずれまた、よろしくご指導ください

たかじんさん

>トランジスタ選別に命を懸けているくらいの勢いですね(笑)

私自身はその手の趣味ボルテージが低いつもりなのですが・・・。
木村哲さんの解説を読んでいると実験したい気分になっちゃうんです。
電気工学をきちんと勉強したことがないので電気科系学生さんなら持っている感覚的なデータベースが頭の中になくて、想像が全く働かないという弱点が貪欲にさせます。
とは言え、懐は寂しいので高価な測定器は手が出せないため自分で製作している感じです。
hFEテスターもFET&CRDテスターも部品代だけならたかが知れています。0.1%の抵抗も数百円で買えるので目玉は飛び出ないですし。
ただ、測定器自作のためにはテスターの正確さが必要になってきて、なのでどうやって校正すればいいか?という無限ループに入りかけて沼ってます。


廃版部品について。
先日、川崎のサトー電気さんの店舗に行ってきました。川崎駅から歩いて10分程度でした。
店内は私が中学・高校生のころのラジオデパートにタイムスリップしたかと錯覚しそうな味わいのある佇まいで、少し店主さんとお話をしました。廃番部品の在庫には、ポルシェ買う勢いで投資購入したとおっしゃっていました。
節度を守って部品漁りをするのには嬉しいお店だと思います。買占めはマナー違反になりますね。

たかじんさんのおっしゃる以下の部分、結構気になります。
>TTC004B/TTA004Bはいわゆるパワートランジスタではなく、ドライバトランジスタに属するものという認識ですが、HPA-12などの出力段にはぴったりです。
>2SC3421/2SA1358は安物のドライバトランジスタで、ローコストアンプによく採用されたものですが、2SC4883/2SA1859(サンケン)に交換しただけで劇的に音が良くなるというのを経験しました。

HPA-12に不満は無いのですが、こんなお言葉は終段を置き換えてみたら?という誘惑をしているような気にさせられます。
2SC3421/2SA1358のストックに目をつぶっても1000円レベルの損切りだからサンクコストとしては許容範囲でしょうね。問題はわたしの耳ですね。そもそも違いが判らないかも???
ぺるけさんのヘッドフォンアンプも終段はTTA008B/TTC015Bになっているようなので、未練がましくしない方が良いのかもしれません。

あ、名前書き忘れました。

天 婦羅夫さん

2SC4883/2SA1859はメリハリがついて音が前面に飛び出してくる面白いトランジスタでした。 同様にサンケンのLAPTも手に入りにくくなってきました。
2SC4381/2SA1667は使ったことがないので何とも言えません。 LAPTではないサンケンのパワトラは、音抜けがあまり良くなくて微妙だったりするので、同じサンケンだから同じ音、似た傾向とは言えないんですよね。

VFA-01も多量NFBアンプですので、基本的には選別は不要です。 初段に2SK2145を使った場合は、そこでペアが担保されています。

三毛にゃんジェロさん

C1815/A1015も悪くはないのですが、C2240/A970にするとちょっと高級感(?)のある音になります。ふわっとした優しさがあるんですよね。


n'Guinさん かな?

2SC4793/2SA1837は、そこそこ評判なので良いトランジスタなのでしょうね。 同じ東芝のTO220で2SC5171/2SA1930は、文句の付け所がないドライバトランジスタです。 このあたり全て廃品にしてしまったのは惜しいですね。


sawanoriichi さん

どこまでhFEを揃えるか、って部分はキリがないですね。 ご存知と思いますが、電流値、温度によってもhFEパラメータは動きますし、ぺるけさんもどこかでおっしゃっていましたが、JFETはidssだけでなく、Vgsも揃えるべきだ。 なんて具合に。ほんとキリがありません。影響力が大きな方だけに、回路技術による改善ではなくデバイスのバラツキを問題視するような意見を言って、読者に選別するといかに素晴らしい効能があるかを説き、あるいみ強制するような方針にはちょっと賛同しにくい面がありますね。

