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2017年12月 4日 (月)

アレキサンダー電流帰還アンプALX-03 x MUSES03(2)

アレキサンダー電流帰還アンプの基板ALX-03に、NJRCの最高級オペアンプMUSES03を挿して、いくつかの部品を変更して、現在、エージングを兼ねて視聴中です。

Alx_023 

NJM5534(1回路入り)は、DCをキャンセルするDCサーボ回路用です。

 

ALX-03は、2回路入りオペアンプを使用していても左右では共有していなくて、ツインモノ構成のアンプです。

Alx_024

こんな感じで、1チャンネルアンプ基板を2枚使っているので、チャンネルセパレーションは2回路OPAMPが原因で悪化していません。

ですが、MUSES03を挿して試聴するとステレオ感が増すような左右の広がり、奥行きのある空間が目の前に展開されます。

 

まだまだエージングが60時間未満と少ないので、今後どうなるかは不明ですが、現時点での印象は、終段をMOS-FETにしたような、ふわっとした低音域と密度の高い中音が聴けて楽しいです。

やわらかい中にも、ちゃんと芯があります。しまりがゆるい(甘い)低音とは違い非常にうまく音をまとめていますね。 アレキサンダー電流帰還アンプでの使い方は、通常OPAMPが増幅する回路と違うので、MUSES03がこのような音を目指していたのかは何ともいえません。 

 

この音を気に入る人が多いのではないでしょうか。

 

そしてMUSES01、02との差はかなりあるんじゃないかと感じます。 

新日本無線も、ついに本気を出した?

 

DCサーボ側までMUSES03を使う必要はないので、01の3500円から03の2500円と価格がお手頃になっている点も良いですね。

MUSES03のDCオフセットは、個体差が少々大きいようでDCサーボは必要です。 もし、運よく±50mV以下になるようでしたら、DCサーボ側のOPAMPを外すというのも面白いです。

私が購入した個体は2個で、それぞれ、30mVと95mVでした。(アンプの増幅率や、周辺回路のオフセットも含んでいる数値です。)

即座に問題になるDC漏れではないものの、ミュートのON/OFF時に、95mV側のチャンネルだけ若干のポップノイズを発します。

03はJFET入力のため、入力のカップリングもバイパスが可能です。 電流帰還アンプなのにDCアンプ化ができます。 実験的に、聴いてみると魔力を感じるレベルのヤバさです。

この違いは、ある程度の大きさのスピーカーが必要になります。 16cm以下のウーファーを搭載した小形ブックシェルフ2wayでは、DCサーボが影響してくるような極低音領域の差は殆ど出てきません。 ざっくり25~30cmウーファーくらいのフロア型くらいだと判ると思います。

ついつい仕事(?)を忘れて聞き入ってしまいます。

 

 

 

 

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パワーアンプ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

MUSE03、ここに乗りましたか~(w
音の傾向的に、MUSE8832とか、最近のオペアンプの高音質素材バージョンかと思っていたのですが、フルバランス型差動増幅回路2チップ構成とかで、この辺りがオフセットが不安定な原因なんでしょうか?。そう言えば、秋月のセットに抵抗が入っていたのはこの辺が原因なのかな?何にせよ、良い感じに鳴ってくれているのは有難いですね。HyCAAにも音の傾向的に合いそうです。個人的には、バイボーラバージョンの04?に期待大ですが(w

ScrapHearts さん

MUSE8832は、私も気に入っていてDAC ZEROに載せようと考えていました。 ですが、秋月のwebを見ると「D」マークが付いているので諦めました。

パイポーラ版の04は、私も期待したいところです。
03も最初はFETっぽいクセを感じますが、エージングで少しおさまってきました。 

DCオフセットの値は、単体ではなく約30dB増幅したアンプの出力です。 ちょっと誤解されそうなので、本文の方に追記しようと思います。

それにしても、近年のOPAMPにしてはオフセットが大きいように思います。 内部を2チップ構成にしてあるという話もあるので、その辺が原因かもしれませんね。

03の見るべきところは、DCではなく、低音側の豊かな表現力です。
スピーカーがワンランク上がったんじゃないかと勘違いしそうな勢いです。

こんばんは。

DAC ZEROのMUSE8832バージョン?も聞いてみたいかも(w ES9023には、ちとピーキー過ぎる気もしないでもないですが。むしろHyCAAにぴったりと思って、OPA1622と一緒に使っています。Dマーク?ディーラー扱いって事ですか?MUSEクラスは結構厳しいですね。流通を制限=偽物対策って事でしょうか。

一応、メーカーの案内では、03はバランス構成の入力と出力の2チップ構成で応答性、ダイナミックレンジ、歪率の特性向上、入力と出力を分離し相互干渉を低減を図っているとありました。+入力/-入力/増幅の3段構えと言ったところでしょうか?このあたりに音の秘密がありそうですね。

ScrapHearts さん

MUSE8832は、ゲインを6dB以上にしないとリンギングが多くなるので、使いこなしが難しいです。

それを守れば、ピーキーというよりむしろ図太くてパンチのある音がでます。 OPAMP差換えではなく、それを生かす回路技術が必要になるという部分ではマニアックな製品といえますね。

ちなみに「D」はディスコンマークで、製造中止を意味します。

こんにちは。

>たかじんさん

〉MUSE8832は、ゲインを6dB以上にしないとリンギングが多くなるので、使いこなしが難しいです。

ありゃ、特段気にせずに使っちゃってました(w ソケットで手軽に差し替えるのも考え物ですね。そういえば、±9Vで使ってた時がありましたが、流石に発熱に気が付いて、慌てて調整した覚えがあります。最低でも諸元表を確認しないといけないですね。

〉それを守れば、ピーキーというよりむしろ図太くてパンチのある音がでます。

表現がわるかったですね。8820や8920とは違った毛色の傾向で、僕も結構気に入っていたのですが、、、

〉ちなみに「D」はディスコンマークで、製造中止を意味します。

ポータブル向けとして、目の付け所は間違って居なかったと思うのですが、市販品での採用率悪かったんですかね。そういえば、これ以降のJRCのオペアンプって音の印象が、大分変ってきた感じだったので、汎用の方が売れたって事かな?

たかじんさん、
こんにちは。
先日、ALX-03 RevIIの基盤を購入させて頂きました。
この基板とMUSES03を使ったアンプを作成したいと思っています。
いくつかの部品が変更になるとの事ですが、部品の確定がされましたら、また部品表を掲載して頂けないでしょうか。
早く制作したくてうずうずしています。
お手数ですが、よろしくお願いします。

ScrapHearts さん

MUSE8832は、低電圧用に特化したOPAMPとしては特色がある製品で面白いと思います。 ディスコンというのが本当であれば残念ですね。


kawa さん

ありがとうございます。 只今、エージングと安定度確認中です。  安心して使っていただけるよう、C負荷発振安定度などのテストも致します。
もう少しだけお待ちください。

たかじんさん

ありがとうございます。
年末でなにかとお忙しい時期とは思いますが、よろしくお願いします。
楽しみにしています。

kawa さん

お待たせして申し訳ございません。 只今、ちょっと面白いテストもしておりますので、お楽しみに。

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