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2020年7月11日 (土)

NFBはいらない。no-NFBしか聴かない。というあなたへ

80年代あたりでしたでしょうか。 NFBはいらない。という風潮がオーディオアンプの業界に吹き荒れていて、各社でno-NFBアンプが発売されていました。

多くは、終段をフィードバックループ外にして、いわゆる終段無帰還アンプだったと思います。HPA-1000もその一種で、出力バッファ段をループ外にして2段目から負帰還をかけています。

 

Hpa1000_5

  < 2段目からACを帰還している >

 

でも、世の中には、そういう帰還をかけない完全な無帰還アンプというのが存在しています。

ソウルノートのアンプがその一例で、上下対称差動回路の完全無帰還回路を採用しています。

 

HPA-1000でも無帰還にできることは何度か書いていますが、3dBから9dBというごく少量のフィードバックを基本としています。

実は、定数そのままで完全な無帰還設定にすると増幅率が約21dBと高くなってしまい普通のヘッドホンアンプには適しません。ゲインが高いと感度の高いヘッドホンを使ったときにホワイトノイズが目立つというデメリットもでてきます。

 

ということで、今日は完全な無帰還アンプしか望まない。NFBはいらない。という人向けの定数変更を提案いたします。

 

Hpa1000nonfb

2本だけ定数を変更すると、このようにゲインをヘッドホンアンプに最適な15dB近辺にすることが出来ます。0Ω、100Ωと書いてあるのがR11の抵抗値です。R11=0Ωにすると完全無帰還。R11=100Ωでは3dBほどの帰還がかかります。

 

変更点

R18 = 4.7kΩ ->  2.7kΩ
R19 = 4.7kΩ ->  2.7kΩ

です。ゲインが下がることで、出力に出てくるホワイトノイズも減ります。

もちろん「no-NFBしか聴かない。」というひとはR11を0Ωに固定しておきます。 切換スイッチまで配線を引き延ばすデメリットもゼロではありません。潔く切り捨ててしまうのがベストです。

 

 

 

実際に、この定数で聴きこんでみると、、、

 ああぁ、NFBいらないかも。 と思ってしまいました。

これで聴くLed Zeppelinはしびれます。

 

 

 

ということで、HPA-1000のTIPSでした。

 

よろしくお願いします。

 

 

※)no-NFBと言っても、各段で自己帰還はかかっています。段をまたぐような帰還がない(NFBループがない)という意味で完全無帰還と称しています。

 

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HPA-1000」カテゴリの記事

コメント

たかじんさん

TRS-1000は、すごい売れ行きですね。僕は、共立に基板とトロイダルをセットで予約注文してしまった後だったので、あきらめました(先立つものが^^;)。
先日やっと届きましたが、忙しくて未だ手を付けられず、いろいろ妄想してます。^^ USB-DAC内臓にしようかと考えてます。

NFBに由来するTIM歪みがないnon-NFBと、通常の歪みを抑えたNFB、どちらが音楽を聴くのにベターなのか、興味深いところです。NFBをフロントパネルのスイッチまで引き伸ばすのはあれなので、R11をバイパスする配線と、4.7Kを2本のR直列にして中点をアースに落とす配線をリレーでon, offするようにしようかと考えてます。
切り替えて音の違いを聞くのが楽しみ。^^ いつも素晴らしい基板を領布いただき、感謝致します。m_ _m

kontiki さん

USB-DAC内蔵、いいですね。 私はラズパイごと内蔵・・・と考えてしまいました。

TIM歪は、1V/usec以下というスルーレートが遅いアンプの場合は出ると思いますが、現代のアンプは、ほぼ大丈夫じゃないでしょうか。
NFB量と音質の関係は、奥が深いですね。 実際、どちらが有利なのかは私も分かっていません。

たいへんお久しぶりです!m(UU)m
松居です。

いつも自作アンプや既存のアンプの回路方式等々との自分的な考察に相変わらず参考にちょこちょこ観ております。(笑

さて、HPA-1000の回路を眺めていて、

【ふとした疑問(愚問??)】

なのですが、
NFBは途中の電圧増幅段から行い、終段のパラレルパワートランジスタからは帰還をかけないので、SPからの逆起電力の影響をなくす設計だと思いますが、ふと、220kの抵抗をかいしてるとはいえ、終段のパラレルパワトラからのDC帰還経路から、SPの逆起電力の影響はないのですか?