話は逸れますが、マスプロダクツの世界には必ずバラツキが存在します。 楽器にしても、筆にしても。車のエンジンですら、です。 分からない人もいるかもしれませんが、ある程度の鍛錬を積んだ人であれば判別できるようになってきます。 しかし、そういう専門家(評論家)が、シビック Type Rを買うなら、クランクシャフト・コンロッドのバランスが整ったエンジンの車を10台の中から選別して最も良いもの購入すべし! とは説いてはいけないと思うのです。
コンクールでミスるのも本人の技量の問題で、ステージ上のピアノの製造バラツキによるものではありません。 木管楽器のリードの不出来なヤツは、、、捨てるしかありません(笑)

測定系の正確さを求める場合は、測定器メーカーに校正を依頼すると良いです。 先日、会社のプローブを校正してもらいましたが、10万円もかかりました。 その金額だしたらプローブの新品が買えるのでは? という疑問も出てきます。 でも新品が完全に校正されている補償がないということで、仕方なく。。。

趣味ですので、どこまで突き詰めるかは「本人が納得するまで」という事になると思います。あまりに神経質になってしまうと、楽しみが苦痛になってしまうので、ほどほどに。 が良いんじゃないでしょうか。

sawanoriichi さん

劇的に。。 というのは言い過ぎでした。 パワーアンプのドライバとして使った時、音の傾向ががらりと変わるのです。

ただ、HPA-12の終段に2SC4883/2SA1859は、ちょっと合いません。 メリハリがつくというより、やかましくなってしまいます。

たかじんさん

おっしゃる通り、部品や製品の公差というものは許容すべきものだと思いますし、また公差を認めることで大量生産が可能になって安価に供給される訳ですから。
趣味の世界だからそれを突き詰めるのも良いかもしれませんが、精神衛生上、または経済的負担を考えたら、その人の考える程々のレベルで良いんじゃないかという立場です。

楽器は難しいですよね〜。特に、生物であるが故のバラ付きはどうしても避けられない木材を主材料とする楽器は。

三毛にゃんジェロ さん

設計に対する考え方の違いが明らかになる事例かもしれませんね。量産設計をしたことがあるかないか。機構部品のハメあいなんかもバラつきへの考慮が必須ですよね。なんとなく一品ものを作るアーティスト的な思考ともとれます。

先日、ポタ研にいってきたのですが、とあるメーカーさんのヘッドホンアンプが良い音がしていたので、店主にお話を伺ったら、数千個のトランジスタから特性の揃ったものを選別して13台分しか取れなかった。。と豪語していました。
三端子レギュレータも0.001V誤差になるよう選別しているんだとか。とも。

選別して使えなかった部品の金額をも乗せたと思われる220万円の価格設定は、正しいのかどうか良くわからない。

たかじんさん

選別に選別を重ねて220万円ですか!! 🙀
選別基準を緩くした製品と究極の選別を重ねた製品のブラインドテストをして違いが分からないのであれば、選別基準を緩くして安く販売する方が幸せになる人が増えていいと、個人的に思うのですがね。
出て来る音とは別に、単に金を掛けて選別しましたという手間賃と部品代だけの価値しかないように思えます。

極端な選別をしなくてもいい音を聴かせる回路を提供してくれる、たかじんさんやぺるけ氏の姿勢には好感が持てますし、評価しています。👍

三毛にゃんジェロさんのご意見に強く賛同します。
選別外のTRの行方が気になりますね。こんな部品の無駄使いはやめてほしい。
標準品の他に超々特別受注品としての価格ならま~なんとかアリかな。
その違いに価値を認める方向けでしょう。

三毛にゃんジェロさん

まあ、試聴機もFOCALのユートピアやfinalのd8000など高級なものを使っていたので、良い音がアンプによるものなのかヘッドホン自体が良いのか判別できませんでした。高級ブランドイメージ戦略なのかなって思います。
色々な考え方があるのだなって勉強にはなりました。


onajinnさん

>選別外のTRの行方が気になりますね。
私もです(笑) もったいない。90年代に生産中止になった音の良いトランジスタって言ってました。

たかじんさん、みなさま

> n'Guinさん かな?
その通りです。 座布団1枚(笑)


> 同じ東芝のTO220で2SC5171/2SA1930は、文句の付け所がないドライバトランジスタです。
旧 soulnote の鈴木 哲さんがよく使っていたトランジスタです。 私は旧 soulnote おたくなので、2SC5171/2SA1930 もストックしています。
HPA-1000 をつくるときに、使えないかなぁと思っていたりします。
HPA-12 のミニアンプのときには、使いこなせませんでしたが、いまなら、しっかりしたオシロや発振器もあるので、使えるかも知れません。

