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2017年5月13日 (土)

やっとと言うべきでしょうか SabreberryDAC ZEROをFIXしました

当初は、もっと早く生産するつもりだったのですが、思った以上に手こずってしまいました。

 

先日のヘッドホン祭のSabreberryDAC ZEROの展示の様子です。

Iot_01

展示していたとき、写真を撮り忘れていました。 IoT女子さんのサイトからの抜粋 です。

 

もう一枚。 

Iot_02

私がいないとき、こんな感じだったんですね。 
(写真は トランペッターのIoT女子 長尾真奈美さん )

 

Ascii_01

なんと、ASCIIさんのwebサイトにも載ってました。 「目玉」としてご紹介頂いていたようで感激です。 ゴン川野さんありがとうございます。

Ascii_02

あっ 台座から剥がれてる・・・   この時点で取れてたんですね。。。 リンク先にはラズパイオーディオの会の会長さんが!!

 

Dac_zero_b3 

最後は 日経トレンディネットさん

 

「 もともと20年以上もアンプを自作してきたオーディオマニアの方々が、最近になってラズパイに対応するDACボードを設計し、メーカーに製造を委託して販売しているそうです。設計者の実績を基に、ファンたちが試聴もせずに購入しているそうです。」

 

とのコメントがありました。 

確かに。。。 試聴もせずに購入して頂いているのは、本当に本当に感謝です。 ありがとうございます。 

その手前の文章は、少しニュアンスが違がっていますので、この場をかりて訂正させてください。

20年以上も 『自作アンプ』 を継続して作ってきていません。 かなり中間(17~18年くらい)サボってました。。。 その代わりと言ってはなんですが、仕事で民生用AV機器、業務用アンプ、DJ用機器など回路設計をしてました。 トータルで120万台くらいは市場にでたと思います。

 

 

遅れの原因

さてさて、ここまで遅れたのは、WIFIからの輻射ノイズ対策と音質検討です。 

DAC Zero と同じくES9023Pを使ったSabreberry+ は、Pi3で使ってオンボードのWifiをONしても、殆ど影響を受けることなく使えていました。 「+」の名のとおり、RaspberryPi Model B+が出たときに作ったもので、当時、RaspberryPiにオンボードでWIFIが乗るとは考えてもいませんでした。 ですので、何か考えて対策をしていた訳ではありません。

ひとことでいうと偶然ですね(笑

 

至近距離から発するWIFI電波は、アンプ回路など半導体の中で整流されて、ビートダウンして可聴帯域のノイズとして耳に聞こえます。

色々調査してみると、どうも、DACの後のヘッドホンアンプ部で影響を受けているようなのです。 また、電源ラインやGNDもフェライトビーズで高周波を切ったりすると状況が変わるので、電源、GND周りからの影響もゼロではないようです。

 

一番影響が大きいのは、ヘッドホンのケーブルです。 ケーブルをPi3のWIFIアンテナ部に乗せるくらいの勢いで近づけると、かなりノイズが聞こえます。 小さめの音量で聞いている音楽と同じくらいのレベルです。

WIFIをOFFすると、ぱたりと止まります。

 

ということで、音質的な検討とともにWIFIノイズとの戦いも始まりました。 

3月下旬のことでした。 

私の中では、Pi3を使うのに「WIFIを使ってはいけない」という選択肢はありません。 Moode AudioのWIFI-APモードは、とても便利で私も使っているからです。

偶然にもSabreberry+がWIFIの影響を殆ど受けないというところから調査を開始して、あれこれやっているうちに1ヶ月半もたってしまいましたが、どうにか私が納得できるレベルになったところでFIXできました。  

 

 

部品の音質検討

開発速度を速めるために、2台の試作機で同時にエージングしながらの検討です。 部品は交換したあと、最低でも3日、できれば5日間ほど電源を入れっぱなしにしておかないと音を評価できません。

良いなと思った定数・部品でも、更に1週間ほど印加し続けると、また音が変わってくるようにも感じます。 1号機が良い音になったと思っても、2号機で別のOPAMPを使っていたりすると、こっちも良いな。 なんて目移りすることもありますね(笑

GWの最終日に、一応最終かな。 と思って固定した回路部品・定数で、音を鳴らしつづけて1週間。 これで問題ない。 との判断を、昨夜しました。

 

こころ残りは、ZERO W の国内販売の目処がたっていない部分ですが、待っていても仕方ありませんね。

第1ロットの出荷は、6月上旬の予定です。 ショップさんに並ぶのは中旬になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

 

 

2種類のバージョン

GPIOソケット実装済みモデルと、未実装モデルの2種類を用意いたします。

Pi Zeroに接続するには、未実装の方を選択してください。

2つを並べるとRaspberryPi との 「高さ」 が違うのが判ります。 

Dac_zero_b2

ソケット実装済みの方は、Pi2やPi3との組み合わせなら、一切ハンダ付けなしでヘッドホンを鳴らすことができて、よりいっそう手軽にラズパイ・オーディオを楽しむことができます。

