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2021年4月 4日 (日)

旭化成の延岡工場の復旧断念・・・

Asahi

というニュースに驚いた方も多くいると思います。

 

工場の写真を見ると、一番上の階(5階?)に窓が沢山あるので、おそらく事務所フロアだと思うのですが、その天井が火災により崩落しているのが見てとれます。

つまり、階下のクリーンルームの火災により、事務所フロアも燃えて天井も崩落。

これは推測ですが3日間燃え続けて、事務所の床も焼け落ちているんじゃないでしょうか。

 

たいてい工場のクリーンルームには窓がなく、2階ぶち抜きくらいの高さがあり、床がグレーチングになっていて床下に配線や配管など何かしらの機器・機材が置かれています。床下が狭いときは階上に配電盤などの装置を動かすための機器を置くときもあります。

つまり事務所など通常の2~3フロア分の高さでクリーンルーム1階分になります。

Ak4490_00 

  < ネットで拾った半導体工場の写真 >

延岡工場はクリーンルームが2フロア、事務所1フロアという感じでしょうか。

3日間燃え続けたということで、建屋自体の損傷も酷かったのかもしれません。

 

窓がないため建屋の外から消火活動をしても効果が少ないという部分で、アスクルの倉庫が10日間以上燃え続けたのと似たようなことが起きます。

スプリンクラーで消火できるのかどうかも不明です。使っている材料により水をかけられない場合があるかもしれません。空気に触れただけで激しく燃える材料。水と反応して発熱・水素を出す材料などなど。

半導体工場が火災になりやすいというのはある意味宿命ですが、何重に対策していても完全に防ぐのは難しいのかもしれないですね。

旭化成の火災のあと、ルネサスの那珂工場の火災、台湾のTSMCの第12工場の火災と続いています。

 

 

 

それにしても「工場の復旧を断念」というニュースは驚きました。

 

旭化成が半導体事業の継続を断念した? 一瞬、そう見えてしまったのですが、建屋の復旧を断念して、建て直すか、別の場所に新たに建設するということらしいです。

現役の生産工場なので、それなりに保険に入っていて中途半端に復活させようとするよりも全焼扱いにした方が保険で賄える範囲が増えるということなのかもしれませんね。

普通の家の火災保険で、柱1本でも残っていると全焼扱いにならず保険全額が下りないという噂も。。。 まあ、友人同士の冗談まじりの話なので真相は分かりません(笑)

 

 

 

さて、

Ak4490_00 

価格が上昇しているなか大量購入してみた旭化成のDAC AK4490EQなので大切に使っていきたいと思います。

 

Ak4490_01

ちなみに、基板サイズは一般的なB5ノート(6号)と比べると分かりやすいです。

 

アナログ回路の定数を変更して、以前の音とはまた違った趣になってきました。トランスリニアといえどもアイドリング電流を増やす方が、躍動感が増して音楽がより楽しく聴けます。

終段のアイドル調整ができないオペアンプよりも自在に調整できるところがディスクリートの良いところだと思います。(OPAMP交換も面白いですけどね。)

 

というわけで、もう少しで第一弾のファームウェアFIXをしようかと思っています。

時折、フリーズする現象がでていて悩んでいますけど。。。

 

ではでは、お楽しみに。

 

 

 

 

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コメント

やっぱり再建は無理でしたか。
これから新築となると時間も相当かかりそうです。

予想していた結論ですね。
半導体用クリーンルームとデータセンターは建屋の中に建屋を組み形で
空調設備も普通の生産建屋とは構造が違い複雑なので、
火災になった時点で絶望的、と聞いています。
復旧の3年、ラインのレシピ安定に1年以上かかるでしょうから
生産ラインが軌道に乗るのは4年以上先になる懸念もありますね。
車載オーディオがどのくらいの需要を作るかカギになりそうですが
ルネサスの工場火災で自動車も生産調整に追い込まれているので
厳しい状況下と思われます。

それにしても、最近の半導体工場の相次ぐ火災や
アメリカでの特定株相対取引による巨大損失など、
なんとなくバブル崩壊の前兆が感じられて嫌~な感じがします。

天 婦羅夫さん

うーーん。3日間燃え続けたというのが決定的になったんでしょうかね。
鉄筋コンクリートと言えども鉄骨が曲がってしまえば、修復がかなり大変そうです。


sawanoriichi さん

予想されていたとはさすがです。
おっしゃる通り、事務所や倉庫に使うような建屋とは構造的に違う部分があります。
クリーンな空気を循環させる構造とか陽圧にするところとか、どういう作りになっているんでしょうかね。
半導体不足は、車だけでなく、PC(グラボ)の価格が上昇したり、ディスプレイの価格が上昇したりと、色々と影響が出てきています。