もしくは、SPの逆起電力は、考え方として、
R12(220k) - C5(47u),R11(470) 
によって分圧、もしくはC5,R11からグランドを通してリターンするので影響がないという考え方でよろしいのでしょうか?

ふと、疑問(愚問だったらすみません。。。(;^_^A)に想ってしまったので、書き込んでみました!
m(UU)m

松居純哉さん

お久しぶりです。

おっしゃる通り終段からの影響はゼロではありませんね。

ゲイン15dB(5.6倍)のアンプとすると、

終段からNFBをかける場合のベータ回路は、出力信号が1/5.6に減衰して初段の差動へと帰ります。つまり逆起電力も1/5.6に減衰して入力されるということになりますね。

上の回路は古い定数ですが、220kと470というベータ回路になっているため1/469に減衰します。

1/5.6と1/469の差は約83倍になります。


では、終段からNFBをかけると逆起電力の影響を受けて、出力信号が入力信号とかけ離れてしまうのか?
というと、そんなことはないと思います。逆起電力も含めて比較して入力波形と相似になるよう出力を常に補正しているからです。

これは個人的な意見ですが、逆起電力の影響うんぬんはNFBを悪者にしたい人たちの単なるこじつけなんじゃないでしょうか。

この終段no-NFB回路は、NFBに頼らずに低インピーダンスで駆動できる出力段の実力、そのままを聴いてみたいという思いが根底にありました。

たかじん様

早速のお返事、ありがとうございます!
m(UU)m

また、解りやすい解説と納得のいく説明いつもありがとうございます!
特にベータ回路の事まではあまり頭になかった為、非常に腑に落ちた説明でとても納得しました!

ありがとうございます!
m(UU)m

松居純哉さん

いえいえ、こちらこそよろしくお願いいたします。

ベータ回路という言い回しはちょっと古いですが、基本的に抵抗分圧による減衰回路です。あとは位相補償回路もつけたりしますが、今回は位相補償しなくても安定しているため抵抗分圧だけです。

たかじんさん

ただいま、HPA-1000 を少しずつ半田付けしています。 最近、週末もさまざま行事があって、なかなか進みませんが。

さて、本題ですが、本記事にあるようにゲインを下げて、その上でNFBをかけるという手もあるように思えるのですが、そんなことをする意味はあるでしょうか。 意味があるかどうか以前に、安定している動作するのでしょうか。 

こんなことを書いてしまうのも、SOULNOTE の音が大好きだという・・・。
正確には、今となっては旧世代の SOULNOTE(鈴木哲氏)の音ですが。

与太話ですみません。

たかじんさん

記事の理解が足りませんでした。 さらにNFBをかけても、安定していることは理解しました。 やってみないとわからない・・・のが本当ですよね。

n'Guinさん

ゲインを下げるのに、自己帰還を掛けるかオーバーオールNFBを掛けるかの違いですね。

自己帰還は増幅しているトランジスタ自体で局部帰還をかかるため、位相遅れによる発振の可能性が低く安定させやすいというメリットがあります。

例えば一般の真空管アンプでは、OUTPUTトランスによる位相遅れが大きいためオーバーオールNFBで多量帰還するのは困難です。 ただ、何も帰還しないとトランスのひずみを盛大に放出してしまうため軽く(10~15dB)NFBを掛けるのが適切と言われています。

という訳で、オーバーオールNFBを軽くかけるアンプは、多量NFBアンプより安定させやすいのです。もちろん無帰還も超安定です。

別の視点になりますが、DCオフセットを低く抑えるのは多量NFBに軍配があがります。

たかじんさん

ていねいに解説していただき、ありがとうございます。
SOULNOTE sa1.0 をヘッドホンアンプと使用した時も満足していたので、本ページのようにすることになりそうだと思っています。

また、ご教示いただくことが出てくると思いますが、どうかよろしくお願い致します。

たかじんさん

懸案だった、HPA-1000 ヘッドホンアンプが一応の完成を見ました。 ここにある、NO-NFB用にゲインを下げ、3dB のNFBが Default で、NO-NFB に切り替え可能としました。

