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2017年10月 8日 (日)

RaspberryPiのCPUをクールスタッフで冷やしてみた

秋月電子で売っているクールスタッフのチューブタイプを貼ってみました。

放熱は、熱をどこかに逃がすことで行うのが基本ということは皆さんご存知かと思います。 

Heat00

クールスタッフの中身は薄い銅板です。 

銅の熱伝導率はかなり高く、金属としては銀に続く第2位です。

 

Wikipediaによると

 銀(Ag)  420
 銅(Cu)  398
 金(Au)  320
 アルミニウム(Al)  236
 シリコン(Si)  168
 炭素・カーボン(C)   100~250 
 真鍮  106
 ニッケル  90.9
 鉄(Fe)  84

のようです。

銀に比べて5%ほど低いものの十分な伝導率ですね。 アルミと比べると約1.7倍です。

 

 

さてさて、クールスタッフを少しだけ切ってCameraコネクタを避けます。

Heat02  

表面は絶縁フィルムで保護されているため電子部品に接触してもショートしません。カットした部分だけ内部の銅板が露出しますので気をつけてください。

 

Heat03

付録している放熱両面テープは非常に薄くて保護テープを剥がすのが難しいです。 ですが、薄いぶん放熱の妨げが少ないと思います。 

貼ったのは、CPUとUSB-LANチップの2つです。 ICの背中と同じ大きさにカットして貼ります。 

 

Heat04

クールスタッフは、このように簡単に曲げる事ができます。

ケースまで届くような曲げ方を思いつかなかったので単純に伸ばしていますが、放熱面積が増えるためある程度の放熱効果が期待できます。

 

Heat05

うまくコネクタをかわすように曲げるとDAC基板も無事に挿すことができます。 

そして、このケースに入れています。 

N2_a_2 

ビフォー・アフターのような結果を書くことができれば良かったのですが、ここ数日で急激に気温が下がったため比較できませんでした。

 

結果からすると、symphonic-mpdの初期設定のままで再生して10時間経っても49度あたりで安定している様子です。 室温が約20度だったので温度上昇は29度あたりで収まっているようです。 

Heat06

ちなみに、放熱シートを貼らずにこのケースに入れたままカーネルビルドすると30分くらいで80度を超えてリミッタ動作がかかっていました。

アルミケースだからと言って直接的にCPUを冷やすものではありません。内部にこもった空気の熱を外に伝えやすいというだけで、実際にはオープンエアーな方がCPU温度は低いです。 

symphonic-mpdは、オーバークロックをしているため、RaspberryPiが落ちやすい状況にあります。 Pi3の個体差もあるようですので、安定動作するかどうかは運が半分。 そして、放熱が必要そうです。

オーバークロック周波数を僅かに下げる(1440MHzを1400MHzなど)と安定するという報告もあるようです。 うまく使えば、とても良い音で聴くことができるので、ぜひ挑戦してみてください。 

 

 

 

 

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Raspberry Pi」カテゴリの記事

コメント

シートの端はケースに密着させるんですか?

天 麩羅夫さん

残念ながらケースまでは届きません。 折り曲げてUSBソケットの上部まで来ていますが、特に固定はしていません。

なるほど。 それでも放熱はいいようですね。

天 麩羅夫さん

CPUの温度がソコソソ高いので、周囲温度との差があって思ったよりも放熱しますね。

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