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2018年1月18日 (木)

MOS-FET 2SK405/2SJ115のその後

アレキサンダー電流帰還アンプALX-03の最終段をK405/J115に交換して、通電時間が150時間くらい経ちました。

通電している間、このように4Ωダミーロードを接続してパワーMOS-FETにちゃんと電流が流れるようにしていました。

Mos01

アンプの上に乗ったケースの中には8Ω50Wのメタルクラッド抵抗が4本入っています。

20W以上を長時間加えるならヒートシンクに密着しなければいけませんが、音楽を大きめな音で鳴らしている程度(5W~10W)なら、部屋が寒いこの季節なら大丈夫です。

 

最初は非常にダイナミックで中域がぶ厚い音が出ていましたが、エージングが進むにつれて、徐々にマイルド傾向に変わって落ち着いてきています。50時間を超えたあたりからは変化が少なくなったように思います。

 

MUSES03のままだと、どうも中域の厚みのおかげで音のヌケがじゃまされてしまい、奥行き感が阻害されてしまうようです。低域は温かみのある優しい音で味わいがあります。

しかし、はっきり言ってしまうと何か琴線に触れるような音がしないのです。

心にビビビッと響かない。

 

音というのは、しばらく聴いていると慣れてしまうので、別のアンプと比較するのが常套手段ですが、すごく良い音は、いつまで聴いても飽きが来ないものですね。

久しぶりにVFA-01を持ち出して比べると、明らかにVFA-01の音の方が表現力が豊かで、音楽に引き込む力を感じます。

大電流MOS版のALX-03も、もっと楽しく聴けてたはずです。

OPAMPをOPA627に変更して聴いてみると少しスッキリして透明感が増すのですが、やっぱり物足りなさを感じます。

 

ということで、K405/J115の本領を発揮させるにはさらなるチューニングが必要なようです。

デバイスを良いものに変更するだけで音も良くなるというのは幻想に過ぎないと、今回も感じざるを得ない結果になりました。

残念ですが、現時点では大電流MOS版LAPT版のみでお願いいたします。納得できる音にはなっておりません。

 

オープンソースカンファレンス2018 Tokyo/Springまでには、どうにかしたいものです。  

 

 

 

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コメント

妥協の無い仕上がりに益々期待が高まりますね!あっ・・プレッシャーではありませんから。たかじんさんの意気込みがうかがえて嬉しいです。

たかじんさん、2SK405/2SJ115のその後のレポートありがとうございます。
メーカー製の場合はエージングでこなれていく感じの変化が多いと思いますが、自作の場合はRawな段階からの変化になるので、ご報告のようなこともあるのですね。
 旧型MOSアンプを愛好していた長岡鉄男さんが旧型MOSはリソース食いだといったようなことを書かれていたのを思い出します。

 初期の段階ではとてもよい鳴り方をされていたとのことですので、今後のチューニングのご様子を楽しみにしています。


いつも楽しい記事をありがとうございます。

エージングで音が変わるというのはよく聞きますが、抵抗やコンデンサなどの部品の音質比較をされているサイトはエージングした状態で公表しているのでしょうか? いい加減な情報に惑わされていないか心配になってきます。

たかじんさんのサイトの情報は、しっかりとエージングした状態で評価されているように感じて安心感があります。

onajinn さん

ありがとうございます。 ちょっとづつ検討を進めております。
おまたせして申し訳ありません。
なんとか、まともな音が出るようにしたいですね。

koji さん

長岡鉄男さんは、日立のアンプを愛用されていましたね。 メインであるMOS-FETも日立製のものだったはずです。 あの頃は、オーディオメーカーも開発費が潤沢で、デバイスから開発し、素晴らしい回路を搭載していたいい時代でしたね。

JJさん

どうなんでしょうね。 抵抗やコンデンサも100時間くらいは通電しないと正しく評価することは難しいですし、そもそも正しいって何? 1位って何? という話にもなりかねません。

それと、気をつけなければいけないのは、ピンソケットでの部品交換です。 ピンソケットを使っていると本来の音ではありません。 比較するときは、ちゃんと半田付けすることをお勧めします。
各社の部品の種類を知るという部分では、部品の比較サイトは非常に有効と思います。 私も、こんな部品があるんだ。 と関心しています。

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