volumio2.555 Sabreberry32 ドライバ情報
先日、volumio2.526用のSabreberry32ドライバをリリースしたばかりでしたが、なんと、昨日 v2.555がUPされていました。
この番号「555」でちょっと前のスバル車乗りは喜んじゃったりしますね。
冗談はさておき。。。
今回はカーネルを更新していないので、v2.526のドライバそのまま使えます。
導入は、こちらからどうぞ。
以下は、ドライバをコンパイルして導入する方法です。
昨年の春くらいからvolumioのカーネルソースを入手する方法(RaspberryPi版のみ)がちゃんと機能するようになっています。
sudo apt-get update
sudo apt-get -y install ncurses-dev device-tree-compiler bc make gcc-4.9
sudo ln -s /usr/bin/gcc-4.9 /usr/bin/gcc
ここまででカーネルをセルフビルドする環境が整いました。
カーネルソース取得は以下のコマンド一発です。 これ便利です。
volumio@volumio:~$ volumio kernelsource
---- VOLUMIO RASPBERRY PI KERNEL SOURCE DOWNLOADER ----
This process might take a long time
Checking if build essential is installed
Firmware revision is 6aec73ed5547e09bea3e20aa2803343872c254b6
% Total % Received % Xferd Average Speed Time Time Time Current
Dload Upload Total Spent Left Speed
100 169 100 169 0 0 230 0 --:--:-- --:--:-- --:--:-- 230
100 41 100 41 0 0 39 0 0:00:01 0:00:01 --:--:-- 39
Kernel revision is 4de3f6305841c2121257b8fdbda5c3c0bf77e669
Getting modules symvers for V7 kernel
% Total % Received % Xferd Average Speed Time Time Time Current
Dload Upload Total Spent Left Speed
100 176 100 176 0 0 230 0 --:--:-- --:--:-- --:--:-- 230
100 779k 100 779k 0 0 563k 0 0:00:01 0:00:01 --:--:-- 4010k
Downloading Kernel source tarball from https://github.com/raspberrypi/linux/archive/4de3f6305841c2121257b8fdbda5c3c0bf77e669.tar.gz
% Total % Received % Xferd Average Speed Time Time Time Current
Dload Upload Total Spent Left Speed
100 159 0 159 0 0 227 0 --:--:-- --:--:-- --:--:-- 227
100 35.2M 0 35.2M 0 0 3022k 0 --:--:-- 0:00:11 --:--:-- 3195k
という具合に進んでいき、しばらく待つと
/lib/modules/4.14.29-v7+/build
にソースが展開されます。(赤文字はバージョン・CPUに依存)
これでカーネルソースが入手できました。そしてカーネルをビルドしなくてもドライバをコンパイルできます。
Sabreberry32のドライバソースをお持ちの方は、Makefileの冒頭部を
KERNEL_SRC = /lib/modules/$(shell uname -r)/build
BUILD_DIR := $(shell pwd)
DTC_DIR = /lib/modules/$(shell uname -r)/build/scripts/dtc/
とすることでコンパイルできます。その後、ドライバのコンパイル&インストールはRaspbianのときと一緒です。
Sabreberry32のドライバソースのディレクトリに入ってから、
sudo make
sudo make dtbs
sudo modules_install
sudo coeff_install
sudo install_dtbo
起動時に読み込ませるために、/boot/config.txt に dtoverlay=sabreberry32 を追記します。
ちゃんと取り込まれたかどうかは、再起動後に、
dmesg | grep sabre
とコマンドを打ってみてください。 Mapping OK と出ていればOKです。
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コメント
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Sabreberry32を愛用しています。
volumioをアップデートした場合
上記のvolumioのカーネルソースを入手する方法を
実行すればSabreberry32のドライバーが自動更新
出来ると、捉えてよろしいでしょうか。
投稿: 櫻井茂 | 2019年2月25日 (月) 09時23分
櫻井茂 さん
自動では更新されないと思います。以前のバージョンではドライバはそのまま残ったのですが、最近は全て上書きされているような気がします。
大変お手数ですが、更新したあと、もし再生出来なかったらsshで接続してドライバをいれなおしてください。 よろしくお願いいたします。
投稿: たかじん | 2019年2月25日 (月) 23時15分
了解しました。
ありがとうございました。。
投稿: 櫻井茂 | 2019年2月26日 (火) 19時49分
櫻井茂さん
ためしてみて下さい。volumio2は2.5以降、重くなってきたように思いますが、以前のバグだらけよりは安心して使えます。
投稿: たかじん | 2019年3月 2日 (土) 00時14分
たかじんさん
Volumioが2.565にアップデートされていました。
アップデートの結果、カーネルのバージョンが以下のようになっていました。
Linux volumio 4.14.92+ #1187 Wed Jan 9 19:46:46 GMT 2019 armv6l GNU/Linux
#1187は2.555と同じなのですが、-V7がなかったり、時間が戻っていたりします。2.555のドライバーは使えるんでしょうか。ちょっと、不安です。やっぱり無理かな。
投稿: かとう | 2019年3月15日 (金) 10時03分
かとうさん
UPDATE情報ありがとうございます。
「V7」は、Pi2以降用のカーネルのときにつくものだったはずです。
カーネルバージョンが同じならそのまま動きますので、試してみると良いかと思います。
ちなみに、シングルコアのPi B、 B+、A、A+、ZERO用のSabreberry32ドライバは用意していません。
Volumio2は重たいのでシングルコアでの運用があまり向いていないからです。リクエストがありましたらコンパイルします。
投稿: たかじん | 2019年3月15日 (金) 12時26分