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2019年1月30日 (水)

SB32+PRO DoP 初期ロット納入

皆さんお待ちかねの新DAC基板 SB32+PRO DoPの第1ロットが納品されました。

Sb32pro01

ネーミングは、なんとなく推測できるかと思いますが、SabreBerry32の短縮読みとHifiberry DAC + PROのドライバを使うということ、DoP入力に対応していること、を全て入れたので、こういう名称になりました。

 

余談ですが「PRO」と名称をうたっていて本当に業務用モデルというのは案外少ないです。過去も現在も業務用機器を設計してる経験上、世の中いい加減で嘘つきだなっと思いつつもこの名称にしました。軽いノリで許してください。SB32+PRO DoPはDIYオーディオ向けです。業務用機器ではありません。

※業務用の製品は、製品のライフの長さと故障しにくさ、サポートの充実が民生用と違います。お金を頂いて営業している会場で、いきなり音が出ないとかあってはなりません。

 

 

HifiberryDAC+PROドライバとの互換性

実際にはPCM5122のマスターモードと完全互換というわけではありません。

伝統的にESSの9018系のDACは16bitのI2S入力に対応していないため、mpd.confで出力を32bitに設定する必要があります。

 

24bitや32bitのハイレゾ楽曲を再生するときや、24bitでデコードするMP3、ffmpegのAACはHifiberryDAC+PROドライバを指定するだけで問題ありませんが、CDからリッピングしたWAVやFLACは16bit-I2Sで再生しようとするため、/etc/mpd.confに以下の1行を追記する必要があります。

audio_output_format  "*:32:*"

 -> 必要なくなりました。

 

 

頒布開始の時期

出荷の方は、もう少しだけお待ち下さい。

現在、ソフトウェアの最終確認を行っています。

試作基板と聴き比べると、量産版は空間と奥行きが広い雰囲気を感じますが、このあとエージングで少し音が変わっていく可能性もあります。Sabreberry32も最初の1週間でかなり変化しました。 まだ3日間くらいなので、今後どうなるか心配半分、わくわく半分といったところです。

 

 

各種動作の検証

サーモグラフィで見るとディスクリート電源部分が約40度とほんのり温かいようです。PICマイコンはI2C通信が無いとき(fsが変わる瞬間やボリューム値を変更した瞬間以外)は仕事をしていないので基板の温度と全く変わりません。足だけが暗く見えて、まるで実装されていないかのような画像です。下の画像のラズパイはPi3 B+なのですが、DAC基板の隙間から熱が沢山出ているいるのがわかりますね。

Sb32pro02

 < SB32+PRO DoPのサーモグラフィ >

Sb32pro04

 < 上とだいだい同じアングルの写真 >

 

 

DACの出力端子について

RCA端子の直付けパターンを用意しました。

基板直付けにしたい人は秋月電子にて部品を購入してハンダ付けしてください。

Rca02386

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-02385/

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-02386/

 

音質を求めるならSabreberry32と同様にケースに固定するタイプのしっかりしたRCA端子を使っていただき、そこまで配線をすることを推奨いたします。

Rca00065

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00065/

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00064/

このピンジャックはオススメです。 見た目が似たアマゾンのとかaitendoのは品質に難があります。(バラツキがあるだけかもしれませんが、ピンがスカスカなものがある。。)

 

 

ヘッドホンジャックは4極の3.5mmミニジャックを搭載しました。

   Trs03 3.5mm

左から順に L+ R+ L- R-

3.5mmのバランス接続タイプやGND分離タイプの4極ヘッドホン(TEAC/HiFiMAN/oppo互換)を接続することでDACの根本からGND分離した配線にできます。普通の3極ヘッドホンを挿したときにGNDが2接点で安定したGNDが得られるメリットもあります。

 

 

試作機でのレビュー記事になりますが、よろしければ以下もご覧下さい。

phileweb ラズパイでDSD 5.6MHzのネイティブ再生も可能!
DACカードに期待の新モデル登場

phileweb DACのキモ、デジタルフィルター。
ラズパイオーディオなら自在に変えて音の違いを楽しめる

あっ、デジタルフィルタのアサインは試聴の結果、この記事からちょっと変更しました。。。音が良くなったとかではなく、デジフィルの変化をより感じやすいものにしました。

 

 

 

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SB32+PRO DoP」カテゴリの記事

コメント

いつも楽しみに拝見させていただいています。
こちら、下記の記事にて初めて知りました。

ラズパイでDSD 5.6MHzのネイティブ再生も可能! DACカードに期待の新モデル登場
https://www.phileweb.com/review/article/201811/22/3263.html

SabreBerry32にてすでに完成している自環境をどうしようか
悩み中です・・・。発売お待ちしています。

おお、期待しています〜。

おおーーーー
とうとう来ましたね。楽しみです

とうとう発売ですか!
楽しみです。
z-mpdの更新も期待しています。

レビュー記事もあわせて拝見しました。hifiberryのドライバーを使ってしまう…なんてこと、できるんですね。たしかにセッティングが簡単になりそうです。楽しみにしてます