Pi Zeroは、そもそもGPIO端子が実装されていません。 ですので、前提条件として、その部分のハンダ付けができる腕前(道具も含めて)を持っている人が対象になります。  

 

 

 

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SabreberryDAC ZERO」カテゴリの記事

コメント

PI ZEROとDAC ZEROは半田つけると二度ととれない

お疲れ様でした。

WiFiノイズの影響も抑えられたとの事。
素晴らしい!
争奪戦を制する事が出来るか怪しいですが、発売を楽しみにしてます。

完成おめでとうございます。
zeroもスターターキットであれば、いつでも買えそうなので、ポータブルを目指そうとする方にはうれしいと思います。

ソケット実装と未実装の選択は難しいところだと思いますが、専用機になると思うので、思い切るしかありませんね。

TDA1837とES9023とのレースが楽しみです

実現してくださって本当にありがとうございます。正直、争奪戦にはまったく自信がありませんが…。
Wがまだの状況で直付は少し考えてしまいますね。ケースとの兼ね合いもあるので、まずはPi3用にして様子見するかも。
できればJustBoom DAC Zeroのようなピンソケットなら、とも思ったのですが、これは難しいものでしょうか。
https://www.justboom.co/start/set-up-justboom-dac-zero-phat-and-case/

TDA1837 → TDA1387 ですね

ぱっくんさん

目の付け所がするどいですね。 基板ができてから説明しようと思っていました。

実は、DAC基板側のGPIO端子はハンダ付けしていません。
2.54mmピッチを少し変えて、スルーホールの内壁にPINヘッダを接触させています。
ですので、この状態で抜き差し可能なのです。(PI Zero側はハンダ付け必要です)

通りすがりのおじさんさん

ありがとうございます。 頑張って生産します。 今は梱包材などどうしようか悩み中です。 

yosyosさん

ありがとうございます。 完全なポータブルとしては、電池や2次電池などでしょうけど、その部分については未検討です。 単三4本のケースに押し込めるかと思っていましたが、なかなか難しいです。
TDA1387はフィリップスのCC-DACですね。 懐かしいです。 まだ売っているところがあるのでしょうか。

h.imagineさん

上記のようにPi ZeroのGPIO端子のDAC基板側はハンダ付けせずに接続できます。  そうはいっても現状では、どちらか一方を選択する必要がありますね。

TDA1543やTDA1387は一部?ではやっています。
ZIGSOWにちょっと顔をだしてみて下さい。

yosyosさん

了解です。 TDA1543も随分と売っているところが減りましたね。 

なんと、DAC基板側はまさにJustBoomと同じ方式でハンダ付け不要だったのですね。観察眼がなく、失礼しました。
先行してzeroを持ち出してポータブル運用方法を検討しているところですが、これで悩むことなく楽しみに待てます。

初めまして。
Pi Zero W と Sabreberry+でポータブルネットワークオーディオプレーヤーを作ったばかりでした。
厚さ3cmのケース(MX3-11-12)に入れたのですが、電池を工夫すればもう少し薄く小さく作れそうですね。
※今回は単3×3本で昇圧してます。

確かにWifiの影響を受けてないように聞こえたので不思議でした。
勘違いではなくてよ良かったです。

ケースの型番間違えてました。
MX3-11-8ですね。

ばたやんさん

Zero W 入手ですか。
Sabreberry+での動作報告ありがとうございます。 丁度よいケースってなかなかないですよね。 電池が入れられるスペースが最初からあるタイプは、ぴったりと Pi Zeroが入らないですし。

h.imagineさん

JustBoomは、特殊なコネクタを使用されていますね。 あれ、素晴らしいです。 
SabreberryDAC ZEROはそれよりも更に薄くできますが、GPIO端子の耐用挿抜回数は少ないと思います。

ポータブル運用に関しては、バッテリーとケースをどうするかが最大のポイントですね。 私もアレコレ考えていますが、まだ決定打がでてきていません。

Raspbian「Stretch」に再生ソフト「Audacious」を入れてi2sDAC「Sabreberry+」を使おうと考えています。私は今「Volumio2」のタッチパネルプラグインを入れて使用していますが、動作が重くなってしまいます。
どのような設定が必要か教えて頂けるとありがたいです。
オーディオ専用OSにしてしまうと他の作業が出来なくなり困っています。

イメージをZip形式などで配布して下さるとありがたいです...

Roxanneさん

/boot/config.txtに
dtoverlay=hifiberry-dac

という一行を追加して起動すると、i2sドライバが入ります。

aplay -l コマンドでオーディオデバイスのカード番号を調べると出力先が分かります。 おそらくhdmi接続した画面があるときは、HDMIが一つ目のオーディオデバイスになっているかと思います。

Audaciousは使ったことがないのですが、出力先をI2Sデバイス(Hifiberry-dac)に設定するとそちらから音が出せると思います。

返信ありがとうございます。
一度試してみます

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