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2020年12月 7日 (月)

旭化成の半導体工場火災の影響

2020/10/20の旭化成半導体工場火災のニュースは、多くの人がご存じだと思います。

「旭化成の半導体工場火災、スマホ供給網に影響
 水晶デバイス向け制御ICやホールICを生産」
https://limo.media/articles/-/20039?page=2

Asahikasei00

屋根の崩落がやばそう。。

私も当初のニュースを見て3日間も鎮火できなかったという話と、TCXO制御ICなどが主軸の工場ということで少し心配していました。

 

旭化成からの報告は、ここのインフォメーションにて発表されていますが、
https://www.akm.com/jp/ja/about-us/news/information/
どの製品に影響が出るのか、一切触れられていません。

 

 

 

オーディオメーカー各社からの発表

その後、ヤマハやJVC、LINN、ZOOM、オンキヨーなどから続々と発表が出てきて、事の重大さに気が付きました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66747490X21C20A1TJC000

https://www.hamlife.jp/2020/11/29/access-ranking20201122-20201128/

https://www.phileweb.com/news/audio/202011/19/22087.html

https://data.swcms.net/file/zoom/ja/news/auto_20201030413358/pdfFile.pdf

https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1295782.html

 

藤本健さんのDTMステーションでも各社のオーディオインターフェースに旭化成のDAC,ADCが使われていることが書かれています。
https://www.dtmstation.com/archives/32685.html

DENONからは発表がないようですが、AVアンプに旭化成のDACが使われていたりするのでヤマハ同様に大変なことになっていると思われます。
https://www.phileweb.com/review/article/202008/27/3934_2.html

 

 

 

注目されてきた超ハイスペックDAC-IC

ここ数年は、ESSを追い越すスペックで海外のハイエンドオーディオメーカーからも一目置かれる旭化成のDAC-IC。たとえ音が良くてもスペックが良くないと見向きもされないというジレンマを克服したとも言えます。

現時点で世界最高のTHD+N 0.00009%(XLR)をたたき出しているのはTOPPING D90というDACでAK4499を使用しています。

 

そして、

デジアナ完全分離の2チップDAC「AK4498+AK4191」。聴感上のSN感アップ
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1238831.html

というと、Philips DAC7を彷彿させますね。

 

DAC7は TDA1547とSAA7350 の組み合わせの名称で、90年代前半に多くのメーカーのCDプレイヤーに搭載されました。

デジフィルから出力された8fs20bitPCMデータをSAA7350がビットストリームという192fs(192kHzではない!)データに変換し、SAA7350内部にあるスイッチトキャパシタ式アナログ変換を使わずにそのビットストリームデータをTDA1547に受け渡してアナログ変換するという2チップ・デジアナ分離構成のDACでした。

PhilipsのDAC7は、松下のMASHと共に世の中のDACをマルチビットから1bitへと変えてしまうゲームチェンジャーだったことは間違いありません。

あれから25年経ったいま、旭化成が同様のデジアナ分離2チップ構成を採用してきたのは驚きですね。

 

 

I2Sマスターモードがない仕様

旭化成のDACは、データシートが公開されているものを見る限り、I2S入力をマスターモードに切り替えることが出来ません。そしてESSのような非同期SRCも搭載していないのでMCLKを出せないラズパイとは相性がよろしくありません。

実は、NrothFoxDigiでLVDS化したI2S信号をラズパイから取り出すシステムならMCLKを含むI2SをDACに入力できるので、旭化成のDACにはぴったりの仕様です。

Asahikasei01
  < 9月末の時点ではまだ売っていたAK4490 >

なーんてことも考えながらDAC-ICを買っていました。SB32+PRO DoPに搭載したESSのDAC-ICの1/7程度と安価ですが、スペックは同等なので期待に胸が膨らみます。

 

 

 

DAC-ICの生産再開は1年間は絶望的か?

負傷者が出なかったことは不幸中の幸いですね。早期復旧されることを心からお待ちしております。

復旧の順番としては、主軸と書かれていたTCXO制御ICやスマホ、自動車関連LSIが先になるでしょうね。。。

 

一番上の写真を見てわかる通り、屋上からの天井が崩落していますので、半導体製造に必要なクリーンルームの建屋を直すだけでも数ヶ月から半年はかかると思われます。その後、半導体の製造装置の復旧(買いなおし?)と、装置・プロセスの立ち上げなどなど。。。詳しくは知りませんが、装置が納品されたらすぐに生産できる訳ではないはずです。

プロセス、レシピが半導体の特性を大きく左右するので、品質や歩留まりが上がるまでしばらくかかるというのは良く耳にします。また、古い装置だったから可能だった半導体プロセスもあるらしいです。

 

以下は、半導体の製造プロセスの説明が書かれているサイトです。興味のある方は見てみてください。

https://www.tel.co.jp/museum/exhibition/process/process1.html

 

 

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コメント

こちらでは、磁気回転角センサーICで影響を受けました。
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-b38ac4.html

居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) さん

センサー系もなのですね。 JVCケンウッドでは無線関係のICで全製品に影響を受けるという記事をみました。

汎用ICではなく専用ICだと、簡単には他メーカーのICに置き換えできないという部分があってかなり厳しい状況が続きそうです。

旭化成からの続報が全然出てこないというのも気になりますね。

一番上の窓のある階が事務所だったとすると、製品製造に必要なデータ(PCやサーバー)も焼失した可能性があり、心配です。

たかじんさん、お久しぶりです。ま、です。
この件、私も回り回って、大きく影響を受けてます(爆)
赤道?に近い怪しい国ならともかく、日本を代表するちゃんとしたハイテクメーカーの工場で出火、数日間も鎮火出来ない燃え方、11月になって聞いて耳を疑いました。
やはり、色んな意味で危機管理が甘いですよね。。。

ま。さん

お久しぶりです。 私も回りまわって影響をうけました。。。

SPXO水晶でも精度が高いものが軒並み購入できなくなっています。

想像ですが、車載向けなどでTCXOを使っていたところが購入できなくなって、高精度SPXOの競争が激化。 少量ユーザーには割当れられない。 という感じかと思われます。


まあ、半導体製造工場の火災は、ときどきあるようですね。
詳しくは「知らん」けど、半導体製造に使う「シラン」というガスがとても燃えやすいらしいです。

大きな建屋で、数日間鎮火できないのはアクスルの倉庫火災の時も思いましたが、結構大変なのかもしれません。
そろそろ消防法(?)で、窓がない大きな建屋ではスプリンクラーの強化が必要になってくるんじゃないでしょうか。

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