おぉ待ち遠しや…

MAGADEN さん

Sabreberry32のご利用ありがとうございます。SB32+PROで劇的に変わるかといいますと、音の傾向は似ていると思います。
そういう意味では、すぐに交換しなければいけないということは無いと思います。ただ、DSD音源を主体として楽曲を揃えているとなると話が違ってくるかもしれません。


takoyaki さん

ありがとうございます。もう少しお待ち下さい。


ひろせさん

ちょっとした事件があったので、デバッグしなおしています。もう少しお待ち下さい。

kyil さん

z-mpdは昨年の11月にペンディングになっていますが、rt-Kernelが安定したら再チャレンジする予定です。

にいむらさん

原理的にはできると思っていても重い腰が上がらなかったのです。


雪の里の仙人さん

みなさん首を長くしてお待ちですね。 すみません。

密かにpiCorePlayerでも動くんじゃないかと期待して次回ロットをお待ち致しております。

tx2さん

おっと。piCorePlayerは最近つかっていないのでテストしていませんでした。
時間ができましたら、テストしてみようかと思います。

いつも楽しみに拝見させていただいてます。
ところで、sb32pro dopにはどんなケースをお使いですか?
参考までにご教授いただければ幸いです

にしむらさん

検討用では、プラケースの下皿のみをつかって、下面がショートしないようにしているだけです。

ちゃんと組み込んで聴くには、AVIOTのCASE 01がいいかもしれません。
ただしヘッドホン端子が出る部分はぴったりのパネルがありません。

SB32+PRO DoPを購入予定です。
ケースはAVIOTのCASE 01を予定しているのですが、交換パネルはSabreBerry 32用で良いのでしょうか?
また、組込にあたって必要となる部材はありますでしょうか?
ラズパイボードは3B+です。

宜しくお願いいたします。

ごんさん

ありがとうございます。

CASE01の専用パネルはございません。 Sabreberry32用は残念ながら使えません。
標準のブランクパネルを加工してヘッドホン端子のみを空けるのでしたらドリルさえあればどうにかなりそうです。
RCA端子の部分は穴が大きいため、非常にむつかしいです。

3.5mmジャックからRCAへ変換するケーブルがあれば、便利に使えるかもしれません。
よろしくお願いいたします。

御回答頂きましてありがとうございました。
無駄にパネルを購入せずに済みました。
会社にボール盤がありますのでブランクパネルに孔明け加工することにします。
アルミならリーマーでなんとかなりそうですので。

ありがとうございました。

ごんさん

ボール盤があるのでしたら加工が可能ですね。
RCA端子に秋月のRJ-2008BTを使おうとするとφ8が必要になるため、ボール盤でも少々厄介です。
また、DAC基板側のコンデンサが邪魔になりますから位置が自由になりません。

3.5mmジャックのみにするのが簡単かもしれませんね。

お怪我をされないようご注意ください。

お世話になっております。

SB32+PRO DOPは左右GNDが独立しているとのことですが、
バランス型アンプに接続する場合、COLDにこのDACのGNDをそれぞれLRに接続することで、
実質的なバランス出力DAC として利用することは可能でしょうか。

Pogelineさん

GNDはDAC-ICの電源供給もとで接続されています。差動出力でもフローティングでもないため、XLR端子のコールドにそのGND線を接続してもバランスにはなりません。

いわゆるグランド分離という接続になります。

電気信号は銅線1本では伝わりません。信号のリターン経路が必要です。そのためにGND配線があります。(アンバランス接続)

ですが、L/RのGND配線を1本にまとめてしまう3線式のものだと、GND配線が共通インピーダンスとなりセパレーションが悪化します。

そこで、R専用のリターン経路、L専用のリターン経路と分けてあげることでセパレーション悪化を防ぐのがグランド分離接続の狙いです。

xlr端子のコールドに接続することで、
バランス接続にはなりませんが、グランド分離接続となり、
一定の効果はあるということですね。

丁寧な回答ありがとうございました。

Poeglineさん

そうですね。受信側が正しく差動受けする回路になっている場合は、その接続で問題は起きないはずです。 GND(1番)もつなぐことを忘れずに。

こんばんは。
Q1~、D1~の部品型番を教えてもらうことはできますか?
実は外部5V電源供給でしくじりまして、これらが逝ってしまったようです。
交換したとしても他にも損傷があれば結局おしゃかなんですけれど。
25k円を投じているので何とか救えないかと思ってダメ元のお願いです。

ひるねさん

Q1:デジトラ(MMUN2233)
Q2、Q3、Q4:40V1Aトランジスタ(PBSS4140T)
D1、D2:1608サイズLEDなんでも
D3:4.3Vツェナー(BZX84-C4V3)
D4:2.4Vツェナー(BZX84-B2V4)

これで何とかなると良いのですが。。。

たかじんさん

すみません、無茶言って。
物が届いたら交換してみます。
結果がどうであれ、またお知らせします。
ありがとうございました。

ひるねさん

他に不明なところがありましたら、いつでもどうぞ。

たかじんさん

失敗でした。1カ所パターン剥がれをおこしてしまったり、交換する物を取り外す作業中にいつの間にかチップコンデンサが1つ居なくなってしまったり。
表面実装品を手作業のみでやるのはなかなか難しいですね。
動いてくれないので盛りはんだを多めにしたのが裏目に出ました。
かわいそうなことをしました。復活は断念します。

