ラズパイオーディオユーザーのためのWinSCPの使い方
ご存知の方も多いとは思いますが、細かい背景を書くとtelnet通信とrcpファイル転送をセキュア対応(暗号化)したのがssh通信とscpファイル転送です。
Windows XPまではtelnetもrcpも標準搭載されていたので、DOS窓からコマンドを打って利用していた人も多かったと思います。ローカルネットワーク上の通信は平文でも大丈夫と思ってましたが、時代はセキュアを求め、暗号化されていない通信を極力使わないようになりました。
ところがWin7以降(Vista以降?)ではsshとscpに対応すればいいものを、それらを搭載しないだけでなく「rcpを消してしまう」というネガティブな対応に舵を切ってしまいました。
一方、macのターミナルはちゃんと対応してるので、みなコマンドを打ってファイル転送してますよね? セキュアな通信コマンドが使えない不憫なWindowsでは、仕方なくGUIアプリに頼ることになります。
そこで登場するのがWinSCPです。
んまあ、使ってみるとコマンドが馬鹿らしくなるくらいGUIが便利です。
冗談はさておき
RaspberryPiなどのLinux機にデータを転送したりファイルを編集することに限定した使い方を紹介いたします。
Linux機の方はOpenSSHなどscpに対応したsshサーバのサービスが起動していることが前提です。(Raspbianには最初から入っています)
では、早速winSCPをインストールして使い方を見ていきましょう。
インストールの途中です。 標準的なインストールで良いと思います。
次にインターフェーススタイルってのが出ます。個人的にはエクスプローラの方が使いやすと思います。後からも変更できるハズです。
インストールが終わって起動すると、以下のような画面が出ます。
左上の新しいサイトをクリックします。
接続するディストリビューションがRaspbianのときで説明します。
他のOSでは適時読み替えて下さい。
転送プロトコル:SCP <---- 気をつけて
ホスト名:rasbpberrypi.local
ポート番号:22
ユーザ名:pi
パスワード:raspberry
で「保存」を押します。
すると、下記の画面が出ます。 セッションの保存名とフォルダのほか「パスワードを保存」にチェックを入れると次回以降、ワンクリックで接続できます。
保存したらこうなります。
早速、ログインしてみましょう。
左側の一覧からp@rasbpberrypi.local を選択した状態で下のログインボタンを押します。
初回接続時には、このようにセキュリティー警告が出ます。 更新ボタンを押して進みます。
エクスプローラー風のファイラーが開けました。
次回以降は、User、passなど入力しなくても憶えてくれてますので、更に簡単にアクセスできます。
利点
winSCPでRaspberryPi上のファイルに簡単にアクセスできます。
●ダブルクリックでテキストエディタが開く。(バイナリデータは開けない)
●編集してファイル保存するとLinux機上に保存される。
●ドラッグ&ドロップでファイルを転送。
●逆方向にドラッグ&ドロップでファイル受信。
●ファイル削除、フォルダ削除・作成が簡単。(エクスプローラ感覚)
ちょっとしたスクリプト等の開発は、winSCPを使うことでwin機のローカルでファイル編集しているのと変わらない感覚で行なうことが出来ます。
また、win機側にもtmpファイルが残り、Linux機の再起動の間も乗り越えて編集作業を続ける事も可能です。つまり、プログラム開発・ファイル編集・設定変更などにうってつけのツールと言えます。
Permission問題
注意点があります。
Windows上では普段は意識しないファイルやディレクトリの権限(Permission)が出てきてファイルが書き込めないなど戸惑うことがあります。
linuxでは、ファイルやディレクトリに持ち主、グループ、ユーザそれぞれに読書き、実行権、閲覧権が設定できるようになっています。 (Windowsにもあるのですが。。。)
設定ファイルを置いてある/etcディレクトリ内のものはユーザーには触らせないようにしてあります。 例えば /ect/fstab や /ect/mpd.conf などです。
これらのファイルをダブルクリックして開くことは出来ますが、保存は出来ません。 そういう時は、sshログインして sudo をつけて編集してください。
★ユーザー用のディレクトリ(Raspbianでは/home/pi)ならフルアクセスが可能です。つまり、MPDの楽曲データ置き場をユーザーディレクトリにしちゃうと万事解決です。
ssh でログインして
sudo nano /etc/mpd.conf とコマンドを打って上記のようにユーザディレクトリに楽曲データを置くようにするとSDカードへのデータ転送が簡単になります。
もしくは、標準のディレクトリのアクセス権を変更するという手もあります。
sudo chmod 777 /var/lib/mpd/music
でOKです。
これで、SDカードの空き領域を楽曲データ置き場として使うことができるようになりました。
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