電子ボリューム MUSES72323 をアッテネータとして使っています。 Signal GND が左右分けられていることに気が付かず、動作させられずに1週間悩みました。 アンプにつなぐRCA配線も考えて、アースループを作らないようにと考えると、いろいろな配線パターンがあって、悩みました。 結局、音声は、L+, R+ から直接とり、HPA-1000 の Signal GND から、MUSES72323 の 両チャンネルの OUT GND につなぎ、とにかくループができないように工夫してみました。

残留雑音は、私の環境ではうまく図れません。 デジタルマルチメータの入力をショートしても、0.049mV 程度の電圧となってしまいます。 アンプ出力は 0.055mV 程度なので、差をとれば、0.006mV ということで、たかじんさんの作成したものとほぼ同じかなぁと安易に考えています。

i> HPA-12からすると一つ上の階に上がったかのような景色が見られると思います。
まだエージング不十分ですが、確かに雑味が少なく、いままで聞えなかった音が聞こえます。 そのためには、上流もかなり贅沢しないと駄目なように思います。  MOTU M2 だと、はっきりしない感じです。 Gustard A22 だと露骨な差がでました。 

素晴らしい基板とトランスを提供してくださった、たかじんさんに感謝です。

n'Guin さん

HPA-1000 の完成おめでとうございます。 SOULNOTE のコメント流れてしまって見落としていました。すみません。低ノイズなパワーアンプはヘッドホンアンプとしても利用できますね。 パワーアンプとして設計された電源はヘッドホンアンプとしても余裕があって良い方向に生きてくると思います。

MUSES72323 基板は、おっしゃる通りGNDラインも左右で分けてあります。 ICがそうなっているので最大限利用するためです。 混乱させてしまい申し訳ありませんでした。

雑音を測るときは、聴感補正(A-wait)を入れることになっています。
いわゆるノイズメーターという専用のものがあり、目黒のMN-446というのが良く使われます。オーディオアナライザにA-waitオプションが付いていれば代用できますが、ノイズメータ専用機の方が測れる範囲が広いです。私はオーディオアナライザで代用しています。

上流でそんなに差があるのですか。MOTU M2はそこそこ有名なオーディオインタフェースだと思うのですが、Gustard A22のとの比較では歯が立たないんですね。

たかじんさん

レスをありがとうございます。

>MUSES72323 基板は、おっしゃる通りGNDラインも左右で分けてあります。 ICがそうなっているので最大限利用するためです。 混乱させてしまい申し訳ありませんでした。
いえいえ。 気が付かなかった私がアホなだけです。

さて、一応の完成と書いたのですが、MUSES 72323 の出力後のコンデンサと、HPA-1000 の入力にコンデンサが、ふたつ直列になっています。なんとなく気持ち悪いし、低域に影響を与えそうな気がします。 気のせいにすぎないかもしれませんが。

意味がないと考えて、HPA-1000の入力コンデンサを取り外して、ショートしてみたら、HPA-1000 のDCバランスが取れなくなってしまいました。 あわてて、元に戻しました。  初段のトランジスタのベース電流が、MUSES72323 基板にも流れ込むようになり、そのことで不具合が起きたのだと推測しています。 慌てて戻しました。

時間を見て、MUSES 72323 直後のコンデンサを取り外そうと思っています。 これから、いろいろ音決めにはいりたいと思ってます。

たかじんさん、みなさん

自己レスです。
MUSES72323 の直後のコンデンサを除去して直結しました。 IC のすぐ近くの作業でもあり、養生テープで保護しながら、慎重に行いました。

こっちの除去は問題ありませんでした。 プラシーボだと思いますが、ダイナミックさが増えた感じです。 NO NFB の効果がよくわかるというか。

周回遅れでの作成でしたが、作ってよかったと思ってます。

n'Guin さん

カップリングコンデンサは直列にすると容量が小さくなってしまうので1個にできるなら1個の方が良いと思います。

カップリングコンデンサは直接音楽信号が通るので影響力が大きいですしね。劇的に音が悪くなる訳ではないのですが、取り去るとあれ?っと思う音に気付けたりするので何か情報が削られてしまうのだと思います。

たかじんさん、みなさん

BlueSnow DAC + HPA-1000 の組み合わせで、使っています。
このたび、Sennheiser HD800S を手に入れたのですが、 No NFB で聴くと、驚くほどのご機嫌サウンドです。 クラシックもジャズもどっちもいけます。 

お店での試聴では、HD820 のほうがよい感じに聞こえたのですが、開放型がほしい思っていたので HD800S を選択しましたが、自宅で聴いたら、驚きのご機嫌サウンドです。 相性がよいのかもしれません。

