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2019年7月20日 (土)

2019年ステレオ誌のOM-MF519を購入しました。

昨年と同じくマークオーディオ製のスピーカーユニットです。

メタルコーンはガンメタリックカラーになって落ち着きがありますね。

Ommf519_20190721112401

早速、エンクロージャーへ組み込んでみました。

 

と、その前に、昨年のモデルOM-MF5との比較をしてみます。

Ommf519

裏側から見るとマグネットが追加されているのは一目瞭然ですね。

毎年書いているような気もしますが、ほんと雑誌付録とは思えないレベルになっています。価格が上昇して1個3000円すると考えても、まだお買い得感はあります。

 

ユニット裏に記載された数値をよく見ると、昨年はピーク時16Wだったのが、今年は14Wと減っています。

おそらくダンパーをハイコンプライアンス化(動きやすく)して耐入力が減ったのだと思います。その代わり微小入力に対して応答性が良くなている可能性があります。

 

Ommf519c

ボイスコイルのあたり。ボイスコイルを巻いているボビンが長い。たしかFOSTEXは見えているボビンは2~3ミリだったと思います。コーンの裏の空間の広さが特徴なのかもしれないですね。

 

Ommf519d

5本の取付け穴の位置は昨年と一緒なので、すぐに取り付けられます。開封してから10分後にはこの状態になりました。

 

 

 

とりあえず、ごく小音量で一晩(7~8時間)鳴らしっぱなしにしてから試聴しました。

まだまだエージングが十分ではありません。

 

全体的な印象は昨年と大きくは変わらず、このエンクロージャーだと低域が足りなくタイトです。しかし、中音域に関しては昨年よりも音の密度が高くなっているような気がします。

10kHz以上の高域は、昨年同様にキレがあって爽やかです。多少音量をあげても紙くささがなくメタルコーンの良さが光りますね。

昨年と一番変わったと思うのは、女性ボーカルが前面に出てくるようになったところ。残響感もよく出るようになったかもしれません。若干うるささも増えていると感じるのはエージングの時間が違うからという可能性もありますが、中音域の充実は、音楽を聴く上で重要です。

 

昨年モデルを気に入っている人は、購入しても後悔がないと思われますが、大幅な進化を期待すると裏切られます。バランスが多少変わっているという表現が適切だと思いました。

昨年、売り切れてしまって買えなかったという人にはおススメできると思います。

 

8cmユニットですので、小型の箱に入れるのがデザイン的にもよいと思います。デスクトップスピーカーやベッドサイドスピーカーが似合いますね。

8cmという小型ユニットを50cmを超えるような巨大なエンクロージャーに入れて低音を伸ばすというのは、挑戦する価値は感じますが、実使用での見た目のアンバランスさは、なんともしがたい。と思うのは私だけでしょうか。

上の写真のような1Lくらいの容量では足りていない感があるので、3~5Lくらいの箱が適切かもしれないですね。

この音調で低域のゆったりさが加わると、結構まともな音になると思います。

 

 

大阪方面の方は、以下のイベントで色々なエンクロージャーに入れたOM-MF519を聴けるかもしれないです。

stereo×パイオニア×共立電子 「3社共催クラフトオーディオイベント」2019夏

7/27(土)、28(日)大阪日本橋、シリコンハウス3階、入場無料だそうです。

 

 

 

 

 

 

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雑誌付録」カテゴリの記事

コメント

今年は見送りました。
昨年のOM-MF5もまだエンクロージャーは作ってませんが、3L程度の密閉箱にパッシブ・ラジエーターも併設しようと考えてます。
パッシブ・ラジエーターの具合が悪かったら、市販モデルのCHN-50を1ペア追加購入して直列接続のツイン・ドライブ構成も考えてます。直列なので合成インピーダンスは8Ωと鳴らしやすくなりますし、振動板の面積が2倍になるので低音域の再生にも効果があるのではと思ってますが、目論見通りに行くかどうか・・・。

