Tinker Board S版のVolumio 2.519用Sabreberry32 ドライバ リリース
とりあえず、無事に音が出るようになしましたのでドライバをリリースします。
volumio2.519のイメージデータは本家からダウンロードしてください。
http://updates.volumio.org/tinkerboard/volumio/2.519/volumio-2.519-2018-12-22-tinkerboard.img.zip
Volumioを起動
VolumioのイメージデータをSDカードに入れて起動します。 電源を投入してから1分くらい経ったら
にアクセスします。 そこで「ssh」をEnableします。
再起動しなくてもsshで接続できるようになります。
Sabreberry32ドライバのインストール
Teratermなどでssh リモートログインします。(以下、ピンク文字がコマンド入力です。コピペしてください)
Host:volumio.local
User:volumio
Pass:volumio
でログインします。以下の4行をコピペしてコマンドを打ちます。(1行づつ)
wget https://nw-electric.way-nifty.com/blog/files/SabreBerry32_v2519tb.tar
tar -xf SabreBerry32_v2519tb.tar
cd SabreBerry32TB
sudo ./sabre32_install.sh
( password: volumio <- sudoのパスワードを聞かれた時の回答 )
これで、ドライバのインストールは完了です。 sshを切断してOKです。
※)Teratermを使ってコピペする方法はこちらの後半を参考にどうぞ。
ここで、一旦再起動します。
Sabreberry32の設定
V2.502以降、I2C DACの自動認識が機能しているためSabreberry32を挿して起動すると、自動的にドライバが割りあたります。
volumioのweb-UIを開いて、右上のメニューのから「プレイバックオプション」を選択します。
http://volumio.local/ <- ここをブラウザから開きます。
I2S DACをONにしなくてもSabreberry32が動作するようになっていますが、念のためI2S DAC をONにして「Sabreberry32 Master」を選択しておくと良いでしょう。
再起動後にまた「プレイバックオプション」を選択します。
少し下へスクロールすると、音量オプションがあります。
MixerType を「Hardware」
ワンクリック音量ステップを「1」
にすると良いでしょう。 保存ボタンを押すと設定されます。
S なし版、およびDAC Slaveモードには対応できておりません。ご了承ください。
気になったバグ
ボリュームのDOWNボタンを押すと、音量がどかんと上がるので、お気をつけください。
特にヘッドホンを繋げているときや、パワーアンプ直結で使っているときはヤバイです。 扇状(半円状)のボリュームスライダーをクリックする場合は問題なく音量を調整できます。
追記:音量カーブを「リニア」に設定すると大丈夫のようです。
Kernelバージョンなど
Kernelのバージョンなどは以下のようになっていました。
volumio@volumio:~$ uname -a
Linux volumio 4.4.71+ #12 SMP Sat Dec 8 17:28:14 CET 2018 armv7l GNU/Linux
volumio@volumio:~$ cat /proc/version
Linux version 4.4.71+ (tinker@VolumioOS) (gcc version 5.4.1 20170404 (Linaro GCC 5.4-2017.05) ) #12 SMP Sat Dec 8 17:28:14 CET 2018
volumio@volumio:~$ cat /etc/issue
Debian GNU/Linux 8 \n \l
volumio@volumio:~$ cat /boot/extlinux/extlinux.conf
label kernel-4.4
kernel /zImage
fdt /dtb/rk3288-miniarm.dtb
initrd /uInitrd
append earlyprintk splash plymouth.ignore-serial-consoles console=tty1 console=ttyS3,115200n8 rw init=/sbin/init imgpart=UUID=161c26d0-01d7-430b-9ca5-7eab696ff5e2 imgfile=/volumio_current.sqsh bootpart=UUID=A922-A960 datapart=UUID=8039a353-d6b6-410d-8692-c4757d5cce04 bootconfig=/extlinux/extlinux.conf