ヘッドホン・・・増え続けています。 沼ですね(笑)

n'Guinさん

YAMAHA HPH-MT8も仲間に入れてやって下さいまし。🙇‍♂️😹

上の投稿は三毛がしました。最近、物忘れが多いな〜。😿

三毛にゃんジェロ さん

YAMAHA HPH-MT8 を聞く機会がありませんでした。
YH-5000SE は一度ありました。 値段を超える魅力はあまり感じませんでした。
スピーカーも同じで国内メーカーに魅力を感じた経験がありません。
お酒と同じで、その土地の料理にはその土地の酒が合うようにおもっています。
私はクラシック主体なので、あまり日本の製品に興味を持たないのかもしれません。 YAMAHAの楽器はもっと評価されて良いと思うのですが。

HPH-MT8は評判がいいようですね。 試聴してみたいと思います。 ありがとうございます。

n'Guinさん

いつもコメントを拝見しています。
私もn'Guinさんと同じくBlueSnow DAC + HPA-1000+HD800sで音楽を楽しんでいます。
巷ではHD800(及びHD800S)は「ボーカルが苦手」「オーケストラを聴くためのヘッドホン」
というような評価をされているように思いますが、私自身はHD800Sはジャズやボーカル物でも遜色なく
楽しめるのになぁと常々思っていましたが、n'GuinさんのコメントでHPA-1000のNo NFBがその秘訣だったのか!
と思うと嬉しく、ついこのような書き込みをしてしまいました(^^;

n'Guinさん
あみのんさん

お二人ともHD800Sですか! 沼すぎる・・・  おめでとうございます。
800を試聴したころ15万円で高いな~ って思っていたのが懐かしいです。 いまや25万円コースですからね。

HPA-1000 のNo NFBモードは明らかに脚色があると思うのですが、病みつきになる心地よさがありますね。


三毛にゃんジェロさん

YAMAHA HPH-MT8・・・ YAMAHAのヘッドホンは試聴コーナーにあまり置いていないのがネックですね。 近くのヨドバシカメラでも日本のメーカーでいうとJVC、SONY、オーテク、DENONまでです。 あとFINALくらいまで高くなるとガラスショーケースの中に鎮座していて手軽に聴けない。

https://www.dtmstation.com/archives/57568.html
この辺の記事を読んだときは興味が湧いたのですけども、結局聴けずじまいです。

モニターヘッドホンつながりで、ゼンハイザー HD490 proを買ってみました。 まだエージング中なので何とも言えませんが普通ですね。 軽いのは良いです。

あみのん さん

コメントありがとうございます。 あみのんさんのコメントをいつも拝聴させていただいております。 例えば・・・ 「禁断の ClassAA」 に、OPA627 の使用例があって、同じことを考える人がいるのだなぁと、にやにやしていました。 電気工作部屋のバランスプリアンプのフラットアンプには 「禁断の ClassAA」 を採用していて、OPA627 とOPA827 がとてもいいのです。

このたびは、HD800S にご賛同いただき、たいへん意を強くしております。

> 「ボーカルが苦手」「オーケストラを聴くためのヘッドホン」というような評価
こういうコメントをよく見ます。 
1本ぐらい高級ヘッドホンを手に入れたいと考えて、いろいろ視聴させてもらったときに、一番気に入ったのは Sennheiser HD800S と HD820でした。 値段が高いので、すぐに手に入れることはできませんでした。

女性ボーカルは私の好みの分野で、結局、たかじんさんもお持ちの Arya を手に入れました。 
HD800S には女性ボーカルや小編成ジャズはあまり期待していなかったのですが、コメントしたように、とんでもないぐらいのご機嫌サウンドなんです。 HPA-1000と HD800S の相性は最高ですよ~と叫びたくて、コメントを書かせていただいたのですが、同志がいるとは望外の喜びです。

「ボーカルが苦手」というのは、Sennheiser HDV 820 との相性評価かもと思っています。  逆に言えば、たかじんさんの HPA-1000 の底力ですよね。 ありがたいことです。

