Volumio2.806用のSabreberry32ドライバをリリース。ただしPi4のみ
なぜか、Pi3/Pi2では、早送り再生になってしまい、うまく行きません。
同じソースコードでPi4の方は大丈夫でしたので、今回はPi4専用になります。
以下は導入方法です。
===========================
これをSDカードに転送してから起動します。
初期設定画面を早々に切り上げてしまいます。
さて、初期設定が終わったら以下へアクセスして、
ここで「sshをイネーブル」すると、ssh接続できるようになります。
ssh接続のソフトは、私はTeratermを使っています。
Host:volumio.local
User:volumio
Pass:volumio
です。
Win10/macOSXはDOS窓/ターミナルから行けます。
Pi1/Pi zero用
いつも通り提供できておりません。近年のVolumio2は重たいのでシングルコアのラズパイには適しません。
Pi3/Pi2用
今回は提供できておりません。
Pi4用
ログイン後、下記の4行のコマンドを打てば完了です。
wget https://nw-electric.way-nifty.com/blog/files/sb32_kernel4.19.118v7l2bv2806.tar
tar -xf sb32_kernel4.19.118v7l2bv2806.tar
cd SB32_kernel4.19.118-v7l+v2806
sudo ./sabre32_install.sh
(password: volumio <- sudoのパスワードを聞かれた時の回答 )
これで、インストール完了です。 sshを切断してOKです。
I2S-DACを選択
インストールが終わったら、DAC一覧にSabreberry32が登録されていますので、選択していきます。
「設定」->「プレイバックオプション」->「オーディオデバイス」からSabreBerry32DACを選択してください。MasterモードとSlaveモードが選択できます。Sabreberry32基板上の低位相ノイズ・クリスタルを使用するときはMasterを選択します。
「保存」を押すと、再起動して下さいとの表示がでるので再起動します。
ミキサー タイプを Hardwareにしておくと、DAC内部の高精度デジタルボリュームが使えるようになります。
項目が表示されて、ちゃんと設定できるようになりました。
※ Pi2/Pi3でうまく再生できない件は、ちょっと調査が必要そうです。 dmesg | grep sabre でちゃんとドライバが取り込めているのですが。。。
44.1k系と48k系でピッチが違うからクロックが選択できていない様子でもあります。デバイダとクロック選択のGPIOが叩けていないような挙動です。
Kernelのバージョンは以下のようになっていました。(Pi4)
volumio@volumio:~$ uname -a
Linux volumio 4.19.118-v7l+ #1311 SMP Mon Apr 27 14:26:42 BST 2020 armv7l GNU/Linux
volumio@volumio:~$ cat /proc/version
Linux version 4.19.118-v7l+ (dom@buildbot) (gcc version 4.9.3 (crosstool-NG crosstool-ng-1.22.0-88-g8460611)) #1311 SMP Mon Apr 27 14:26:42 BST 2020
にほんブログ村
ブログランキングに参加中です。 めざせ1位!