今では、たくさん買えなくなってしまった、2SC2240/2SA970 も在庫があります。 HPA-1000 の場合、初段がトランジスタなので、FET(2SK170)にしても、ゲインがあがって動作が不安定にならないと思っていますが、本当のところはどうなのでしょうか。

本業関係のさまざまな(大切な)雑用が多く、最近、全くはんだごてをにぎれていないので、作れるのはまだまだ先ですが、また、いろいろ教えてください。 よろしくお願いします。

n'Guin さん

よかった、当たっていたようで。 

HPA-1000は2SK170に交換しても大丈夫だと思います。
soulnote さんも、2SC5171/2SA1930を使っていましたね。 TTC004B/TTA004Bとピンアサインが異なるため、注意しないといけません。 ちょうど裏返しになるのですが、そうするとTO-220をヒートシンク(シャシー)へ固定しにくくなります。

たかじんさん
本機では、入力インピーダンスの関係から可変抵抗によるボリュームは付けず、プリアンプを介して接続するのが望ましいとされていますが、BlueSnow DACを直接接続するのはいかがでしょうか。

天 婦羅夫さん

つい先日、私も試したんですよ。鋭いご指摘です。 結果はダメでした。

というのも、アンプのゲインが27dB程度あるために、DAC側は50dBほど絞った状態で使わざるを得ないからです。 32bitDACといえども、-20dBくらいまでが音質劣化を感じずに使える範囲と思います。

さすがにデジタルで50dB~40dB絞ると、精細に欠け面白みがない音になってしまいます。 アナログのATTである電子ボリュームは活き活きしています。

ちなみに、アルプスRK27でも試しました。 こちらも微妙です。音が平たんになって躍動感が全然でないツマラナイ音になってしまいます。
100kΩ~300kΩくらいの高抵抗で受けてあげるとRK27も悪くないんですけどね。 ネットでみるRK27が酷い音って言っている人は、入力インピーダンスが低い状態で使っているのかもしれません。 

たかじんさん
ダメでしたか。

するとベストな解は、電子ボリューム72323でOPAMP省略しない設定ということですね。
次点で抵抗追加のRK27かな。 こっちの方が簡単ですが。

たかじんさん、みなさま

このコメント欄で話題になったと思われる220万円のヘッドホンアンプがAV Watchに掲載されていました。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1429826.html

これを見て、GOLDMUNDの超高価なSACDプレーヤーの中身がパイオニアの廉価DVDプレーヤーと同じという記事を思い出しました。
http://iberia.music.coocan.jp/column_audio_goldmund.htm

選別すると音が変わるのはわかりますが、しないものとの値段差、音質差に価値を見いだすかどうかは、購入者次第といったところかと思いました。

私は安定動作上、必要なら選別しています。ぺるけさんの選別機をバラックですが使ってます。

「ブランド」って言うのは、
仮想体の価値として表現される貨幣価値で現実化するもの
なので、
1万円のパイオニアにブランド変えて140万円にしても
現金として交換する意志を持つ人が居れば成立するのだと感じます。
「千両蜜柑」なんて落語もありますし。

僕はそういう価値を感じないので、貨幣と交換しようとは思わないです。

自分の労力を投入する事に糸目は付けませんけど。

天 婦羅夫 さん

SMR-01の入力インピーダンスは5kΩ程度と低いため、RK27では今一つさえません。ですが、PGA2311でも出力バッファが内蔵されているため随分と良くなります。


n'Guinさん

よくわかりましたね。 まさにそのモデルで、音は良かったですよ。 試聴用ヘッドホンもめちゃめちゃ良いのを使っていましたし。
GOLDMUNDのプレーヤーは一時期、話題になりましたね。 さすがに購入した人はがっかりしたんじゃないでしょうか。


sawanoriichi さん

おっしゃる通り、ブランディングは戦略ですね。 メーカー(ブランド)の信用の賜物と思います。 ライカのデジカメのように。中身がパナソニック製であってもちゃんとライカらしく仕上がっているという部分で期待を裏切らない。(と思われる)

派手に価格を釣り上げていないけど、Appleもブランディングに成功している良い例じゃないでしょうか。

たかじんさん、みなさん

〉ライカのデジカメのように。
納得です。 写真撮影の趣味もあるので、よくわかりました。

〉BlueSnow DACを直接接続するのはいかがでしょうか
〉32bitDACといえども、-20dBくらいまでが音質劣化を感じずに使える範囲と思います。
逆にいうと、-20dB まで使えるなら、ロータリースイッチで簡易アッテネーターを追加して使うのはいかがでしょうか?