今後ともよろしくお願いします。

たかじんさん

> HD800Sですか! 沼すぎる・・・  おめでとうございます。
沼に引っ張り込んだのは、たかじんさんです。 
新たな楽しみを与えていただき、ありがたく思っています。
仕事場には HPA-12、自宅には HPA-1000、単身赴任アパートには、ClassAA ヘッドホンアンプ(V-amp:LME89720 + C-amp:TDA2030)があり、ヘッドホンも各所に数種類ずつというありさま(?)です。
今回、念願の Sennheiser をお迎えして、楽しませてもらっています。 これもたかじんさんのおかげです。

何かの機会にたかじんさんにお会いできたら、ClassAA ヘッドホンアンプ(V-amp:LME89720 + C-amp:TDA2030)を聴いてもらえたらと思っています。 これからもよろしくお願いします。 

たかじんさん、みなさん

連投すみません。 音大志望崩れの戯言を書き忘れました。

> HPA-1000 のNo NFBモードは明らかに脚色があると思うのですが、病みつきになる心地よさがありますね。

No NFBモードの音は、生の楽器(アコースティック)を演奏しているときに聞こえてくる音/楽器の近くで聞いているときの音だと思っています。

言葉を変えると、No NFBモードでは楽器の直接音の激しさが聞き取りやすいのだと思います。

たかじんさんのアンプは、そういう良さにも触れられるように設計されているのだといつも思っています。 感謝してます。

たかじんさん

YAMAHA HPH-MT8ですが、これはヤマハとしては音楽制作用モニターヘッドフォンの扱いなので、試聴するなら楽器店ですね。
ヤマハはコンシューマー用とプロフェッショナル用とで販売チャンネルを分けてますから。

たかじんさん

HD490 PROって、つい先日発売されたばかりのニューモデルなんですね。しかも、そこそこの価格帯。😺

ゼンハイザーは20年くらい前に低価格帯のオープンエアモデル(具体的なモデル名は忘れました)を購入しましたが、低音過多で解像力不足に感じたので人にあげてしまいました〜。
HD 800シリーズなんて、宝くじでも当たらない限り絶対に無理。😹

三毛にゃんジェロさん

YAMAHAのホームページによれば、YAMAHA HPH-MT8 を試聴できるのは下記の販売店なそうです。

https://jp.yamaha.com/products/proaudio/headphones/hph-mt8/shoplist_jp.html

近くにないことがわかり、愕然としています。

n'Guinさん

何と。🙀
どこにお住まいか存じ上げませんが、これではなかなか厳しいですな〜。
個人的には縦長デザインは好きではないので、買うとしたらHPH-MT7ですね。音の傾向は多分、HPH-PRO500や400に似た傾向なんでしょう。

n'Guinさん

私は「禁断の〜」にはOPA627(v-amp)をベースにしつつ、
c-ampを色々取り替えて音の変化を楽しんでいます。
私とn'Guinさんを比べるのは失礼ですが、同じような構成で
たかじんさんpresentsの基盤を楽しんでいらっしゃる方がいるという事が
本当に嬉しいです。

また、私もたかじんさんマジックによりヘッドホン沼にはまり、
幸せな日々を過ごしております。
HPA-1000はポテンシャルが高いので、色々なヘッドホンを試したくなります。
eイヤホンにHPA-1000を持ち込めたら良いのになと、無茶な妄想をしています。

それと、HD800sの評価のベースにSennheiser HDV 820があるのではないか
とのn'Guinさんのご考察についてですが、私もまさにその通りと思います。
その組合せがHD800sの模範解答であり、その模範解答とは異なるHD800sの別の顔を、
HPA-1000によって楽しめているんだと感じています。
HPA-1000恐るべし。

長くなってすみません。
HIfimanのAryaは以前eイヤホンで試聴した事がありますが、とても繊細で美しい音が出ますね。
HD800sとはベクトルが違うので、良い具合に使い分けができる抜群の組み合わせではないでしょうか。
素晴らしいヘッドホンをお持ちで羨ましいです。

たかじんさん

HPA-1000のnfb切り替えですが、スイッチをパネル前面に持ってくれば
簡単に切り替えができて、気軽に音の変化を楽しめて面白いですね。
しかもその変化が一箇所の抵抗値の変化で起きるわけですから、
本当に興味深いです。
ど文系な私でもこんな素晴らしい電子工作体験ができる、
そんな世界を提供してくださるたかじんさんに、日々感謝しております。
ありがとうございます。