日曜に本屋へ行ったらまだあったので一つ買ってきました。
こんなに買ってどうすんのか、という。 しかもまだ開けてません(笑)
去年のスピーカーと入れ替えて慣らしていきます。

三毛ランジェロさん

一般のスピーカーと似たものを作るのではオリジナリティーがないですからね。さすがです。
バスレフよりもパッシブラジエターの方が箱の容積を食わずに低音を増強できるので、小型の箱にはピッタリですね。


天麩羅 夫さん

確かに、私も5年連続で買っていて、これ以上増やしてどうするの? という状況です。エンクロージャー自体は2種類なので、残ったユニットはしまってあります。。。

たかじんさん、

いつも、情報有難うございます。

そうですか。あまり変化ないですか。ここら辺の視聴感は大変、参考になります。

先入観が入ってしまうのも、問題ではありますが。

自分は、聴覚の順応があるので、聴きながらエージングはしない方です。一番最初の音出しを、重視しています。

AYORさん

大幅な変化というのは、同じ8cmでもFOSさんとMarkさんとの違いとか、の話です。

確かに耳は、聞きなれてしまうという特性があるので、ずっと聴いていると、その音を受け入れてしまうかもしれないですね。

そういう意味では、音を聞かずに、エージングができればベストですね。
外に出かけている間に音を鳴らしっぱなしにしてしまうとか。

ちなみに、エージングが進むことで、低域側のリアリティが増してきたように感じます。
これは昨年モデルにはなかった傾向です。でも相変わらず「うるささ」が付きまとう感じ。
このうるささのおかげで、昨年モデルよりも音量を上げにくいです。
デスクトップスピーカーで小音量向きかもしれません。

たかじんさん、

 ご感想、特に「うるささ」について、参考になります。ここら辺が、似たような感性を持っておられるのか、ものづくりの方向性にも関わってきますね。

たかじんさん こんにちは

alpair5V3とこのモデルのT/Sパラメータを見比べると振動板の
大きさや、重さがほぼ同じかなと。
まさか、レクタングルボイスコイルは、使ってないでしょうけど。

http://blog.fidelitatem-sound.jp/?cat=5&paged=2

alpair5V3は、ダンパーレスですし、ハイコンプライアンスにした分、
ダンパーの影響など受けてうるさくなったのでしょうか。

apairとpluviaのフレームの違いなのでしょうか。

AYOR さん

元気な音、とか、迫力のある音。 と書いた方が良かったかもしれませんね(笑

やっちゃったか。。。 反省してます

小音量で聴いている限りだと、音が濃く残響感も豊かになったと思います。
このあたり、評価が分かれるかもしれませんね。


Toto さん

alpair5V3と似ているのですか。ダンパーレスの構造、不思議ですよね。製造上のバラつきとか経年変化とか、歩留まりとか、ストロークが大きくなったときにブレないのか。などなど疑問点もあるのですが、よくやっていると思います。

OM-MF5と、MF519の音の違いは、どこが要因になっているのか想像がつきません。おっしゃる通り、薄くなったダンパー部の分割振動が増えて。。。という可能性はあるのかもしれません。

たかじんさん

その後、OM-MF519の音は落ち着きましたでしょうか。
MarkAudioのユニットはエージングに100時間以上必要だと言われています。

三毛ランジェロさん

そうですね。もう何時間鳴らしているのか把握できていないのですが、ごく小音量再生も含めると50~60時間は超えていると思います。

音量を抑えて、ニアフィールドで聴くと、昨年モデルにはない色の濃さを感じます。特に中低音域の密度の高さは良いですね。

エージングが進んで、ぐっと音楽に引き込む力が増した分、真剣に聞こうととしてボリュームを上げるとうるささが顔を出す。。。というジレンマがあり、非常に悩ましいです。

まだ吸音材などのチューニングをしていませんが、昨年もかなりの吸音材を押し込んで高域の刺激を低減していたと思うので、これ以上は難しいような気もしています。

逆に吸音材をとってしまう(減らす)という案もあるかもしれません。

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