ひるねさん

そうですか。1608チップコンデンサ生産中止のムラタショックのおかげで、コンデンサは1005サイズに変更は世の中の流れになっています。おっしゃる通り、ぶつけてしまうと取れてしまうことがあるかもしれません。
試作時は、全て手付けしたのですが、ピンセットでパチっと撥ねて絨毯に落とすと、まず見つかりません。

チップ部品の基板を取り扱うには、より慎重さが必要になってしまいますね。
これに懲りずに、自作オーディオを続けてくださることを願っています。

たかじんさん

どうせ諦めるならこれ以上壊しても支障ないと思い、最後の手入れをすることにしました。

C35が行方不明になったのですが、移植可能なモノが載っていますでしょうか。

パターン剥がれのところは埋まっている銅ラインを引き出してなんとか付けられないかと思案中です。

よろしくお願い致します。

ひるねさん

C35は、C34、C26なら移植しても不都合はあまりないかと思います。

たかじんさん

この週末で挑戦しました。
悪戦苦闘の結果、起動しました!
1匹トランジスタが起立していたり、教えて頂いたc34とc26どちらも不在となってしまいましたけれど。
老眼と手ブレが最強の敵でした。
達成感は感じられたので今後もハンダゴテは握り続けたいと思います。
ありがとうございました。

ひるねさん

おめでとうございます。根性で治しましたね。
良かったです。

今後ともよろしくお願いいたします。

こんにちは。2019年4月にSB32+PRO DoPを購入させていただき、楽しませていただいています。ただ、購入当初から、再生が数秒間停止することがある、という症状があり、特に最近は、症状が一日に数回発生するようになり、音楽を安心して聞くことができなくなってきてしまいました。こちらでできる対策としましては、どのようなことが考えられますでしょうか。お教えいただければ幸いです。

へぼへろさん

ご不便おかけして申し訳ございません。

SB32+PRO DoPに関しては、出荷テストを全数行なっているのですが、時間が短いためすべての不良を落としきれていない可能性があります。

そのほか、ファイルを置く環境(USBメモリ、NASなど)や接点の不良、volumio/moodeの不具合、ラズパイの動作安定度などの要因も考えられますが、とりあえず下記までメールをください。

よろしくお願いいたします。
new_western_electric@yahoo.co.jp

お忙しいところ申し訳ありません。
4月にSB32+PRO DoPとDCarrowを購入しました。
しばらくは、上手く再生できていたのですが、最近になって、
電源を入れた後、オレンジのランプが4~5回点滅して消えてしまいます。
moodeで再生してみてもMPDエラーになります。
何回かSDカードを焼き直して設定しなおしてみてもダメでした。

電源はラズパイとは別電源で、R19は除去。SB32+PRO DoPまで5Vは来ています。

他にどこか確認するところはありますか?

ウルトラのおじさんさん

オレンジLEDの点滅は基板上のPICが起動したという意味です。
MPDエラーは、おそらくドライバがPCM5122に設定できていない状態だと思われます。

MoodeAudioは比較的安定して設定できますが、Volumioの最近のバージョンはDACのドライバ設定が怪しくて、一度目ではちゃんと設定できていないことが多くなっています。

sshでログインして下記のコマンドで確認してみるのも良いかもしれません。

cat /boot/config.txt

10行くらい文字が表示されますが、

dtparam=i2c_arm=on
dtoverlay=hifiberry-dacplus

この2行があることを確認します。

それと、一度DAC基板を取り外して、再度付け直すことで通信の接点が復活する場合もあります。

ありがとうございます。時間のある時に試してみます。

たかじんさん

アドバイスありがとうございました。cat /boot/config.txtで何も表示されなかったので、moodeのダウンロードからやり直してみたら音が出ました。SB32+PRO DoP
は音の鮮度感が高く躍動感があり聞いていて楽しいです。これからもよろしくお願いします。

ウルトラのおじさんさん

治ったようで良かったです。
私の場合は、頻繁にSDカードを焼き直しているため、あまり遭遇しないのですが、長く使っていると突然ドライバ設定が無くなるという不具合はたまにあるようです。

こちらこそ、よろしくお願いします。

SB32+PRO DoP
まだ在庫はございますでしょうか?

やまさん

昨年の11月くらいにデジットへ出荷したのが最後になります。
問い合わせてみてはいかがでしょうか。

よろしくお願いいたします。

共立エレショップと千石電商に在庫があるみたいです。なぜかヨドバシドットコムでもお取り寄せ購入が可能で、10%ポイントが付きます。

Ising さん

調査ありがとうございます。 ヨドバシドットコムは共立電子さんが出品しているもののようです。 ですので共立電子が売り切れていたら購入できません。

そうそう、ヨドバシ10%のポイントはおいしいですよね。 

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