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2020年8月16日 (日)

夏休みの工作2020 超絶人気のT50RPmk3g改造

今年は、これまでのようにムック本のスピーカーユニットを手に入れていません。

STEREO誌のムック本は、ハーモナイザーからスタートした一連の真空管キットが継続ヒットしています。価格がお手頃とは言えないので、なかなか入手しにくいです。3万円ほど出すなら、新しいヘッドホンでも手に入れようかと考えてしまうのが私です(笑)

という訳で、今年はヘッドホンを改造してみよう! 企画です。

 

餌食になるのはFOSTEXのT50RP mk3gという現行モデルです。T50RPシリーズは、平面駆動板を使った特徴的なヘッドホンですが、海外をはじめ、ちょっと改造すると上位機種に勝るような音質が得られるという素晴らしいヘッドホンです。(T50RPをリスペクトしているからこその改造です。お間違えの無いようお願いします。)

T50rp_1

音質を向上する方法は色々あり、ネット検索すると沢山でてきますが、私はバッフル板に小さな穴を開けたくらいです。暑苦しい低域の音圧が抜けて耳にやさしく爽やかな音に変化します。

T50rp_2_20200912140701
  < バッフル板に穴を空けると自然な低音になる >

 

 

今回は、3.5mmジャックの変更です。標準では3極のジャックが搭載されていて、ケーブルでGND配線が共通インピーダンスになっています。

これを4極ジャックに交換してみます。

T50rp_2

用意したのは秋月で売っている、この2種。左側の灰色のはマル信のMJ-064H、右側はSB32+PRO DoPに使用している4極ジャックです。ハウジングの状態をみて取り付け易いほうを使います。

 

T50rp_3

< MDR-M1STの純正ケーブル 。根本から L-  R-  R+  L+ >

じつは、MDR-M1ST本体のジャックも4極が採用されていて、簡単にバランスケーブルへ交換することができます。おそらくケーブル自体も4線で、6.3mmの標準プラグ部でGNDが共通になっていると思われます。

このケーブルを使う(M1ST互換にする)のが今回の目標です。

Balance

GNDが共通配線になっていると左右の電流が一緒になってしまうため左右混信状態(セパレーション悪化)になってしまいます。

配線抵抗とボイスコイルのインピーダンスの比率でセパレーションが決まります。インピーダンスの高いヘッドホンの場合は、相対的にケーブルの抵抗値が低く見えるため混信は少なくなります。 また、4線式の場合は共通GND部分が短くなるため混信しにくいですね。

3極のTRSジャック/プラグ部からアンプ内部のGNDまで共通になってしまうのですが、ココをぶっといケーブルにしておくことで抵抗値を下げることもできます。

これは個人的な意見ですが、GNDの共通に起因するチャンネルセパレーションの悪化の場合は、音の粒立ちが悪く、ひとつひとつの音が分離できない団子状態になってしまうと感じています。特にピアノやドラムスのアタック音で違いが現れるような気がしてます。

 

 

さっそくヘッドホンをバラしてみます。写真に撮りませんでしたが、

1.イヤーパッドを取り外して、

2.平面駆動ユニットが搭載されたバッフルも取り外します。ねじ4本で簡単にとれます。

 

T50rp_4

ジャック部が出てきました。汎用の3.5mm3極ジャックが使われています。このジャックの表側のスクリューを外すのが意外と大変でした。

 

 

T50rp_5

ドリルとニッパーで穴の周囲のプラスチックを削って、マル信のMJ-064Hを挿します。ちょうど、固定用のナットもつけられてボンドなしでしっかり固定できました。この写真ではひとつだけピンが曲がっていますが新品はまっすぐです。半田しやすいように曲げました。

 

T50rp_6_20200902000101

配線の半田つけ。間違わないようにしないといけません。事前にテスターであたりを付けておきました。あくまでもMDR-M1ST仕様です。

T50rp_7_20200901235401

MJ-064Hは1本だけ長いピンがあり、それを4番(TRRSのS側)として勝手に番号を付けてます。

 

 

T50rp_8

完成すると、こんな感じです。端子部がグレーなのは微妙ですね。取り付ける前にマジックで黒く塗っておけば良かったかもしれません。

 

 

でも、

T50rp_9

ケーブルを挿すと、もっとマヌケです!

L字アングルの4極コネクタが欲しいです。。。

 

 

T50rp_10

Amazonで購入した3.5mm4極ケーブルを使ってSB32+PRO DoPへ直接接続すると、DAC出力部から完全なグランドセパレーションになります。

元々ポテンシャルが高いT50RPmk3gではあるのですが、GND配線の共通インピーダンスが解消されると、自然、かつ、広がりのある音が展開されます。バランス駆動で感じた「スピーカーを頭の左右に置いたような違和感」はなく、あくまでも自然な空間と音の分離です。FOSTEX純正ケーブルで感じていたピアノの音が団子になってしまうところが大幅に解消されて、水平方向にビシっと定位します。

MDR-M1STの純正ケーブルをつかっても音が団子にならず、キメ細かく音が分離するので改造した甲斐はあったと思います。

 

上位モデルのTH500RPと比較しても劣るところはないと感じるほどです。

T50rp_11

ケーブルの挿し口が垂直で見た目が野暮ではありますが、この音で2万円弱とはコスパ良すぎです。

 

 

ご興味のある方は、ジャック部の4極化改造いかがでしょうか。

※)改造に失敗しても何の保証もございません。自己責任でお願いします。

 

 

 

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コメント

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俗に言うバランス化改造でしょうか。
以前不器用ながらK712をバラして、接続部のmini-XLRを交換したのを思い出しました。
当時、左右から独立してケーブルが生えている製品がうらやましかったです(笑)

今年は一月遅れですね。さん

おっと、出てたんですね。 見逃してました。 調べてみると、口径が小さくなってます。昨年でも低音が足りないと感じていたので、更に小さいのは。。。 箱の設計の腕が必要ですね。

zp さん

おっしゃる通り、バランス駆動も可能ですね。ヘッドホンの左右からケーブルが出ているタイプは案外邪魔で、左から1本のみという方が私は好みですね。
1本だしでも4極端子を使っているモデルは多いです。 mini-XLRもしっかりしているので良いですね。

>L字アングルの4極コネクタが欲しいです。。。

偶然共立エレショップの部品注文検索中に見つけました。
“φ3.5mm 4極ステレオ直角変換ケーブル 15cm”
少しはマヌケ度が減るかも?

https://eleshop.jp/shop/g/gK8S111/

onajinn さん

ありがとうございます。ケーブルにL字コネクタが付いたものは、Amazonなどで売っているのは見つけましたが、コネクタ単体でもあるんですね。 プラスチック感がすごいけど。

ヘッドホン本体に下側へ向けたジャックを増設するとかでもいいかもしれないですね。

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