旭化成が生産していたというTCXOのコントローラIC、ホールIC、無線用ICなどは、ある意味ニッチ商品ですが、車載オーディオ用ICは、他メーカーICで代替可能、かつ安い(利益が少ない)ので、重要度は低いような気もします。

車載向け半導体は、かなり価格を叩かれるため、大手半導体メーカーもあまりやる気が起きないって話もでてますね。なかなか難しい問題です。

たかじんさん、ま。です。
最近、日本でも半導体生産工場を持つべき、とか聞きますが、採算が合わなければ最後は海外資本に身売りしたり税金投入になり兼ねません。気持ちは分かりますがハードルは高いですね。
あと、データーセンターも国内に、とかも現実問題難しいですよね。AWS使わないとか、回り回って物価上昇のタネでしょうね。グローバル化した社会の歪みですね。。。

30年位前に、電子立国日本の自叙伝というNHKスペシャル番組で、九州に建設中だった三菱電機(?)の半導体工場を取材した回を思い出しました。 空調もなかなか凝ったものだったようでした。 これで半導体工場がいかに複雑な構造で、建設に時間のかかるものだと…

ま。さん

設備にお金のかかる製造業を日本国内で行うべきかどうか、非常に難しくなりましたね。

単に人経費だけで評価すると、ここ25年、日本はまったく上昇していないため、他の先進国と比べると安いという話もあるようです。
でも、グローバル化の波にのまれまくっていますね。成功している会社より失敗している会社の方が目立つだけなのかもしれませんが、家電・AV機器、半導体の製造業は、非常に厳しい時代になったと思います。


天 婦羅夫さん

クリーン度もそうですが室温も年間を通して一定で、天井から床下へと空気が流れて埃を散らかさないダウンフロー。さらには特殊ガスの検知、排気フローセンサーなどなど、非常に凝った構造ですよね。

半導体用ではないですが配電盤工事でクリールームの天井裏に入ったことがあります。そこの工場はバレーボールが出来るくらい高さの余裕がありました。 空調の配管がどうなっていたかは覚えていません。。。薄暗くて・・・

ま。です。
今朝はTSMCの台湾の水不足のニュースがありました。
逆風ばかりで本当に心配です。

ま。さん

台湾の水不足は1か月くらい前からニュースになっていましたね。
なにやら液晶ディスプレイも使用している半導体不足から価格が上昇しているというニュースも出てました。
PC用のグラボも価格上昇を続けていますので、そういう電子デバイス系の買い物をするには時期が悪いですね。

少し前の記事にリプライをつけて申し訳ございません。

ちょっと違う切り口でお話を・・・

まず、建物躯体の構造では、建物自体はS造(重量鉄骨造)と言う構造で、この構造では重量鉄骨による骨組みを作り、そこへ必要な壁等を作る構造となります。
このS造は超高層ビルも今回の様な工場建物でも作れる優れたものですが、1つ大きな欠点があります。それは火災に実は弱いという事です。
鉄骨なのになぜか?

S造の鉄骨は鋼鉄で、非常に強固なのですが、数百度の熱に晒された場合、急激に強度を失ってゆき、更に膨張・収縮等によって大きく歪が生じてゆきます。
この結果、建物内部で広範囲の火災等で構造体が過熱した場合、強度や精度が大きく劣り場合により倒壊します。
※※
古い話で、同じS造のビルが大きく崩壊するのを皆さん見ている事があります。それは、911の同時多発テロです。
崩壊したワールドトレーディングセンターはS造で、航空機が突入した部位で火災が発生。高温に鉄骨が晒され強度が低下し一気に倒壊しています
※※
不燃ではありますが過熱による強度低下は凄まじく、火災に実は弱いのです(木造の場合、表面が燃えても内部は十分強度がある場合があり、最後まで倒壊しない事があります。鉄骨の場合、一定の火災で加熱すると一気に倒壊します。

半導体工場として内部設備等は更新できたとしても、躯体自体の強度や精度信頼性が低下しいるのは自明で補強工事や修正工事はできたとしても膨大な費用と時間を費やす事となり、そこまでするのであれば建物じはいったん取り壊しの上更新する方が効率的と言う判断も成立します。
 この後は各社の経営判断でどうするか?と言う所でしょうか

なるほど。 火災で鉄骨が強度を保てなくなってしまうのですね。

屋上の屋根が抜け落ちている写真があるのですが、おそらく事務所フロアを燃やしつくして崩壊までいっているので、ダメージは大きかったと思われます。3~4日間燃え続けていますからね。

同じ場所で建て替えるか、事業所ごと引っ越しするかというのが経営者判断ですかね。

来年度中に再開を目指すということらしいので、あと1年半です。

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