Moode Audio 4.0 正式版をスクリプト一発で導入
1月29日にMoode Audio 4.0の正式版が登場しました。
ただ、期待していたようなSDカードイメージ(バイナリデータ)ではなく、Beta版と同様にレシピ一式で、ユーザがRaspbian Liteをベースに構築するという配布方法になっています。
しかし、導入用のスクリプト(Image Builder)が用意されていて、簡単に構築することが可能になっています。
Enter the cmds below via SSH on a Pi running Raspbian Stretch Lite release 2017-11-29. NOTE: No other release is guaranteed to work.
1. Download the Image Builder version 2.2
cd /home/pi
sudo wget -q http://moodeaudio.org/downloads/mos/mosbuild.sh -O /home/pi/mosbuild.sh
sudo chmod +x /home/pi/mosbuild.sh
2. Start the Image Builder
sudo ./mosbuild.sh
本家サイトには、このように書いてあります。
早速試してみましょう。
Raspbian LiteはSDカードに焼いた後、bootフォルダに「ssh」という空のファイルを作っておくことを忘れないようにします。sshという名称のフォルダでもOKです。(以後 ピンク文字が入力です。)
初期の接続は
host: raspberrypi.local
user: pi
pass: raspberry
再起動後は
host: moode.local
user: pi
pass: moodeaudio
です。
上記の通り、構築スクリプトをダウンロードして実行します。
すると いくつか y/n で問い合わせが出てきます。
Write OS build directly to the boot SDCard (y/n)? y
Do you have a backup of your boot SDCard (y/n)? y
Enter current date (YYYY-MM-DD) 2018-AA-BB
Make corrections (y/n)? n
Option 1-2: use a proxy server for Internet access (y/n)? n
Option 2-2: use a WiFi connection instead of Ethernet (y/n)? n
Proceed with build (y/n)? y
とりあえず、こんな感じで答えてビルド開始です。
と思ったら電源を落とすと聞いてきます。
Power off the Pi (y/n)? y
ここで一旦電源をOFFにして、電源を入れなおします。
その後sshの接続はmoode.local になります。
pi@moode:~ $ mosbrief とコマンドを打つと進行状況が見えます。
途中でなにやらエラーがでました。 リブートしてみ? と言ってるのでしょうか。
sudo reboot とコマンドを打つと、その後、再開したようです。
moslog コマンド および
moslast コマンドでも状況やlogを確認することができます。
何かエラーが起きたときは、見てみると良いでしょう。
1時間くらいで終わると書いてありますが、私の環境では4時間ほどかかりました。
ネットワークの速度に足を引っ張られるのだと思います。(Raspberry Pi 3 で実行)
終わりました。
DLNAやShairport-sync、Upmpdcliなどのオプションもフルに導入されているのでしょうか。 コメントの先頭の「**」と「//」の違いがよく分かりません。
一応、再生できるところまでは確認できたので、これから色々と見てみようと思います。
pi@moode:~ $ uname -a
Linux moode 4.9.79-v7+ #1086 SMP Wed Jan 31 18:03:34 GMT 2018 armv7l GNU/Linux
というバージョンになっています。
Sabreberry32ドライバを入れる方法
Sabreberry32ドライバは下記のようにして導入してください。
wget https://nw-electric.way-nifty.com/blog/files/sb32_kernel4.9.79-v7+.zip
unzip sb32_kernel4.9.79-v7+.zip
cd SB32_kernel4.9.79-v7+
sudo chmod +x sabre32_install.sh
sudo ./sabre32_install.sh
※ Kernel 4.14.54-v7+(2018-06-27-raspbian-stretch-lite) の場合はこちらからどうぞ
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たかじんさん
いつも有難うございます、早速ビルドしてみましたが、1時間ちょっとでエラーもなくアッサリと出来てしまいました。(リブートの回数は多かったですが)
Rpi3(moode)→Rpi3(lightMPD)(SabreBerry32)→HPA-12という構成で利用させていただいいます、この構成ではMoode Audioもなかなかの高音質ですね。
有難うございました。
投稿: flyingace | 2018年2月 4日 (日) 17時38分
たかじんさん
はじめまして。
色々と情報ありがとうございます。
4.0正式版になって、kernel選択項が無くなってしまい、384k再生が出来なくなった様なのですが、如何でしょう?どのドライバを選んでも、192kになってしまいます。
上記Sabreberry32のドライバは384k対応でしょうか?
