Raspberry Pi と Tinker Board の I2Sジッター比較
写真では揺れ方が判りにくいため動画にしてみました。
同じクロック(PLL)から生成されたLRCK、DATAも同じタイミングで揺れていますが、ここでは比較しやすいBCKで見てみます。(I2S全体が揺れている)
サンプリング周波数44.1kHzの曲を再生している最中のBCKは、64fsの約2.8MHzのクロックになります。
どちらもオンボードのPLLで生成しているクロックです。
タイトルでは分かりやすく「ジッター」と書きましたが、本来のジッターとは違う二重化された軌跡を通るフラクショナルN型PLL(RaspberryPiではMASHと呼んでいます)特有の
「N+1挿入の揺れ」 が見えています。
DAC基板にマスタークロックが載っている場合は、こういったクロック揺れは一切見えません。 定価で50万円以下の安価なオシロでは、オシロ内部の基準クロックとDAC基板上の低位相ノイズ水晶発振器のどちらの揺れか判別不能です。
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コメント
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おはようございます、オーシャンです
残念ですね
リクロッカが使えるなどと、都合の良い事は起きそうも無いですね
ドライバーがカーネル内蔵という事は、SB32もコンパイル必須で組み込みが大変という事ですね。
やはりPi4待ちですかね。
財団幹部のインタビューから、2019の2月発表では、と予想されてる様です
今までの発表がすべて2月で、来年は無さそうというのが、根拠らしいです
投稿: オーシャン | 2017年11月 3日 (金) 09時37分
オーシャンさん
Sabreberry32は、ドライバ開発者の元ではすでにスレーブモードとして動作しています。 マスターモードは、どうもTinkerの基板上の配線が繋がっていない可能性があり調査中です。
それとは別にdietpiというライトウエイトOSで再挑戦中です。
リクロッカー(RAMバッファI2S)基板が使えるといいですね。
Pi4はどうなるんでしょうか。 更に高速なCPUを載せるとか、Wifiを5GHz対応するとか。。。 メモリを4GBにしてWindows 10が走るとか。。。 妄想は広がりますね。
個人的にはUSBとLANを別系統に分けて欲しいです。
投稿: たかじん | 2017年11月 3日 (金) 20時44分
こんばんは、オーシャンです
SB32スレーブでも聴いてみたいです
ラズパイ向けWin10 IT Coreもアップデートしてるんですね
http://www.buildinsider.net/small/windowsiot/01
USBとLANが別である方が良いと思いますが、デジファイさんがSMPD等を解析されて掲示板で報告してます
Raspberry PI force_turboのスレッドです
周波数設定だけでは駄目で、force_turbo=1でクロック固定だそうです
4倍オーバーサンプリングしても、安定しているそうです
投稿: オーシャン | 2017年11月 3日 (金) 22時10分
オーシャンさん
IoT版のwin10ではなく、通常版のwin10です。 なにやらARMコアで動作する普通のwin10を作ってるようなのです。
> 周波数設定だけでは駄目で、force_turbo=1でクロック固定だそうです
そ。そうですよ。 Pi Zeroを10秒で起動にする方法ってやつでもやってますし、わりと初期の頃のRuneAudioでもやってました。
RPi Model Bのオーバークロックが公式サイトに掲載されて、その時からforce_turboの情報は公になってたと思います。 4年くらい前?
> SB32スレーブでも聴いてみたいです
もう少々お待ち下さい。
投稿: たかじん | 2017年11月 3日 (金) 23時49分