また、先日はOSC2024でNNBA-1とMUSES72323 Balance Vol.の接続について
アドバイスをくださりありがとうございました。

NNBA-1とHPA-1000との違いを比べるのが今から楽しみです!

n'Guin さん
あみのんさん

HIFIMAN Aryaの音は不思議ですよね。帯域の広さと空間の広さ、余計な響きのなさ。ガヤガヤした音源でもそつなくこなす。 ストリーミング音源、映画鑑賞で活躍しています。

HD800sは所有したことがないのですが、お二人ともHPA-1000との組み合わせで気に入られているとのことで嬉しい限りです。

No NFB切替えスイッチでの音の変化は結構大きくて、私自身びっくりしました。 2段目からのフィードバックを止めるとこんな音になるのか。と。 ご存じのとおりNNBA-1も2段目からも終段からもフィードバックしていません。

これはHPA-1000の経験で私の設計手法にフィードバックがかかった結果です(笑)


三毛にゃんジェロさん

HPH-MT8。。。 YAMAHAのヘッドホンは1本も持っていので買ってみても良いかもしれません。  そうそう HD490proは最近でたものです。 出かけている最中、スマホでニュース記事をみて思わず予約ボタンをポチってしまいました。

モニターヘッドホンとしてはMDR-M1STにつづいて2本目です。エージングして少しづつ本領を発揮してきたような気がします。 ゼンハイザーは機種でケーブルに互換性がないのが酷いです・・・ 今回はmini XLRの4極って。

あみのんさん


> 私は「禁断の〜」にはOPA627(v-amp)をベースにしつつ、
> c-ampを色々取り替えて音の変化を楽しんでいます。
c-amp ではどのような音の変化が出てくるのでしょうか。
これまで、「禁断の〜」では、c-amp をLME49720 として、v-amp を取っ替え引っ替えしてきました。 v-amp の変更のほうは、単体での傾向によく似ているように思います。

> HPA-1000はポテンシャルが高いので、色々なヘッドホンを試したくなります。
> HPA-1000恐るべし。
全くもって、同感です。

沼にはまって、いろいろ試していますが、1本選ぶなら、HD800S で決まりかと。 自宅、単身赴任先、職場と持ち歩くわけにはいきませんが。

> NNBA-1とHPA-1000との違いを比べるのが今から楽しみです!
私は NNBA-1 をプリアンプのフラットアンプとして使用するのですが、そういう使い方もいいですね。 気をつけて、排他使用すればいいのですから。

たかじんさん

いつも、コメントありがとうございます。

> HIFIMAN Aryaの音は不思議ですよね。
私もそう思います。 疲れると、なぜか Arya に手が伸びます。

HD490PRO はイヤーパッドが2種類あって、それでだいぶ音が変わるとレビューでみました。 miniXLR 4極なのは、片出しバランス接続のためとか。 お試し済みでしょうか。

# AKG K812 がバランス接続になったらと思わざるを得ません。
手元の K712 は買った翌日に改造してしまいました。

n'Guin さん

HPA-1000を気に入って頂いて光栄です。 何度も作り直した甲斐がありました。

ヘッドホンに限らず「沼」の恐ろしいところは、どこかに底がある訳ではないという所ですね(笑)

とは言え、「これで満足。 あとはゆっくり楽しもう。」という境地みたいなのがあるようにも思います。 じっくり楽しんでいただければ嬉しいです。

NNBA-1はヘッドホンアンプとして作ったわけではないので、HPA-1000を超えるという事は無いかと思います。 バランス接続によるセパレーション向上くらいでしょうか。

> 手元の K712 は買った翌日に改造してしまいました。

さすがですね。 HD490 proは まだバランス接続を試しておりません。 mini-XLRの4pinを取り寄せている最中です。
そういえばイヤーパッドも交換していません。 低音がより出る方で聴いています。 それでもAryaの方がより深い低域が出ています。 

HD490 proは中音域が前面にでてくるカマボコ型っぽい印象ですが、音の距離感、音の分離が上手です。 パチっというようなノイズも聞き取りやすいのでモニターとしても優秀と思います。