もしよろしければ「ぽちっと」お願いします。
« DIY アルミケース加工 ドリルについて | トップページ | 黒田式ゼロ・ディストーション・アンプのデモ機展示 »
「Sabreberry32」カテゴリの記事
- 秋の夜長にはRaspberryPi5 64bit版 Sabreberry32 ドライバコンパイル(2024.10.10)
- Moode Audio R8.3.3用のSabreberry32ドライバ(2023.07.30)
- Moode Audio R8.0.1用のSabreberry32ドライバリリース(2022.03.31)
- Volumio3.179用のSabreberry32ドライバをリリース(2021.12.30)
- Moode Audio R7.3.0用のSabreberry32ドライバリリース(2021.08.17)
コメント
« DIY アルミケース加工 ドリルについて | トップページ | 黒田式ゼロ・ディストーション・アンプのデモ機展示 »
たかじんさん
お世話になります。
さっそくドライバを入れてみましたが、ALSA云々の赤い表示が出て動きませんでした。
当方でインストールしたカーネルのvarsionは以下でした。
volumio@volumio:~$ uname -a
Linux volumio 4.19.118-v7+ #1311 SMP Mon Apr 27 14:21:24 BST 2020 armv7l GNU/Linux
たかじんさんのコンパイルされたversionと違うようです。
当方は-v7 でたかじんさんのものは -v7l のようです。
これが原因でPi3でうまく行かないのでしょうか。
ご参考になれば幸いです。、
投稿: かとう | 2020年8月 2日 (日) 20時56分
かとうさん
すみません。書き方が判りにくかったようで、書き直しました。
今回、Pi2/Pi3用のドライバは提供していません。 Pi4用のドライバはPi2/Pi3ではカーネルが違うため取り込めません。
よろしくお願いします。
投稿: たかじん | 2020年8月 2日 (日) 22時39分
以前よりIrBerryDAC、SabreBerry+、SabreBerry32などを楽しまさせていただいております、KFtaroといいます。ここに書くのは不適切なのかも知れませんが、実はたかじん様へお願いがあります。
最近、symphonic-mpdのホームページで、「Sabreberry32 SYNC mode」というのが話題になっています。
しかし悲しいかな、導入の方法はもちろんのこと、このSYNC modeがどういうものなのか、なぜ良い音質が期待できるのかなど、全く理解ができません。もしよろしければ、たかじん様に(素人でも分かりやすような)解説をしていただけましたら幸いです。
勝手なことをお願いして誠に申し訳ありません。もしなにか問題があるようでしたら、この件はどうぞお忘れください。
投稿: KFtaro | 2020年8月 3日 (月) 14時55分
KFtaro さん
いつもありがとうございます。
Sabreberry32 SYNC modeは、パパリウスさんが実験的にチューニングしているドライバの機能です。
DAC内部のDPLL、ASRCをバイパスしてしまうというものです。合わせてオーバーサンプリングデジタルフィルタもバイパスしてしまうということも可能なようです。
私も、ちょっと試してみようかと思っています。
投稿: たかじん | 2020年8月 3日 (月) 21時42分
たかじん様、さっそくのお返事をありがとうございます。
Sabreberry32 SYNC modeの件、ぜひよろしくお願い致します。
なんだかSabreberry32の性能が再評価されそうで、わくわくします。
投稿: KFtaro | 2020年8月 4日 (火) 19時42分
たかじんさま
Volumio2がversion upしてました。
新しいヴァージョンは2.834となっていました。
前のヴァージョンではRaspberry Pi3Bではうまく動かないということでしたが、今度はどうなんでしょうか。
ちなみに、新ヴァージョンのKernelは以下でした。
前と同じなので、やはりRaspberryPi3BではSaberberry32は動かないんでしょうかね。
期待を込めて、取り急ぎご連絡申し上げます。
volumio@volumio2:~$ uname -a
Linux volumio2 4.19.118-v7+ #1311 SMP Mon Apr 27 14:21:24 BST 2020 armv7l GNU/Linux
volumio@volumio2:~$ cat /proc/version
Linux version 4.19.118-v7+ (dom@buildbot) (gcc version 4.9.3 (crosstool-NG crosstool-ng-1.22.0-88-g8460611)) #1311 SMP Mon Apr 27 14:21:24 BST 2020
volumio@volumio2:~$
投稿: かとう | 2020年9月29日 (火) 10時37分
かとうさん
ご報告、ありがとうございます。
#1311 のカーネルは、Raspbianでもダメでした。Volumioに問題があるわけではなさそうです。
2週間くらい、あれこれ試したのですが、解決に至らず。。。
Raspbian側のカーネルアップデートに期待するしかないですね。 2020-8-20に新しくなっているので、次のVolumioには差し変わると思われます。
投稿: たかじん | 2020年9月29日 (火) 21時06分