完全バランス回路のトランスリニア式ポストフィルタ出力段なので、そのままヘッドホンアンプにすることをたくらんでいます(^^)

n'Guinさん

ロータリースイッチ+20dBデジタルATTの組み合わせは、良さそうですね。

ヘッドホンを駆動するのでしたら、ロータリースイッチによる固定抵抗減衰器が邪魔になってしまうかもしれません。

ちなみに、インピーダンスが250~600Ωと高く、感度が低めなヘッドホンならそのまま-20dBの領域で使用可能と思います。 うちではbeyerdynamic DT 990 PROが-30dBから-20dBくらいでちょうど良い音量。録音レベルが小さいクラシックなら-10~-15dBくらいです。

たかじんさん

レスをありがとうございます。 

> うちではbeyerdynamic DT 990 PROが-30dBから-20dBくらいでちょうど良い音量。

情報ありがとうございます。 たかじんさんがお持ちのヘッドホンは、いろいろあるのですね。
私の記憶をたどってみると、Hifiman Arya, Fostex T50RPmk3g 改 と TH500RP、DENON AH-D2000 と AH-D7000、SONY MDR-M1ST と MDR-XB40EX、 MDR-CD3000、 SENNHEISER HD-598、そして、今回の、beyerdynamic DT-990 pro 改。

使い分けというか、購入の条件というか・・・ 機会があったら、教えて頂けるとありがたいです。

なぜなら、仙台に、eイヤホンの支店ができて、昨日、イヤホンを購入し、ついでに、10万超のヘッドホンを初めて試聴してきたからです。
SENNHEISER の HD 820 が欲しくなりました。 HDV820 での試聴だったのですが、Hifiman の Edition XS の試聴からすると、Blue Snow DAC と HPA-1000 なら、はるかにいいだろうと思いました。

そうそう、Arya も試聴しました。 Edition XS より上品にうまくまとまっているように感じました。 値段は正直だなぁと。

追伸: Blue Snow DAC でのヘッドホン駆動を書き込んでいたのは、ひょんなことから、もう1枚基板を入手してしまったからです。 単身赴任先で USB-DAC兼用ヘッドホンアンプで使うことをもくろんでいました。 そんな使い方はもったいないと、昨日の試聴で理解しました。

n'Guinさん

あはは。私のヘッドホンコレクションがバレてますね(笑)

使い分けは特にありません。 気分というか、何というか。。。 ただ、高級機は普段使いするにはちょっと勇気がいるので、D2000、T50RPmk3g、MDR-M1ST、DT-990 proあたりが多いです。 雑に使っても気を使わなくて済むという感じです。

HD820は聴いたことありませんが、HD800系のデザインが派手すぎて、ちょっと買いにくいかなって思ってます。 完全に個人の感覚ですね(笑)

まあ、あまりお金をかけてヘッドホンを買いあさっても仕方ないと思うので、ときどき試聴して気に入ったものが出てきたら、メモっておくくらいで良いんじゃないかと思います。

買わない前提ですが、もし試聴する機会があるのでしたら、以下の物を聴いてみると面白いかもしれません。

FOCAL STELLIA、CLEAR
オーディオテクニカ ATH-ADX5000
SONY MDR-Z1R
STAX SR-L700、L500 など四角いモデル
ゼンハイザー hd800系

全部ではなくても、各社の音つくりの違いが明確にみえてきて面白いですよ。 フォーカルのやわらかく優しい響きと、STAXの優しさは、また別物という感じで。
そして対局にあるのがADX5000、HD800と思います。 密閉ではMDR-Z1Rがとんでもない音を聴かせてくれます。

Blue Snow DACは先日、ヤフオクに出てましたね。。。

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