たかじんさん

いつも楽しく拝見しております。
現在HPA-1000を常用中で、NFBはリレーで切り替えておりました。
しかし結局Non-NFBで聴くことがほとんどでしたので、この際固定にしようかと思います。
そこでこちらの定数変更ですが、手持ちの関係上2.5kや3kなどでも問題ないでしょうか?
2.5kならゲインがもう少し下がり、3kだと少し上がる程度でしょうか。

ryo さん

R18,R19を2.7kΩへと下げることでゲインを下げられます。

3kΩではそれよりも僅かにゲインが高くなり、2.5kΩでは僅かに低くなります。
どちらでも大丈夫と思います。

たかじんさん

ご返信いただきありがとうございます。手持ちに合わせて変更してみたいと思います。

それとこれはまた別件で、常用中のものとは別にHPA-1000の終段に2SC5171/2SA1930を使用したものを作成してみたいと妄想しております。
ただこの話題が以前別のページで出ていた際に、TTC004B/TTA004Bとピンが違うためシャーシへの取り付けが表裏逆向きになってしまい、うまく取り付けられなそうとのことでしたが何か良い解決法はありますでしょうか?
シャーシの底面ではなくヒートシンクを追加して上向きに取り付けるとかでしょうか?でも付近のコンデンサと干渉しちゃいそうですね。

ryo さん

2SC5171/2SA1930をお持ちなのですね。 おっしゃる通り、TTC004B/TTA004Bとは逆方向のピンアサインなので、リード線をうまく曲げて実装するか、別のヒートシンク(アルミ板)を付けて放熱するかですね。

L字アングル形状のアルミで周囲の部品をよけつつ、放熱面積を稼ぐなど工夫が必要そうです。

たかじんさん

2SC5171/2SA1930に関しては、こちらのサイトや方々で高評価なのを見て3~4年前になんとか購入いたしました。ドライバー段として非常に良いと聞きますが、ヘッドホンアンプの出力段としても良いことを期待しています。

実装方法のアドバイスありがとうございます。隣り合っているピンの入れ替えならできそうな気もしますが、端は難しそうですね。コレクタの足に熱収縮チューブか絶縁テープでも巻いてやればどうにか出来るかな?
もし底面以外に放熱する場合、放熱面積はどの程度必要か目安などございますか?

それと回路的には終段に合わせて変更したほうが良い部分はありますか?

ryo さん

2SC5171/2SA1930を終段に使ったパワーアンプもあるくらいですから、ヘッドホンアンプの出力に使っても良い結果が得られる可能性は高いと思います。

TO-220パッケージはTTC004B/TTA004Bよりも幅があるので、5個並べているところに付けるときは幅を広くしなければいけないですね。

リードは多少延長しても大丈夫だと思いますし、太さもφ0.6~0.8程度で錫メッキ銅線で十分です。 ショートだけ注意してください。

ちなみに、終段トランジスタは4並列になっていますが、2並列でも動作します。 5個並んでいるトランジスタの中央の1個はバイアス生成なので外せないですが、その両サイドを1個づつにしても問題なく動作するはずです。

放熱面積は大きめな方が良いみたいです。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g112537/
秋月電子のこのヒートシンクでは、ちょっと足りませんでした。

たかじんさん

指定外の部品にもかかわらず色々とアドバイスをいただきありがとうございます!
すぐには取り掛かれそうにありませんが、そのうち作成したいと思います。

あともう一点だけ、以前からたまに話題に出るHPA-1000の豪華版では抵抗に金属箔抵抗を使用し、音の印象が結構変わっているとおっしゃっていましたが、元と比較してどのような傾向に変化したか教えていただけないでしょうか?
金属箔抵抗に対する私の勝手なイメージ的には情報量が増えて解像度が上がるような傾向かと想像していますがいかがでしょうか。
2SC5171の傾向は高解像度系と書かれているの見かけまして、相性が良さそうであれば大枚をはたいてみてもいいかなと考えております。

ryo さん

金属箔抵抗は、確かに変わります。 あのアンプはほぼ全ての箇所を変えているため恐ろしいほど金額が掛かってしまいました。
音質への影響が大きいところ限定で使うのが良いのかもしれませんね。

あのアンプは情報量、解像度という次元ではない感じです。
ボキャブラリーが乏しくて申し訳ありませんが、高域の切れ味、ヌケが抜群なのに心地良い。 帯域も空間も広くどこまでも遠くの音が聞える、みたいな雰囲気があり、別物の音源を聴いているかのようです。

2SC5171/2SA1930を終段に使ったパワーアンプを聞いたことがあります。 音が澄んでいてキレイで潤いがあって女性ボーカルものが物凄く良かったです。

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