と、じつはVolumio 2.387 (23-03-2018) Tinker版と同じになっています。
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こんにちは
今日、秋葉に出たのでやむを得ずもう1枚購入しました。先ほどすべての移設作業を終え、無事に音出しができました。外れ基板を引いたのでしょうかね。
ケースは01、基板の起動用ジャンパピンにコネクタをつけ、ケースに小型のディップスイッチを取り付け、外部から起動を選択できるようにしました。放熱器は高さ6mmのものを千石で購入。これだと内蔵銅板にぴったりとくっついて放熱も良好のようです。
当方ではモニタで起動を追っていったのですが、立ち上がったにもかかわらず、外部から http://volumio.loacl/DEV で入れませんでした。調べてみると、無線Lanが立ち上がっていていて有線がなぜかふさがれていました。一旦無線で入ってIPを振り、無線を切って有線に切り替えました。
投稿: ひろせ | 2018年12月29日 (土) 21時06分
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
バージョンが大みそかに上がって2.522になっているようです。同じ手順で問題なく組みこめました。
投稿: ひろせ | 2019年1月 2日 (水) 17時01分
ひろせさん
こちらこそよろしくお願いいたします。
2.522互換情報ありがとうございます。 私だけではバージョンアップに追従しきれないので助かります。
投稿: たかじん | 2019年1月26日 (土) 20時28分
こんにちは
sb32 pro がthinkerboard 上でマスターで動く動かない、、という情報はどこにありましたっけ?教えてください
投稿: ひろせ | 2019年4月 2日 (火) 05時59分
SB32pro がthinkerboard上マスターモードで動くか、、という情報はどこにありましたっけ?
投稿: ひろせ | 2019年4月 2日 (火) 07時01分
ひろせさん
Tinkerボード SがI2Sマスター動作に対応していないというより、Volumioが対応していないと言ったほうが正しい表現かと思います。
SB32+PRO DoPはマスターモードに設定されるとLEDが点くので判別しやすいです。念の為TinkerBoard SからのI2Cコマンドを解析してみましたが、マスターモード設定のコマンドは来ていませんでした。
https://www.phileweb.com/review/article/201805/30/3052_3.html
このあたりでもmasterモードで動作していないという事が書かれています。
投稿: たかじん | 2019年4月 3日 (水) 08時01分
あけましておめでとうございます。
NT-505を買ってしばらくラズパイから離れていたのですが、自室用に再構築しました。tinker board との組み合わせは音がいいので、もっぱらこれだけです。それで昨年末にvolumio2が2.692になっているのでそれを導入したところ、sb32+の青LEDが点灯しました。いや、うれしいです。まずはご報告まで
投稿: ひろせ | 2020年1月 2日 (木) 16時11分
勘違いのようですね。青じゃなくてオレンジですね。やはりマスターじゃ動かないというこですかね(苦笑)
投稿: ひろせ | 2020年1月 2日 (木) 16時22分
ひろせさん
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
TEACのNT-505は評判良いみたいですね。機能テンコ盛りなにのサイズも小さくSPDIF/USB-DAC、ネットワークプレイヤーとして魅力的な製品と思います。
Tinkerの方は、ベースにしているOSがarmbianになって以降、マスターモードがサポートされていない様子ですね。 OSをTinker純正のTinkerOSにすれば大丈夫なはずなのですが。。
https://tinkerboarding.co.uk/forum/thread-69.html
投稿: たかじん | 2020年1月 3日 (金) 10時59分
初めまして、私、SB+PRO DoPの購入検討していますが、
Tinker Board Sの12S 出力をI2S信号の出し方を参考に
行いましたが、/etc/mpd.conf を編集で許可されていませんと
表示され、設定ができません。
お忙しいところ、申し訳ありませんが、設定方法をご教授願えれば
助かります。初心者なもので、よろしくお願いいたします。
投稿: やしろ | 2020年11月16日 (月) 14時58分
やしろさん
sudo コマンドを使ってみてはいかがでしょうか
エディタがnanoの場合は、
sudo nano /etc/mpd.conf というコマンドにて開きます。
投稿: たかじん | 2020年11月16日 (月) 22時20分