静電気の防止 チャック袋とプチプチ
意外と知られていないかもしれない、静電気対策の梱包材。
空気が乾燥してきて静電気が発生しやすい季節になってきましたね。
実は、普通のチャック袋や梱包用のプチプチは、材質がビニール系のため静電気が帯電しやすい性質があります。
そういう訳で、電子部品を梱包するときは、帯電防止されたものを使います。
帯電防止してある梱包材は、ぱっと見て分かるように色が付けられています。
帯電防止加工されたものは何かしらの違いを示すため、色を付けています。
では、色が付いたものは全て帯電防止かというと、そうではありませんので、お気を付けください。
また、黒い格子印刷していたり(パソコンのマザーボード等で使われたりする)、あからさまに電気が通りそうなアルミ蒸着フィルムタイプもあります。
アルミ蒸着なら導通するのか?
と思ったのですが、残念ながらそこまでの導通はないようです。表、裏、内側などテスタで当たってみました。
ピンクや水色の帯電防止チャック袋やプチプチもテスタで見る限り、導通はしません。
んまあ、見分けにくいから色を付けているんでしょうね。
この辺をみると詳しく書いてあります。
その昔、CMOSロジックやMOS-FETは静電気に弱いということで、アルミ箔に包んで保存するという人が多かったようです。秋葉原でICを買ったとき、お店の人がアルミ箔で包んでくれたことを思い出しました。
にほんブログ村
ブログランキングに参加中です。 めざせ1位!
もしよろしければ「ぽちっと」お願いします。
« HPC-01に搭載した低域ブースト機能について | トップページ | 今週末はオープンソースカンファレンス東京/秋 »
コメント
« HPC-01に搭載した低域ブースト機能について | トップページ | 今週末はオープンソースカンファレンス東京/秋 »
前にテスターで試してがっかり(笑)したことがあります。
帯電しないってだけですね。 実験室でこの黒っぽいのに電線つけてなんか作ってる同僚がいましたが、近寄らないようにしてました(笑)
投稿: 天 婦羅夫 | 2019年11月21日 (木) 00時49分
マザーボードとか、バッテリーを搭載している場合、逆に短絡したら危ないだろうにと思っていました。
通電しない、というので安心したのですが、テスターで当たってみるとか
思いつきませんでした。
投稿: Pal8000 | 2019年11月21日 (木) 11時15分
こんばんは。
アルミ蒸着やスナック菓子のラミ包装が導通しないことを利用して、ケーブルや基板を包むことでノイズ対策に使っているサイトを見かけ、真似するとDAC基板、ケーブルが本当にWi-Fiノイズを拾わなくなり、こういう使い方もあるのかと目から鱗でした。
一応テスターで導通しないか確認はしましたが(笑)
投稿: ターキー | 2019年11月21日 (木) 21時49分
天 婦羅夫さん
そうなんですよね。不思議だなとは思います。黒っぽいのに電線・・・ って何だろう。
怪しい実験は、楽しそうです(笑
Pal8000 さん
なるほど。確かに、コイン電池が入っているので導通していたらとショートしますね。
ターキーさん
導通していなくてもシールド効果もあるんですね。思いつきませんでした。
コンデンサ型スピーカーを自作している人は、アルミ蒸着フィルムのブランケット(キャンプ用)を使っているようです。サイズが大きくて、長いケーブルにはいいかもしれません。
Wifiノイズは、ルーターが近いと拾いますね。 あのマシンガンのようなダダダダダダダってバーストノイズ、最初は何が原因か悩みました。
投稿: たかじん | 2019年11月21日 (木) 22時57分