投稿: mimizou | 2018年2月 5日 (月) 20時33分
flyingace さん
超軽量版のlightMPDですね。 素晴らしいと思います。
Moodeはちょっと動作が重くなってしまいましたね。
mimizou さん
正式版といいますか、Beta版のころからカーネルはRaspbianのままですね。 有料化されていたものを使うというのが手っ取り早いかもしれません。
ちなみに、Sabreberry32のドライバのSlaveは384kHz対応はしています。 再生できるかどうかはOS側の対応次第です。
投稿: たかじん | 2018年2月 5日 (月) 22時34分
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投稿: richarddii | 2018年2月 9日 (金) 09時34分
こんにちは、オーシャンです
遅まきながら、トライしました
当初、画面に動きが無いのでうまく行っていないと思い、何度かやり直ししましたが、動きが無くて良いのだと判り、待つと1時間ちょっとで出来ました
動きに不安定さが無いのと、なによりWebラジオの反応が素晴らしいです
投稿: オーシャン | 2018年2月11日 (日) 10時36分
オーシャンさん
確かに、分かりにくい部分がありますね。
再起動後はパスワードも変わってしまうので、失敗しているようにも見えますし。
おっしゃる通り、一時期のVolumio2に比べるとちゃんと動くので安心感はあります。 ソフトウェアの作りこみ、完成度でいうとMoodeAudioのtimさんは凄い人だと思います。
投稿: たかじん | 2018年2月12日 (月) 10時44分
最近SabreberryDAC ZEROを購入して、moodeaudio4で音出しをしようとしていますが、全く音が出ません。ちなみにPHATDACでは、音が出ます。
投稿: まろん | 2018年3月 4日 (日) 20時40分
まろんさん
こんにちは。 DAC基板はソケット実装タイプでしょうか?
もし、未実装タイプで、ピンヘッダをスルーホールに直刺しでしたら、接触不良の可能性があります。接触するようにPINにテンションをかけてみてください。
また、再生中に再生インジケータが付いていますでしょうか?
最悪なケースとしてDAC-ICの初期不良の可能性もあります。 これまでES9023は0.09%くらいで片チャンネル音割れなどの不良が出てます。
よろしくおねがいします。
投稿: たかじん | 2018年3月 5日 (月) 17時17分
たかじんさん
遅くなりましたが、やっとインストールできました。
インストールするのにPCの条件により、少しずつ手順に違いが出てくるようですね。
勉強になりました。
ありがとうございました。
先日はOSCで楽しくお話させていただきました。あわせてお礼申し上げます。
投稿: かとう | 2018年3月12日 (月) 15時00分
かとうさん
環境によって、何か違いがでるんですね。
無事にインストールできたようで何よりです。
こちらこそOSCでは楽しいお話しを、ありがとうございました。
またどうぞ、よろしくお願いいたします。
投稿: たかじん | 2018年3月14日 (水) 22時46分
たかじんさん、
いつも楽しく記事を読ませていただいています。ありがとうございます。
昨日moodeauidoのサイトを見たら、Ver 4.1がリリースされてて、さっそくインストールしてみました。
ところが、SaberBerry32のドライバーをインストール&設定すると再生のところで止まってしまい・・・ (クリーンインストールしてみましたが症状変わらず)
uname -aを見ると、
Linux moode 4.14.32-v7+ #1105 SMP Tue Apr 3 19:08:49 BST 2018 armv7l GNU/Linux
とあるので、(たぶん) カーネルバージョンが変更になって、SaberBerry32のドライバーが動かないのではないかと。
moodeaudioのUI、よくできていて使いたいのですが、もし可能であれば対応検討いただけると幸いです。
どうぞ、よろしくお願いします。
投稿: みせ | 2018年4月29日 (日) 11時14分
みせさん
更新しました。 いまのRaspbianだとKernelがさらに新しいものになってしまいました。
よろしくお願いいたします。
投稿: たかじん | 2018年4月30日 (月) 17時12分
たかじんさん、ありがとうございました!
投稿: みせ | 2018年5月 1日 (火) 12時03分
こんばんは、オーシャンです
4.1はパスしたので4.2にトライしました
SB32のドライバーがやはりカーネルが異なる為か、動きません
uname -aの結果は
Linux moode 4.14.54-v7+ #1124 SMP Mon Jul 9 16:41:01 BST 2018 armv7l GNU/Linux
です
相変らずWebRadioの音が出るまでの反応が早くて素晴らしい
Raspbian Stretch Liteは2018-06-27にリリースされたものです
moodeのHPにも下の方にダウンロードリンクが有りました
投稿: オーシャン | 2018年7月14日 (土) 00時35分
オーシャンさん
情報ありがとうございます。
raspbianも新しくなっているんですね。
少々おまちください。
投稿: たかじん | 2018年7月14日 (土) 08時24分
おはようございます
小生も昨日トライしました。導入そのものは1時間ほどでしたが、SB32が動きませんでした。raspbianはオーシャン様と同じです。2回やって2回とも同じ症状です。
投稿: ひろせ | 2018年7月16日 (月) 05時40分
ひろせさん
すみません。下記をご覧下さい。 上の記事に最新版の案内が出ていなかったですね。。
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2018/07/moode-audio-42-.html
よろしくお願いいたします。
投稿: たかじん | 2018年7月16日 (月) 08時46分