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2020年4月12日 (日)

HPA-1000の歪率を計測

以前、8Ω負荷で計測していましたが、今回はよりヘッドホンのインピーダンスに近い33Ωで測ってみました。

Hpa1000thd

50~70mWあたりで0.002%という歪率です。

終段無帰還回路ではあるのですが、ヘッドホンだと負荷がスピーカよりも軽いので直線性が保たれています。

 

通常、ヘッドホンは2~5mWも加えるとかなりの音量になります。10mWを超えると爆音で、長い時間聴くと難聴になる恐れがあると思います。

そういう意味で、50mWまでリニアリティが取れているのは必要にして十分な特性といえます。

 

 

 

周波数特性

スルーレートを測定するときAnalogDiscoveryの波形生成機能を使っているので、ついでに周波数特性も測ってみました。

もはやオーディオアンプで周波数特性をとやかくいう人はいらっしゃらないと思います。その昔、カセットデッキではモデルやテープの種類によって周波数特性に明確な違いがでて、評価基準のひとつになっていました。

Hpa1000_freq2

3dB落ちたところをカットオフ周波数といいます。900kHz近い周波数まで伸びてます。

ちょっと伸ばし過ぎです。アンプの場合は300kHz~500kHzあたりで落としておかないとAMラジオなどの電波が飛び込むと混変調を引き起こしたりで良いことありません。(電波塔のちかくなど強電界地域)

Vr_in

実はアンプのボリュームを絞るとボリュームの抵抗値とアンプ入力のコンデンサでLPFが形成されて、帯域が抑えられます。プリアンプを前段に入れてプリアウト-アンプ間にボリュームを入れない場合は、カットオフ周波数は伸びたままになります。

 

 

 

所感

現状のHPA-1000は、ストレス感が一切なく余裕のある佇まいで、大音量時でも全く音象がくずれない安定感のある音と思います。もう少しどこかに色が乗っていた方が良いかな、と思うくらい無色透明な印象のアンプです。電源部も左右でコンデンサを分けた設計にしているため、再現される空間も広大で音離れが良いです。その電源部についても近いうちに紹介したいと思います。

 

 

 

 

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